JPH0743252U - 油圧制御装置における圧力補償型流量調整弁 - Google Patents

油圧制御装置における圧力補償型流量調整弁

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JPH0743252U
JPH0743252U JP7555691U JP7555691U JPH0743252U JP H0743252 U JPH0743252 U JP H0743252U JP 7555691 U JP7555691 U JP 7555691U JP 7555691 U JP7555691 U JP 7555691U JP H0743252 U JPH0743252 U JP H0743252U
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JP
Japan
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valve
pressure
control valve
compartment
control
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JP7555691U
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English (en)
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忠輝 松井
石夫 西岡
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Takara Belmont Corp
Original Assignee
Takara Belmont Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子、手術台等の油圧装置において、小流量
の制御を円滑に行うと共に、加工が容易な流量調整弁を
提供する。 【構成】 圧力補償型流量調整弁の余剰圧力消費部につ
いて、制御弁2が弁箱1内を滑動可能に設けられた区画
壁1aに、同区画壁1aに直行し、且つ対面側ヘも浅く
堀設された丸孔1kと制御弁2の突起部2c(ランド
部)間の絞りで余剰圧力の消費を行うようにして、制御
弁2の動きに対する絞り面積の変化を緩やかなものとす
ると共に、同絞りの程度を制御する為の計量弁4の上流
の圧力を制御弁2本体を貫通して設けられた圧力導入路
2a、2bを介して該制御弁2の端面側区画に導いたも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は椅子または手術台等の昇降並びに寝起こし等の油圧シリンダーなどの 動作速度を制御する油圧制御装置における流量調整弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の油圧作動装置における流量制御装置は、ブリードオフ回路に止メ弁 式絞り弁を設けるのが一般的であった。 この方式では同弁の上流側の圧力によって同弁を通過する油量が異なるので、 油圧シリンダーに供給される油量が一定とならない、即ち負荷によって作動速度 が一定とならないと言う欠点があった。
【0003】 こうした問題には止メ弁式絞り弁に替え圧力補償型流量調整弁を設けることで 解決できるが、この流量調整弁では、該流量調整弁の流体の絞り具合を制御する ための位置制御用圧力導入路は弁箱に設けられており、又圧力油が制御弁で絞ら れながら通過する油流路は弁箱に設けられた全周溝から制御弁の全周に向って (又はその逆)流入するようになっている。
【0004】 従って、油流量を制御するための圧力補償型流量調整弁の構造が複雑なものと なり、その加工も複雑となり高価であった。 更に、制御弁の動きに対する制御面積の変化率が大となって小流量の制御には 不適なものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようにこれ迄市販されている圧力補償型流量調整弁は制御弁の流量制御 位置を制御する為の圧力導入路を弁箱に設けているので構造が複雑で高価となっ ていたが、同圧力導入路を制御弁本体に設け加工を容易として安価な弁にすると 共に、これ迄の制御弁の圧力制御部は全周で流路を絞る構造を、計量弁に通ずる 丸孔の小面積とする事によって、制御弁の動きにする面積の変化の割合を小さく して小流量の流量の制御を可能にしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の目的を達成するための椅子、治療台等の昇降並びに寝起こし の作動における油圧制御装置の流量調整弁に関し、弁箱1に油流入口1bを設け 、油流出口1hに至る間に、突起部2c、2dおよび2eを有し該突起部2c、 2dおよび2eにより区画1c、1d、1e並びに区画1jを分割するように成 した制御弁2が区画壁1a内を摺動自在に設けるようにしている。 また該制御調整弁には区画1eと区画1dとを連通させるための圧油導入孔2 a、2bが設けられている。
【0007】 該制御弁2は、弁箱1に取り付けられ、ストップリング10により固定された バネ受け6により係止されたスプリング3により付勢されているので、制御弁2 は区画1jの油圧力にバネ力を加えたものと、区画1eの油圧が導かれている区 画1dの油圧力と常にバランスしている。 区面壁1aには、制御弁2の油圧制御部即ち突起部2C付近に制御弁2の摺動 方向とほぼ略垂直に小径の丸孔1kを設け区画1eを形成している。
【0008】 なお、前記区画1eは区画壁1aを貫通し更に対向面にほぼ同一延長上に浅い 同径丸孔1kより形成されている。 また前記したように区画1cは制御弁の突起部2cによる圧力制御部をへて区 画1eに連通し、該区画1eには、弁箱1に螺着された計量弁4が設けられ、該 計量弁4は区画1eと流路1f間の流路面積を設定するようになっている。 さらに該区画1eは流路1f、1gを経由して油流出路1hに至るように成し ている。
【0009】 また該区画1j側には流路1fの圧力が流路1iを経由して導かれている。 従って、区画1eと制御調整弁2の突起部2c間の絞りは計量弁4の出口、即 ち流路1fの圧力にスプリング3を加えたものと計量弁4の上流即ち区画1eの 圧力によるバランス状態から決まる。かくして該計量弁4の上流側即ち区画1e の圧力と下流側即ち流路1fとの圧力差と該計量弁4の開度が該計量弁4を通過 する油量を決定するように成している。
【0010】
【作 用】
以上のように構成すれば、弁箱1のIN側の油流入路1bより区画1cに流入 した圧力油は、区画1cから区画1eに連通する過程で区壁1cに直行して、圧 力平衡のために反対側にも浅く堀設された丸孔1kと制御弁2の突起部2c間で 絞られて余剰圧力を消費し区画1eに至り、同圧力油は制御弁2内部を貫通して 設けられた圧力導入孔2a、2bを通って導かれているので例えばIN側の油流 入路1bの圧力が高くなって区画1eの圧力が高くなれば該圧力は圧力導入穴2 aを通って区画1dに導かれている圧力も高くなるので、制御弁2は、前記丸孔 1kと突起部2c間の絞りを更に絞る方向に移動して余剰圧力を更に消費する。
【0011】 またOUT側の油流出路1hに連なる負荷が高くなって、流路1fの圧力が高 くなれば、区画1jの圧力も高くなるので、制御弁2は右方向に移動し、区画1 e入口の絞りは開かれて、同箇所で消費される余剰圧力は少なくなる。 かくして、制御弁2は計量弁4の上流即ち区画1eと下流即ち流路1fとの圧 力差が常に一定となるように余剰圧力を消費するように作動するようにしている 。
【0012】
【考案の実施例】
次に、本考案の実施の一例を、図面をもとに説明する。 本考案は油を送り込むためのモーターポンプと椅子および手術台などを作動さ せるための油圧シリンダーなどの間に介在する油圧制御装置に関わるもので、1 は弁箱で、該弁箱1は、モーターポンプ(図示せず)からの油流入路1bを有し 、かつ区画1c、区画1dおよび区画1jを有しており、区画1cから区画1e 、並びに流路1f並びに1gを経て油流出路1hにそれぞれ連通しており、さら に区画1jからは流路1iおよび1gを経て油流出路1hに連通するようになっ ている。
【0013】 前記区画1cと区画1jとを分割するための突起部2d、区画1cと区画1d とを分割するための突起部2eを有した制御弁2が区画壁1aを摺動するように 設けられている。 該制御弁2には区画1eと区画1dとを連通させるための圧油導入孔2a、2 bが設けられている。 区画1cには、制御弁2の摺動方向とほぼ略垂直に小径の丸孔1kを設け区画 1eを形成している。 なお、前記小径の丸孔1kは区画1c内の対向面にもほぼ同一延長上に浅い同 径孔1kを設けている。
【0014】 該制御弁2は、弁体1にストップリング10により固定嵌入され、シール部材 7を有するバネ受け6により係止されたスプリング3により付勢されており、区 画1eと流路1fとの圧力差が一定と成すよう動作するようになっている。 区画1e内にはシール部材9を有し、該弁箱1に螺着された計量弁4が設けら れ、該計量弁4は区画1e内から流路1fに至る間の流路面積を調整可能なよう になっており、ロックナット5により固定するようになっている。 11はモーターポンプなどにより油が送り込まれる流入管と接続させるための 連結部で、12は椅子および治療台などの作動用シリンダーに油を送り込むため の流出管と接続させるための連結部である。
【0015】 以上の構成により、区画1eと制御弁2の突起部2c間の絞りは区画1eの圧 力と区画1jの圧力プラススプリング3の反力とのバランスで決まるようにして いる。 かくして、該計量弁4の上流側即ち区画1eと下流側即ち流路1fとの圧力差 は常に一定となるので該計量弁4の開度が該計量弁4を通過する油量を決定する ように成している。
【0016】 以上本考案の一実施例について説明したが、本考案に係る圧力補償型流量調整 弁は、構造が極めてシンプルとなったために電磁弁ブロックに組み込み型とし、 流路のON・OFFを兼ねた流量制御弁とすることもできる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように構成すれば、前記した作動において、区画1cの圧力を区画1d に導く圧力導入孔2a、2bは制御調整弁2本体に設けられているのでこれ迄の 流量調整弁のように弁箱1に設けられたものと比較して極めて加工が容易となる 。
【0018】 また、制御弁2が余剰圧力を消費する箇所は、油をこれ迄の制御弁の全周に向 かって流入(又は流出)させる溝と比較し、本考案では圧力平衡のため反対側へ も浅く堀設された1ケの丸孔1kを有しているために制御弁2の動きに対する絞 りの変化の割合が極めて緩やかとなり小流量の流量の制御には極めて好都合とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の全体の縦断側面図である。
【図2】図2は本考案の底面図である。
【図3】図3は本考案の要部のA−Aで断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 1a 区画壁 1b 油流入路 1h 油流出路 1c、1d、1e、1j 区画 1f、1g、1i 流路 1k 丸孔 2 制御弁 2a、2b 圧油導入孔 2c、2d、2e 突起部 3 スプリング 4 計量弁 5 ロックナット 6 バネ受け 7、9 シール部材 8 プラグネジ 10 ストップリング 11、12 連結部

Claims (2)

    【請求項の数】 2▲ 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧制御装置において、弁箱内の区画壁
    に摺動可能に設けられた制御弁に制御用圧力導入路を設
    けたことを特徴とする油圧制御装置における圧力補償型
    流量調整弁。
  2. 【請求項2】 弁箱の区画壁に、該区画壁に対して略垂
    直に小径の丸孔を設け、且つ対向面のほぼ同一延長上に
    浅い同径孔を設けたことを特徴とする請求項2の油圧制
    御装置における圧力補償型流量調整弁。
JP7555691U 1991-06-14 1991-06-14 油圧制御装置における圧力補償型流量調整弁 Pending JPH0743252U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5035783A (ja) * 1973-05-28 1975-04-04
JPS5643280A (en) * 1979-09-18 1981-04-21 Otsuka Pharmaceut Co Ltd Carbostyril derivative
JPS6145239A (ja) * 1984-07-20 1986-03-05 ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチユアリング コンパニー 内部潜像ハロゲン化銀写真乳剤

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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