JPH0743465A - 光電センサ - Google Patents

光電センサ

Info

Publication number
JPH0743465A
JPH0743465A JP5184114A JP18411493A JPH0743465A JP H0743465 A JPH0743465 A JP H0743465A JP 5184114 A JP5184114 A JP 5184114A JP 18411493 A JP18411493 A JP 18411493A JP H0743465 A JPH0743465 A JP H0743465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
level
disinfectant solution
finger
photoelectric sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5184114A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Saraya
一郎 更家
Masaji Aoi
正司 青井
Hiroaki Ito
浩明 伊藤
Akira Abeta
章 安部田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Saraya Co Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Saraya Co Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Saraya Co Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP5184114A priority Critical patent/JPH0743465A/ja
Priority to US08/230,858 priority patent/US5477984A/en
Publication of JPH0743465A publication Critical patent/JPH0743465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射形光電センサにおいて、背景反射による
障害を取り除き、誤動作や検出不能を防止する。 【構成】 投光素子の前面に光を拡散させる光拡散体を
設置することによって、背景反射光のレベルを低下させ
る。また、反射光のの光束が受光素子に入射するのを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背景反射の障害を取り
除いて誤動作を防止することができる光電センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、略同一方向を指向した投光部と受
光部とを具備して、投光部から光を投光させ、この光の
反射光を受光部で受けてそのレベルを基準レベルと比較
することにより、センサ前方の被検出物の有無を検出す
る反射形光電センサがある。
【0003】ところが、上記反射形光電センサは外乱光
を受けて誤動作を起こすことが多く、一般に、投光部が
発する光の波長と同一波長の光を選択的に通過させるフ
ィルタを受光部の前面に設置したり、或いは、キャリァ
としての光をパルス波状に変調して投光部と受光部との
間において同期をとることにより、誤動作の確率を下げ
ようとしているが、必ずしも十分ではなかった。
【0004】そこで、特開平 2-90085号公報に見られる
ように、投光部から高周波とパルス波とで2重に変調し
たキャリァとしての光を投光させ、これを受ける受光部
に、上記高周波に対応するバンドパスフィルタを設け
て、その高周波成分だけを出力させ、この出力と上記パ
ルスとの同期をとり、同期しない場合は上記出力をブロ
ックし、同期出力のレベルだけを基準レベルと比較する
という、いわば、投光部と受光部との間において、2重
の関門を設けることにより、被検出物検知の誤動作を減
らすようにしたものが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に被検出物の感知に2重の関門を設けた反射形光電セン
サであっても、受光部には被検出物の反射光と背景の反
射光とが重畳して入射するのであるから、反射形光電セ
ンサの用途のうちで、背景の反射が強いという光学的な
障害がある場合には、被検出物がある時と無い時との受
光レベルの差や比率が小さくなり、そのため、基準レベ
ルとの比較の際のアローワンスを小さく設定せざるをえ
ず、被検出物の検出が不安定になり誤動作を起こす確率
が高かった。
【0006】一例をあげると、手指感知手段としての反
射形光電センサを洗面器の上方に設置して、同センサの
下方に差し出された手指からの反射光を感知すると、一
定量の消毒液を噴出させるようにした手指消毒器に上記
反射形光電センサを用いた場合、洗面器のボウル内底面
の反射光が受光部に入射して、ボウルが艶出し仕上げさ
れて反射率が高かったりすると、図21で示すように、ボ
ウル内底面からの反射光が強いため、手指を差し出さな
いときの受光レベルと、手指を差し出したときの受光レ
ベルとの差や比率が小さくなり、手指の検出が不安定に
なって誤動作を起こすことがあった。
【0007】また、投光部からの光束が背景で反射して
そのまま受光部に入射すると、被検出物があるときの受
光レベルが、無いときの受光レベルよりも低くなるとい
う、受光レベルの逆転現象が発生することがある。
【0008】本発明は、かかる背景反射による障害を解
決することができる光電センサを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、略同一方向
を指向した投光部と受光部とを具備した反射形の光電セ
ンサにおいて、投光部の投光口に光拡散体を配設して、
投光部が投光する光を拡散させることを特徴とする光電
センサを提供せんとするものである。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、投光部の投光口に光拡
散体を配設して、投光部が投光する光を拡散させるの
で、背景の反射率が高い場合でも、図20で示すように、
背景の反射光のレベルが低くなり、被検出物がある時と
無い時との反射光のレベルとの差や比率が大きくなるの
で、手指の検出を安定して行うことができるという効果
がある。
【0011】また、投光部からの光束が背景で反射して
そのまま受光部に入射して、被検出物があるときと無い
ときとの受光レベルが逆転するような不具合の発生が防
止できる。
【0012】なお、上記光拡散体には、曇りプラスチッ
クフィルムや、凹レンズや、小さい半球状突起や凹部を
多数形成した透明板や、すりガラス又は曇りガラスなど
透過光を拡散させるものであればよい。
【0013】また、本発明の光電センサは、上記の手指
消毒器に限らず、石鹸水ディスペンサや温風乾燥器や歯
みがき粉ディスペンサ等に適用することができ、また、
背景からの反射光が強い環境下で使用される工業的用途
にも適する。
【0014】
【実施例】本発明に係る光電センサ49を手指消毒器の手
指検出に適用した実施例について図面を参照して説明す
る。
【0015】まず、図1〜図6を参照して手指消毒器A
について具体的に説明する。
【0016】図1に上記した手指消毒器Aを、病室10の
壁面11上であって、洗面器12の上方をなす位置に取り付
けた状態を示す。
【0017】図2〜図8に手指消毒器Aの構成を詳細に
示すが、まず、同手指消毒器Aの基本構成を説明する。
【0018】図2に示すように、手指消毒器Aの外殻を
なす縦長方形形状のケーシング13が壁面11上に、後述す
る取付手段20によって、着脱自在に取付けられている。
【0019】ケーシング13は、図2〜図4に示すよう
に、それぞれ、矩形板状をなす前後壁13a,13b と、左右
側壁13c,13d と、底壁13e と、上部に開閉自在に設けた
気密蓋13f とから形成されている。
【0020】ケーシング13の上部空間には、図3及び図
4から明らかなように、上端開口の矩形箱状の消毒液貯
溜タンク14が配設されており、同タンク14内には、同様
に矩形箱状の消毒液カートリッジ15が交換自在に収納さ
れている。
【0021】また、消毒液貯溜タンク14の下部の一隅に
は、図2及び図3に示すように、同タンク14内の消毒液
の現在残存量を検出するための液位検出部16が取付けら
れている。
【0022】一方、図2〜図4に示すように、ケーシン
グ13の下部空間には、消毒液貯溜タンク14から圧送され
てきた消毒液を洗面器12のボウル内に差し出された手指
に向けて噴出可能な消毒液噴射部17と、同消毒液噴射部
17に消毒液貯溜タンク14から消毒液を消毒液給送配管19
を通して圧送するための圧送ポンプ18とが配設されてい
る。
【0023】また、圧送ポンプ18は消毒液噴射部17の上
部に位置している。
【0024】上記した構成によって、圧送ポンプ18の作
動によって、消毒液貯溜タンク14内の消毒液を、消毒液
給送配管19を通して消毒液噴射部17に圧送でき、その
後、消毒液噴射部17より手指に噴出して消毒を効果的に
行うことができる。
【0025】さらに、本実施例では、ケーシング13内に
おいて、上部から下部に向けて、順に、消毒液貯溜タン
ク14、圧送ポンプ18、消毒液噴射部17と配設したので、
消毒液給送配管19を殆ど不要となすことができ、流路抵
抗を低減したり、ケーシング13、即ち、手指消毒器Aの
コンパクト化を図ることができる。
【0026】また、消毒液貯溜タンク14の消毒液の残存
量が減ってきても、ケーシング13の下方が重い状態なの
で、設置状態の安定性が向上する。
【0027】次に、上記した基本構成を有する手指消毒
機Aの各構成について説明する。
【0028】(消毒液貯溜タンク14及び消毒液カートリ
ッジ15)図3に示すように、消毒液貯溜タンク14は、そ
の底板14a の中央部に、弁杆当接軸14b を形成してい
る。
【0029】一方、消毒液貯溜タンク14内に逆様に収納
された消毒液貯溜カートリッジ15は、その頂部に弁構造
を有しており、同弁構造は、中央部15a を凹設した着脱
自在なキャップ15b と、同中央部15a に設けた複数の弁
孔15c と、同弁孔15c を消毒液貯溜カートリッジ15の内
側から開閉する傘状弁体15d と、中央部15a を進退自在
に貫通し、その一端に傘状弁体15d を取付けるととも
に、他端を上記した消毒液貯溜タンク14の弁杆当接軸14
b の頂面に当接可能な弁杆15e と、同弁杆15e を外方向
に向けて常時付勢するスプリング15f とから構成されて
いる。
【0030】かかる構成によって、タンク非装着時に
は、消毒液貯溜カートリッジ15の弁杆15e は外方向にス
プリング15f によって付勢されているので、傘状弁体15
d によって弁孔15c を確実に閉塞して、消毒液が消毒液
貯溜カートリッジ15から流出するのを防止することがで
きる。
【0031】一方、装着時には、消毒液貯溜カートリッ
ジ15の弁杆15e は弁杆当接軸14b に当接し、スプリング
15f の付勢力に抗して傘状弁体15d を消毒液貯溜カート
リッジ15の内部に押し込むので、傘状弁体15d は中央部
15a から離隔し、弁孔15c を開口することになる。従っ
て、消毒液貯溜カートリッジ15から消毒液を流出させる
ことができる。
【0032】なお、消毒液貯溜タンク14内に流入後の消
毒液の液位は、大気圧によって、通常液位NLに保持され
ることになる。
【0033】そして、この通常液位NLは、消毒液貯溜カ
ートリッジ15内の消毒液が無くなってから下がり始める
ことになる。
【0034】また、消毒液貯溜タンク14の底板14a の前
方周縁部には消毒液流出孔25が設けられており、同流出
孔25は、後述する圧送ポンプ18のインペラ室26の中央流
入孔9 と屈曲自在なL字状のゴム管8 によって連通連結
されている、(液位検出部16)液位検出部16は、図2〜
図4に示すように、消毒液貯溜タンク14の下部前方の隅
を内側に凹設して形成した空間に配設されている。
【0035】即ち、図2から最も理解できるように、消
毒液貯溜タンク14の下部側壁14c には、上下方向に間隔
を明けて上下連通孔27,28 が設けられており、両連通孔
27,28 には、側面視でU字形状の透明連通管29の両端が
連通連結されている。
【0036】また、図2及び図7に示すように、平面視
でU字形状をなす液位検出センサ30が消毒液貯溜タンク
14の下部側壁14c に取付ブラケット31を介して取付けら
れており、同液位検出センサ30の両端に埋設した発光素
子32と受光素子33とは、透明連通管29を挾んだ状態で対
峙している。
【0037】さらに、透明連通管29の両素子32,33 で挾
まれた部分は、図7に示すように菱形の断面を有してい
る。
【0038】従って、通常の使用状態において、消毒液
貯溜タンク14内の液面が通常液位NLにあるときは、透明
連通管29内にも同一液面高さで消毒液が充填されること
になる。
【0039】この場合、発光素子32からの光は、水の屈
折率によって、点線aで示すように、透明連通管29内を
通過して外部に放出されることになるため、受光素子33
は光を受光することなく、オフ出力しか出ていない。
【0040】その後、液位が低下し始め、警告液位であ
る基準液位RLに達すると、透明連通管29内の液位が、発
光素子32と受光素子33とを結ぶ線より下方に位置するこ
とになるので、発光素子32からの光は、空気の屈折率に
よって、点線bで示すように、透明連通管29内を通過し
て受光素子33によって受信されることになり、オン出力
が発生する。
【0041】なお、本実施例では、透明連通管29の断面
は正菱形としたが円形断面、長菱形等とすることができ
る。
【0042】(圧送ポンプ18)圧送ポンプ18は、図2に
示すように横置型構造を有しており、実質的に、内部に
インペラ室26を設けた垂直状態のインペラケーシング34
と、同インペラケーシング34内に回転自在に配設した垂
直状態のインペラ35と、同インペラケーシング34の後部
に一体に連設された水平状態のモータ36とからなり、同
モータ36の水平状態の出力軸37は、その先端に垂直状態
のインペラ35を固着している。
【0043】また、圧送ポンプ18は、その垂直状態のイ
ンペラケーシング34の中央流入口9を、前述したよう
に、屈曲自在なL字状のゴム管8 によって消毒液貯溜タ
ンク14の消毒液流出孔25と連通連結されている。
【0044】ところで、図2に示すように、圧送ポンプ
18は横置型構造を有しているので、消毒液貯溜タンク14
の消毒液流出孔25から圧送ポンプ18のインペラケーシン
グ34内に流下する消毒液が、直接的に、モータ36の封水
シール36a を通して内部に侵入するのを効果的に防止す
ることができ、モータ36の焼損事故等を確実に防止する
ことができる。
【0045】一方、図10に示すように、インペラ室26の
外周縁に設けた消毒液流出孔38は消毒液給送管19の基端
側と連通連結されている。
【0046】かかる構成によって、モータ36の駆動によ
ってインペラ35が回転し、同回転によって、消毒液貯溜
タンク14内の消毒液を、圧送ポンプ18及び消毒液給送管
19を通して、後述する消毒液噴射部に圧送することがで
きる。
【0047】さらに、本発明は、上記したモータ36を、
以下に説明するように、弾性手段を介して、消毒液貯溜
タンク14に弾性的に連結支持させたことにも特徴を有す
る。即ち、図9〜図11に示すように、モータ36の胴部36
a の外周面上にはゴム等の弾性素材からなる厚肉弾性筒
体36b が装着されており、同厚肉弾性筒体36b は、その
両側面に、一定幅を有して軸線方向に伸延する一対のフ
ランジ36c を一体的に形成している。また、両フランジ
36c には、それぞれ、軸線方向に間隔を開けてボルト挿
通孔36d が設けられている。
【0048】一方、消毒液貯溜タンク14の底板14b の裏
面には、複数のボルト螺着軸36d が突設されている。
【0049】そして、連結ボルト36e を上記した厚肉弾
性筒体36b のフランジ36c に設けたボルト挿通孔36d を
挿通した後、消毒液貯溜タンク14の底板14b に設けたボ
ルト螺着軸36d に螺着することによって、圧送ポンプ18
を支持することができる。
【0050】しかして、圧送ポンプ18と、ボルト螺着軸
36d との間には、十分な振動吸収能力を有する厚肉弾性
筒体36b が存在するので、圧送ポンプ18の駆動によって
発生した振動が殆ど厚肉弾性筒体36b に吸収され、振動
が消毒液貯溜タンク14に伝わるのを効果的に抑止するこ
とができる。従って、不快な作動音の発生を防止でき、
環境面からの手指消毒器Aの使い勝手を向上することが
できる。
【0051】なお、厚肉弾性筒体36b は、本実施例で
は、図11に示すように、モータ36の胴部36a の後部端面
に案内突起36f を設け、同案内突起36f を介してゴム等
の防水素材からなる防水シート36g を取付け、さらに、
キャップ36h をモータ胴部36aの後部に螺着し、その先
端を厚肉弾性筒体36b の後端に圧接させることによっ
て、確実に、モータ36の胴部36a に装着することができ
る。
【0052】なお、防水シート36g はモータ36内部への
浸水を効果的に防止するため用いるものである。
【0053】(消毒液噴射部17)図2〜図4及び図8に
示すように、壁面11から前方に向けて漸次上向勾配を有
するケーシング13の底壁13e の前部中央には、同じ勾配
を持つ矩形形状の噴射部取付用開口40が設けられてお
り、同開口40内に、実質的に矩形箱形形状をなす噴射部
ケーシング41が配設されている。なお、噴射部ケーシン
グ41の軸線は、実質的に、その下方に位置する洗面器12
のボウルの中央に向けて指向している。
【0054】また、開口40の前部及び後部には、ケーシ
ング13の底壁13e と一体をなす軸受ブラケット42,43 が
立設されており、両ブラケット42,43 の上部には軸受4
4,45が形成されている。
【0055】そして、この軸受44,45 には、噴射部ケー
シング41の前後壁の上部に設けた枢軸46,47 が回動自在
に枢支されている。
【0056】かかる構成によって、噴射部ケーシング41
は、図2に示すように、枢軸46,47を回動中心として左
右方向に一定の角度(例えば、15°)で首振ないし傾動
することができる。
【0057】また、図12に示すように、ブラケット42
は、その中央部に一対のリブ42a,42bを設けており、一
方、噴射ケーシング41の対応する中央部に1個のリブ41
c を設けている。 そして、この上記した噴射ケーシン
グ41の首振動作に際して、リブ41c がリブ42a,42b を乗
り越えることで、節度を持たせている。
【0058】次に筒上本体41a と底板41b とからなる噴
射部ケーシング41内の内部構造について説明する。
【0059】図3及び図9から明らかなように、噴射部
ケーシング41内には、噴射ノズル48と光電センサ49と
が、前後に、かつ、噴射部ケーシング41の軸線と同一方
向に並設状態に収納されている。
【0060】そして、噴射ノズル48の先端は底板41b に
設けた透孔50を通して下方に突出しており、一方、同ケ
ーシング41の底板41b の光電センサ49の投光部49a に対
峙する位置に、本発明に係る光拡散体Dを装着し、受光
部49b に対峙する位置に、強い外光をカットするための
黒色透明の受光側フィルタ51を装着している。また、光
電センサ49に対峙する部分の底板41b を一定波長の赤外
光を選択的に通過させるフィルタとして作用させてい
る。
【0061】即ち、本実施例では、噴射ノズル48と光電
センサ49とは一体的に噴射部ケーシング41内に設置され
ており、噴射ノズル48の噴射方向と光電センサ49の発光
方向は一致するようになっており、さらに、噴射部ケー
シング41の傾動動作によって、噴射ノズル48の噴射方向
と、光電センサ49の発光方向とを同時に変更することが
できる。
【0062】上記のように、光電センサ49の発光方向と
噴射ノズル48の噴射方向とは常時一致しているので、使
用時の違和感がなく、使用勝手を著しく向上できる。
【0063】また、本実施例では、図13に示すように、
噴射部ケーシング41の着色透明材からなる底板41a は曲
面を有しているため、投光部49a からの光の一部が着色
透明材の内面で反射して受光部49b へ漏れるおそれがあ
る。そこで、本実施例では、図13に示すように、投光部
49a と受光部49b との間に遮蔽板90を設けている。
【0064】また、図3に示すように、噴射部ケーシン
グ41内において、噴射ノズル本体48の上端には、逆止弁
52が連設されている。一方、逆止弁52は、同逆止弁52と
一体成形された管継手53及びエルボ54を介して、屈曲自
在な消毒液給送配管19の先端と連通連結されている。
【0065】さらに、本実施例では、図3に示すよう
に、噴射ノズル48の基端側をなす連通孔48c の上部空間
には、Oリングを具備するシール板48a が、スプリング
48b によって連通孔48c に向けて付勢された状態で配設
されている。
【0066】そして、このシール板48a は、図3に示す
ように噴射ノズル48がノズルケーシング48d に装着され
た状態では、連通孔48c を開口しているが、噴射ノズル
48をメンテナンス等のために取り外した際、スプリング
48b の付勢力によって連通孔48c を閉塞し、後漏れ事故
を確実に防止することができる。
【0067】(ケーシング13の壁面11への取り付け構
造)本実施例では、図3及び図6から明らかなように、
ボルト60によって矩形形状の取付板61を取付け、同取付
板61の前面に、ケーシング13の後壁13b を嵌合すること
によって、手指消毒機Aを壁面11に容易に取付可能とし
ている。
【0068】(気密蓋13f の開閉構造)さらに、本実施
例では、図3に示すように、ケーシング13の上部に設け
た気密蓋13f は、その基端側をスプリングピン等の枢軸
70によって上下方向に回動自在に枢支されている。
【0069】(ケーシング13の表示構造)図1に示すよ
うに、ケーシング13の前壁13a の表面には、状態表示部
75が設けられており、同状態表示部75は、電源表示ラン
プ76と補給表示ランプ77とを具備している。
【0070】そして、補給表示ランプ77は、後述するよ
うに、消毒液貯溜タンク14内の液位が基準液位RLに達す
ると点滅して、消毒液カートリッジ15の交換時期が迫っ
ていることを使用者に知らせる。
【0071】また、圧送ポンプ18の回動モータ36の駆動
時間を流量に置き換え、規準液位RLから圧送ポンプ18の
空転を生じない程度までの容量を予め設定しておき、こ
の容量が累積流出量となれば、補給表示ランプ77は点灯
状態になる。
【0072】(制御部C)上記手指消毒機Aのケーシン
グ13の内部には制御部Cが設けられており、その構成を
ブロック図によって図14及び図15に示す。
【0073】図14に示すように、制御部Cは、マイクロ
コンピュータ80からなり、同マイクロコンピュータ80の
入力側インターフェース81には、液位検出センサ30や光
電センサ49が接続されており、出力側インターフェース
82には、圧送ポンプ18のモータ駆動回路83や電源表示ラ
ンプ76や補給表示ランプ77等が接続されている。
【0074】また、図15に示すように、マイクロコンピ
ュータ80は、手指判断手段90と、液位検出センサ連続時
間カウンタ91、液位検出センサ連続時間判断手段92と、
累積流出量検出手段としての累積時間カウンタ93と、累
積流出量演算手段としての累積時間判断手段94と、噴射
制御手段95と、液位判断手段96と、自然蒸発判断手段97
とを具備しており、手指判断手段90には光電センサ49か
らの信号が入力され、液位判断手段96には液位検出セン
サ30からの信号が入力され、噴射制御手段95からの出力
信号によって圧送ポンプ18が作動制御されることにな
る。
【0075】なお、後述するように、液位検出センサ連
続時間カウンタ91は、液位検出センサ連続オン時間カウ
ンタと液位検出センサ連続オフ時間カウンタの両方とし
て機能するものである。
【0076】本実施例では、本発明による光電センサ49
を、上記手指判断手段90の構成要素としており、以下、
この光電センサ49について説明する。
【0077】(光電センサ49)図16で示すように、光電
センサ49は投光部49a と受光部49b とからなり、投光部
49a は、一定波長の赤外光を発生する投光素子49d を備
えた投光回路49e を変調回路49f の出力側に接続し、変
調回路49f の入力側に高周波発振回路49g とパルス発生
回路49h とを接続している。
【0078】上記構成によって、投光素子49d には、図
17に示すように、高周波発振回路49g が出力する高周波
を、パルス発生回路49h が出力するパルス波で変調した
高周波が入力する。従って、投光素子49d からは、高周
波とパルス波とで2重に変調されたキャリァとしての一
定波長の赤外光が下方に向かって投光される。
【0079】なお、図17中、c,d,e は、それぞれ、図16
のc,d,e 点における波形を示す。
【0080】受光部49b は、受光素子49i を備えた受光
回路49j に、上記高周波発振回路49g が出力する周波数
と同一周波数成分を選択的に通過させるバンドパスフィ
ルタ49k →増幅回路49m →波形成形回路49n →積分回路
49p →レベル比較回路49q →出力回路49r の順で接続さ
れている。そして、前記パルス発生回路49h と波形成形
回路49n とは同期回路49s を介して接続されている。
【0081】受光部49b では、受光側フィルタ51と底板
41b とを通して受光部49b に入射した一定波長の赤外光
を受光素子49i で電圧に変換して出力するが、バンドパ
スフィルタ49k では上記高周波と同一周波数成分を選択
的に通過させ、次の増幅回路49m で増幅され、波形成形
回路49n でパルス波に成形されると共に、同期回路49s
からの出力によって前記パルス波と同期した成分のみを
積分回路49p に出力する。積分回路49p では、一定時間
内に入力した波形成形回路49n からの入力を積算し、こ
れをレベル比較回路49q であらかじめ設定した基準レベ
ルと比較して、入力レベルの方が大きい場合には、光電
センサ49下方に手指が存在するものと判断し、出力回路
49r を介して制御部Cのマイクロコンピュータ80に出力
する。
【0082】このように、受光素子49i の出力を、バン
ドパスフィルタ49k と波形成形回路49n とを通すことに
よって、変調回路49f で変調されて投光素子49d から投
光された一定波長の赤外光と同一成分を有しない光、即
ち、外乱光がカットされ、投光素子49d から投光された
赤外光の反射光だけがレベル比較の対象となるので、外
乱光による誤動作を防止することができる。
【0083】そして、本発明では、図18に示すように、
噴射ケーシング41の底板41b の内部において、上記光電
センサ49の投光口49c である投光部49a の投光素子49d
の前面に曇りプラスチックフィルムや凹レンズなどの光
拡散体Dを配設して、投光素子49d が投光する光を広角
度に拡散させるようにしている。
【0084】なお、上記光拡散体Dには、上記曇りプラ
スチックフィルムや凹レンズのほかに、小さい半球状突
起や半球状凹部を多数形成した透明板や、すりガラス
や、曇り硝子など透過光を拡散させるものであれば用い
ることができる。
【0085】また、図19に、噴射ケーシング41の底板41
b の底面に、光拡散体Dと受光側フィルタ51とを取付け
た他の実施例を示しており、このようにすることで、既
存の光電センサを用いた機器に対しても本発明を容易に
実施することができる。
【0086】このように、投光素子49d が投光する赤外
光を拡散させることによって、図20で示すように、手指
からの反射光のレベルが低下するが、洗面器12の内底面
からの反射光のレベルは上記よりも更に低下するので、
手指を差し出したときの反射光レベルと差し出さないと
きの反射光レベルとの差や比率が大きくなり、基準レベ
ルとの比較の際のアローワンスを大きくとることができ
るので、手指の検出が安定し誤動作を防止することがで
きる。
【0087】また、投光素子49d からの赤外光が拡散さ
れていることから、手指の検出範囲を広げることができ
る。
【0088】なお、上記のように拡散された赤外光の反
射光レベルは、被検出物と光電センサ49との距離の2乗
に反比例するものであり、手指は洗面器12内底面よりも
光電センサ49に近いので、手指からの反射光レベルの方
が洗面器12内底面からの反射光レベルよりも大きくな
り、これらの反射光レベルの差や比率が大きくなる。
【0089】また、投光素子49d からの光を拡散させる
ことによって、前記噴射部ケーシング41を傾動させたと
しても、この傾動による洗面器12内底面からの反射光レ
ベルの変化が少なくなり、また、投光素子49d からの光
には光束が存在しないので、当然、反射光の光束が受光
素子49i に入射するという不具合が発生せず、これが原
因の誤動作や検出不能を防止することができる。
【0090】更に、受光部49b の受光口49t に、一定波
長の赤外光を選択的に通過させる底板41b を設置したこ
とによって、投光素子49d が発する赤外光の波長と同一
波長の光以外はカットされるので外乱光の受光レベルが
低下し、誤動作を防止している。
【0091】本実施例では、洗面器12上方の手指の有無
を検出する手指判断手段90に用いる反射形の光電センサ
49を、上記のように構成したことによって、投光部49a
から投光された赤外光の反射レベルだけを基準レベルと
比較することができ、特に、投光素子49d が投光する赤
外光を拡散させることにより、洗面器12内底面からの反
射赤外光のレベルを弱めて、レベル比較の際のアローワ
ンスを大きくして手指の検出を安定させると共に、噴射
部ケーシングを使い勝手がよいように傾動させても、手
指検出が不安定になったり検出不能になったりすること
がなく、また手指の検出範囲を広げ使い勝手を良くする
ことができる。更に、受光部49b の受光口49t に、一定
波長の赤外光を選択的に通過させる底板41b を設置し
て、外乱光の受光レベルを低下させることにより、これ
が原因の誤動作を防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光電センサを具備する手指消毒器
を取付けた病室の斜視図である。
【図2】同手指消毒器の一部切欠正面図である。
【図3】同手指消毒器の右断面側面図である。
【図4】同手指消毒器の左一部切欠側面図である。
【図5】同手指消毒器の背面図である。
【図6】同手指消毒器の断面平面図である。
【図7】同手指消毒器の液位検出センサの要部詳細図で
ある。
【図8】同手指消毒器の底面図である。
【図9】同手指消毒器の下部の斜視図である。
【図10】同手指消毒器の下部の分解斜視図である。
【図11】同手指消毒器の圧送ポンプのモータの一部断
面構造説明図である。
【図12】同手指消毒器の下部構造を示す一部切欠説明
図である。
【図13】同手指消毒器の光電センサの配設状態を示す
説明断面図である。
【図14】同手指消毒器の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図15】同手指消毒器の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図16】本発明に係る光電センサの構成を示すブロッ
ク図である。
【図17】図1の各点における波形図である。
【図18】投光部と受光部の構成及び光の拡散状態を示
す説明図である。
【図19】投光部と受光部の構成の他実施例及び光の拡
散状態を示す説明図である。
【図20】本発明による光電センサにおける反射光のレ
ベルを示すグラフである。
【図21】従来技術による光電センサにおける反射光の
レベルを示すグラフである。
【符号の説明】
D 光拡散体 49 光電センサ 49a 投光部 49b 受光部 49c 投光口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 浩明 福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九 州日立マクセル株式会社内 (72)発明者 安部田 章 福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九 州日立マクセル株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略同一方向を指向した投光部(49a) と受
    光部(49b) とを具備した反射形の光電センサ(49)におい
    て、投光部(49a) の投光口(49c) に光拡散体(D) を配設
    して、投光部(49a) が投光する光を拡散させることを特
    徴とする光電センサ。
JP5184114A 1993-04-27 1993-07-26 光電センサ Pending JPH0743465A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5184114A JPH0743465A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 光電センサ
US08/230,858 US5477984A (en) 1993-04-27 1994-04-21 Liquid jetting apparatus for jetting liquid toward a hand for disinfection thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5184114A JPH0743465A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 光電センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743465A true JPH0743465A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16147633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5184114A Pending JPH0743465A (ja) 1993-04-27 1993-07-26 光電センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743465A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100611129B1 (ko) * 2004-07-22 2006-08-10 다케나카 덴시 고교 가부시키가이샤 광전센서
JP2009045457A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Gotohti Com Inc 非接触式光学制御ディスペンサ
JP2013024741A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Corp 検出装置
JP2013024740A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Corp 検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100611129B1 (ko) * 2004-07-22 2006-08-10 다케나카 덴시 고교 가부시키가이샤 광전센서
JP2009045457A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Gotohti Com Inc 非接触式光学制御ディスペンサ
JP2013024741A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Corp 検出装置
JP2013024740A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Panasonic Corp 検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5477984A (en) Liquid jetting apparatus for jetting liquid toward a hand for disinfection thereof
AU671746B2 (en) Low product alarm for solid products
US5192427A (en) Shower filters and accessories
AU2009315391B2 (en) Dispenser and refill unit
CN101542243B (zh) 包括具有可填充流体的容器的便携设备和保持器的组件
US20210270019A1 (en) Electronic showerhead device
JPH0743465A (ja) 光電センサ
JP3221377B2 (ja) 電気湯沸器
BR9900601A (pt) Detector de produto vazio
JPH0731662A (ja) 手指消毒器
KR100826076B1 (ko) 세제 공급 장치
JPH06143611A (ja) インク残量検出装置
CN111227655A (zh) 液料投放装置及智能烹饪设备
JP7384297B2 (ja) 手乾燥装置及び手乾燥システム
CN218451592U (zh) 一种清洁头及地面清洁设备
JP2849795B2 (ja) 液体容器
CN220833586U (zh) 一种具有防止雾气飘散结构的足蒸器
KR102424321B1 (ko) 투웨이 방식 센서를 구비하는 직수 양변기
CN218458045U (zh) 一种喷水组件、清洁头及地面清洁设备
JP2755187B2 (ja) 電気ポットの外装ケース
KR20160025985A (ko) 에어워셔의 수위 경고장치
JP2001292909A (ja) 電気貯湯容器
CN113171037A (zh) 回收组件及具有其的洗地机
WO2021102936A1 (zh) 具有消毒功能的垃圾桶
JP3581228B2 (ja) 小便器用洗浄システム