JPH0743037Y2 - 瓶封緘機における封緘頭の加圧ばね装置 - Google Patents

瓶封緘機における封緘頭の加圧ばね装置

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JPH0743037Y2
JPH0743037Y2 JP5802689U JP5802689U JPH0743037Y2 JP H0743037 Y2 JPH0743037 Y2 JP H0743037Y2 JP 5802689 U JP5802689 U JP 5802689U JP 5802689 U JP5802689 U JP 5802689U JP H0743037 Y2 JPH0743037 Y2 JP H0743037Y2
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sealing head
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pressure
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幸八 川南
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株式会社平和製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は瓶封緘機における封緘頭に対し付与する蓋締め
力を、低圧力と高圧力とに切り換えて使用できるように
した、封緘頭の加圧ばね装置に関する。
従来の技術: 従来、瓶容器の口部に薄金属板製のキャップを被嵌して
封緘するのに用いられている瓶蓋封緘機にあつては、瓶
口部に封緘蓋が給冠されて送り込まれた瓶に対し、たと
えば特公昭50−17910号公報によつて知られているよう
な封緘頭により、蓋を瓶口部に絞縮封緘している。
この封緘機において用いられている封緘頭は、通常、機
体の上部から吊下げたコイルバネ内蔵の筒体を介して、
その下端に取り付けられており、封緘時の蓋絞縮圧力は
この筒体内蔵のコイルバネにより、設定されている。
解決しようとする課題: 従来の封緘頭取付機構では、一定条件にコイルバネの推
力を設定して使用する構成になつているため、当然封緘
頭に作用する封緘時の加圧力は、常時一定であり、構造
的にも調節が困難であるため、封緘時における蓋締めを
強くする必要があるときに、封緘が充分に行えない。あ
るいは、その逆に過度な押圧力が作用した場合、合成樹
脂瓶のように剛性の小さいものであると、瓶に過剰な推
力が作用することになるから、瓶を傷める危険が生じ
る。
このような問題点を解消しようとするには、従来方式で
は筒体に内蔵したコイルバネを使用条件に応じたものと
交換する必要があり、これを交換することなく外部で調
節するようなことは構成上できない。すなわち、コイル
バネ内蔵の筒体の頂部にはカムフオロアーが取り付いて
おり、下側には封緘頭が直結されているほか、筒体の中
間部は、封緘機の中央支柱から放射状に配された該筒体
支持部に嵌挿して上下動自在に支持されているので、外
側部からは当然内蔵したコイルバネを伸縮操作するよう
なことはできない。
したがつて、従来のこの種装置では、前記したような問
題点の解決を図ることが課題となつている。
課題を解決するための手段: 本考案は、上記のような問題点を解決して、封緘する瓶
側の条件により、所要の封緘頭と取り替えるだけで、加
圧ばね装置は何等手を加える必要なく、加圧力を切り換
えて使用することができるように構成した封緘頭の加圧
ばね装置を提供することにある。
すなわち、本考案は瓶封緘機における封緘頭の加圧ばね
装置において、上端を調節受支片に受支されて筒状本体
内に配した2段コイルバネの外ばねは、上下動可能な受
支環にて下端を定位置に受支され、前記2段コイルバネ
の内ばねは、前記受支環の内側に遊嵌してスピンドルと
係合する内環で下端を受支されており、スピンドルの下
端には筒状本体の内下部で下限を制限されて上下動可能
に嵌合する筒状の封緘頭取付体が一体に連結してあり、
該封緘頭取付体の頂面と前記受支環および内環の下面と
の間に、リングと複数の突き棒とからなる加圧スペーサ
ーを、その突き棒が封緘頭取付体内に貫通するようにし
て介在させ、封緘操作時突き棒先端が封緘頭の頂面によ
り押されると、前記内外ばねの推力が同時に作用するよ
う構成したのである。
作用: 本考案の装置によれば、封緘頭取付体に装着する封緘頭
を、予めその装着部のねじ込み高さが異なるものにし
て、たとえば高押圧力を必要とする場合のねじ込み高さ
は通常のものに比べて高くなるようにして、封緘時の条
件に合わせて装着寸法の異なる封緘頭を使用する。
低押圧用の封緘頭を使用する場合は、封緘操作のため
に、加圧ばね装置と共に封緘頭が降下して、瓶口部に被
嵌した蓋を封緘操作する際、該封緘頭に作用するばね推
力が内環を介してスピンドルに作用し、この状態では内
ばねの推力のみが作用することになり、過大な押圧力が
瓶封蓋に作用することはない。
高押圧封緘操作が必要な場合には、封緘頭の装着部高さ
が前者のものよりも高いものを封緘頭取付体に装着使用
する。
封緘操作で封緘頭が被封緘蓋に接して下降を停止する
と、スピンドルが停止状態になって加圧ばね側のみが下
降を続けることになるので、外ばね受支環下面と封緘頭
頂面との間に介在する加圧スペーサーの突き棒先端が封
緘頭の頂面と接して突っ張った状態になると、それ以後
は受支環並びに内環を介して内外両ばねの圧縮反力が、
該加圧スペーサーを介して封緘頭に作用することにな
る。したがつて、低押圧操作時以上の強い推力が封緘蓋
に作用して強力に密封することができることになる。
封緘操作後の復元力は、スピンドルに係合する内環を介
して内ばねの推力で戻される。
このようにして、本考案の加圧ばね装置によれば、使用
条件に見合った封緘頭と交換することにより、機体に組
込まれる加圧ばね装置を調節したり交換したりすること
なく、所期の目的が達成できる。
実施例: 以下本考案を一実施例について、図面により説明すれば
次の通りである。
第1図において示すのは、本考案の封緘用加圧ばね装置
であつて、10は筒状本体で、封緘機の支柱(図示省略)
から放射状に側方へ突き出した支持ボス部1にて、上下
方向に摺動自在に嵌挿支持されており、頂部に設けたブ
ラケツト11にピン16支持されたカムローラ15を機体上部
に設けたカム(図示省略)に係合させて吊下げられてい
る。20は加圧用の2段コイルばねであつて、外ばね21と
内ばね22とを組合わせた構成である。この両ばね21,22
は、上端を筒状本体10内上部に嵌設の調節受支片14で共
に受支され、外ばね21下端は筒状本体10内に遊嵌した受
支環25にて受支されて、内ばね22の下端は、受支環25内
側に同心円で嵌挿した内環26に当接し、スピンドル30の
段部33に、該内環26を介してその推力が受けとめられる
ようになつている。前記受支環25は筒状本体10の内下部
に螺着した止め環17にて定位置に保持されている。
スピンドル30は、下端に封緘頭取付体35を一体に連結し
て、上端を前記調節受支片14の下面中央に垂設したガイ
ド筒14′に遊挿支持され、下部が前記内環26および受支
環25を介して筒状本体10と同軸心に保たれている。スピ
ンドル30に連結された封緘頭取付体35は、キヤツプ状に
形成したその下部内周に封緘頭取り付けねじ部36が設け
てあり、上部外周には保持鍔37を備えており、筒状本体
10の下端外周に設けたねじ部12に螺合締着する保持環40
の内鍔41によつて、前記封緘頭取付体35の保持鍔37を受
けとめて、該保持環40によつて封緘頭取付体35が筒状本
体10に支持されるようになつている。したがつて、常時
は封緘頭取付体35が連結するスピンドル30に、内ばね22
の押圧力が作用して、該封緘頭取付体35は、その保持鍔
37が筒状本体10付設の保持環40内鍔41にて受け止められ
た状態にある。この状態は第1図に示すとおりであり、
封緘頭取付体35の保持鍔37は、筒状本体10の最下部内周
面13に沿って一定距離摺動可能になつており、該封緘頭
取付体35の頂面35′と前記受支環25の下面(図において
は受支環25および内環26との下面が同一高さになつてい
るが、当初の設定で内環26の下面が受支環25の下面より
も下にならないようにしておくことが好ましい)との間
に加圧スペーサー45を介在させてある。
この加圧スペーサー45は、スピンドル30の基端部に被嵌
するリング45′から軸線方向に複数本の突き棒45″が等
分して配設したものである。その各突き棒45″は、封緘
頭取付体35の頂部に設けた孔46を貫通して封緘頭取り付
け空間部47に突き出している。
なお、封緘頭取付体35に装着する封緘頭50は、公知の構
造のもの、たとえば特公昭50−17910号公報に開示され
ているようなものを用いる(もちろん封緘頭はこれに限
定されるものではない)。この封緘頭50の装着ねじ部51
の高さ寸法を、低押圧用の場合に比べて、高押圧用のも
のは高くしておく。この高押圧用の封緘頭50における、
装着ねじ部51頂端面と加圧スペーサー45の突き棒45″端
との間に形成される空間寸法Lは、封緘頭取付体35の保
持鍔37上面と止め環17下端との間の寸法L′よりも短く
なるように関係付けてある。
このように構成された本考案によれば、封緘操作時瓶口
部に被せた封緘蓋を絞縮する前行程で押圧力が作用する
と、その反力で該封緘頭50を介してスピンドル30が突き
上げられ(実質的にはスピンドル30がその移動を停止し
て、筒状本体10が下降する)、この状態で加圧スペーサ
ー45の突き棒45″は、封緘頭50の装着ねじ部51頂面52と
接触しない場合に(装着ねじ部51高さが低い低押圧用封
緘頭)、空間寸法Lが長いから、内ばね22の推力のみが
スピンドル30を介して封緘頭50に作用し、低押圧力でも
つて封緘蓋を押圧しつつ絞縮封緘刷る。
封緘頭の装着ねじ部51高さが高い、高押圧用封緘頭を使
用して封緘操作する場合には、筒状本体10が下降して、
加圧スペーサー45の突き棒45″先端が封緘頭50の頂面52
に当接した後、さらに筒状本体10が下降を続けると、加
圧スペーサー45が封緘頭50と共に停止状態で、筒状本体
10が下降することになるので、第3図に示すように該加
圧スペーサー45によつて内環26並びに受支環25が押し戻
される状態を呈する。したがつて、内環26に受け止めら
れている内ばね22と共に、受支環25に受け止められてい
る外ばね21が押圧され、その反力によつて加圧スペーサ
ー45を介して封緘頭50に大きな押圧力が付勢され、高押
圧力でもつて封緘蓋を押圧しつ絞縮封緘することにな
る。
封緘操作が終わって筒状本体10がカムの操作で引き上げ
られると、内外ばね21,22(低押圧操作時は内ばね22の
み)の圧縮が次第に除かれ、封緘頭取付体35の保持鍔37
が保持環40の内鍔41に当接した後、筒状本体10と共に封
緘頭50は上昇復帰する。
上記の押圧・封緘操作時スピンドル30はガイド筒14′と
受支環25および内環26とによつて筒状本体10の中心軸線
上に保たれるので、横振れすることはない。
考案の効果: 本考案によれば、上記したように、封緘機側に取り付く
加圧ばね装置を何等交換したりすることなく、封緘作業
に必要な寸法の封緘頭を準備して装着することにより、
封緘蓋を絞縮封緘する条件に合わせて無理なく押圧力を
加えて目的作業ができることになり、過剰な絞縮押圧
で、瓶容器を破損したり、あるいは封緘が不十分になつ
たりすることなく、確実な封緘が行えるようになつた。
しかも、構造が簡単で無理がないから、故障なく長期使
用に耐える、実用上有用な考案であるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の加圧ばね装置の一実施例縦断面図、第
2図は第1図のII−II断面図、第3図は作動態様を示す
図である。 10……筒状本体、11……ブラケツト 12……筒状本体の下端外周のねじ部 13……筒状本体の最下部内周面 14……調節受支片、14′……ガイド筒 15……カムローラ、17……止め環 20……2段コイルばね、21……外ばね 22……内ばね、25……受支環 26……内環、30……スピンドル 33……段部、35……封緘頭取付体 35′……封緘頭取付体の頂面 36……封緘頭取り付けねじ部 37……保持鍔、40……保持環 41……内鍔、45……加圧スペーサー 45′……リング、45″……突き棒 46……突き棒の貫通孔 47……封緘頭取り付け空間部、50……封緘頭 51……装着ねじ部、52……封緘頭の頂面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】瓶封緘機における封緘頭の加圧ばね装置に
    おいて、上端を調節受支片に受支されて筒状本体内に配
    した2段コイルバネの外ばねは、上下動可能な受支環に
    て下端を定位置に受支され、前記2段コイルバネの内ば
    ねは、前記受支環の内側に遊嵌してスピンドルと係合す
    る内環で下端を受支されており、スピンドルの下端には
    筒状本体の内下部で下限を制限されて上下動可能に嵌合
    する筒状の封緘頭取付体が一体に連結してあり、該封緘
    頭取付体の頂面と前記受支環および内環の下面との間
    に、リングと複数の突き棒とからなる加圧スペーサー
    を、その突き棒が封緘頭取付体内に貫通するようにして
    介在させ、封緘操作時突き棒先端が封緘頭の頂面により
    押されると、前記内外ばねの推力が同時に作用するよう
    構成した、ことを特徴とする瓶封緘機における封緘頭の
    加圧ばね装置。
JP5802689U 1989-05-18 1989-05-18 瓶封緘機における封緘頭の加圧ばね装置 Expired - Lifetime JPH0743037Y2 (ja)

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JPH02148991U JPH02148991U (ja) 1990-12-18
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