JPH0743472Y2 - ノックピン抜止装置 - Google Patents

ノックピン抜止装置

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JPH0743472Y2
JPH0743472Y2 JP1990043248U JP4324890U JPH0743472Y2 JP H0743472 Y2 JPH0743472 Y2 JP H0743472Y2 JP 1990043248 U JP1990043248 U JP 1990043248U JP 4324890 U JP4324890 U JP 4324890U JP H0743472 Y2 JPH0743472 Y2 JP H0743472Y2
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JP
Japan
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knock pin
pin
hole
knock
assembly
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990043248U
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English (en)
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JPH043111U (ja
Inventor
信介 引間
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばギヤケースとギヤケースカバーのよう
な組付基体と組付体との二部材間の位置決めをするノッ
クピンの抜止装置に関し、特に組付基体に嵌装されたノ
ックピンの先端部に先細状のテーパ部を形成すると共
に、組付体のピン孔に抜止段部を周設することにより、
ノックピンの脱落の防止を図ると共に、ノックピン嵌装
部への塵埃浸入の低減およびノックピンの揺動による騒
音の低減を図り、ノックピン抜止装置の製作簡易化を図
るものに関する。
〔従来の技術〕
この種のノックピン抜止装置においては、従来のものと
してはノックピン穴に嵌挿されたノックピンを有する主
部材と、貫通穴からなるピン穴を有する相手部材とを備
える位置決め装置であって、ノックピン穴の開口部にテ
ーパ状の凹部を設けると共に、該テーパ状の凹部に対応
するスナップリングをノックピンに装着することによ
り、相手部材のピン穴に対してスナップリングを係止さ
せることによってノックピンの脱落を防止するノックピ
ンの抜止め装置が知られている(例えば実開昭60−1280
12号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のノックピンの抜止め装置においては、相手部材の
ピン穴は貫通穴であり、このピン穴にノックピンに装着
されたスナップリングが係止するものであるから、主部
材に相手部材を組付けた後においてノックピンを貫通穴
により形成されたピン穴によって確認することができる
と共に、ノックピンのピン穴からの脱落を防止すること
ができるものの、ノックピンに対するピン穴の嵌合は本
来隙間嵌めであり、貫通穴により形成されたピン穴はノ
ックピンの径より大きいため、ノックピンの嵌挿部へ塵
埃が侵入し易いという問題があるばかりでなく、ノック
ピンに装着されたスナップリングと相手部材との当接面
はノックピンの軸線と直角平面に形成されているもので
あるから、ノックピンの軸方向の揺動によりスナップリ
ングと相手部材とが平面衝突するため、騒音を発生する
という問題があった。
本考案は上記従来技術の問題点を解決するもので、組付
基体に嵌装されたノックピンの先端部に先細状のテーパ
部を形成すると共に、組付体のピン孔に抜止段部を周設
することにより、ノックピンの脱落の防止およびノック
ピン抜止装置の製作簡易化を図ると共に、ノックピン嵌
装部への塵埃浸入の低減ならびにノックピンの揺動によ
る騒音の低減を図ることができるノックピン抜止装置を
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のノックピン抜止装
置においては、盲孔である嵌装孔が設けられた組付基体
と、基部が前記組付基体の嵌装孔に嵌入され先端部に先
細状のテーパ部が形成されたノックピンと、前記ノック
ピンの先端部に嵌合されるピン孔が穿設された組付体と
からなり、前記組付体のピン孔における上端部の内周部
には前記ノックピンのテーパ部に近接する抜止段部が周
設されているものである。
〔作用〕
上記のように構成されたノックピン抜止装置は、ノック
ピンの基部が嵌装孔に嵌入された組付基体と、ピン孔が
穿設された組付体とを有するものであるから、組付基体
のノックピンに組付体のピン孔を嵌合することにより、
組付基体に組付体を位置決めすることができるのである
が、ノックピンの先端部に先細状のテーパ部が形成さ
れ、ピン孔の内周部にノックピンのテーパ部に近接する
抜止段部が周設されているものであるから、ノックピン
はその軸方向の揺動に際しピン孔の抜止段部にテーパ部
が係止されるため、ノックピンの脱落を防止することが
できると共に、ノックピンはピン孔の抜止段部に対して
テーパ部により近接されているため、テーパ部と抜止段
部間の隙間をノックピンとピン孔との隙間嵌めに要する
隙間よりさらに小さくすることが可能となり、しかもピ
ン孔の上端部は抜止段部により孔径が小径となり、ノッ
クピン嵌装部への塵埃浸入を低減することができ、さら
にはノックピンの軸方向の揺動によるピン孔の抜止段部
に対するノックピンの衝突がノックピンのテーパ部によ
り線状小径リングの楔接触となるため、ノックピンの揺
動による騒音を低減することができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、1はノック
ピンで、該ノックピン1の基部はギヤケースである組付
基体2に設けられた盲孔である複数の嵌装孔3‥に嵌入
されており、ノックピン1の先端部には先細状のテーパ
部4が形成されている。
一方、ギヤケースカバーである組付体5にはノックピン
1に隙間嵌めされる複数のピン孔6‥が穿設されている
と共に、該ピン孔6の内周部にはノックピン1のテーパ
部4に近接する抜止段部7が周設されており、この組付
体5の複数のピン孔6‥を組付基体2の複数のノックピ
ン1‥に隙間嵌めすることにより、組付体5を組付基体
2に位置決めすることができる。
実施例は以上のように構成されているものであるから、
組付基体2であるギヤケースの図示しない伝動機構によ
る振動によりノックピン1が軸方向に揺動した場合に
は、ノックピン1のテーパ部4はピン孔6の内周部に周
設された抜止段部7に係止され、ノックピン1の脱落を
防止することができると共に、ピン孔6の抜止段部7と
ノックピン1のテーパ部4との楔接触により、騒音を防
止することができる。またピン孔6の抜止段部7に対し
てノックピン1の先端部はテーパ部4によりピン孔6の
開口部に位置され、ノックピン1の確認が容易であると
共に、ノックピン1のテーパ部4によりピン孔6の抜止
段部7との隙間をノックピン1とピン孔6との隙間嵌め
に要する隙間よりさらに小さくすることが可能となり、
ノックピン1の嵌装部への塵埃の浸入を防止することが
できる。
第2図は他の実施例で、ピン孔6の内周部に周設された
抜止段部7におけるノックピン1に形成されたテーパ部
4の対向部に、テーパ部4と対応するテーパ部8が形成
されているものであり、該テーパ部8によりノックピン
1の揺動による抜止段部7の損傷を防止することができ
ると共に、ノックピン1の基部域における組付基体2に
亀裂等が生じてノックピン1が油圧あるは水圧等を受け
た場合に、ノックピン1のテーパ部4と抜止段部7のテ
ーパ部8とのテーパ面圧により油漏れあるいは水漏れを
防止することができるものである。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているものであ
り、ノックピンの基部が嵌装孔に嵌入された組付基体
と、ピン孔が穿設された組付体とを有するものであるか
ら、組付基体のノックピンに組付体のピン孔を嵌合する
ことにより組付基体に組付体を位置決めすることができ
るものであり、ノックピンの先端部に先細状のテーパ部
が形成され、ピン孔の内周部にノックピンのテーパ部に
近接する抜止段部が周設されているものであるから、ノ
ックピンが軸方向に揺動したとしてもノックピンはその
テーパ部がピン孔の抜止段部に係止されることにより、
ノックピンの脱落防止を図ることができると共に、ピン
孔の抜止段部に対するノックピンの楔接触により、騒音
の低減を図ることができ、また、ピン孔の抜止段部とノ
ックピンのテーパ部との間隙をピン孔とノックピンとの
隙間嵌めに要する隙間よりさらに小さくすることが可能
となり、しかもピン孔の上端部は抜止段部により孔径が
小径となり、ノックピン嵌装部への塵埃浸入の低減を図
ることができ、さらに、ノックピンの脱落防止構成とし
ては、ノックピンの先端部を先細状のテーパ部に形成す
ることと、組付体のピン孔における上端部に抜止段部を
周設するだけであるから、構造が簡単で、しかも製作が
簡易なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はノックピ
ン抜止装置の縦断正面図、第2図はノックピン抜止装置
の他の実施例を示す縦断正面図である。 1……ノックピン、2……組付基体、3……嵌装孔 4……テーパ部、5……組付体、6……ピン孔 7……抜止段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】盲孔である嵌装孔が設けられた組付基体
    と、基部が前記組付基体の嵌装孔に嵌入され先端部に先
    細状のテーパ部が形成されたノックピンと、前記ノック
    ピンの先端部に嵌合されるピン孔が穿設された組付体と
    からなり、前記組付体のピン孔における上端部の内周部
    には前記ノックピンのテーパ部に近接する抜止段部が周
    設されているノックピン抜止装置。
JP1990043248U 1990-04-23 1990-04-23 ノックピン抜止装置 Expired - Lifetime JPH0743472Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990043248U JPH0743472Y2 (ja) 1990-04-23 1990-04-23 ノックピン抜止装置

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JPH043111U JPH043111U (ja) 1992-01-13
JPH0743472Y2 true JPH0743472Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=31555504

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JP5862615B2 (ja) * 2013-07-17 2016-02-16 トヨタ自動車株式会社 レゾルバステータおよびその固定構造
JP7043933B2 (ja) * 2018-03-30 2022-03-30 三菱マテリアル株式会社 切刃部の位置調整機構および転削工具

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JPS60128012U (ja) * 1984-02-08 1985-08-28 株式会社日本製鋼所 ノツクピンの抜止め装置

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JPH043111U (ja) 1992-01-13

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