JPH0742431A - 車両用ロッキングシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 簡単で信頼できる構造をもち、コンパクトで
容易に組立てられ維持され、製造コストが安く、作動が
静かな組込まれた電気的スイッチをもつドアロック用の
アクチュエーター組立を提供する。 【構成】 車両のドアロック用アクチュエーターは、プ
ランジャー又は其の他のアクチュエーター部材１６をも
ち、これは関連するドアのラッチをロックしたり解放し
たりするとき第１と第２の位置の間を移行する。当該部
材は電気的コンタクト要素２４をもち、これはハウジン
グ又は他のガイド構成１２の壁の中の１個又は複数の固
定されたコンタクト３４，３６，３８と共同して作用
し、関連するシステムの他の部分を操作するため及び／
又はこれがロックされているか解放されているかの関連
したロックの状態の信号を出すために当該位置において
１個又は複数の回路を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本願発明は車両のドアのロックシステムに
関する。より詳細に云えば車両のドアをロックするアク
チュエーター組立であって、例えばロックされた状態か
ロックされない状態かの機構の設定又は状態の電気−機
械的な作動及び／又は電気−機械的探知のための装置を
組込んだものに関する。

【０００２】本願発明を組込む組立は通常車両の集中ド
アロック（ＣＶＬ）システムの１部を形成し、この中に
おいては車両の凡てのドアのラッチの自動的な確実なロ
ッキングを中心点から単一の作動で一般的に運転者の又
は他のドアのロッキング又はアンロッキングと同時に行
うものである。ＣＤＬシステムは通常従属するドアのラ
ッチの中の又はこれに関連した電気−機械的アクチュエ
ーターを用いて、電気的又はエレクトロニックのコント
ロールセンターを通して例えば運転者のドアのロックの
アクチュエーター組立のような親ユニット上の又はこれ
に関連する電気−機械的なセンサースイッチに反応して
自動的にこれらをロックし且つアンロックする。

【０００３】本願発明の目的は、特に簡単で信頼できる
構造をもち、コンパクトで容易に組立てられ維持され、
製造コストが安く、作動が静かな組込まれた電気的スイ
ッチをもつドアロック用のアクチュエーター組立を提供
することである。

【０００４】本願発明によれば車両用ドアロックアクチ
ュエーター組立が設けられ、この組立に操作上関連した
ドアのラッチの夫々ロッキングとアンロッキングのため
に又はその結果として、第１と第２の位置の間を選択的
に移行することができるアクチュエーター部材を含み、
第１の電気的スイッチの接触要素はそこで動くように当
該部材の上にのせられ、第２の電気的接触スイッチ要素
は第１の要素と共に作用するように位置し、部材が当該
位置の予め定められた１つにあるとき、組立が操作上部
分を形成する車両のロッキングシステムの又は組立のも
う１つの部分に信号を与えるために、組立の電気回路を
閉じて部材が当該１つの位置にあることを示す。

【０００５】アクチュエーター部材は、組立のガイドの
構成の中を往復運動するようガイドされたプランジャー
であって、組立の電動のアクチュエーターモーター又は
手動で選択的に駆動されると便利である。

【０００６】当該プランジャーと当該コンタクト要素は
プランジャー作動スイッチを構成し、好ましくは１組の
別個の第２のコンタクト要素であって、第１のコンタク
ト要素は、プランジャーが当該１つの位置にあるとき回
路を閉じるようにこれらを橋絡する。

【０００７】第３の及び出来得ればそれ以上のコンタク
ト要素が設けられてこれ以上の電気回路の部分を形成
し、当該位置の何れか又は双方において及び／又は可能
であればその間の中間位置において、アクチュエーター
部材の一緒に作用するコンタクト要素によって閉じられ
る。一般的に第１の回路はプランジャー又は他のアクチ
ュエーター部材がロックされた位置にあるときに閉じら
れてもう１つの回路を開いたままとし、プランジャー又
は他のアクチュエーター部材がロックされない位置にあ
るときは、後者の回路は閉じられ第１の回路は開かれ
る。

【０００８】コンタクト要素は自らを清浄化し且つ静か
な操作のために滑り又はふき取る操作で係合及び解放す
ることが好ましい。

【０００９】電気−機械的ドアロックアクチュエーター
組立１０はハウジング１２（図１に断面が示されてい
る）を含み、このハウジングは又回転する電気モーター
１４と関連する電気回路を含む組立のための固定取付と
して役立っている。

【００１０】ハウジング１２又はプツシュプル式のアク
チュエータープランジャー１６の形式でアクチュエータ
ー部材をガイドし位置極めするが、このプランジャーは
ハウジングの１端を越えて伸びて、使用中の関連する車
両のドアのラッチを選択的に固定するための公知の種類
の組立（図示されていない）機械的なロック機構のリン
ク装置（図示されていない）に操作上連結されている。
当該ロック機構は又手動操作の設備を有する。例えば内
側のドアのシルボタン等によるか及び／又はドアの外側
からのキー操作によるかである。

【００１１】ロック機構が手動で操作されると、プラン
ジャー１６はロックされた位置と解放された位置の間で
ハウジング１２の方へ相対的に直線的に移動される。

【００１２】これは又同様に当該状態の間でロック機構
を駆動するモーター１４の運転によって移動され、モー
ターシャフトの回転運動はクラッチユニット１８と歯車
列２０を通って、公知のやり方で往復運動するためのプ
ランジャ１６にリンクされ又部分を形成するウオームス
クリュー２２に伝達される。

【００１３】この組立は操作上車両のＣＤＬシステムの
部分を形成し、ここで凡てのドアは（及びボートの蓋、
ガソリンのキャップ等のような車両本体の他の閉じるも
のも恐らくは）上に述べたように自動的に直ちに揃って
ロックされ且つ解放される。この目的のために、夫々の
ドアロックのためのアクチュエーター組立は図２と図３
に最も良く見られる電気的スイッチ手段を含む。

【００１４】プランジャー１６の内部の端はｕ字型のス
トリップメタルを第１に又は動くスイッチのコンタクト
要素２４、一般的に平行なプランジャー１６の反対側に
沿って伸びるｕの脚２６、及びコンタクト要素２４をそ
こに固定するためプランジャーの内部の先端を通る接続
部分２８を取付ける。更に夫々の脚２６が内側に曲って
プランジャーの壁の中の溝に係合しこの脚の自由端によ
って保護が与えられている。

【００１５】夫々の脚２６の主要部分の端はプランジャ
ー側面に形成される横切る隆起（図３）に接するので脚
の中間の部分はプランジャーから横に曲がることは自由
である。夫々の脚の中心部分は端を曲げられて横に突き
出る接触先端３２を形成しこの２つの先端は互いに反対
側にある。

【００１６】プランジャー１６が中で動くハウジング１
２のガイドの形成は３つの別個の静止のスイッチの接触
要素を設けられている。即ちガイドの上の壁の中の図２
に見られるような長い要素３４で、プランジャー１６が
ロックされた位置と解放された位置を移動するときこれ
と伴って要素２４の動きの全範囲を越えて伸びる長い要
素３４と、ガイドの下の壁の中で当該移動の範囲から長
手方向に間隔をおいて離れた１組の静止した短いコンタ
クト要素３６及び３８である。

【００１７】３つの要素３４、３６及び３８は凡てハウ
ジング１２がモールドされているプラスチック材料によ
って互いに電気的に絶縁されている。プランジャー１６
も又プラスチックのモールデイングで斯くしてそれ自身
では当該要素の間に何等の連結を与えない。

【００１８】ロックされた状態の機構によってプランジ
ャー１６は図１及び２に実線で示された最も内側の位置
にあり且つこの位置において可動のコンタクト要素３４
は静止コンタクト要素３４（これは組立の２つの回路に
共通である）と最も内側の下の静止要素３６とを橋絡
し、斯くして第１の回路を閉じ且つこの特定のアクチュ
エーターがそのロックされた状態にあると云う信号を与
える。当該信号はＣＤＬシステムの他のドアのロックの
アクチュエーターを作動させるために利用されるので、
これらは直ちにロックされた状態に移行され、及び／又
は使用者又は他の関連する装置に視覚による又は他の信
号を与える。

【００１９】プランジャー１６が外側の解放位置に変位
されたときコンタクト要素２４は図２に点線で示された
位置をとり、コンタクト要素３４と最も外側の低いコン
タクト要素３８を橋絡する。これにより第１回路を開き
第２回路を閉じて、このアクチュエーターは解放状態に
あると云う信号を与え、且つこれは類似のシステクの他
のアクチュエーターの作動及び／又はドアがロックされ
ていないと云う視覚又は其の他の信号を車両の使用者に
与えるために応用される。

【００２０】夫々の脚２６が隆起３０の間のギャップを
橋絡する配列により脚は曲がることができるので接触す
る鋭った先端３２は静止したコンタクト要素と滑り且つ
こするしっかりした係合に追いやられる。このことによ
り滑りの動きが接触領域を清潔に保ち腐蝕されない傾向
があると云う利点をもって或る種の有効な電気的接触を
与える。

【００２１】上述のスイッチング配列は単純で信頼でき
る構造をもち、特にコンパクトなアクチュエーターの構
造と組立を可能とし、スイッチの接触は実際上ハウジン
グの中で何等余分なスペースを占めることなく且つ動く
部品の数を増加させない。この配列により以前には一般
にこのような組立に用いられたマイクロスイッチを置き
換え斯くして製造コスト、電気的接続と配線を減少し、
そのようなスイッチが左もなければ占めるスペースを節
約する。マイクロスイッチのスナップアクションは騒々
しい（上述の接触は無音で作動する）且つマイクロスイ
ッチは必らずしも信頼できず特に車両の組立において曝
されるきびしい条件下ではそうである。

【００２２】ある種の応用には単に１方向のオン／オフ
スイッチが要求されこの場合には低い短い接触要素３６
又は３８の１つが省略され、単一回路がプランジャーの
動作によって開閉されることが高く評価される。他の応
用においては更に他の接触と関連する回路が含まれる。
例えばプランジャーが中間の位置にあったとき関連する
回路にエネルギーを加えるため要素３６と３８の間に第
３の短い低い要素が追加されるとか、例えばドアが完全
にラッチされていない又はロックされていないと云う警
報を与えること等である。接触要素と関連回路の配列に
おける他の変化は当業者には明らかなことであろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】車両用ドアのアクチュエーター組立の長手方向
断面図である。

【図２】アクチュエータープランジャーと組立の関連し
たスイッチコンタクト要素の図式の拡大された詳細図。

【図３】当該プランジャーと関連するコンタクト要素の
１部の更に拡大された詳細図である。

【符号の説明】

１０ ドアロックアクチュエーター組立 １２ ハウジング １４ 電気モーター １６ アクチュエータープランジャー １８ クラッッチユニット ２０ ギア配列 ２２ ウォームスクリュー ２４ コンタクト要素 ２６ 脚 ２８ 接続部分 ３０ 隆起 ３２ 鋭い先端 ３４ 長い要素 ３６ 短いコンタクト要素 ３８ 短いコンタクト要素

フロントページの続き (72)発明者 ピエール ペイリオウ イギリス国 ビイ30 ３ビイダブリュウ ウエストミッドランズ バーミンガム ス ターチリイ フォーハウス レイン （番 地なし）ロックウエル オートモウテイヴ ボデイ システムズ （ユー．ケイ．) リミテッド 内

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両のドアのロックのアクチュエーター
   組立（１０）であって、この組立に操作上関連するドア
   のラッチの夫々ロッキングと解放のため又はその結果と
   しての第１及び第２の位置の間を選択的に移行すること
   のできるアクチュエーター部材（１６）を含むアクチュ
   エーター組立において、その場所で動くように当該部材
   上にのせられた第１の電気的スイッチのコンタクト要素
   （２４）と、部材が予め定められた当該位置の中の１つ
   にあるときに、この組立が操作上部分を形成する車両の
   ロッキングシステムの又は組立の他の部分に信号を与え
   るため、組立の電気回路を閉じて部材が当該１つの位置
   にあることを示す、第１の要素と共に作用するように置
   かれた第２の電気スイッチコンタクト要素（３６）を含
   むことを特徴とするアクチュエーター組立。
2. 【請求項２】 請求項１の組立において、アクチュエー
   ター部材（１６）は組立のガイド構成（１２）の中で往
   復運動するようガイドされたプランシャーであり、当該
   第２のコンタクト要素（３６）は第１のコンタクト要素
   （２４）と共に当該構成の壁の中にあり、第１のコンタ
   クト要素はアクチュエーター部材（１６）によって運ば
   れ当該第２の要素と滑り係合に出入してふきとり作用を
   与えることを特徴とする組立。
3. 【請求項３】 請求項２の組立において、２つの別々の
   第２のコンタクト要素（３４、３６）があり、アクチュ
   エーター部材が当該回路を閉じる予め定められた１つの
   位置にあるとき第１のコンタクト要素（２４）によって
   橋絡されることを特徴とする組立。
4. 【請求項４】 請求項３の組立において、ガイド構成
   （１２）の壁の中に第３のコンタクト要素（３８）が設
   けられ、当該第３の要素と当該第２の要素の中の１つ
   （３４）は、アクチュエーターがもう１つの電気回路を
   閉じる予め定められた第２の位置にあるとき第１のコン
   タクト要素（２４）によって橋絡されていることを特徴
   とする組立。
5. 【請求項５】 請求項２の組立において、第１のコンタ
   クト要素（２４）はアクチュエーター部材（１６）に固
   定された金属のストリップから構成され、当該部材から
   横方向に自由に曲がる要素の１部の上に横に突き出たコ
   ンタクトニブ（３２）を設けるよう形づくられているこ
   とを特徴とする組立。
6. 【請求項６】 請求項２の組立において、プランジャー
   （１６）は組立の電気モーター（１４）によって選択的
   に駆動されることを特徴とする組立。