JPH0743242A - 金属パイプの傷検知方法 - Google Patents
金属パイプの傷検知方法Info
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- JPH0743242A JPH0743242A JP21095293A JP21095293A JPH0743242A JP H0743242 A JPH0743242 A JP H0743242A JP 21095293 A JP21095293 A JP 21095293A JP 21095293 A JP21095293 A JP 21095293A JP H0743242 A JPH0743242 A JP H0743242A
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- metal pipe
- metal
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ステンレスパイプや鉄パイプ等の金属パイプに
発生するひび割れその他の破断傷を、時間をかけること
なく、且つ絶対的に見落しなく検知することのできる方
法を提供する。 【構成】被検金属パイプ1aの内面や外面を、所定の非導
電性材料により薄くコーティングする。コーティング層
1cを施したパイプ1Aの内外を水に浸漬し、パイプ1A内の
水4と、被検金属パイプ1aとの間、又は、パイプ1Aを浸
漬した水3と被検金属パイプ1aとの間に、スイッチSの
切替により、コーティング材料の材質及びコーティング
厚に対応して設定した所定の電圧を印加する。これによ
り、被検金属パイプ1aのひび割れなど破断傷表面の薄い
コーティング層1cの途切れた部分に発生する導通やアー
ク(放電)を検知装置で検知してパイプ面のひび割れな
ど破断傷を検知する。
発生するひび割れその他の破断傷を、時間をかけること
なく、且つ絶対的に見落しなく検知することのできる方
法を提供する。 【構成】被検金属パイプ1aの内面や外面を、所定の非導
電性材料により薄くコーティングする。コーティング層
1cを施したパイプ1Aの内外を水に浸漬し、パイプ1A内の
水4と、被検金属パイプ1aとの間、又は、パイプ1Aを浸
漬した水3と被検金属パイプ1aとの間に、スイッチSの
切替により、コーティング材料の材質及びコーティング
厚に対応して設定した所定の電圧を印加する。これによ
り、被検金属パイプ1aのひび割れなど破断傷表面の薄い
コーティング層1cの途切れた部分に発生する導通やアー
ク(放電)を検知装置で検知してパイプ面のひび割れな
ど破断傷を検知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステンレスパイプや
鉄パイプ等の金属パイプに発生するひび割れ其の他の破
断傷を検知するための方法に関するものである。
鉄パイプ等の金属パイプに発生するひび割れ其の他の破
断傷を検知するための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発電所の蒸気発生管などステンレ
スパイプのひび割れや該パイプの熔接部分に発生するひ
び割れが進んだ破断傷の発見には、該パイプ内に内視鏡
を挿入移動せしめて此等の傷を発見するようにしてい
る。
スパイプのひび割れや該パイプの熔接部分に発生するひ
び割れが進んだ破断傷の発見には、該パイプ内に内視鏡
を挿入移動せしめて此等の傷を発見するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法で金属パイ
プの傷を発見するには、内視鏡を移動させてパイプ内面
を連続的に看視する必要があり、時間がかかり、而もひ
び割れ等の微細な傷を見落す可能性が高いという欠点が
あった。本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
であって、長い時間をかけることなく、此等を絶対的に
見落すことのない金属パイプの傷検知方法を提供するこ
とを目的とする。
プの傷を発見するには、内視鏡を移動させてパイプ内面
を連続的に看視する必要があり、時間がかかり、而もひ
び割れ等の微細な傷を見落す可能性が高いという欠点が
あった。本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
であって、長い時間をかけることなく、此等を絶対的に
見落すことのない金属パイプの傷検知方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、金属パイプのひび割れなど破断
傷を検知するための方法として、被検パイプの少くとも
内外何れかの表面に所定の非導電性材料の薄い層のコー
ティングを施した後、該パイプのコーティング面を水に
漬かった状態として、該水と被検金属パイプ材との間に
所定の電圧をかけ、該金属パイプ材と該水との間の放電
を検知して、該金属パイプの傷の有無を検知するように
している。
に、本発明においては、金属パイプのひび割れなど破断
傷を検知するための方法として、被検パイプの少くとも
内外何れかの表面に所定の非導電性材料の薄い層のコー
ティングを施した後、該パイプのコーティング面を水に
漬かった状態として、該水と被検金属パイプ材との間に
所定の電圧をかけ、該金属パイプ材と該水との間の放電
を検知して、該金属パイプの傷の有無を検知するように
している。
【0005】
【作用】金属パイプの内外両面を含む何れかの表面に、
所定の非導電性材料の薄い層のコーティングを施すと
き、該表面にひび割れなど極小間隙の非連続部分がある
と、薄いコーティングのため該コーティング層はパイプ
表面の非連続部分で途切れる。そして、コーティング面
を水に漬かった状態とすると、薄いコーティングを施し
たひび割れ部分は極小間隙のため水は浸入しにくく、水
と金属パイプ材との間の薄いコーティング層に微小空間
が形成される。該コーティング層は非導電性材料で形成
されているため、該水と該金属パイプ材との間にコーテ
ィングの厚さと材質に対応した所定の電圧をかけると、
水と金属パイプ材の間のひび割れ部分の微小空間を通し
て導通したり、又、気泡がある場合はアーク(放電)が
発生する。この導通乃至放電を検知することにより、金
属パイプにひび割れがあるかどうかを検知することがで
きる。また、ひび割れが進んだ状態の破断傷も同様にし
て検知することができる。
所定の非導電性材料の薄い層のコーティングを施すと
き、該表面にひび割れなど極小間隙の非連続部分がある
と、薄いコーティングのため該コーティング層はパイプ
表面の非連続部分で途切れる。そして、コーティング面
を水に漬かった状態とすると、薄いコーティングを施し
たひび割れ部分は極小間隙のため水は浸入しにくく、水
と金属パイプ材との間の薄いコーティング層に微小空間
が形成される。該コーティング層は非導電性材料で形成
されているため、該水と該金属パイプ材との間にコーテ
ィングの厚さと材質に対応した所定の電圧をかけると、
水と金属パイプ材の間のひび割れ部分の微小空間を通し
て導通したり、又、気泡がある場合はアーク(放電)が
発生する。この導通乃至放電を検知することにより、金
属パイプにひび割れがあるかどうかを検知することがで
きる。また、ひび割れが進んだ状態の破断傷も同様にし
て検知することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の金属パイプの傷検知方法の実
施例を添付の図面に基いて説明する。図1は、U字形の
所定径・所定肉厚のSUS等の金属パイプ1aのひび割れ
など破断傷を検知する場合を示し、図2は、同じく直線
形の金属パイプ1bの傷を検知する場合を示している。
施例を添付の図面に基いて説明する。図1は、U字形の
所定径・所定肉厚のSUS等の金属パイプ1aのひび割れ
など破断傷を検知する場合を示し、図2は、同じく直線
形の金属パイプ1bの傷を検知する場合を示している。
【0007】図1において、U字形の被検パイプ1aのパ
イプ内側面及び外側面には、ひび割れ等の傷検知用に非
導電性材料である例えばエポキシ樹脂、エポキシフエノ
ール樹脂、エポキシ変性樹脂等の熱硬化性樹脂が溶剤に
溶かされて、極めて薄い数ミクロン程度の厚さの層でそ
れぞれコーティングされている(なお、該コーティング
層1cは便宜上、厚く表示してある)。このコーティング
したU字形パイプ1Aを、口を上に起立状態として、該パ
イプ内に水4を上部入口近くまで注入するとともに、金
属製の水槽2A内に水3を所定高さまで満たし、該パイプ
1A上部を水槽2A内の水面より若干露出状態に位置せしめ
る。そして、U字形パイプ1Aの上部端面の金属パイプ材
部分を、導線5により、図示しないピンホール検知器な
ど所定の検知装置の検知用直流電源のプラス側に接続す
る。
イプ内側面及び外側面には、ひび割れ等の傷検知用に非
導電性材料である例えばエポキシ樹脂、エポキシフエノ
ール樹脂、エポキシ変性樹脂等の熱硬化性樹脂が溶剤に
溶かされて、極めて薄い数ミクロン程度の厚さの層でそ
れぞれコーティングされている(なお、該コーティング
層1cは便宜上、厚く表示してある)。このコーティング
したU字形パイプ1Aを、口を上に起立状態として、該パ
イプ内に水4を上部入口近くまで注入するとともに、金
属製の水槽2A内に水3を所定高さまで満たし、該パイプ
1A上部を水槽2A内の水面より若干露出状態に位置せしめ
る。そして、U字形パイプ1Aの上部端面の金属パイプ材
部分を、導線5により、図示しないピンホール検知器な
ど所定の検知装置の検知用直流電源のプラス側に接続す
る。
【0008】また、U字形パイプ1A内に注入した水4の
上部に通電用の電極棒6を挿入し、該電極棒6の上端部
を導線7を介して、上記検知装置のマイナス側(アー
ス)にコモン電極11が接続された切替スイッチSの接点
9に接続する一方、配線8により水槽2Aと該スイッチS
の接点10とを接続する。
上部に通電用の電極棒6を挿入し、該電極棒6の上端部
を導線7を介して、上記検知装置のマイナス側(アー
ス)にコモン電極11が接続された切替スイッチSの接点
9に接続する一方、配線8により水槽2Aと該スイッチS
の接点10とを接続する。
【0009】上記のごとく接続された切替スイッチSの
可動電極12を図1に示すように接点9側へ切替えると、
U字形パイプ内の水4は、上記検知装置のマイナス側に
接続される。従って、U字形パイプ1Aの金属パイプ材部
分1aに、導線5により、コーティング材料の材質及びコ
ーティング厚に対応して設定した所定の直流電圧(例え
ばDC300V) をパイプ1A内の水4との間に印加すると、被
検パイプ1aのひび割れ乃至破断部分表面のコーティング
層1cの途切れた部分の微小空間にアーク(放電)が発生
し、この放電は上記検知装置の表示灯に表示することが
でき、又は、アラーム(警報)等で出力され、U字形パ
イプの内面部にひび割れ乃至破断部のあることが検知さ
れる。
可動電極12を図1に示すように接点9側へ切替えると、
U字形パイプ内の水4は、上記検知装置のマイナス側に
接続される。従って、U字形パイプ1Aの金属パイプ材部
分1aに、導線5により、コーティング材料の材質及びコ
ーティング厚に対応して設定した所定の直流電圧(例え
ばDC300V) をパイプ1A内の水4との間に印加すると、被
検パイプ1aのひび割れ乃至破断部分表面のコーティング
層1cの途切れた部分の微小空間にアーク(放電)が発生
し、この放電は上記検知装置の表示灯に表示することが
でき、又は、アラーム(警報)等で出力され、U字形パ
イプの内面部にひび割れ乃至破断部のあることが検知さ
れる。
【0010】次に、切替スイッチSの可動電極12を接点
10側へ切替えると、水槽2A内の水3は検知装置のマイナ
ス側(アース)に接続され、U字形パイプの金属パイプ
材部分1aに、導線5を介して、所定の直流電圧を、該水
槽2A内の水3との間に印加することにより、上記のパイ
プ内面の場合と同様にして、パイプ外面部のひび割れ等
の傷を検出することができる。
10側へ切替えると、水槽2A内の水3は検知装置のマイナ
ス側(アース)に接続され、U字形パイプの金属パイプ
材部分1aに、導線5を介して、所定の直流電圧を、該水
槽2A内の水3との間に印加することにより、上記のパイ
プ内面の場合と同様にして、パイプ外面部のひび割れ等
の傷を検出することができる。
【0011】図2においては、直線形の被検パイプ1bの
パイプ内側面及び外側面に、ひび割れ等の傷検知用に、
図1の場合と同じく、非導電性材料である例えばエポキ
シ樹脂、エポキシフエノール樹脂、エポキシ変性樹脂等
の熱硬化性樹脂が溶剤に溶かされて、極めて薄い数ミク
ロン程度の厚さでそれぞれコーティングされている。こ
のコーティング層1cを両面に有する直線形パイプ1Bの一
端(図では下端)に、該パイプ1Bの内径部及び外径部に
圧入可能な寸法に形成した所定形状のゴムプラグ(ゴム
栓)8を圧入して該端部を閉塞して、垂直方向に起立状
態で水4を上部入口近くまで注入する。この場合、閉塞
を完全にするために、適当な接着剤を圧入面に塗布して
も良く、また、ビニールテープ等で該プラグ8の外周と
直線形パイプ1Bの下端部とを囲繞被覆するようにしても
良い。そして、金属製の水槽2Bに水3を所定高さに満た
し、水4が注入されたパイプ1Bの上端部を、水槽2b内の
水面より若干露出せしめた状態に位置せしめる。
パイプ内側面及び外側面に、ひび割れ等の傷検知用に、
図1の場合と同じく、非導電性材料である例えばエポキ
シ樹脂、エポキシフエノール樹脂、エポキシ変性樹脂等
の熱硬化性樹脂が溶剤に溶かされて、極めて薄い数ミク
ロン程度の厚さでそれぞれコーティングされている。こ
のコーティング層1cを両面に有する直線形パイプ1Bの一
端(図では下端)に、該パイプ1Bの内径部及び外径部に
圧入可能な寸法に形成した所定形状のゴムプラグ(ゴム
栓)8を圧入して該端部を閉塞して、垂直方向に起立状
態で水4を上部入口近くまで注入する。この場合、閉塞
を完全にするために、適当な接着剤を圧入面に塗布して
も良く、また、ビニールテープ等で該プラグ8の外周と
直線形パイプ1Bの下端部とを囲繞被覆するようにしても
良い。そして、金属製の水槽2Bに水3を所定高さに満た
し、水4が注入されたパイプ1Bの上端部を、水槽2b内の
水面より若干露出せしめた状態に位置せしめる。
【0012】また、直線形パイプ1Bの上部端面の金属パ
イプ材部分1bを、導線5により、図示しないピンホール
検知器など所定の検知装置の検知用直流電源のプラス側
に接続する。そして、直線形パイプ1B内に注入した水4
の上部に通電用の電極棒6を挿入し、該電極棒6の上端
部を導線7を介して、前記実施例と同じく切替スイッチ
Sの接点9に接続する一方、配線8により水槽2Bと該ス
イッチSの接点10とを接続する。
イプ材部分1bを、導線5により、図示しないピンホール
検知器など所定の検知装置の検知用直流電源のプラス側
に接続する。そして、直線形パイプ1B内に注入した水4
の上部に通電用の電極棒6を挿入し、該電極棒6の上端
部を導線7を介して、前記実施例と同じく切替スイッチ
Sの接点9に接続する一方、配線8により水槽2Bと該ス
イッチSの接点10とを接続する。
【0013】上記のごとく接続された切替スイッチSの
可動電極12を図2に示すように接点9側へ切替え、直線
形パイプ1Bの金属パイプ材部分1bに、導線5により、コ
ーティング材料の材質及びコーティング厚に対応して設
定した所定の直線電圧をパイプ1B内の水4との間に印加
することにより、該直線形パイプの内面部のひび割れ乃
至破断部の有無を検知することができ、また、切替スイ
ッチSの可動電極12を接点10側へ切替え、該所定直流電
圧を金属パイプ材部分1bと水槽2B内の水3との間に印加
して、該直線形パイプの外面部のひび割れ乃至破断部の
有無を検出することができる。
可動電極12を図2に示すように接点9側へ切替え、直線
形パイプ1Bの金属パイプ材部分1bに、導線5により、コ
ーティング材料の材質及びコーティング厚に対応して設
定した所定の直線電圧をパイプ1B内の水4との間に印加
することにより、該直線形パイプの内面部のひび割れ乃
至破断部の有無を検知することができ、また、切替スイ
ッチSの可動電極12を接点10側へ切替え、該所定直流電
圧を金属パイプ材部分1bと水槽2B内の水3との間に印加
して、該直線形パイプの外面部のひび割れ乃至破断部の
有無を検出することができる。
【0014】また、上記の金属パイプの傷の検知の場合
には、金属パイプの傷のみの検知だけでなく、該パイプ
の金属片等が水に混入循環してコーティングを傷つける
ことにより、ひび割れでなくてもひび割れ等を検知する
ことになる場合が発生するが、この検知も行うことがで
きる。なお、上記の実施例では、それぞれ、水槽内の水
3、又は被検パイプ内の水4を検知用直流電源のマイナ
ス側へ接続せしめ、金属パイプ材部分を該電源のプラス
側へ接続するようにしたが、該水槽内の水3又は被検パ
イプ内の水4を該電源のプラス側に接続し、金属パイプ
材部分をマイナス側に接続しても良く、検知用電源とし
て交流を使用することも無論可能である。
には、金属パイプの傷のみの検知だけでなく、該パイプ
の金属片等が水に混入循環してコーティングを傷つける
ことにより、ひび割れでなくてもひび割れ等を検知する
ことになる場合が発生するが、この検知も行うことがで
きる。なお、上記の実施例では、それぞれ、水槽内の水
3、又は被検パイプ内の水4を検知用直流電源のマイナ
ス側へ接続せしめ、金属パイプ材部分を該電源のプラス
側へ接続するようにしたが、該水槽内の水3又は被検パ
イプ内の水4を該電源のプラス側に接続し、金属パイプ
材部分をマイナス側に接続しても良く、検知用電源とし
て交流を使用することも無論可能である。
【0015】また、上記実施例では被検パイプの内外両
面のひび割れ乃至破断傷の検知を行う場合について説明
したが、内外何れかの面の傷の検知を行うことが可能
で、内面のみの傷を検知する場合は、パイプ内面のみに
非電導性材料の薄いコーティングを施し、パイプ内に注
入した水と、金属パイプ材との間に所定の電圧をかけ、
ピンホール検知器などの検知器を用いて、該金属パイプ
材とパイプ内の水との間の導通乃至放電を検知して傷の
有無を検知するようにしても良く、また、実施例ではパ
イプ外面の傷を検出するための水用に金属製の水槽を用
いたが、非金属の水槽を用いて水槽内の水に電極棒を挿
入して通電するようにしても良く、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の変更が可能である。
面のひび割れ乃至破断傷の検知を行う場合について説明
したが、内外何れかの面の傷の検知を行うことが可能
で、内面のみの傷を検知する場合は、パイプ内面のみに
非電導性材料の薄いコーティングを施し、パイプ内に注
入した水と、金属パイプ材との間に所定の電圧をかけ、
ピンホール検知器などの検知器を用いて、該金属パイプ
材とパイプ内の水との間の導通乃至放電を検知して傷の
有無を検知するようにしても良く、また、実施例ではパ
イプ外面の傷を検出するための水用に金属製の水槽を用
いたが、非金属の水槽を用いて水槽内の水に電極棒を挿
入して通電するようにしても良く、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の変更が可能である。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の方法によれば、
ステンレスパイプや鉄パイプ等の金属パイプに発生する
ひび割れ其の他の破断傷を検知する場合、内外何れかの
面の傷を、片面両面を問わず、時間がかかることなく絶
対的に傷の見落しのない金属パイプの傷検知方法を提供
することができる。
ステンレスパイプや鉄パイプ等の金属パイプに発生する
ひび割れ其の他の破断傷を検知する場合、内外何れかの
面の傷を、片面両面を問わず、時間がかかることなく絶
対的に傷の見落しのない金属パイプの傷検知方法を提供
することができる。
【図1】本発明の方法を、U字形金属パイプに実施した
一例を示す縦断面図、
一例を示す縦断面図、
【図2】本発明の方法を直線形金属パイプに実施した一
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
1a,1b…被検パイプ、 1A,1B…コーティングした被検
パイプ、 1c…コーティング層、 2A,2B…金属製水
槽、 3…水槽内の水、 4…パイプ内の水。
パイプ、 1c…コーティング層、 2A,2B…金属製水
槽、 3…水槽内の水、 4…パイプ内の水。
Claims (1)
- 【請求項1】金属パイプのひび割れなど破断傷を検知す
るための方法であって、該パイプの少くとも内外何れか
の表面に所定の非導電性材料の薄層コーティングを施し
た後、該パイプのコーティング面を水に浸漬して、該水
と該金属パイプ材との間に所定の電圧をかけ、該金属パ
イプ材と該水との間の導通乃至放電を検知して傷の有無
の検知を行うことを特徴とする金属パイプの傷検知方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21095293A JPH0743242A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 金属パイプの傷検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21095293A JPH0743242A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 金属パイプの傷検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743242A true JPH0743242A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16597827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21095293A Pending JPH0743242A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 金属パイプの傷検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743242A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1123408A (ja) * | 1997-07-09 | 1999-01-29 | Mitsui Chem Inc | 樹脂配管系の気密又は水圧テスト方法と、該方法で用いる 盲用プラグ |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP21095293A patent/JPH0743242A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1123408A (ja) * | 1997-07-09 | 1999-01-29 | Mitsui Chem Inc | 樹脂配管系の気密又は水圧テスト方法と、該方法で用いる 盲用プラグ |
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