JPH0742683Y2 - 射出成形機の原料検出装置 - Google Patents
射出成形機の原料検出装置Info
- Publication number
- JPH0742683Y2 JPH0742683Y2 JP1990012900U JP1290090U JPH0742683Y2 JP H0742683 Y2 JPH0742683 Y2 JP H0742683Y2 JP 1990012900 U JP1990012900 U JP 1990012900U JP 1290090 U JP1290090 U JP 1290090U JP H0742683 Y2 JPH0742683 Y2 JP H0742683Y2
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- Japan
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- raw material
- time
- screw
- molding machine
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機のスクリュ空転による射出シリンダ
及びスクリュの破損を防ぐための原料切れを検出する射
出成形機の原料検出装置に関するものである。
及びスクリュの破損を防ぐための原料切れを検出する射
出成形機の原料検出装置に関するものである。
(従来の技術) 第4図及び第5図により従来の射出成形機の原料検出装
置を説明する。可塑化運転時スクリュ2を原動機等の回
転駆動装置5により回転させると、制御装置7に予め記
憶されているスクリュ最前進位置から計量完了位置まで
の可塑化ストローク量Lまで樹脂が可塑化され、その樹
脂はスクリュ2の先端の空間部1に押し出され、位置検
出器6により計量(可塑化)完了の記号が制御装置7へ
送られ、回転駆動装置5を停止させる。次に射出シリン
ダ4へ図示しない油圧源により油圧が供給され、スクリ
ュ2が前進して空間部1の溶融樹脂が図示しない金型へ
射出される(射出工程)。また3はホッパで、同ホッパ
3内の原料(樹脂)は図示しない手段で順次供給され
る。
置を説明する。可塑化運転時スクリュ2を原動機等の回
転駆動装置5により回転させると、制御装置7に予め記
憶されているスクリュ最前進位置から計量完了位置まで
の可塑化ストローク量Lまで樹脂が可塑化され、その樹
脂はスクリュ2の先端の空間部1に押し出され、位置検
出器6により計量(可塑化)完了の記号が制御装置7へ
送られ、回転駆動装置5を停止させる。次に射出シリン
ダ4へ図示しない油圧源により油圧が供給され、スクリ
ュ2が前進して空間部1の溶融樹脂が図示しない金型へ
射出される(射出工程)。また3はホッパで、同ホッパ
3内の原料(樹脂)は図示しない手段で順次供給され
る。
ところで従来では原料切れによるスクリュ2の空転を検
出するためには、可塑化時間t(スクリュ最前進位置か
ら計量完了位置までに要する時間)としてオペレータが
設定器8から予め入力して設定するか、又は所定のサイ
クルの平均値を制御装置7自身が演算して自動設定した
値を基準時間として、毎サイクルの可塑化時間が別に設
定された監視時間巾Δt内にあるかどうか計測し、この
計測時間がt′の場合のように監視巾Δtの範囲にあれ
ば正常とし、計測時間がt″の場合のように監視巾を超
えたら、可塑化時間異常とする、即ち原料切れとして検
出していた。
出するためには、可塑化時間t(スクリュ最前進位置か
ら計量完了位置までに要する時間)としてオペレータが
設定器8から予め入力して設定するか、又は所定のサイ
クルの平均値を制御装置7自身が演算して自動設定した
値を基準時間として、毎サイクルの可塑化時間が別に設
定された監視時間巾Δt内にあるかどうか計測し、この
計測時間がt′の場合のように監視巾Δtの範囲にあれ
ば正常とし、計測時間がt″の場合のように監視巾を超
えたら、可塑化時間異常とする、即ち原料切れとして検
出していた。
また従来は実願昭63−94706号公報において、原料供給
通路に原料の蓄積量を検知するためのレベル検知器を設
け、この検知器の発する検出信号によりスクリュ回転用
駆動部の回転停止を行なうようにした原料供給装置が提
案されている。
通路に原料の蓄積量を検知するためのレベル検知器を設
け、この検知器の発する検出信号によりスクリュ回転用
駆動部の回転停止を行なうようにした原料供給装置が提
案されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の可塑化時間の異常の場合を原料切れとして検
出する従来の装置では、検出タイミングが基準となる可
塑化時間を超えた後(計量完了後)であるため、可塑化
時間が長い場合には、検出するまでの時間も長くなり、
検出した時点では射出シリンダ及びスクリュ2を既に破
損してしまっている可能性があった。
出する従来の装置では、検出タイミングが基準となる可
塑化時間を超えた後(計量完了後)であるため、可塑化
時間が長い場合には、検出するまでの時間も長くなり、
検出した時点では射出シリンダ及びスクリュ2を既に破
損してしまっている可能性があった。
本考案は可塑化時間に至らなくても、分割した区間の経
過時間の範囲で原料切れを検出することができる原料検
出装置を提供し、前記従来の課題を解決しようとするも
のである。
過時間の範囲で原料切れを検出することができる原料検
出装置を提供し、前記従来の課題を解決しようとするも
のである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、スクリュの射出最前進位置から計量
完了位置までを複数の区間に分割し、その区間の平均経
過時間を基準値として演算する演算回路と、前記平均経
過時間を各サイクルの時間と比較する比較回路とを有す
る制御装置を備え、設定した監視巾の範囲を外れたかに
より、原料切れを検出するようにしてなるもので、これ
を課題解決のための手段とするものである。
完了位置までを複数の区間に分割し、その区間の平均経
過時間を基準値として演算する演算回路と、前記平均経
過時間を各サイクルの時間と比較する比較回路とを有す
る制御装置を備え、設定した監視巾の範囲を外れたかに
より、原料切れを検出するようにしてなるもので、これ
を課題解決のための手段とするものである。
(作用) スクリュの射出最前進位置から計量完了位置までを複数
の区間に分割し、その区間の平均経過時間を制御装置が
基準値として演算し、これを各サイクルの時間と比較す
ることにより、設定した監視巾の範囲を外れたかにより
原料切れを検出することができる。従って急激な負荷変
動が一時的に発生した場合でも、区間内の平均時間によ
り原料切れを検出でき、外乱に対して強い。
の区間に分割し、その区間の平均経過時間を制御装置が
基準値として演算し、これを各サイクルの時間と比較す
ることにより、設定した監視巾の範囲を外れたかにより
原料切れを検出することができる。従って急激な負荷変
動が一時的に発生した場合でも、区間内の平均時間によ
り原料切れを検出でき、外乱に対して強い。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
〜第3図は本考案の実施例を示し、第1図は制御システ
ム図で、第4図とは設定器と制御装置以外は同じであ
る。図において9は設定器で、第2図に示すスクリュ最
前進位置から計量完了位置までの可塑化ストローク量L
を、第2図の場合は、5つに分割した区間11〜l5と、各
々の区間の可塑化運転時におけるスクリュ2の経過時間
に対する監視巾値(第3図に示すΔt)とをオペレータ
が入力し、制御装置10のメモリB15へ設定する。
〜第3図は本考案の実施例を示し、第1図は制御システ
ム図で、第4図とは設定器と制御装置以外は同じであ
る。図において9は設定器で、第2図に示すスクリュ最
前進位置から計量完了位置までの可塑化ストローク量L
を、第2図の場合は、5つに分割した区間11〜l5と、各
々の区間の可塑化運転時におけるスクリュ2の経過時間
に対する監視巾値(第3図に示すΔt)とをオペレータ
が入力し、制御装置10のメモリB15へ設定する。
また11は制御装置10内の演算回路で、位置検出器6から
の位置信号と、メモリB15からの区間11〜l5の位置情報
と、クロック12とにより区間11〜l5におけるスクリュ2
の経過時間を順次計測するものである。そして設定時に
おいては、前記の如く区間11〜l5の経過時間を、複数回
の可塑化運転をすることによるその平均経過時間を第2
図、第3図に示す区間経過時間の基準値t1〜t5として、
メモリA14に記憶させる。また実可塑化運転時において
は、位置検出器6からの位置信号と、メモリB15からの
区間11〜l5の位置情報と、クロック12とにより、区間11
〜l5におけるスクリュ2の経過時間を順次計測し、第3
図に示す区間l1〜l5に対応する計測時間t1′〜t5′
として比較回路13へ出力する。
の位置信号と、メモリB15からの区間11〜l5の位置情報
と、クロック12とにより区間11〜l5におけるスクリュ2
の経過時間を順次計測するものである。そして設定時に
おいては、前記の如く区間11〜l5の経過時間を、複数回
の可塑化運転をすることによるその平均経過時間を第2
図、第3図に示す区間経過時間の基準値t1〜t5として、
メモリA14に記憶させる。また実可塑化運転時において
は、位置検出器6からの位置信号と、メモリB15からの
区間11〜l5の位置情報と、クロック12とにより、区間11
〜l5におけるスクリュ2の経過時間を順次計測し、第3
図に示す区間l1〜l5に対応する計測時間t1′〜t5′
として比較回路13へ出力する。
比較回路13は、メモリA14からの区間l1〜l5の区間経過
時間の基準値t1〜t5と、メモリB15からの区間11〜l5の
経過時間に対する監視巾値Δtとを演算することによ
り、区間11〜l5の各々の許容時間とし、この許容時間と
演算回路11からの区間11〜l5の計測時間t1′〜t5′
とを各々比較する。そしてこれが許容時間の範囲内であ
れば、正常として運転続行とし、範囲外であれば、異常
信号を出力回路16を介して制御装置10外へ出力する。即
ち、第1図の場合は、第4図におけるスクリュ2の回転
駆動装置5へ出力し、回転を停止させる。なお、区間11
〜l5経過時間の基準値t1〜t5は、設定器9からオペレー
タにより入力し、メモリB15へ設定することも出来る。
時間の基準値t1〜t5と、メモリB15からの区間11〜l5の
経過時間に対する監視巾値Δtとを演算することによ
り、区間11〜l5の各々の許容時間とし、この許容時間と
演算回路11からの区間11〜l5の計測時間t1′〜t5′
とを各々比較する。そしてこれが許容時間の範囲内であ
れば、正常として運転続行とし、範囲外であれば、異常
信号を出力回路16を介して制御装置10外へ出力する。即
ち、第1図の場合は、第4図におけるスクリュ2の回転
駆動装置5へ出力し、回転を停止させる。なお、区間11
〜l5経過時間の基準値t1〜t5は、設定器9からオペレー
タにより入力し、メモリB15へ設定することも出来る。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如くスクリュの射出最前進位置から
計量完了位置までを複数の区間に分割し、その区間の平
均経過時間を制御装置が基準値として演算し、これを各
サイクルの時間と比較することにより、設定した監視巾
の範囲を外れたかにより原料切れを検出することができ
る。従って急激な負荷変動が一時的に発生した場合で
も、区間内の平均時間により原料切れを検出でき、外乱
に対して強い。
計量完了位置までを複数の区間に分割し、その区間の平
均経過時間を制御装置が基準値として演算し、これを各
サイクルの時間と比較することにより、設定した監視巾
の範囲を外れたかにより原料切れを検出することができ
る。従って急激な負荷変動が一時的に発生した場合で
も、区間内の平均時間により原料切れを検出でき、外乱
に対して強い。
第1図は本考案の実施例に係る原料検出装置の制御シス
テム図、第2図は第1図におけるスクリュ最前進位置か
ら計量完了位置までの可塑化ストローク量の説明図、第
3図は第2図の詳細説明図、第4図は従来の射出成形機
における原料検出装置のシステム図、第5図は第4図に
おける射出最前進位置から計量位置までの可塑化ストロ
ーク量の説明図である。 図の主要部分の説明 2……スクリュ 3……ホッパ 4……射出シリンダ 6……位置検出器 9……設定器 L……可塑化ストローク量 10……制御装置 11……演算回路 13……比較回路
テム図、第2図は第1図におけるスクリュ最前進位置か
ら計量完了位置までの可塑化ストローク量の説明図、第
3図は第2図の詳細説明図、第4図は従来の射出成形機
における原料検出装置のシステム図、第5図は第4図に
おける射出最前進位置から計量位置までの可塑化ストロ
ーク量の説明図である。 図の主要部分の説明 2……スクリュ 3……ホッパ 4……射出シリンダ 6……位置検出器 9……設定器 L……可塑化ストローク量 10……制御装置 11……演算回路 13……比較回路
Claims (1)
- 【請求項1】スクリュの射出最前進位置から計量完了位
置までを複数の区間に分割し、その区間の平均経過時間
を基準値として演算する演算回路と、前記平均経過時間
を各サイクルの時間と比較する比較回路とを有する制御
装置を備え、設定した監視巾の範囲を外れたかにより、
原料切れを検出することを特徴とする射出成形機の原料
検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012900U JPH0742683Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 射出成形機の原料検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012900U JPH0742683Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 射出成形機の原料検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103721U JPH03103721U (ja) | 1991-10-28 |
JPH0742683Y2 true JPH0742683Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31516345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990012900U Expired - Fee Related JPH0742683Y2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 射出成形機の原料検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742683Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01188316A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-07-27 | Japan Steel Works Ltd:The | 射出成形機におけるスクリュの焼き付き防止方法及び装置 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP1990012900U patent/JPH0742683Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103721U (ja) | 1991-10-28 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |