JPH0742985B2 - 組合せシ−ル - Google Patents
組合せシ−ルInfo
- Publication number
- JPH0742985B2 JPH0742985B2 JP62030860A JP3086087A JPH0742985B2 JP H0742985 B2 JPH0742985 B2 JP H0742985B2 JP 62030860 A JP62030860 A JP 62030860A JP 3086087 A JP3086087 A JP 3086087A JP H0742985 B2 JPH0742985 B2 JP H0742985B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- combination seal
- magnet sheet
- sealing
- members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の部材を組合せて形成した密封材に関し、
具体的には磁性を利用して密封を計る組合せシールに関
する。
具体的には磁性を利用して密封を計る組合せシールに関
する。
従来、磁力を用いた密封材としては、磁性体と磁性流体
とを併用して密封材を構成し該磁性流体で磁気回路を得
さしめて密封を計るものや、あるいは特公昭36−16304
号に見られる様に、図面によって説明すると第３図の如
く、内・外二つの環体５・６そのものに磁性を持たしめ
これらのシールリング７ぺ接続して密封材Ｃを形成し、
該密封材Ｃを磁性体からなる回転部材B1・B2に直接接触
せしめて密封作用を期待するものなどが開発されてい
る。
とを併用して密封材を構成し該磁性流体で磁気回路を得
さしめて密封を計るものや、あるいは特公昭36−16304
号に見られる様に、図面によって説明すると第３図の如
く、内・外二つの環体５・６そのものに磁性を持たしめ
これらのシールリング７ぺ接続して密封材Ｃを形成し、
該密封材Ｃを磁性体からなる回転部材B1・B2に直接接触
せしめて密封作用を期待するものなどが開発されてい
る。
しかしながら、前記した磁性体と磁性流体とを併用する
構造及び磁性体を直接摺接せしめる構造では何れも軸受
等の帯磁する回転部材B1・B2に磁力を働かせて密封作用
をなさしめるから該回転部材B1・B2が磁化してしまい、
外・内部鉄分を該回転部材B1・B2の重要部分に付着させ
て軸受性能を大きく低下させる欠点を持っている。さら
に、前記の様に磁力の流出を防止する手段を持たない構
造は他部材に磁力を抜取され徐々に磁性を弱めてしまい
密封力そのものを弱化させる致命的欠陥がある。
構造及び磁性体を直接摺接せしめる構造では何れも軸受
等の帯磁する回転部材B1・B2に磁力を働かせて密封作用
をなさしめるから該回転部材B1・B2が磁化してしまい、
外・内部鉄分を該回転部材B1・B2の重要部分に付着させ
て軸受性能を大きく低下させる欠点を持っている。さら
に、前記の様に磁力の流出を防止する手段を持たない構
造は他部材に磁力を抜取され徐々に磁性を弱めてしまい
密封力そのものを弱化させる致命的欠陥がある。
本発明はこの様な欠点に鑑み、磁性部材を組合せて密封
性の向上及び回転トルクの低減さらには発熱防止などの
優れた効果を発揮する組合せシールを提供するものであ
る。
性の向上及び回転トルクの低減さらには発熱防止などの
優れた効果を発揮する組合せシールを提供するものであ
る。
本発明は、第１図及び第２図に示す様に、内輪環１と外
輪環２及び弾性体とを組合せて相互に回転する二部材B1
・B2に配設し、該二部材B1・B2の内部と外部との密封を
図る組合せシールＡであって；前記内・外輪環１・２を
アルミニウムあるいはステンレス鋼等の非磁材料から形
成し、その片方あるいは両方に合成ゴムまたは合成樹脂
等の弾性体に磁気を付与せしめたマグネットシート３を
抱持させると共に、これと対向する側の内・外輪環１・
２の一方あるいは両方に磁性部材４を配設し、該マグネ
ットシート３と該磁性部材４とを摺接せしめる配置とし
たことを特徴としている。
輪環２及び弾性体とを組合せて相互に回転する二部材B1
・B2に配設し、該二部材B1・B2の内部と外部との密封を
図る組合せシールＡであって；前記内・外輪環１・２を
アルミニウムあるいはステンレス鋼等の非磁材料から形
成し、その片方あるいは両方に合成ゴムまたは合成樹脂
等の弾性体に磁気を付与せしめたマグネットシート３を
抱持させると共に、これと対向する側の内・外輪環１・
２の一方あるいは両方に磁性部材４を配設し、該マグネ
ットシート３と該磁性部材４とを摺接せしめる配置とし
たことを特徴としている。
本発明は上記の様な構成をもって下記に示す多くの優れ
た作用を得られるものとなった。
た作用を得られるものとなった。
すなわち、本来組合せシールは複数の部材を別々に形成
しこれを適当位置に組合せ配設して密封をなすものであ
り、高い成型精度及び組上り精度を備えて強い密封力を
発揮せしめることが可能な構造である。
しこれを適当位置に組合せ配設して密封をなすものであ
り、高い成型精度及び組上り精度を備えて強い密封力を
発揮せしめることが可能な構造である。
本発明ではこの組合せ構造を持って、第１図の如く、弾
性素材に帯磁物を適量配合して磁性を付与せしめたマグ
ネットシート３を、磁力を透過しうる磁性部材４と共に
組合せ装着し、該マグネットシート３が該磁性部材４へ
磁気引力によって弾性的に圧接触して所望する密封力を
得るものである。
性素材に帯磁物を適量配合して磁性を付与せしめたマグ
ネットシート３を、磁力を透過しうる磁性部材４と共に
組合せ装着し、該マグネットシート３が該磁性部材４へ
磁気引力によって弾性的に圧接触して所望する密封力を
得るものである。
このとき、該マグネットシート３と磁性部材４とが作用
しある磁場は、これら３・４を固定装着する非磁性材料
からなった内・外輪環１・２によって遮断されてしまい
他部分への伝導を許されていないから強力な磁力回路を
形成して永久的な磁力摺接を実現した。この作用は、長
期の使用によって前記マグネットシート３が摩耗して
も、変わらぬ磁気引力によって該マグネットシート３自
体の弾性変形を促して常時適正なる接触圧力を確保する
もので、弾性体の復元力に頼らない安全で確実なる密封
を約束する。
しある磁場は、これら３・４を固定装着する非磁性材料
からなった内・外輪環１・２によって遮断されてしまい
他部分への伝導を許されていないから強力な磁力回路を
形成して永久的な磁力摺接を実現した。この作用は、長
期の使用によって前記マグネットシート３が摩耗して
も、変わらぬ磁気引力によって該マグネットシート３自
体の弾性変形を促して常時適正なる接触圧力を確保する
もので、弾性体の復元力に頼らない安全で確実なる密封
を約束する。
本発明を実施するに、第１図ではマグネットシート３を
片側に設けたもので説明したがこの構造にこだわるもの
でなく、第２図に示す様に前記マグネットシート３と磁
性部材４とを複数個配設してさらに強い密封をなさしめ
ることも可能であって、求められる密封性能及び設置す
る状況に応じて選択すれば良い。
片側に設けたもので説明したがこの構造にこだわるもの
でなく、第２図に示す様に前記マグネットシート３と磁
性部材４とを複数個配設してさらに強い密封をなさしめ
ることも可能であって、求められる密封性能及び設置す
る状況に応じて選択すれば良い。
なお、第１図で示す様に前記マグネットシート３を内側
に設ける場合、外側の内輪環１と外輪環２との周縁を狭
めてラビリンス効果を発揮せしめる構造とすれば、外部
からの異物の侵入を防ぎ特に鉄分の侵入を許さないこと
でより軸受寿命の長いものとなる。
に設ける場合、外側の内輪環１と外輪環２との周縁を狭
めてラビリンス効果を発揮せしめる構造とすれば、外部
からの異物の侵入を防ぎ特に鉄分の侵入を許さないこと
でより軸受寿命の長いものとなる。
また、前記マグネットシート３と磁性部材４との接触形
状においても、広面または狭面の面接触あるいは鋭角な
エツジ接触等求められる仕様によって様々に設定すれば
良い。
状においても、広面または狭面の面接触あるいは鋭角な
エツジ接触等求められる仕様によって様々に設定すれば
良い。
以上の説明の様に、本発明は磁性を有する弾性体を組合
せて長期に変わらぬ摺動トルクと強い密封力を得ること
に成功した理想的な組合せシールである。
せて長期に変わらぬ摺動トルクと強い密封力を得ること
に成功した理想的な組合せシールである。
第１図は本発明の組合せシールの一実施例を表わす断面
図である。第２図は本発明の組合せシールの他の実施例
を示す断面図である。第３図は従来の磁性を用いた密封
材の断面図である。 Ａ…組合せシール、Ｂ…回転部材、１…内輪環、２…外
輪環、３…マグネットシート、４…磁性部材
図である。第２図は本発明の組合せシールの他の実施例
を示す断面図である。第３図は従来の磁性を用いた密封
材の断面図である。 Ａ…組合せシール、Ｂ…回転部材、１…内輪環、２…外
輪環、３…マグネットシート、４…磁性部材
Claims (1)
- 【請求項１】内輪環１と外輪環２とを組合せて相互に回
転する二部材B1・B2に配設し該二部材B1・B2の内部と外
部とを密封する組合せシールＡにおいて；前記内・外輪
環１・２は非磁性材料からなり、その片方あるいは両方
に合成ゴムまたは合成樹脂等の弾性体に磁気を付与せし
めたマグネツトシート３を抱持させると共に、これと対
向する内・外輪環１・２の一方あるいは両方に磁性部材
４を配設し、該マグネツトシート３と該磁性部材４とを
摺接せしめることを特徴とした組合せシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62030860A JPH0742985B2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | 組合せシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62030860A JPH0742985B2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | 組合せシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63199926A JPS63199926A (ja) | 1988-08-18 |
| JPH0742985B2 true JPH0742985B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=12315476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62030860A Expired - Lifetime JPH0742985B2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | 組合せシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742985B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072054A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | Nec Corp | ダブルバッファメモリ装置 |
-
1987
- 1987-02-12 JP JP62030860A patent/JPH0742985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072054A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | Nec Corp | ダブルバッファメモリ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63199926A (ja) | 1988-08-18 |
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