JPH0742776U - ウインチのシフター装置 - Google Patents

ウインチのシフター装置

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JPH0742776U
JPH0742776U JP7519693U JP7519693U JPH0742776U JP H0742776 U JPH0742776 U JP H0742776U JP 7519693 U JP7519693 U JP 7519693U JP 7519693 U JP7519693 U JP 7519693U JP H0742776 U JPH0742776 U JP H0742776U
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guide
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bracket
drum
shaft
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JP7519693U
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浩峰 岩森
幹洋 林
俊一 桑本
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Kobe Steel Ltd
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/28Other constructional details
    • B66D1/36Guiding, or otherwise ensuring winding in an orderly manner, of ropes, cables, or chains
    • B66D1/38Guiding, or otherwise ensuring winding in an orderly manner, of ropes, cables, or chains by means of guides movable relative to drum or barrel

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ワイヤロープをドラムに巻き取る時の乱巻き
防止とワイヤロープ方向を垂直平面内で転回させること
を可能とするウインチのシフター装置を提供する。 【構成】 ガイド軸1を平行に配設し、中間支持輪を嵌
合配設し、中間支持輪の外周に軸受を介してガイドシー
ブ5を嵌合し、ボールスクリューネジを有する駆動軸6
を配設し、両側面に貫通するブラケットを配設し、ブラ
ケットと中間支持輪は一体締結し、かつブラケットとガ
イドシーブ5の間に軸受を嵌合配設したことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案はワイヤロープ10をドラム11に巻き取る時の乱巻き防止と、ワイ ヤロープ方向をドラム中心線2に対して垂直平面内で転向させることの2つの目 的で設置するウインチのシフター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイヤロープをドラムに巻き取るウインチでは、一般にワイヤロープの 乱巻きを防止するため、ドラムの回転に同期してワイヤロープの巻き付き位置を ドラムと平行に移動させるシフター装置が設置されている。そのシフター装置に はワイヤロープを誘導するためガイドローラまたはガイドシーブが設けられてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図3にガイドローラを有する従来のシフター装置の構造図を示す。 従来のガイドローラ36,37は、回転軸がドラムの中心線に対して垂直にな るように取付けられ、2本の小径ガイドローラ36,37の間にワイヤロープ3 8を通して行う方式であるため、ワイヤロープ38がドラム中心線に対して垂直 方向に固定されておらず、ワイヤロープ位置が垂直に大きく移動するとワイヤロ ープが、ガイドローラ支持台39等の他の部品に当たってワイヤロープを傷つけ る問題がある。
【0004】 また、図4に別の例としてガイドシーブを有する従来のシフター装置の構造図 を示す。 従来のガイドシーブ40は、ブラケット41を介してドラムと平行に移動する ための駆動軸42に取り付けられており、ワイヤロープ43の進入方向がドラム 中心線に対して垂直に大きく転向する場合、ワイヤロープ43の張力の分力によ るラジアル荷重が駆動軸42に直接かかる構造になっている。駆動軸42には通 常直線運動用のら旋状のネジ加工が施されており、ワイヤロープ43の張力が大 きくなると、ネジ部の強度不足により軸が変形または破損し易く駆動不可能にな る問題がある。
【0005】 上記の問題を解決するためには、ワイヤロープ43の張力によるラジアル荷重 に応じ駆動軸42の軸径を大きくするか、強度と剛性が高い材質を選定すれば良 いが、駆動軸42のネジ加工等の製作コスト面で不利になり、駆動装置が大型化 する問題も生じる。 このため、前記従来のシフター装置の構造では、ワイヤロープに数10ton 以 上の大張力を負荷した状態で、ロープ進行方向をドラム中心線に対して垂直に数 10度以上の大角度転向させることは、技術的に不可能であった。
【0006】 本願考案の目的は、大張力のかかるワイヤロープをドラムに巻き取る時に、乱 巻きを防止することおよびワイヤロープの進入方向をドラムの中心線に対して垂 直平面内で転向させることの二つの機能を兼ね備えたシフター装置を提供するこ とであり、上記の従来技術の問題点を解決すべく考案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願考案は、なされたもので、その要旨は、ウ インチからの駆動力により駆動する駆動軸にガイドシーブをブラケットを介して 移動可能に配設してなるウインチのシフター装置においてガイド軸1をドラム中 心線2に対して平行に配設し、ガイド軸1に軸受4aを介して中間支持輪3を嵌 合配設し、中間支持輪3の外周に軸受4bを介してガイドシーブ5を嵌合配設し 、中間支持輪3にボールスクリューネジを有する駆動軸6を隙間を有して貫通配 設し、中間支持輪3およびガイドシーブ5の両側面に、ガイド軸1および駆動軸 6が貫通するブラケッ7を配設し、ブラケット7と中間支持輪3は一体に締結し 、ブラケット7とガイドシーブ5の間には軸受8を嵌合配設し、ブラケット7に ボールスクリューナット9を取り付けたことを特徴とするウインチのシフター装 置にある。
【0008】
【作用】
本願考案によれば、ワイヤロープ転向に伴うラジアル荷重をガイド軸1だけで 受けることができ、駆動軸6はラジアル荷重を受けないためその荷重が大きくな っても駆動機能に問題は生じない。また駆動軸6は、従来技術のガイドシーブよ り小径化でき製作コストの面で有利になり駆動装置も小型化できる。ガイド軸1 は従来技術のガイドシーブの駆動軸に比べ、ネジ加工が施されてないためワイヤ ロープ張力による曲げ荷重合わせて容易に大径化できる。
【0009】 またガイドシーブ5はシーブ溝によってワイヤロープ10を一定位置に保持し ながらワイヤロープ10の移動に伴って回転するため、従来技術のガイドローラ のようにワイヤロープの進入方向がドラムの中心線に対して垂直平面内で移動し てもガイドローラからはずれたり、ガイドローラ支持体等の他の部品に当たって ワイヤロープを傷つけることはない。以下実施例の添付図面に基づき、本願考案 を詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1に本願考案を採用したシフター装置を有するウインチの概略図を、図2に 本願考案を採用したシフター装置の構造図(図1のA−A断面図)を示し、図5 に図1のB−B断面図を示す。 図1、図5に示すように、ドラム11から繰り出されたワイヤロープ10は、 シフター装置のガイドシーブ5を介してウインチ外部に導出される。ドラム11 の回転はモータ12によって駆動させ、停止はモータ軸に取り付けた電磁ブレー キ13で行う。駆動力は減速機14,ピニオン15、ドラムギア16によって減 速してドラム11に伝達される。
【0011】 図1に示すように、ガイド軸1をドラム軸17と平行に配置し、両端の軸支持 体によって支持する。ガイド軸1は、軸支持体18に取り付けたキーパープレー ト19によって回転止めおよび位置決めされる。 ガイドシーブ5とガイド軸1の間に中間支持輪3を設置する。ガイドシーブ5 は中間支持輪3との間で軸受4bを介して回転運動する。回転力は、ワイヤロー プ繰り出しまたは巻き取りに伴うワイヤロープ10とガイドシーブ5の摩擦力に よる。
【0012】 中間支持輪3の中心にはガイド軸1が貫通し、中間支持輪3はすべり軸受4a を介してガイド軸1を案内にしてドラム軸17と平行にスライドする。すべり軸 受4aは中間支持輪3に嵌合固定される。 2枚のブラケット7が中間支持輪3をタイロッド20でサンドイッチして締結 され、一体となって移動する。ブラケット7とガイドシーブ5両側面の間にはす べり軸受8を設置し、ワイヤロープ10から横移動に伴う水平荷重を受けても、 ガイドシーブ5が中間支持輪3から外れずに回転運動できる。ワイヤロープ外れ 止めローラ21をブラケット7上部に取り付け、ワイヤロープ10がガイドシー ブ5のシーブ溝から逸脱しないようにしている。
【0013】 図5に示すように、ブラケット7下端には転倒防止ローラ22を設置しており 、ウインチ架台に取り付けたガイドレール23を案内にしてローラ22が転動し 、ブラケット7および中間支持体3がガイドシーブ5と一緒に回転することを防 止した。 図1、図2に示すように、ボールスクリュー6はガイド軸1と平行して中間支 持輪3を貫通し、両端の軸支持体18に軸受24,25を介して支持される。ボ ールスクリューナット9はナットホルダー26によってブラケット7に固定され る。ボールスクリュー6は、軸受24,25および軸支持体18によって軸方向 に移動不可能であり、ボールスクリュー6の回転力はキー27を介してボールス クリューナット9に軸方向の推力が生じさせ、ガイドシーブ5の位置をドラム1 1と平行に移動させることができる。
【0014】 ボールスクリュー6およびボールスクリューナット26は、中間支持輪3、ブ ラケット7、ナットホルダー26とラジアル方向にクリアランスを設けて取り付 けてある。そのためボールスクリュー6は、ワイヤロープ10の進入方向が図5 の角度Cのように転向することに伴うラジアル荷重を直接受けることは無く、ラ ジアル荷重は全てガイド軸1にかかる。ガイド軸1はこのラジアル荷重に応じて 断面性能を決定しており、ボールスクリュー6は軸方向の駆動力だけを考えて設 計できる。
【0015】 図1に示すようにボールスクリュー1の回転駆動源はモータ12であり、ピニ オンからシフター用ギア28、スプロケット(a)29、チェーン30、スプロ ケット(b)31を介してボールスクリュー6に伝達される。ピニオン15とシ フター用ギア28の歯数比、スプロケット(a)29とスプロケット(b)31 の歯数比、ボールスクリュー6のネジピッチを適当に合わせることにより、ドラ ム11の回転に同期してガイドシーブ5の位置をドラム11と平行に移動させる ことができ、ワイヤロープ10をドラム11に整列させて巻き取ることが可能と なる。
【0016】 図2に示すようにリミットスイッチ32,33を軸支持体上面に設置し、ブラ ケット側面にストライカー34,35を取り付ける。ガイドシーブ5の位置が、 ドラム11のワイヤロープ巻き取りおよび繰り出しの限界位置に移動した時に、 ストライカー34,35がリミットスイッチ32,33を蹴って信号を出すよう に設定すれば、ワイヤロープ10の巻き取り過ぎ、繰り出し過ぎを検出すること が可能となる。
【0017】 上述のように、本実施例において、モータ12を起動しドラム11を回転すれ ば、ワイヤロープ10はガイドシーブ5を回転させながらドラム11に巻き取ら れ、または巻きほどかれていく。同時にボールスクリュー6も回転するため、ブ ラケット7に取り付けられたボールナット26に推力が生じ、ガイドシーブ5が ドラム11のワイヤロープ巻き位置に合わせて平行に移動し、ワイヤロープ10 はドラム11に整然と巻き取られ、または巻きほどかれていく。このため乱巻き は防止できる。
【0018】 また上記実施例において、ワイヤロープ11の進行方向がドラム中心線2に対 して垂直に大角度転向しても、ボールスクリュー6はワイヤロープ転向に伴うラ ジアル荷重を直接受けることは無く、ラジアル荷重は全てガイド軸1にかかる構 造になっている。従来技術では、このラジアル荷重を駆動軸で受ける構造になっ ていたが、ガイド軸1は駆動軸のようなネジ加工は施されていない円形断面の単 純形状であり、外径を大きくすれば容易に断面性能を向上できる。そのため、ワ イヤロープに数10ton 以上の大張力を負荷した状態でも、進行方向に大角度転 向させることが可能となった。さらに、ボールスクリュー6は軸方向の駆動力だ けを考えて設計できるため、従来技術の駆動軸より小径化、市販品の使用が可能 となる。
【0019】 尚本実施例においてワイヤドラムへのワイヤは、一重巻きの場合で説明したが 、本願考案は、これに限定されることはなく、ワイヤの多重巻き戻しの場合にも 使用できる。 この場合、ウインチから駆動軸6への駆動力伝達部にクラック機構及びシフト用 ギアをさらに配設し、駆動軸6を逆回転させればよい。
【0020】
【考案の効果】
本願考案は上述のように構成され、ウインチのシフター装置において本願考案 の構造を採用すれば、大張力のかかるワイヤロープをドラムに巻き取る時に、乱 巻きを防止することと、ワイヤロープの進入方向をドラムの中心線に対して垂直 平面内で転向させることの二つの機能を兼ね備えたシフター装置を提供すること が可能となる。また、従来の技術では不可能であった、ワイヤロープに数10to n 以上の大張力を負荷した状態で、ロープ進行方向をドラム中心線に対して垂直 に数10度以上の大角度転向させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案を採用したシフター装置を有するウイ
ンチの概略図を示す。
【図2】本願考案を採用したシフター装置の構造図(図
1のA−A断面図)を示す。
【図3】ガイドローラを有する従来のシフター装置の構
造図を示し、(a)平面図、(b)正面図である。
【図4】ガイドシーブを有する従来のシフター装置の構
造図を示し、(a)平面図、(b)正面図である。
【図5】図1のB−B断面図を示す。
【符号の説明】
1…ガイド軸 2…ドラム中心線 3…中間支持輪 4a,4b…軸受 5…ガイドシーブ 6…駆動軸(ボールスクリュー) 7…ブラケット 8…すべり軸受 9…ボールスクリューナット 10,38,43…ワイヤロープ 11…ドラム 12…モータ 13…電磁ブレーキ 14…減速機 15…ピニオン 16…ドラムギア 17…ドラム軸 18…軸支持体 19…キーパープレート 20…タイロッド 21…ワイヤロープ外れ止めローラ 22…転倒防止ローラ 23…ガイドレール 24,25…ころがり軸受 26…ナットホルダー 27…キー 28…シフター用ギア 29…スプロケット(a) 30…チェーン 31…スプロケット(b) 32,33…リミットスイッチ 34,35…ストライカー 36,37…ガイドローラ 39…ガイドローラ支持台 40…ガイドシーブ 41…ブラケット 42…駆動軸
フロントページの続き (72)考案者 桑本 俊一 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインチからの駆動力により駆動する駆
    動軸にガイドシーブをブラケットを介して移動可能に配
    設してなるウインチのシフター装置においてガイド軸1
    をドラム中心線2に対して平行に配設し、該ガイド軸1
    に軸受4aを介して中間支持輪3を嵌合配設し、該中間
    支持輪3の外周に軸受4bを介してガイドシーブ5を嵌
    合配設し、該中間支持輪3にボールスクリューネジを有
    する駆動軸6を隙間を有して貫通配設し、中間支持輪3
    およびガイドシーブ5の両側面に、ガイド軸1および駆
    動軸6が貫通するブラケット7を配設し、該ブラケット
    7と中間支持輪3は一体に締結し、該ブラケット7とガ
    イドシーブ5の間には軸受8を嵌合配設し、該ブラケッ
    ト7にボールスクリューナット9を取り付けたことを特
    徴とするウインチのシフター装置。
JP1993075196U 1993-12-29 1993-12-29 ウインチのシフター装置 Expired - Lifetime JP2558471Y2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100976569B1 (ko) * 2010-06-07 2010-08-17 (주)풍림이엔지 일체형 로프 및 와이어 권양기
KR101042205B1 (ko) * 2008-09-25 2011-06-16 현대제철 주식회사 와이어용 가이드장치
CN102387978A (zh) * 2009-04-06 2012-03-21 三星重工业株式会社 绞盘和包括该绞盘的自主移动设备
CN102387979A (zh) * 2009-04-06 2012-03-21 三星重工业株式会社 绞盘以及包含绞盘的自主移动设备
CN113620193A (zh) * 2021-07-30 2021-11-09 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 一种大直径环轮排缆装置

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