JPH0743159U - ごみ等の使用済物品の投入口ユニット - Google Patents

ごみ等の使用済物品の投入口ユニット

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JPH0743159U
JPH0743159U JP3440393U JP3440393U JPH0743159U JP H0743159 U JPH0743159 U JP H0743159U JP 3440393 U JP3440393 U JP 3440393U JP 3440393 U JP3440393 U JP 3440393U JP H0743159 U JPH0743159 U JP H0743159U
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JP3440393U
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Inventor
村 明 夫 北
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ホクメイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手で扉などを開くことなくごみ等の使用済物
品を捨てることができ、かつ、衛生的に使用できる、ご
み等の使用済物品の投入口ユニットを提供する。 【構成】 ダストボックス10は、ごみ,紙屑および生
ごみ等の使用済物品が投入される投入部14を含む。投
入部14は、開口部22を有する枠体18を含み、枠体
18の内側には、投入口ユニット部28が形成される。
この場合、枠体18には、開口部22を開閉する開閉扉
46が回動自在に形成される。また、開閉扉46の近傍
には、人体等の物体が接近してきたことを検知するたと
えば焦電型赤外線センサおよび光電センサなどの検知手
段60,62が設けられる。さらに、開閉扉46には、
検知手段60,62に応じて、その開閉扉46を開閉自
在に駆動する開閉扉駆動手段86が接続される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ごみ等の使用済物品の投入口ユニットに関し、特にたとえば、フ ァーストフードショップおよび病院などに設置され、その中に、ごみ,紙屑およ び生ごみ等が捨てられる、ダストボックス、鉄道車両に付属しているごみ投入口 、および、マンションなどの建物に設置されるダストーシューターのごみ投入口 等、不特定多数の人が利用すると考えられるダストボックスおよびごみ投入口に 用いられる、ごみ等の使用済物品の投入口ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この考案の背景となる従来のダストボックスおよびごみ投入口は、ほとんどが 投入口の扉または蓋を一方の手で開き、かつ、蓋が閉じないようにその蓋を保持 しながら他方の手でごみ,紙屑および生ごみ等の使用済物品を捨てるものであっ た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のダストボックスおよびごみ投入口では、ごみ を捨てる際に片手で蓋または扉を開くために、たとえば荷物を持っている場合な どは、ごみ等が投入口にきれいに入らずに周辺にこぼれ落ちる。また、トレイま たはごみ自体で投入口の扉または蓋を押し開けて、そのごみを捨てた場合、投入 口の扉または蓋にごみが付着して非常に美観を損ねると共に、扉または蓋に付着 した汚物が手に付いて、衛生上好ましくない。この場合、次にごみを投入する人 も、汚れた扉または蓋に触れる事が不衛生なので、同様に、トレイまたはごみ自 体で扉または蓋を押し開けて投入するという悪循環を生じ、投入口の扉または蓋 およびその周辺の清潔さが著しく害されるのが実情である。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、手で扉などを開けることなくごみを捨 てることができ、かつ、衛生的に使用できる、ごみ等の使用済物品の投入口ユニ ットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ゴミ,紙屑等の使用済物品を投入するための開口部を有する投入 部と、投入部に設けられ、開口部を開閉可能にするための開閉扉と、人体などの 物体が投入部に接近してきたことを検知する検知手段と、検知手段からの信号に 対応して、開閉扉を開閉させる開閉扉駆動手段とを含む、ごみ等の使用済物品の 投入口ユニットである。
【0006】
【作用】
投入部に人体などの物体が接近してきたことが検知手段により検知される。検 知手段の検知信号に応じて、開閉扉を開閉させるための開閉扉駆動手段が駆動さ れる。開閉扉駆動手段が駆動することにより、開閉扉が開閉される。
【0007】
【考案の効果】
この考案によれば、手で扉などを開けることなくごみを捨てることができ、か つ、衛生的に使用できる、ごみ等の使用済物品の投入口ユニットが得られる。し たがって、このごみ等の使用済物品の投入口ユニットが用いられたダストボック スではたとえば荷物などで片手が塞がっていても、もう一方の手で簡単にごみ等 を投入することができる。また、トレイなどの上にごみ等を載せて捨てる際、投 入口の扉または蓋が自重で閉じようとしてトレイ上のごみを押し返して、ダスト ボックス周辺にこぼれ落ちることがない。しかも、投入口の扉または蓋に手を触 れないので、扉または蓋にごみが付着しにくく大変衛生的である。
【0008】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す斜視図であり、図2は図1に示すダストボッ クスの投入部の周辺を示す図解図であり、図3は図1および図2に示すダストボ ックスの要部分解斜視図である。この考案はごみ等の使用済物品の投入口ユニッ トに関するが、この実施例では、ごみ等の使用済物品の投入口ユニットが用いら れるダストボックスについて説明する。
【0010】 このダストボックス10は、たとえば直方体箱状の筐体12を含む。筐体12 は、ごみ,紙屑および生ごみ等の使用済物品を投入するための投入部14と、投 入部14に投入されたごみ等の使用済物品を収納するための収納部16とを有す る。投入部14は、図3に示すように、たとえば平面略「コ」字形の枠体18を 含む。枠体18は、たとえば断面「コ」字形で平面矩形の前壁部材20を含み、 前壁部材20の中央には、たとえば矩形の開口部22が設けられる。この前壁部 材20の長手方向の一端および他端には、それぞれ、たとえば断面「コ」字形で 平面矩形の右壁部材24および左壁部材26が接続される。前壁部材20,右壁 部材24および左壁部材26は、たとえば金属材料などで形成され、それらの端 部がたとえば溶接,ビスなどの固着手段で固着されることによって、平面略「コ 」字形の枠体18に形成される。
【0011】 枠体18の内側には、投入口ユニット部28が構成される。 すなわち、枠体18の右壁部材24と左壁部材26との間には、その上端部に 、たとえば金属からなる平面略矩形の取付け板30が取着される。取付け板30 は、投入口ユニット部28を枠体18の内側に支持するためのものであり、その 長手方向の一端側およひ他端側が、それぞれ、右壁部材24および左壁部材26 のほぼ中央上端部に、たとえばビスなどの固着手段32で固着される。
【0012】 投入口ユニット部28は、たとえば断面「コ」字形で平面矩形の支持部材34 を含み、支持部材34は矩形の支持板36を含む。支持板34の幅方向の一端に は、その長手方向の一端から他端にかけて、たとえば矩形板状の前面片38が形 成される。前面片38は、支持板36の幅方向の一端から下方に直角に突き出し 設けられる。支持板36の長手方向の一端および他端には、それぞれ、たとえば 矩形板状の右側面片40および左側面片42が形成される。前面片38,右側面 片40および左側面片42は、たとえば金属材料などで一体的に形成される。 支持部材34は、その前面片38が枠体18の開口部22の側に配置されるよ うにして、たとえばビスなどの固着手段44で取付け板30に取着される。
【0013】 支持部材34には、枠体18の前壁部材20に設けられた開口部22を開閉す る開閉扉46が回動自在に取着される。すなわち、支持部材34の前面側には、 右側面片40と左側面片42との間に回転シャフト48が回動自在に架け設けら れる。回転シャフト48は、たとえば断面円形で棒状の軸部50を含み、その軸 部50の軸方向の一端側には、たとえばL字形のクランク部52が形成される。 軸部50とクランク部52とは、たとえば金属材料で一体的に形成される。この 回転シャフト48には、開閉扉46が接続される。この場合、開閉扉46は、矩 形板状の扉本体54を含み、扉本体54の幅方向の一端(上端)には、その長手 方向の一端から他端にかけて、たとえば帯状の第1の接続片56が形成される。
【0014】 一方、回転シャフト48の軸部50には、その軸方向に延びて、帯状の第2の 接続片58が形成される。第1の接続片56と第2の接続片58とをたとえばビ スおよび溶接などの固着手段59で固着することにより、回転シャフト48と開 閉扉46とが接続される。したがって、開閉扉46は、回転シャフト48の回転 する方向と同じ方向に回転することが可能となる。
【0015】 支持部材34の前面片38には、投入部14に接近してくるたとえば人体また は手などを検知するための検知手段として、たとえば焦電型赤外線センサ60お よび光電センサ62などが取着される。すなわち、支持部材34の前面片38の 長手方向の中央部には、それらのセンサ60,62を前面片38に配置するため の取付け部材64がたとえば4つのビス65で前面片38に取付けられる。
【0016】 この取付け部材64は、矩形の底壁66を含み、底壁66には、その長手方向 の一端側に、たとえば矩形の第1の貫通孔68が設けられる。底壁66の一方の 長辺の端部から上方に延びて、矩形板状の立壁面70が形成される。立壁面70 には、その長手方向の一端側に、たとえば矩形の第2の貫通孔72が設けられる 。立壁面70の2つの短辺には、その端部から上方に延びて矩形の側壁面74a ,74bがそれぞれ形成される。2つの側壁面74a,74bには、それらの幅 方向の端部から外側に直角に延びて、矩形の取付け片76a,76bがそれぞれ 形成される。底壁66,立壁面70,側壁面74a,74bおよび取付け片76 a,76bは、たとえば金属材料などで一体的に形成される。
【0017】 取付け部材64の内側には、その底壁66の第1の貫通孔68に対応して、光 電センサとしての光電センサ62が取付けられる。この実施例では、光電センサ 62として、たとえば投光器と受光器とを同じケース内に組み込んだ反射形の光 電スイッチが用いられる。光電センサ62は、第1の貫通孔68の上方に取付け られる。この場合、取付け部材64の一方の側壁面74bに、L字形の固定片7 8がビスなどの固着手段80で固着され、光電センサ62は、その固定片78と 立壁面70との間に嵌め込まれるようにして、たとえば4つのビス82で固定片 78に固着される。
【0018】 さらに、取付け部材64の内側には、その立壁面70の第2の貫通孔72に対 応して、焦電型赤外線センサ60が取付けられる。焦電型赤外線センサ60は、 立壁面70と支持部材34の前面片38との間に挟持されるようにして、第2の 貫通孔72の後方に取付けられる。
【0019】 さらに、支持部材34の前面片38には、たとえば「ありがとうございました 」などの予め設定された音声を発声するスピーカー84が設けられている。
【0020】 一方、支持部材34には、図2および図3などに示すように、開閉扉46を開 閉自在に駆動させるための開閉扉駆動手段86が形成される。駆動手段86は、 動力源としてのモータ88を含む。モータ88は、取付け枠90内に取付けられ る。取付け枠90は、モータ88を取付けるための載置部92を含む。載置部9 2は、たとえば断面L字形で板状に形成される。載置部92の長辺の端部から直 角に延びる帯状の取付け片94が形成される。載置部92と取付け片94とは、 たとえば金属材料で一体的に形成される。取付け枠90は、支持部材34の下方 に取着される。この場合、取付け片94の上面を支持板36の下面にたとえば2 つのビス96で固着することにより、取付け枠90は支持板34の幅方向の他端 側に取着される。載置部92の上面には、モータ88が取付けられる。 さらに、モータ88の両側には、2つのたとえば金属からなる断面略U字形の モータ挟持部98a,98bが取着される。2つのモータ挟持部98a,98b は、たとえばビス,ボルト・ナットなどの固着手段100により、モータ88の 端部を挟むようにして、モータ88の両側に取付けられる。
【0021】 このモータの駆動軸89には、たとえば金属からなる矩形板状のモータガイド が102接続される。この場合、モータガイド102には、図3および図6など に示すように、その長手方向の一端側に、たとえば円形の貫通孔103が設けら れる。この貫通孔103にモータ88の駆動軸89が挿通されかつ固着される。 したがって、モータガイド102は、モータ88が正回転ないし逆回転するに伴 って、そのモータ88の駆動軸89と同様の回転運動が可能となる。
【0022】 また、モータガイド102の長手方向の他端側には、その一方主面から直角に 延びて、たとえば円柱形の押圧ドッグ104が形成される。さらに、モータガイ ド102の長手方向の他端側には、その他方主面から直角に延びて、円柱形の引 張りドッグ106が形成される。
【0023】 一方のモータ挟持部98aには、その長手方向に間隔を隔てて、2つのリミッ トスイッチ108および110がたとえばビスなどの固着手段111で取付けら れる。これらのリミットスイッチ108(LS1 ),110(LS2 )は、モー タガイド102が正回転ないし逆回転したときに、押圧ドッグ104の先端部が それらのリミットスイッチ108,110の作動片を押圧できるように配置され て、モータ挟持部98aに取付けられる。
【0024】 さらに、引張りドッグ106の軸方向の先端部には、図2および図3に示すよ うに、たとえば略矩形板状の第1の作動部材112が取付けられる。第1の作動 部材112は、その長手方向の一端側にたとえば長円状の長孔112aを有し、 その長手方向の他端側にたとえば円形の孔112bを有する。引張りドッグ10 6の軸方向の先端部は、第1の作動部材112の長孔112aに挿通されること によって、第1の作動部材112に接続される。このとき、引張りドッグ106 の軸方向の先端部は、その第1の作動部材112の長孔112aの中を自由に移 動する。
【0025】 第1の作動部材112の他端部には、第2の作動部材114が回動自在に接続 される。この第2の作動部材114は、第1の作動部材112と同様の形状に形 成される。すなわち、この第2の作動部材114は、略矩形板状に形成され、そ の長手方向の一端側に円形の孔114bを有し、その長手方向の他端側に長円状 の長孔114aを有する。そして、第2の作動部材114の一端部と第1の作動 部材112の他端部とが回動自在に接続される。
【0026】 第1の作動部材112と第2の作動部材114とは、規制部材116と共に回 動自在に接続される。規制部材116は、図3および図4などに示すように、略 「く」の字形の平板部118を含む。平板部118の長さ方向の中央部には、た とえば円形の貫通孔119が設けられる。平板部118の長さ方向の一端側およ び他端側には、それぞれ、その幅方向の一端から直角に延びて、たとえば矩形の 当たり部120,122が形成される。一方の当たり部120と他方の当たり部 122とは、同じ長さをもって、かつ、相反する方向に突出するようにして設け られる。平板部118および当たり部120,122とは、たとえば金属材料な どで一体的に形成される。
【0027】 一方、支持部材34の左側面片42には、たとえば金属などからなる4角形環 状の取付け枠124が取着される。取付け枠124は、その1つの側面125a が支持部材34の左側面片42の外面にたとえば4つのビス126で固着される ことにより、支持部材34に取着される。取付け枠124の他の側面125b部 分には、たとえば円形の取付け孔128が設けられる。
【0028】 規制部材116は、第1の作動部材112および第2の作動部材114ととも に、たとえばピンからなる枢軸部130で、取付け枠124の内側に回動自在に 取付けられる。この場合、取付け枠124の内側には、規制部材116の一方の 当たり部120の上面に第1の作動部材112の他端部が当接され、規制部材1 16の他方の当たり部122の上面に第2の作動部材114の一端部が当接され るように、規制部材116,第1の作動部材112および第2の作動部材114 が配置される。そして、第1の作動部材112の貫通孔112bと、規制部材1 16の貫通孔119と、第2の作動部材114の貫通孔114bと、取付け枠1 24の取付け孔128とが重ね合わされて、それらの孔にたとえばピンからなる 枢軸部130を挿着することによって、第1の作動部材112,規制部材116 および第2の作動部材114が、取付け枠124に回動自在に支持される。
【0029】 規制部材116の一方の当たり部120は、第1の作動部材112が枢軸部1 30を中心に、図4に見て、反時計方向に当たり部以上に回転すること、および 、第2の作動部材114が枢軸部130を中心に時計方向に当たり部以上に回転 することを規制している。
【0030】 さらに、第2の作動部材114の他端部には、図3および図7などに示すよう に、回転シャフト48のクランク部52が挿通される。この場合、第2の作動部 材114の他端部に設けられた長孔114aに、回転シャフト48のクランク部 52が挿通される。クランク部52は、第2の作動部材114の長孔114aの 中を自由に移動する。
【0031】 次に、このダストボックス10の投入口ユニット28の電気的構成について、 図8および図9などを参照しながら説明する。 このダストボックス10の投入口ユニット28では、投入部14の開閉扉46 に接近してくる人体または手からの遠赤外線の変化を検知する焦電型赤外線セン サ60とセンサ基盤132が電気的に接続されている。センサ基盤132は、焦 電型赤外線センサ60からの検出信号を増幅する増幅回路(図示せず)などを含 む。また、センサ基盤132には、スピーカー84が電気的に接続される。さら に、センサ基盤132は、開閉扉46を開閉自在に駆動させる駆動手段86を制 御するコントロール基盤134に電気的に接続される。このコントロール基盤1 34には、駆動手段86の駆動源であるモータ88が電気的に接続される。また 、コントロール基盤134には、リミットスイッチLS1 およびLS2 が電気的 に接続される。さらに、コントロール基盤134には、開閉扉46の直前部を検 知範囲とする光電センサ62が電気的に接続される。
【0032】 この実施例では、たとえばACアダプタにより家庭用100Vの電圧が12V 定格電流に交換され、アダプタージャック136を経由して投入口ユニット28 内部のコントロール基盤134に送られる。コントロール基盤134に送られた 電流は、光電センサ62およびセンサ基盤132を経由して、焦電型赤外線セン サ60に通電する。
【0033】 次に、このダストボックス10の機械的かつ電気的な作動状態について、図4 ,図5,図6,図7,図9,図10および図11などを参照しながら、詳細に説 明する。 このダストボックス10では、初期状態において、リレーR1 ,R2 ,R3 が OFFになっており、このダストボックス10の開閉扉46は閉じた状態となっ ている。この場合、モータガイド102に設けられた押圧ドッグ104の軸方向 の先端部は、閉端用のリミットスイッチLS1 の作動片を押圧している。リミッ トスイッチLS1 にはb接点が用いられるため、リミットスイッチLS1 の作動 片にモータガイドの押圧ドッグが押圧している(ON操作している)状態では、 リミットスイッチLS1 の接点は開いた状態となっている。また、リレーR3 は OFFになっており消磁されているので、リレーR2 もOFFになり消磁されて いる。
【0034】 まず、ダストボックス10にごみを捨てるために人がごみ投入部に接近してく ると、焦電型赤外線センサ60(PIS)は、その接近してきた人ないし人の手 からの遠赤外線の変化を感知し、その検知信号がセンサ基盤132に送られる。 さらに、その検知信号がセンサ基盤132で増幅される。増幅された電気信号は コントロール基盤134に送られ、投入口の開閉扉46を開閉させるモータ88 に電流が通電される。この場合、焦電型赤外線センサ60(PIS)がONにな ると、リレーR3 がONになりリレーR3 が励磁され、さらに、リレーR2 も励 磁される。したがって、モータ88に電流が流れ、モータ88は正回転して投入 口の扉46が開いていく。
【0035】 すなわち、モータ88の正回転と共にモータガイド102も同様に回転するた め、押圧ドッグ104の軸方向の先端部は、第1の作動部材112の長孔112 aを移動しながら第1の作動部材112の長手方向の一端部を下方に引っ張る。 したがって、第1の作動部材112は、たとえば図5に示すように、枢軸部13 0を支点にして反時計方向に回転する。さらに、第1の作動部材112の回転運 動は、第1の作動部材112に当接している規制部材116の一方の当たり部1 20を通じて規制部材116に伝達されるため、規制部材116も、枢軸130 を支点にして反時計方向に回転する。さらに、この規制部材116の回転運動は 、第2の作動部材114に当接している他方の当たり部122を通して第2の作 動部材114に伝達され、第2の作動部材114を、枢軸130を支点にして反 時計方向に回転させる。
【0036】 それから、第2の作動部材114の回転運動は、その第2の作動部材114の 長孔114aに挿通された回転シャフト48のクランク部52を通して、回転シ ャフト48に伝達される。このとき、回転シャフト48のクランク部52は、第 2の作動部材114の長孔114aを移動しながら、回転シャフト48の軸部5 0を支点にして、時計方向に回転する。この場合、回転シャフト48には開閉扉 46が固着されているため、回転シャフト48の回転運動に伴って、開閉扉46 が回転シャフト48の軸部50を支点にして時計方向に回転する。したがって、 開閉扉46が内側に回転し、ごみ投入口が開口していく。
【0037】 そして、モータガイド102は、その押圧ドッグ104が開端用のリミットス イッチLS2 の作動片を押圧したところで、その回転を止める。この場合、リミ ットスイッチLS2 はb接点を使用しているので、LS2 にモータガイド102 の押圧ドッグが押圧している(ON操作している)状態では、LS2 の接点が開 いている。そのため、リレーR2 は、消磁され、モータ88の回転が停止し、開 閉扉46は開いた状態で停止する。
【0038】 その後、このダストボックス10の投入部14から人ないし人の手が離れてい くと、焦電型赤外線センサ60(PIS)および光電センサ62(PHS)がO FFとなり、コントロール基盤134からモータ88にモータ88を逆回転させ るための電気信号が伝わる。そのため、リレーR3 が消磁される。この場合、リ ミットスイッチLS1 の接点は閉じており、リレーR3 のb接点が閉じているた め、R1 が0Nとなり励磁される。そのため、モータ88が逆回転して投入口の 開閉扉46が閉じていく。
【0039】 すなわち、モータ88が逆回転することにより、その回転力がモータガイド1 02に伝達され、モータガイド102も、逆回転する。このモーターガイド10 2の回転により、押圧ドッグ104の先端部が第1の作動部材112の長孔11 2aの中を移動しながら、第1の作動部材112を上方に押し上げる。そのため 、第1の作動部材112は、枢軸部130を支点にして、図5に示すように、時 計方向に回転する。
【0040】 一方、開口状態に停止している開閉扉46には、自重により閉じる方向に負荷 がかかっている。また、開閉扉46に固着される回転シャフト48には、その軸 部50を支点にして反時計方向に回転しようとする負荷がかかっている。この反 時計方向に回転しようとする負荷は、第2の作動部材114の長孔114aを通 して第2の作動部材114にかかる。さらに、この負荷は、規制部材116の他 方の当たり部122を通して、規制部材116に、枢軸部130を支点として時 計方向に回転しようとする負荷を与えている。
【0041】 第1の作動部材112と当接している当たり部120によって、枢軸部130 を支点に時計方向に回転することを規制されていた規制部材116は、第1の作 動部材112が枢軸部130を支点にして時計方向に回転することにより、負荷 が解き放たれて、枢軸部130を支点に時計方向に回転する。規制部材116が 枢軸部130を支点に時計方向に回転することにより、その規制部材116の当 たり部120により、枢軸部130を支点に時計方向に回転することを規制され ていた第2の作動部材114の負荷が解き放たれ、第2の作動部材114も枢軸 部130を支点にして時計方向に回転する。第2の作動部材114が枢軸部13 0を支点にして時計方向に回転すると、回転シャフト48の軸部50を支点に反 時計方向に回転しようとする負荷が解き放たれ、回転シャフト48は、第2の作 動部材114の長孔114aの中を移動しながら軸部50を支点に反時計方向に 回転する。そのため、投入部の開閉扉46が閉じていく。
【0042】 そして、モータガイド102は、押圧ドッグ104が閉端用のリミットスイッ チLS1 の作動片を押圧したところで、その回転を止める。この場合、リミット スイッチLS1 はb接点を使用しているので、LS1 にモータガイド102の押 圧ドッグ104が押圧している(ON操作している)状態では、LS1 の接点が 開いている。そのため、リレーR1 は、消磁され、モータ88の回転が停止し、 開閉扉46は開いた状態で停止し、初期状態に復帰する。
【0043】 開閉扉46が閉じていく途中でも、開閉扉46の直前部を感知範囲とする光電 スイッチ62に手あるいは物が感知(遮光)している場合には、コントロール基 盤134に電気信号が流れ、開閉扉46の閉じるのを停止させる。 なお、センサ基盤132にはスピーカー84が接続されているので、このスピ ーカー84は、焦電型赤外線センサ60が人体および物等を感知して開閉扉46 が開き始めると、たとえば「ありがとうございました」等の予め設定している音 声が発声される。 なお、第2の作動部材114は、常時、枢軸部130を支点にして反時計方向 に回転可能に構成されているので、万一、電気系統の故障等が発生しても、開閉 扉46は手動で容易に開くことができる。
【0044】 このダストボックス10では、接近してきた人の手ないしトレーなどの物品を 焦電型赤外線センサ60および光電センサ62が検知して、自動的に投入口14 の開閉扉46が開かれるので、毎回手で開閉扉46を開閉する手間が省け、使い 勝手が良いという利点がある。また、開閉扉46に直接触れることなくその開閉 扉46を開くことができるので、手や扉が汚れにくく、生ごみのような汚れやす いごみ等も衛生的に捨てられるという効果がある。
【0045】 上述の実施例では、投入部14に接近してくる人ないし手などの物体を検知す るためのセンサとして、焦電型赤外線センサ60および光電センサ62が用いら れたが、それらの他に、たとえば超音波センサなども使用でき、非接触で検知で きるものであれば適宜任意に変更可能である。 さらに、開閉扉46の開閉機構としては、上述の実施例に示すリンク機構以外 にも、たとえばベルト機構、ラック・ピニオン機構等で構成するようにしてもよ い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すダストボックスの投入部の周辺を示
す図解図である。
【図3】図1および図2に示すダストボックスの要部分
解斜視図である。
【図4】(A)は図1,図2および図3に示すダストボ
ックスの開閉扉の初期状態を示す側面図解図であり、
(B)はその平面図解図である。
【図5】(A)は図1,図2,図3および図4に示すダ
ストボックスの開閉扉が開いていく途中を示す側面図解
図であり、(B)はその開閉扉が開いて停止した状態を
示す側面図解図である。
【図6】図1,図2,図3,図4および図5に示すダス
トボックスのモータガイドの周辺を示す斜視図である。
【図7】図1,図2,図3,図4および図5に示すダス
トボックスの回転シャフトのクランク部の周辺を示す斜
視図である。
【図8】図1ないし図7に示すダストボックスの電気的
構成を示す図解図である。
【図9】図1ないし図8に示すダストボックスの回路図
である。
【図10】図1ないし図9に示すダストボックスの開閉
扉の開閉動作のフロチャートを示す図である。
【図11】図1ないし図9に示すダストボックスの開閉
扉の開閉動作のタイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 ダストボックス 12 筐体 14 投入部 22 開口部 46 開閉扉 48 回転シャフト 28 投入口ユニット 60 焦電型赤外線センサ 62 光電センサ 86 開閉扉駆動手段 88 モータ 102 モータガイド 104 押圧ドッグ 106 引張りドッグ 112 第1の作動部材 114 第2の作動部材 116 規制部材 120,122 当たり部 132 センサ基盤 134 コントロール基盤 LS1 ,LS2 リミットスイッチ R1 ,R2 ,R3 リレー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ,紙屑等の使用済物品を投入するた
    めの開口部を有する投入部、 前記投入部に設けられ、前記開口部を開閉可能にするた
    めの開閉扉、 人体などの物体が前記投入部に接近してきたことを検知
    する検知手段、および前記検知手段からの信号に対応し
    て、前記開閉扉を開閉させる開閉扉駆動手段を含む、ご
    み等の使用済物品の投入口ユニット。
JP3440393U 1993-05-31 1993-05-31 ごみ等の使用済物品の投入口ユニット Pending JPH0743159U (ja)

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