JPH074237Y2 - 粉粒体の貯槽 - Google Patents

粉粒体の貯槽

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JPH074237Y2
JPH074237Y2 JP1991108735U JP10873591U JPH074237Y2 JP H074237 Y2 JPH074237 Y2 JP H074237Y2 JP 1991108735 U JP1991108735 U JP 1991108735U JP 10873591 U JP10873591 U JP 10873591U JP H074237 Y2 JPH074237 Y2 JP H074237Y2
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JP
Japan
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storage tank
present
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cross
wall surface
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JP1991108735U
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JPH066293U (ja
Inventor
繁美 下向
Original Assignee
東洋プラント工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋸屑、鋸屑様の木屑ま
たは穀物等の粉体あるいは粒状物質を貯蔵物とし、容器
上部から投入し、下部から排出する構造を有する粉粒体
の貯槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、粉体あるいは粒状物質等を貯
蔵物とする自重排出式の貯槽では、これら取り扱う貯蔵
物の物性によって、貯蔵物が槽内でラットホールやブリ
ッジを形成し、閉塞現象が生じることが知られている。
【0003】このため、閉塞防止と閉塞解除について、
特にホッパー等の下部断面を下方にゆくにつれて縮小し
た漏斗状容器にみられるように、排出を補助すべく貯槽
壁にバイブレータを取りつけて流動性を高めたり、貯槽
壁から圧縮空気を噴射してブリッジ現象により形成され
たアーチを破壊し、流動の渋滞を解消する試みがあっ
た。
【0004】また、鋸屑等を貯蔵物とした貯槽に関して
は、排出装置に依存しながら排出の円滑を期すこともあ
り、本出願人が提供した公知例(特許第954545
号)もその1つである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、比較的
水分含有量が高く、しかも、粉粒内の内部摩擦が大きい
鋸屑等の貯蔵物は、特に付着性が高くブリッジ現象を生
じ易いため、上記した補助装置を設けたとしても十分に
役立たない場合があり、逆に、振動による充填作用で閉
塞を助長したり、圧縮空気による粉粒の飛散を来すなど
逆効果を生じる場合もあった。また、サイロ等の一時貯
蔵を主目的とする貯槽や上記排出装置の上部構造として
の貯槽にあっては、断面減少をともなわないストレート
な貯槽内でも、貯蔵物の圧密により、壁面方向へも圧力
が増大し、ブリッジの支持部を形成するという問題があ
った。
【0006】さらに、この種の貯槽は、比較的大容量の
貯溜とされる場合が多く、ここでは下方にゆくにつれて
貯蔵物の下部が圧密され、排出に際して、貯蔵物が局所
的に払い出されたり、偏載が生じたりして閉塞現象を助
長し、排出できなくなるとともに、貯槽壁面の局所的な
応力が増大し、貯槽の破損を引き起こすという問題があ
った。
【0007】本考案は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、上記問題点を解消すべく、貯蔵物の流動
が円滑で、ブリッジ現象を防止する構造を有した粉粒体
の貯槽を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、上部に投入口と下部に排出口を有する粉粒
体用容器において、貯槽内部に貯槽壁の壁面に沿って鉛
直下方に指向する複数条のガイドリブを設けるととも
に、このガイドリブが、これを見込む貯槽の縦断面を下
方に指向して拡大すべく、テーパを有して形成されたこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】貯槽から粉粒体を自重により自然流出させる
と、流動速度は、貯槽の中央部で最も速くなり、貯槽内
壁面で最も遅くなる。閉塞は、この壁面と粉粒体の付着
を支持部として発生するブリッジやラットホールに拠る
ものである。本考案による貯槽の内部構造は、壁面に沿
って鉛直下方に指向して設けられたガイドリブが、これ
を見込む貯槽の縦断面を下方に指向して拡大するように
テーパを有して形成されているので、この表面および断
面構造になる形状効果により、貯蔵物の流動を円滑にさ
せる。また、これにより付着が阻止されるので、ブリッ
ジやラットホールの支持部が形成されない。
【0010】
【実施例1】本考案の1実施例について添付図面を参照
して以下説明する。図1は、円筒形に具現された貯槽の
横断面図であり、図2は、貯槽の縦断面図(ガイドリブ
を見込む縦断面として先述した。)である。図におい
て、1が貯槽内壁、2が投入口、3が排出口4が粉粒体
および5がガイドリブである。
【0011】ここでは、部材の板厚は省略し線図として
いる。また、以下では、貯槽の内部構造の要部のみを説
明し、他の部分、例えば供給・排出および各種調整・制
御については、説明を省略する。
【0012】本考案を具現した円筒形貯槽の内壁(1)
を、壁面に沿って鉛直下方に指向したガイドリブ(5)
を、貯槽壁(1)内周に対向して設ける。このガイドリ
ブ(5)は、貯槽の縦断面を下方に指向して拡大するよ
うに、テーパを有したものとされる。また、この部材の
1例を図3に示すとおり、三角形の2辺による突起とす
るのが実証的に好ましいが、これにこだわるものではな
い。
【0013】このように構成された貯槽は、断面形状
(図1および図2)からもわかるように、貯蔵物を外力
とした貯槽壁の局部的応力を緩和するとともに、構造的
な補強としても寄与するものである。
【0014】
【実施例2】また、他の実施例として横断面を角形に形
成した貯槽の内部構造を図4および図5に示す。ここ
で、図4は、その横断面図であり、図5は、同じく縦断
面図である。図において、排出スクリュ等は公知の技術
になる構成要素として考えればよく、本考案では特に言
及しないので説明を省略する。
【0015】この例におけるガイドリブ(5)は、貯槽
内壁(1)の4面のうち、少なくとも対向する2面に複
数条設けられれば、所望の効果を有することの実証を得
ている。
【0016】以上本考案の1実施例について説明した
が、貯槽の形状およびガイドリブの形状,数について
は、これに限定されることなく、本考案が保護される範
囲内において種々の改変を施すことができるものであ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上の構成よりなるものであ
り、これによれば、自重排出式の貯槽の簡素なガイドリ
ブ構造によって、粉粒体の流動円滑性とブリッジ現象の
防止に優れた効果を奏するので、閉塞の解消が図れる。
【0018】また、本考案になる貯槽は、漏斗状の下部
構造を有する大形状のホッパー等の上部貯槽構造として
結合・適用でき、しかも、ガイドリブによって、貯槽内
壁の断面形状は、種々に改変可能であるので、貯蔵物に
応じた壁面を構成することができ、ブリッジ現象等を発
生し易い処理対象物に対して、広く閉塞解消の効果が期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例である円筒形貯槽の横断面図
である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】本考案の1実施例であるガイドリブの外観図で
ある。
【図4】本考案の他の実施例である角形貯槽の横断面図
である。
【図5】同じく縦断面図である。
【符号の説明】
1 貯槽内壁 2 投入口 3 排出口 4 粉粒体 5 ガイドリブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入口と下部に排出口を有する粉
    粒体用容器において、貯槽内部に貯槽壁の壁面に沿って
    鉛直下方に指向する複数条のガイドリブを設けるととも
    に、このガイドリブが、これを見込む貯槽の縦断面を下
    方に指向して拡大すべく、テーパを有して形成されたこ
    とを特徴とする粉粒体の貯槽。
JP1991108735U 1991-12-05 1991-12-05 粉粒体の貯槽 Expired - Lifetime JPH074237Y2 (ja)

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JPH066293U JPH066293U (ja) 1994-01-25
JPH074237Y2 true JPH074237Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=14492199

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110072A (ja) * 1973-02-21 1974-10-19
SE7608149L (sv) * 1975-07-23 1977-01-24 Produitz Nestle Sa Soc D Sett att framstella texturerat protein
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JPS5664984A (en) * 1979-10-31 1981-06-02 Nippon Kokan Kk Silo

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JPH066293U (ja) 1994-01-25

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