JPH0731662A - 手指消毒器 - Google Patents

手指消毒器

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JPH0731662A
JPH0731662A JP5177036A JP17703693A JPH0731662A JP H0731662 A JPH0731662 A JP H0731662A JP 5177036 A JP5177036 A JP 5177036A JP 17703693 A JP17703693 A JP 17703693A JP H0731662 A JPH0731662 A JP H0731662A
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JP
Japan
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disinfectant
soln
disinfectant solution
casing
pressure pump
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Application number
JP5177036A
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English (en)
Inventor
Ichiro Saraya
一郎 更家
Shigeharu Sayama
重治 佐山
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Saraya Co Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Saraya Co Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】ケーシング内に、手指に向けて消毒液を噴射可
能な噴射ノズルと、消毒液貯溜タンクと、消毒液を消毒
液貯溜タンクから噴射ノズルに圧送し同噴射ノズルから
噴射させる圧送ポンプと、同圧送ポンプの駆動を制御す
る制御手段とを配設した手指消毒器において、圧送ポン
プを横置型とするとともに、弾性手段を介して、同圧送
ポンプを消毒液貯溜タンクの底部に連結・固定したこと
を特徴とする。 【効果】消毒液貯溜タンクから圧送ポンプ内に流下する
消毒液が、直接的に、モータの封水シールを通して内部
に侵入するのを効果的に防止することができ、モータの
焼損事故等を確実に防止することができる。また圧送ポ
ンプの駆動によって発生する振動を殆ど弾性手段で吸収
でき、不快な作動音の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消毒液貯溜タンクに貯
溜した消毒液を噴射ノズルから手指に噴射して消毒する
手指消毒器に関する。
【0002】なお、ここで、消毒液とは、アルコール
や、界面活性剤等のせっけん液を含む概念である。
【0003】
【従来の技術】従来、病院等の医療施設や食品加工の現
場等において、作業前に手指を消毒する手段として、手
指を装置内に入れるだけで自動的に消毒液が手指に噴射
される手指消毒器が多用されている。また、近年、特
に、病院における院内感染を効果的に防止する手段とし
て、手指消毒器が着目されている。
【0004】そして、かかる手指消毒器の一形態とし
て、本出願人が先に特願平5-101533号で開示したもの
がある。
【0005】この手指消毒器は、消毒液を収容した消毒
液貯溜タンクと、噴射ノズルと、この噴射ノズルと消毒
液貯溜タンクとを接続するとともに中途に圧送ポンプを
取付けた噴出路とを備え、噴射ノズルから噴出された消
毒液によって手指等を消毒するものである。
【0006】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した手指
消毒器は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
【0008】即ち、上記した圧送ポンプは、水平に配置
されかつ内部にインペラを内蔵したインペラケーシング
と、同インペラケーシングの下部に連設するとともに、
その上部出力端にインペラを固着したモータとから構成
される、いわゆる縦置型の構造となっている。また、同
インペラケーシングの上部中央流入口は、消毒液貯溜タ
ンクの底部に設けた流出孔と直結している。
【0009】従って、消毒液貯溜タンクからの消毒液の
流下方向と、モータの軸線とが一致しているので、消毒
液が水封シールを通してモータ内に侵入しやすく、短絡
等によってモータを焼損するおそれがある。
【0010】また、圧送ポンプは、縦置型なので弾性材
でケーシングの内部に連結固定させる構造を採りにく
く、剛体の連結金具を用いて消毒液貯溜タンクに連結固
定せざるをえず、圧送ポンプの駆動時における振動が消
毒液貯溜タンクに伝播して不快音を生じるおそれがあ
る。
【0011】本発明は、上記した課題を解決することが
できる手指消毒器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーシング内
に、手指に向けて消毒液を噴射可能な噴射ノズルと、消
毒液貯溜タンクと、消毒液を消毒液貯溜タンクから噴射
ノズルに圧送し同噴射ノズルから噴射させる圧送ポンプ
と、同圧送ポンプの駆動を制御する制御手段とを配設し
た手指消毒器において、圧送ポンプを横置型とするとと
もに、同圧送ポンプの胴部に弾性材を装着し、同弾性材
をケーシングの内部に連結・固定したことを特徴とする
手指消毒器に係るものである。
【0013】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して、本発
明を、具体的に説明する。
【0014】まず、図1〜図6を参照して、本発明に係
る手指消毒器Aの構成を具体的に説明する。
【0015】図1に上記した手指消毒器Aを、病室10の
壁面11上であって、洗面器12の上方をなす位置に取付け
た状態を示す。
【0016】図2〜図8に手指消毒器Aの構成を詳細に
示すが、まず、同手指消毒器Aの基本構成を説明する。
【0017】図3に示すように、手指消毒器Aの外殻を
なす縦長方形形状のケーシング13が壁面11上に、後述す
る取付手段20によって、着脱自在に取付けられている。
【0018】ケーシング13は、図2〜図4に示すよう
に、それぞれ矩形板状をなす前後壁13a,13b と、左右側
壁13c,13d と、底壁13e と、上部に開閉自在に設けた気
密蓋13f とから形成されている。
【0019】ケーシング13の上部空間には、図3及び図
4から明らかなように、上端開口の矩形箱状の消毒液貯
溜タンク14が配設されており、同タンク14内には、同様
に矩形箱状の消毒液カートリッジ15が交換自在に収納さ
れている。
【0020】また、消毒液貯溜タンク14の下部の一隅に
は、図2及び図3に示すように、同タンク14内の消毒液
の現在残存量を検出するための液位検出部16が取付けら
れている。
【0021】一方、図2〜図4に示すように、ケーシン
グ13の下部空間には、消毒液貯溜タンク14から圧送され
てきた消毒液を洗面器12のボウル内に差し出された手指
に向けて噴出可能な消毒液噴射部17と、同消毒液噴射部
17に消毒液貯溜タンク14から消毒液を消毒液給送配管19
を通して圧送するための圧送ポンプ18とが配設されてい
る。
【0022】また、圧送ポンプ18は消毒液噴射部17の上
部に位置している。
【0023】上記した構成によって、圧送ポンプ18の作
動によって、消毒液貯溜タンク14内の消毒液を、消毒液
給送配管19を通して消毒液噴射部17に圧送でき、その
後、同消毒液噴射部17より手指に噴出して消毒を効果的
に行うことができる。
【0024】さらに、本実施例では、ケーシング13内に
おいて、上部から下部に向けて、順に、消毒液貯溜タン
ク14、圧送ポンプ18、消毒液噴射部17と配設したので、
消毒液給送配管19を殆ど不要となすことができ、流路抵
抗を低減したり、ケーシング13、即ち、手指消毒器Aの
コンパクト化を図ることができる。
【0025】また、消毒液貯溜タンク14の消毒液の残存
量が減ってきても、ケーシング13の下方が重い状態なの
で、設置状態の安定性が向上する。
【0026】次に、上記した基本構成を有する手指消毒
器Aの各構成について詳細に説明する。
【0027】(消毒液貯溜タンク14及び消毒液カートリ
ッジ15)図2に示すように、消毒液貯溜タンク14
は、その底板14a の中央部に、弁杆当接軸14b を形成し
ている。
【0028】一方、消毒液貯溜タンク14内に逆様に収納
された消毒液貯溜カートリッジ15は、その頂部に弁構造
を有しており、同弁構造は、中央部15a を凹設した着脱
自在なキャップ15b と、同中央部15a に設けた複数の弁
孔15c と、同弁孔15c をカートリッジ15の内側から開閉
する傘状弁体15d と、中央部15a を進退自在に貫通する
し、その一端に傘状弁体15d を取付けるとともに、他端
を上記した消毒液貯溜タンク14の弁杆当接軸14b の頂面
に当接可能な弁杆15e と、同弁杆15e を外方向に向けて
常時付勢するスプリング15f とから構成されている。
【0029】かかる構成によって、タンク非装着時に
は、消毒液貯溜カートリッジ15の弁杆15e は外方向にス
プリング15f によって付勢されているので、傘状弁体15
d によって弁孔15c を確実に閉塞して、消毒液が消毒液
貯溜カートリッヂ15から流出するのを防止することがで
きる。
【0030】一方、装着時には、消毒液貯溜カートリッ
ジ15の弁杆15e は弁杆当接軸14b に当接し、スプリング
15f の付勢力に抗して傘状弁体15d を消毒液貯溜カート
リッジ15の内部に押し込むので、傘状本体15d は中央部
15a から離隔し、弁孔15c を開口することになる。従っ
て、消毒液貯溜カートリッジ15から消毒液を流出させる
ことができる。
【0031】なお、消毒液貯溜タンク14内に流入後の消
毒液の液位は、大気圧によって、通常液位NLに保持され
ることになる。
【0032】そして、この通常液位NLは、消毒液カート
リッジ14内の消毒液が無くなってから下がり始めること
になる。
【0033】また、消毒液貯溜タンク14の底板14a の前
方周縁部には消毒液流出孔25が設けられており、同流出
孔25は、後述する圧送ポンプ18のインペラ室26の中央流
入口9と屈曲自在なL字状のゴム管8によってと連通連
結されている。
【0034】(液位検出部16)液位検出部16は、図2〜図
4に示すように、消毒液貯溜タンク14の下部前方の隅を
内側に凹設して形成した空間に配設されている。
【0035】即ち、図2から最も理解できるように、消
毒液貯溜タンク14の下部側壁14c には、上下方向に間隔
を開けて上下液連通孔27,28 が設けられており、両連通
孔27,28 には、側面視でU字形状の透明連通管29の両端
が連通連結されている。
【0036】また、図2及び図7に示すように、平面視
でU字形状をなす液位検出センサ30が消毒液貯溜タンク
14の下部側壁14c に取付ブラケット31を介して取付けら
れており、同液位検出センサ30の両端に埋設した発光素
子32と受光素子33とは、透明連通管29を挟んだ状態で対
峙している。
【0037】さらに、透明連通管29の両素子32,33 で挟
まれた部分は、図7に示すように菱形の断面を有してい
る。
【0038】従って、通常の使用状態において、消毒液
貯溜タンク14内の液面が通常液位NLにあるときは、透明
連通管29内にも同一液面高さで消毒液が充填されること
になる。
【0039】この場合、発光素子32のからの光は、水の
屈折率によって、点線aで示すように透明連通管29内を
通過して外部に放出されることになるため、受光素子33
は光を受光することがなく、オフ出力しか出ていない。
【0040】その後、液位が低下し初め、警告液位であ
る基準液位RLに達すると、透明連通孔29内の液位が、発
光素子32と受光素子33とを結ぶ線より下方に位置するこ
とになるので、発光素子32からの光は、空気の屈折率に
よって、点線bで示すように透明連通管29内を通過して
受光素子33によって受信されることになり、オン出力が
発生する。
【0041】なお、本実施例では、透明連通管29の断面
は正菱形としたが円形断面、長菱形等とすることもでき
る。
【0042】(圧送ポンプ18)圧送ポンプ18は、図2に示
すように横置型構造を有しており、実質的に、内部にイ
ンペラ室26を設けた垂直状態のインペラケーシング34
と、同インペラケーシング34内に回転自在に配設した垂
直状態のインペラ35と、同インペラケーシング34の後部
に一体に連設された水平状態のモータ36とからなり、同
モータ36の水平状態の出力軸37は、その先端に垂直状態
のインペラ35を固着している。
【0043】また、圧送ポンプ18は、その垂直状態のイ
ンペラケーシング34の中央流入口9を、前述したよう
に、屈曲自在なL字状のゴム管8によって消毒液貯溜タ
ンク14の消毒液流出孔25と連通連結されている。
【0044】ところで、図2に示すように、圧送ポンプ
18は横置型構造を有しているので、消毒液貯溜タンク14
の消毒液流出孔25から圧送ポンプ18のインペラケーシン
グ34内に流下する消毒液が、直接的に、モータ36の封水
シール36a を通して内部に侵入するのを効果的に防止す
ることができ、モータ36の焼損事故等を確実に防止する
ことができる。
【0045】一方、図10に示すように、インペラ室26の
外周縁に設けた消毒液流出孔38は消毒液給送管19の基端
側と連通連結されている。
【0046】かかる構成によって、モータ36の駆動によ
ってインペラ35が回転し、同回転によって、消毒液貯溜
タンク14内の消毒液を、圧送ポンプ18及び消毒液給送管
19を通して、後述する消毒液噴射部17に圧送することが
できる。
【0047】さらに、本考案は、上記したモータ36を、
以下に説明するように、弾性手段を介して、消毒液貯溜
タンク14に弾性的に連結支持させたことにも特徴を有す
る。
【0048】即ち、図9〜図11に示すように、モータ36
の胴部36a の外周面上にはゴム等の弾性素材からなる厚
肉弾性筒体36b が装着されており、同厚肉弾性筒体36b
は、その両側面に、一定幅を有して軸線方向に伸延する
一対のフランジ36c を一体的に形成いる。また、両フラ
ンジ36c には、それぞれ、軸線方向に間隔を開けてボル
ト挿通孔36d が設けられている。一方、消毒液貯溜タン
ク14の底板14b の裏面には、複数のボルト螺着軸36d が
突設されている。
【0049】そして、連結ボルト36e を、上記した厚肉
弾性筒体36b のフランジ36c に設けたボルト挿通孔36d
を挿通した後、消毒液貯溜タンク14の底板14a に設けた
ボルト螺着軸36d に螺着することによって、圧送ポンプ
18を支持することができる。
【0050】しかして、圧送ポンプ18と、ボルト螺着軸
36d との間には、充分な振動吸収能力を有する厚肉弾性
筒体36b が存在するので、圧送ポンプ18の駆動によって
発生した振動が殆ど厚肉弾性筒体36b に吸収され、振動
が消毒液貯溜タンク14に伝播するのを効果的に抑止する
ことができる。従って、不快な作動音の発生を防止で
き、環境面からの手指消毒器Aの使い勝手を向上するこ
とができる。
【0051】なお、厚肉弾性筒体36b は、本実施例で
は、図11に示すように、モータ36の胴部36a の後部端面
に案内突起36f を設け、同案内突起36f を介してゴム等
の防水素材からなる防水シート36g を取付け、さらに、
キャップ36h をモータ胴部36aの後部に螺着し、その先
端を厚肉弾性筒体36b の後端に圧接させることによっ
て、確実に、モータ36の胴部36a に装着することができ
る。
【0052】なお、防水シート36g はモータ36内部への
浸水を効果的に防止するため用いるものである。
【0053】(消毒液噴射部17)図2〜図4及び図8に示
すように、壁面11から前方に向けて漸次上向勾配を有す
るケーシング13の底壁13a の前部中央には、同じ勾配を
持つ矩形形状の噴射部取付用開口40が設けられており、
同開口40内に、実質的に矩形箱形形状をなす噴射部ケー
シング41が配設されている。なお、噴射部ケーシング41
の軸線は、実質的に、その下方に位置する洗面器12のボ
ウルの中央部に向けて指向している。
【0054】また、開口40の前部及び後部には、ケーシ
ング13の底壁13a と一体をなす軸受ブラケット42,43 が
立設されており、両ブラケット42,43 の上部には軸受4
4,45が形成されている。
【0055】そして、この軸受44,45 には、噴射部ケー
シング41の前後壁の上部に設けた枢軸46,47 が回動自在
に枢支されている。
【0056】かかる構成によって、噴射部ケーシング41
は、図2に示すように、枢軸46,47を回動中心として左
右方向に一定の角度 (例えば、15゜) で首振ないし揺動
することができる。
【0057】また、図12に示すように、ブラケット42
は、その中央部に一対のリブ42a,42bを設けており、一
方、噴射ケーシング41の対応する中央部に1個のリブ41
c を設けている。
【0058】そして、この上記した噴射ケーシング41の
首振動作に際して、リブ41c がリブ42a,42b を乗り越え
ることで、節度を持たせている。
【0059】次に筒状本体41a と底板41b とからなる噴
射部ケーシング41内の内部構造について説明する。
【0060】図3及び図9から明らかなように、噴射部
ケーシング41内には、噴射ノズル48と手指感知センサ49
とが、前後に、かつ、噴射部ケーシング41の軸線と同一
方向に並設状態に収納されている。そして、噴射ノズル
48の先端は、底板41b に設けた透孔50を通して下方に突
出しており、一方、手指感知センサ49の受光部49a と発
光部49b と対峙する底板41b の部分には白色の発光側フ
ィルタ51a と黒色の受光側フィルタ51b とが形成されて
いる。
【0061】即ち、本実施例では、噴射ノズル48と手指
感知センサ49とは一体的に噴射部ケーシング41内に設置
されており、噴射ノズル48の噴射方向と手指感知センサ
49の発光方向は一致するようになっており、さらに、噴
射部ケーシング41の揺動動作によって、噴射ノズル48の
噴射方向と手指感知センサ49の発光方向とを同時に変更
することができる。
【0062】従って、洗面器12等の受け側の形状、素材
等の相違からくる誤動作を、手指感知センサ49の発光方
向の変更という簡便な方法で解消することができる。
【0063】しかも、手指感知センサ49の発光方向と噴
射ノズル48の噴射方向とは常時一定しているので、使用
時の違和感がなく、使用勝手を著しく向上できる。
【0064】また、本実施例では、図13に示すように、
噴射部ケーシング41の着色透明材からなる底板41b は曲
面を有しているため、発光部49a からの光の一部が着色
透明材の内面で反射して受光部49b へ漏れるおそれがあ
る。そこで、本実施例では、図13に示すように、発光部
49a と受光部49b との間に遮蔽板90を設けている。
【0065】また、図3に示すように、噴射部ケーシン
グ41内において、噴射ノズル本体48の上端には、逆止
弁52が連設されている。一方、逆止弁52は、同逆止弁
52と一体成形された管継手53及びエルボ54を介して、屈
曲自在な消毒液給送配管19の先端と連通連結されてい
る。
【0066】さらに、本実施例では、図3に示すよう
に、噴射ノズル48の基端側をなす連通孔48c の上部空間
には、Oリングを具備するシール板48a が、スプリング
48b によって連通孔48c に向けて付勢された状態で配設
されている。
【0067】そして、このシール板48a は、図3に示す
ように噴射ノズル48がノズルケーシング48d に装着され
た状態では、連通孔 48cを開口しているが、噴射ノズル
48をメンテナンス等のために取り外した際、スプリング
48b の付勢力によって連通孔48c を閉塞し、液漏れ事故
を確実に防止することができる。
【0068】(ケーシング13の壁面11への取付構造)本実
施例では、図3及び図6から明らかなように、ボルト60
によって矩形形状の取付板61を取付け、同取付板61の前
面に設けたケーシング13の後壁13b を嵌合することによ
って、手指消毒器Aを壁面11に容易に取付可能としてい
る。
【0069】(気密蓋13f の開閉構造)さらに、本実施例
では、図3に示すように、ケーシング13の上部に設けた
気密蓋13f は、その基端側をスプリングピン等の枢軸70
によって上下方向に回動自在に枢支されている。
【0070】( ケーシング13の表示構造)図1に示すよ
うに、ケーシング13の前壁13a の表面には、状態表示部
75が設けられており、同状態表示部75は、電源表示ラン
プ76と補給表示ランプ77とを具備している。
【0071】そして、補給表示ランプ77は、後述するよ
うに、消毒液貯溜タンク14内の液位が基準液位RLに達す
ると点滅して、消毒液カートリッジ15の交換時期が迫っ
ていることを使用者に知らせる。
【0072】また、圧送ポンプ18の回動モータ36の駆動
時間を流量に置き換え、基準液位RLから圧送ポンプ18の
空転を生じない程度までの容量を予め設定しておき、こ
の容量が累積流出量となれば、補給表示ランプ77は点灯
状態になる。
【0073】(制御部)本発明に係る手指消毒器Aのケー
シング13の内部には制御部Cが設けられており、その構
成をブロック図によって図14及び図15に示す。
【0074】図12に示すように、制御部Cは、マイクロ
コンピュータ80からなり、同マイクロコンピュータ80の
入力側インターフェース81には、液位検出センサ30や手
指感知センサ49が接続されており、出力側インターフェ
ース82には、圧送ポンプ18のモータ駆動回路83や電源表
示ランプ76や補給表示ランプ77等が接続されている。
【0075】また、図13に示すように、マイクロコンピ
ュータ80は、手指判断手段90と、液位検出センサ連続時
間カウンタ91、液位検出センサ連続時間判断手段92と、
累積流出量検出手段としての累積時間カウンタ93と、累
積流出量演算手段としての累積時間判断手段94と、噴射
制御手段95と、液位判断手段96と、自然蒸発判断手段97
とを具備しており、手指判断手段90には手指感知センサ
49からの信号が入力され、液位判断手段96には液位検出
センサ30からの信号が入力され、噴射制御手段95からの
出力信号によって圧送ポンプ18が作動制御されることに
なる。
【0076】なお、液位検出センサ連続時間カウンタ91
は、液位検出センサ連続オン時間カウンタと液位検出セ
ンサ連続オフ時間カウンタの両方として機能するもので
ある。
【0077】
【発明の効果】本発明では、ケーシング内に、手指に向
けて消毒液を噴射可能な噴射ノズルと、消毒液貯溜タン
クと、消毒液を消毒液貯溜タンクから噴射ノズルに圧送
し同噴射ノズルから噴射させる圧送ポンプと、同圧送ポ
ンプの駆動を制御する制御手段とを配設した手指消毒器
において、圧送ポンプを横置型とするとともに、弾性手
段を介して、同圧送ポンプを消毒液貯溜タンクの底部に
連結・固定したことを特徴とする。
【0078】このように、圧送ポンプは横置型構造を有
しているので、消毒液貯溜タンクから圧送ポンプ内に流
下する消毒液が、直接的に、モータの封水シールを通し
て内部に侵入するのを効果的に防止することができ、モ
ータの焼損事故等を確実に防止することができる。
【0079】また、圧送ポンプと消毒液貯溜タンクとの
間に弾性手段を介在させたので、圧送ポンプの駆動によ
って発生する振動を殆ど弾性手段で吸収でき、振動が消
毒液貯溜タンクに伝播するのを効果的に抑止することが
でき、不快な作動音の発生を防止でき、環境面からの手
指消毒器の使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手指消毒器を取付けた病室の斜視
図である。
【図2】同手指消毒器の一部切欠正面図である。
【図3】同手指消毒器の右断面側面図である。
【図4】同手指消毒器の左一部切欠側面図である。
【図5】同手指消毒器の背面図である。
【図6】同手指消毒器の断面平面図である。
【図7】図手指消毒器の液位検出センサの要部詳細図で
ある。
【図8】同手指消毒器の底面図である。
【図9】同手指消毒器の下部の斜視図である。
【図10】図手指消毒器の下部の分解斜視図である。
【図11】同手指消毒器の圧送ポンプのモータの一部断
面構造説明図である。
【図12】同手指消毒器の下部構造の拡大構造説明図で
ある。
【図13】同手指消毒器の手指感知センサの構造説明図
である。
【図14】同手指消毒器の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図15】同手指消毒器の制御部の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
A 手指消毒器 C 制御部 48 噴射ノズル 49 手指感知センサ 18 圧送ポンプ 14 消毒液貯溜タンク 15 消毒液カートリッジ 36b 厚肉弾性筒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(13)内に、手指に向けて消毒
    液を噴射可能な噴射ノズル(48)と、消毒液貯溜タンク(1
    4)と、消毒液を消毒液貯溜タンク(14)から噴射ノズル(4
    8)に圧送し同噴射ノズル(48)から噴射させる圧送ポンプ
    (18)と、同圧送ポンプ(18)の駆動を制御する制御手段と
    を配設した手指消毒器において、 圧送ポンプ(18)を横置型とするとともに、同圧送ポンプ
    (18)の胴部に弾性材を装着し、同弾性材をケーシング(1
    3)の内部に連結・固定したことを特徴とする手指消毒
    器。
JP5177036A 1993-04-27 1993-07-16 手指消毒器 Pending JPH0731662A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5177036A JPH0731662A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 手指消毒器
US08/230,858 US5477984A (en) 1993-04-27 1994-04-21 Liquid jetting apparatus for jetting liquid toward a hand for disinfection thereof

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JP5177036A JPH0731662A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 手指消毒器

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JP (1) JPH0731662A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000350951A (ja) * 1999-04-23 2000-12-19 Beaute Prestige Internatl スプレー装置
CN111297481A (zh) * 2020-03-31 2020-06-19 柳州市柳铁中心医院 一种一次性指套取用装置

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JP2000350951A (ja) * 1999-04-23 2000-12-19 Beaute Prestige Internatl スプレー装置
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