JPH074328A - 気化燃料液化装置 - Google Patents
気化燃料液化装置Info
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- JPH074328A JPH074328A JP14350293A JP14350293A JPH074328A JP H074328 A JPH074328 A JP H074328A JP 14350293 A JP14350293 A JP 14350293A JP 14350293 A JP14350293 A JP 14350293A JP H074328 A JPH074328 A JP H074328A
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
提供する。 【構成】 ガソリンタンク2に連通する連通管3と、円
板状の板に、スクリーン状に溝を形成し、かつこの溝を
形成する肉部が断面視三角形であり、この板を角度をず
らして複数枚積層してなるトライアングルフィルタ5
と、このフィルタ5を収納するアルミ製ケース体6及び
断熱ケース体7と、冷却用のペルチェ素子8と、ヒート
シンク9とからなる。
Description
ガソリンや軽油を液化する装置に関する。
の気化ガソリンは、キャニスターに送られ、ガス状態で
活性炭に吸着していた。
ガソリンタンクの気化ガソリンはキャニスターで吸着さ
れるが、気化が進行し、キャニスターが飽和すると、キ
ャニスターで吸着しきれずに、走行中はキャブレータま
で送られ、キャブレータにガソリンが過剰供給となり、
不良燃焼等を起こすという問題があるし、また停車時は
キャブレータ付近より飽和した気化ガソリンが大気中に
放出されるので有効に利用し得ないという問題があっ
た。
たものであって、燃料タンク内の気化が進行しても、キ
ャブレータへの過剰供給等の心配がなく、燃料を有効に
利用し得る気化燃料液化装置を提供することを目的とし
ている。
燃料液化装置は、燃料タンクに連通する連通部と、各々
にスクリーン状に溝を形成した円板状の板を複数枚積層
してなるトライアングルフィルタと、このトライアング
ルフィルタを収納するフィルタ収納部と、前記トライア
ングルフィルタを冷却する冷却手段とから構成されてい
る。
の気化燃料が上昇し、連通部を経て、トライアングルフ
ィルタに達すると、気化燃料は溝の前方の部分で、圧縮
され、溝通過で膨張する。この間フィルタは冷却手段で
冷却されているので、気化燃料はフィルタのスクリーン
部分を通過する際に液化され、燃料タンク内に落下し、
戻る。
に説明する。図1は、この発明の一実施例を示す気化ガ
ソリン液化装置の断面図である。この実施例気化ガソリ
ン液化装置1は、ガソリンタンク2の上部に設置される
ものである。この装置1は、ガソリンタンク2に連通す
るための連通管3と、この連通管3の先端部周囲に形成
され、装置1をガソリンタンク2に取付けるためのフラ
ンジ4と、TDF(トライアングルフィルタ)5と、こ
のTDF5を収納するアルミ製のケース6と、このケー
ス6を囲む樹脂製の断熱ケース7と、TDF5の上方、
アルミのケース6の上部に設けられるペルチェ素子8
と、ヒートシンク9とから構成されている。ガソリンタ
ンク2への取付けは、シール材10を介して、フランジ
4を例えばネジ締めにより行う。なお、10aはネジ穴
である。
れてなり、図2に示すように、円板5a上にスクリーン
状に溝11を設け、この溝11と溝を形成する肉部12
は、断面図で示すと図3に示す通りであり、肉部12
は、断面視、二等辺三角形となっている。三角形の頂点
側から(図3の矢印A)気体を導入することで、圧縮、
膨張作用を起こし、気体の通過速度を変化させる。
凹部14が交互に加工、形成されており、この凸部13
と凹部14を嵌合することにより、複数枚を積層する。
一方に対し、他方を22.5°ずつ、回転して積層す
る。ここでは、8個の凸部13と凹部14により、角割
を行うようにしているが、角割は最低凸部2個、凹部2
個、さらに両者を8を越えて設けることも可能である。
このような角割、つまりずらして順次、例えば図4のよ
うに9枚分をずらして積層すると、平行スクリーンがず
れて行き、様々なメッシュが生まれる。様々なメッシュ
が一連として回転することにより、平行スクリーンより
流入した気体は、回転運動をすることになる。
向一回転は9枚組合わせる事により左、あるいは右回転
とすることができる。さらに9枚後は、任意回転方向を
逆にする事ができる。例えば左、右回転で9+8=16
枚で二回転正逆回転が生まれる。n回転とすれば、9+
(n−1)×8=枚数となる。
基本であるが、TDFは平行流と乱流が組合わされ、ハ
ニカム構造よりも接触面積、吸着構造(圧縮・膨張さら
に衝突)ファンデルワールスの働きにより効果が上が
る。この実施例装置に使用されるTDFは、アルミ製で
あるが、他にサス、チタン、ステン等、熱変換効率が良
くて、化学変化のないものを使用してもよい。
て、ガソリンタンク2内より、気化ガソリンが上昇する
と、その気化ガソリンは連通管3を通過して、TDF5
の表面に達する。そして上述したように、TDF5の三
角形の頂点部分から気化流が溝11を通過し、圧縮・膨
張を呈しながら、回転溝に応じ、進行してゆく。その過
程で、TDF5は、ペルチェ素子8によって冷却を受け
ているので、TDF5を通過中の気化ガソリンは液化さ
れて、ガソリンタンク2内に落下する。気化ガソリンが
溝を通過する際に、肉部12は太さが非常に細いので、
ペルチェ素子8によって、直ちに冷却されるので液化を
短時間でスムーズに進行させることができる。
ガソリン液化装置の断面図である。図1と同一番号は同
一のものを示している。この実施例装置が、図1と相違
する点は、ペルチェ素子8及びヒートシンク9を、アル
ミケース体6、及び断熱ケース7の側方に設けるととも
に、これらケース体の上方に、配管15を設けたことで
ある。この配管15は図示外の連結されるパイプによっ
て、ガソリンタンク2の他の箇所に導かれ、ここから導
かれる気化ガソリンも、液化されてガソリンタンク2内
に落下する。
していないが、冷却効果を上げるために、ファンを設
け、ヒートシンク9に送風すると良い。また上記実施例
において、複数枚の円板5aの各溝は、角度を少しずつ
ずらしているが、角度をずらせないで単に積層したもの
であってもよい。また、各肉部12の形状は、断面視三
角形状としているが、これは半円状、U字状、タイヤ状
等、他の形状であってもよい。
ーン状に溝を形成し、かつこの溝を形成する肉部が断面
視三角形であり、この板を角度をずらして複数枚積層し
てなるトライアングルフィルタと冷却手段を組合わせて
いるので、特にフィルタが小型、薄型とできるので、全
体装置としても小型化でき、それていて接触面積の大き
い熱交換による液化が可能となるという効果がある。
置の断面図である。
ルタを構成する円板の平面図である。
割による回転を説明する図である。
装置の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】燃料タンクに連通する連通部と、各々にス
クリーン状に溝を形成した円板状の板を複数枚積層して
なるトライアングルフィルタと、このトライアングルフ
ィルタを収納するフィルタ収納部と、前記トライアング
ルフィルタを冷却する冷却手段とからなる気化燃料液化
装置。 - 【請求項2】燃料タンクに連通する連通部と、円板状の
板にスクリーン状に溝を形成し、かつこの溝を形成する
肉部が断面視三角形であり、この板を角度をずらして複
数枚積層してなるトライアングルフィルタと、このトラ
イアングルフィルタを収納するフィルタ収納部と、前記
トライアングルフィルタを冷却する冷却手段とからなる
気化燃料液化装置。 - 【請求項3】燃料タンクに連通する連通管と、円板状の
板にスクリーン状に溝を形成し、かつこの溝を形成する
肉部が断面視三角形であり、この板を角度をずらして複
数枚積層してなるトライアングルフィルタと、このトラ
イアングルフィルタの三角形の頂点が下方となるように
収納し、かつ上部が密閉で、下部が連通管に連通するフ
ィルタ収納部と、このフィルタ収納部の上方に設けられ
る冷却手段とからなる気化燃料液化装置。 - 【請求項4】燃料タンクに連通する第1の連通部と、円
板状の板にスクリーン状に溝を形成し、かつこの溝を形
成する肉部が断面視三角形であり、この溝が角度をずら
して複数枚積層してなるトライアングルフィルタと、こ
のトライアングルフィルタを収納するフィルタ収納部
と、このフィルタ収納部の側部に設置された冷却手段
と、フィルタ収納部の上部から燃料タンクの他の場所に
連通するための第2の連通部とからなる燃料液化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14350293A JP3621120B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 気化燃料液化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14350293A JP3621120B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 気化燃料液化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074328A true JPH074328A (ja) | 1995-01-10 |
JP3621120B2 JP3621120B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=15340221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14350293A Expired - Fee Related JP3621120B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 気化燃料液化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3621120B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0773353A1 (de) * | 1995-11-07 | 1997-05-14 | MAN Nutzfahrzeuge Aktiengesellschaft | Entlüftungsventil für ein Kurbelgehäuse einer Brennkraftmaschine |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14350293A patent/JP3621120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0773353A1 (de) * | 1995-11-07 | 1997-05-14 | MAN Nutzfahrzeuge Aktiengesellschaft | Entlüftungsventil für ein Kurbelgehäuse einer Brennkraftmaschine |
DE19541374C2 (de) * | 1995-11-07 | 1999-08-05 | Man Nutzfahrzeuge Ag | Entlüftungsventil für ein Kurbelgehäuse einer Brennkraftmaschine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3621120B2 (ja) | 2005-02-16 |
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