JPH0743300U - 紙幣の面に凹凸を付けた紙幣。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 視覚障害者が紙幣の金額などの様々な情報を
正確に見分けることができる。また、複写機による偽造
紙幣の作成が困難になり、直感的に一般人が偽造紙幣を
区別することができる紙幣を提供する。 【構成】点字、文字、記号、英数字、模様で様々な情報
を凹凸で表現し、それらの凹凸（２）を紙幣（１）の両
面、また、どちらか片面につける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、紙幣の面に点字、記号、模様、英数字、文字が表現された凹凸をつ け、紙幣の金額や裏表や単位などの様々な情報を視覚障害者も正確に確認できる 。また、凹凸による複雑な立体構造で、偽造を防止するための紙幣に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、紙幣の表面が平だったので、紙幣に関する金額などの情報を視覚で判断す るしかなかった。したがって視覚障害者が紙幣を正確に見分けることが困難であ った。また、複写機による偽造紙幣の作成が簡単にでき、直感的に一般人が偽造 紙幣を区別することが困難であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

本考案は、その欠点を除いて、視覚障害者が紙幣を正確に見分けることができる 。また、偽造紙幣の作成を防止することができるよう開発しようとするものであ る。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

いまその解決手段を図面を追いながら説明すれば、紙幣（１）の両面やどちらか 片面に、情報を凹凸で表現された凹凸（２）をつける。この凹凸（２）は、正面 から視覚で確認すると点字、模様、記号、英数字、文字の全てか、何れかの形が 表現されている。

【０００５】

【作用】

本考案は、以上のような構造であるから、これを使用するときには、視覚障害者 か紙幣の面につけられた凹凸に触れて、紙幣（１）に関する金額、裏表などの情 報を確認し、紙幣を見分け使用する。

【０００６】

【実施例】

なお、本考案の実施に当たって次の如きことができる。 （イ）凹凸（２）を点字で構成して、紙幣（１）の表面につける。 （ロ）凹凸（２）を模様で構成して、紙幣（１）の表面につける。 （ハ）凹凸（２）を英数字で構成して、紙幣（１）の表面につける。 （ニ）凹凸（２）を記号で構成して、紙幣（１）の表面につける。 （ホ）凹凸（２）を文字で構成して、紙幣（１）の表面につける。 （ヘ）凹凸（２）を点字で構成して、紙幣（１）の裏面につける。 （ト）凹凸（２）を模様で構成して、紙幣（１）の裏面につける。 （チ）凹凸（２）を英数字で構成して、紙幣（１）の裏面につける。 （リ）凹凸（２）を記号で構成して、紙幣（１）の裏面につける。 （ヌ）凹凸（２）を文字で構成して、紙幣（１）の裏面につける。 （ル）凹凸（２）を点字で構成して、紙幣（１）の両面につける。 （ヲ）凹凸（２）を模様で構成して、紙幣（１）の両面につける。 （ワ）凹凸（２）を英数字で構成して、紙幣（１）の両面につける （カ）凹凸（２）を記号で構成して、紙幣（１）の両面につける。 （ヨ）凹凸（２）を文字で構成して、紙幣（１）の両面につける。 本考は、紙幣（１）を貨幣価値のあるカード類や商品券や切符や切手や印紙や 入場券などで構成し、適用できる。また、凹凸で表現している情報とは、紙幣の 裏表、紙幣の金額や単位、製造国名、製造番号などが一般的でありる。これらの 情報は、点字、記号、模様、英数字、文字を使い分けて表現する。例えば、裏表 の情報は、文字で表現するよりも模様で表現したほうが見栄えが良くなる。

【０００７】

【考案の効果】

したがって、視覚障害者は、使用する紙幣の種類を正確に簡単に見分けることが できる。また、凹凸によって紙幣が立体的な構造になるため偽造することが困難 になりる。この凹凸が複雑であればあるほど偽造防止の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の正面図である。

【図２】 本考案の下側面図である。

【図３】 本考案の上側面図である。

【図４】 本考案の右側面図である。

【図５】 本考案の左側面図である。

【符号の説明】

（１）は紙幣 （２）は凹凸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】点字、記号、模様、英数字、文字を凹凸で
   表現して、それらの凹凸を紙幣の面につけた、凹凸の付
   き紙幣。