JPS6119113Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6119113Y2
JPS6119113Y2 JP1981156203U JP15620381U JPS6119113Y2 JP S6119113 Y2 JPS6119113 Y2 JP S6119113Y2 JP 1981156203 U JP1981156203 U JP 1981156203U JP 15620381 U JP15620381 U JP 15620381U JP S6119113 Y2 JPS6119113 Y2 JP S6119113Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
plate
main column
buttful
granules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981156203U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5861784U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15620381U priority Critical patent/JPS5861784U/ja
Publication of JPS5861784U publication Critical patent/JPS5861784U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6119113Y2 publication Critical patent/JPS6119113Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンク内のブリツジ防止装置、さらに
詳しくは、粉、粒体を入れるタンクであつて、内
周面が下方ほど径を小くする逆錐形に形成された
タンクの頂部に開口した取出口付近での目詰ま
り、いわゆるブリツジを防止する装置に関するも
のである。
従来、下部に取出口が形成された逆錐形のタン
クから内部に投入された乾糞、樹脂配合物や家畜
飼料などのブリツジを形成し易い粒体や粉体を取
出すにあたつては、それらの粉、粒体等がタンク
の取出口付近で溜まつていわゆるブリツジを形成
し、スムーズに粉、粒体等を取出すことができな
いという問題があるため、種々の試みがなされて
いる。その一般的な手法の一つに、第1図aに示
すようにタンク4内の中央部に上下方向の回転軸
6を配設すると共に回転軸6にタンク4の内面に
摺接するかき羽根7を取付け、回転軸6をモータ
8等の駆動で回転させることによりタンク4の内
面に付着した粉、粒体等をかき羽根7でかき落し
たり、内部で固形化しているものを機械的に破壊
する方法がある。しかし乍ら、この方法にあつて
はかき羽根7がタンク4の内面で摺動するため粒
体等との摩擦抵抗が大きく、大出力のモータ8を
使用しなければならず多量のエネルギーを消費
し、イニシヤルコストが高くつくという欠点があ
り、しかも回転軸6上部ギヤボツクス9から潤滑
油等が洩れてタンク4内部及び粉、粒体を汚すと
いう恐れがあり、さらにギヤボツクス9が粉、粒
体内に没している際、粉、粒体の浸入を受け易く
又点検も困難で故障し易く、装置のメンテナンス
が難かしいという欠点があつた。他の一般的手法
としては、第1図bに示されるようにタンク4の
外壁面に振動機10を取付け、この振動機10を
振動させることによりタンク4全体を振動させて
タンク4内部の粉、粒体等を振動落下させるとい
うことも行なわれているが、この方法にあつては
タンク4内部の粉、粒体全体に振動力を及ぼすに
はタンク4全体を強く振動させる必要があるため
振動機10の能力を上げて大きく振動させなけれ
ばならず、そのため振動機10の取付部分にタン
ク基材の疲労破壊による亀裂を生じ易いという欠
点があり、しかも振動機10とタンク4との共振
による騒音も大きいものであつた。また振動機1
0はタンク4の一方に取付けられているため振動
がが片寄り、タンク4内部の粉、粒体等に振動力
を効率良く伝達することができず、従つて粉、粒
体を均一に落下させることができず、また時とし
ては、タンク4内部の粉、粒体の一部が動かない
ために内部の粉、粒体を押固めてしまうという逆
効果を生むという欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、タンクの損傷や振動音を軽減でき、また均一
にしかもスムーズに確実に内部の粒体や粉体を落
下することができ、さらにイニシヤルコストも低
廉でメンテナンスが容易でありしかも省エネルギ
ー化を図ることができるタンク内のブリツジ防止
装置を提供することを目的とするものである。
以下本考案を実施例により詳述する。タンク4
は底部が逆四角錐形や逆円錐形等の逆錐形に形成
され、上部は粉、粒体投入口20を有する覆い1
9で閉じられており、タンク4の下端には開口し
た取出口11が形成してある。本実施例では第3
図に示すように上部が覆い19で覆われた逆四角
錐形のタンク4について説明するが、上部は覆い
19のようなもので覆われていてもあるいは開放
されている場合のいずれでも良く、またタンク4
の形状も何ら限定されるものではない。第3図に
示すようにタンク4の四周の壁面12は夫々内方
へ傾斜しており、タンク4の四隅では壁面12同
志が連結し、やや平坦面となつた隅部13が形成
されている。主柱1はこのタンク4内の略中央部
に上下方向に配設され、主柱1の上端部には主柱
1を上下乃至左右に振動させる例えばアンバラン
スモータ又は電磁バイブレータのような振動体5
が連結してある。また主柱1には略直角三角形に
形成された4枚のバツフルプレート2がタンク4
の隅部13に向けて放射状に突出するように取付
けてある。タンク4の底部を逆円錐形に形成した
場合には、3〜6枚のバツフルプレート2を取付
けるのが好ましい。このバツフルプレート2の突
出した側の傾斜辺14の角度はタンク4の壁面1
2の傾斜角度と略等しくしてある。バツフルプレ
ート2の下端は主柱1の下端よりもやや下方へ延
出してあつてタンク4の取出口11近傍にまで達
しており、主柱1の下方には4枚のバツフルプレ
ート2で囲まれる空隙部15が形成されている。
尚、主柱1の先端部に粉、粒体の性状に応じて部
片を溶接したり、他の適切な手段によつて主柱1
の長さ調整により、空隙部15の調節や、振動体
5の振巾あるいは振動数の調節によつてタンク4
の開口した取出口11からの粉、粒体の所望の定
量供給を図ることが可能である。当板3はやや内
方へ折曲された長尺な板材で形成され、第4図乃
至第6図に示すように上記バツフルプレート2の
傾斜片14の上下全長に亘つて取付けてあり、当
板3はその外面がタンク4の隅部13の内面に均
一に当接するようにしてある。図中16は振動体
固定板であつて主柱1の上端に固着されており、
振動体5をボルト17、ナツト18等で固定して
ある。
しかして、バツフルプレート2及び当板3は主
柱1と共に振動体5の駆動によつて上下乃至左右
に振動するものであるが当板3が振動によつてタ
ンク4の内面に衝突と離反を繰り返すことにより
タンク4の壁面12及び粉、粒体は振動されるも
のである。また特にタンクの構造上の弱点である
傾斜角の最も緩やかでしかも最も振動し難いタン
ク4の壁面12の四隅部13に当板3を当接させ
ることにより、当板3からの振動をタンク4及び
粉、粒体全体に均一に伝えることができるもので
ある。従つて、振動体5による振動エネルギーは
そのままタンク4及び第8,9図に示される如く
粉、粒体の矢印方向に伝わることになつて、振動
体5の能力が従来の方式に比べて小さくても支障
がないものであり、そのため省エネルギー化を図
ることができ、また振動音による騒音を抑えるこ
とができるものである。事実、このものにあつて
は従来の装置に比べて電気エネルギーを1/4〜1/1
0以下に減少することができるものであつた。ま
た、装置のメンテナンスにあつては、振動体5に
よる大きな振動を必要とせず又、機械的構造を持
たないために従来のものに比べて大きく軽減でき
あるいは不要となるものであり、しかもタンク4
の振動による他への悪影響や損傷も軽減すること
ができるものである。
今、タンク4内に乾糞、樹脂配合物や家蓄飼料
等が投入されるとその粒体や粉体がタンク4の内
壁面12及びバツフルプレート2等に沿つて落下
し、タンク4の取出口11より粒体等が取出され
るものであるが、粒体等が壁面12及びバツフル
プレート2等に沿つて落下する際に壁面12及び
バツフルプレート2等が上記のようにして振動し
ているため粒体等は壁面12の表面に付着するこ
とがなく、タンク4の隅部13においては特に粒
体等が溜り易いものであるが、隅部13において
もスムーズに滑り落ちるものである。また、仮に
タンク4内の取出口11付近に従来の如く粒体等
のブリツジが形成されたとしてもバツフルプレー
ト2及び当板3の下端がこのブリツジを押圧及び
跳ね上げ浮遊させてブリツジを壊すことができる
ものである。一方、取出口11近傍には主柱1の
下方に空隙部15を形成しておくことにより第8
図に示すようにこの部分の粒体等の密度を粗にし
円滑な流出をおこなうことができるものである。
また、タンク4内の粒体等は複数枚のバツフルプ
レート2で仕切られているため互いに押し合うこ
とがなく、粉、粒体同志のベクトル方向への圧力
を軽減し、落下し易いものである。
本考案は上述のように、タンク内に上下方向に
配設された主柱と、主柱の軸を含んで主柱から放
射状に突出しタンク内を主柱の周方向において複
数の区画に仕切る複数枚のバツフルプレートと、
主柱に連結され主柱を上下乃至左右に振動させる
振動体とが設けられ、バツフルプレートの下端縁
がタンクの取出口付近に臨み、バツフルプレート
の下端よりも上方に位置する主柱の下端面とバツ
フルプレートの下端部との間に空隙部が形成され
ているので、タンクの取出口付近で粉、粒体を跳
ね上げることができ、しかもバツフルプレートに
より仕切られた各区画から取り出された粉、粒体
が空隙部で密度を粗にし、その結果、粉、粒体同
士の間で作用する摩擦力が取出口付近で軽減され
るのである。また、バツフルプレートの先端縁が
タンクの内周面に沿う形状に形成されてその先端
縁にタンクの内周面に当接する当板が設けられて
いるので、主柱が振動することによりタンク自身
も振動するのであり、バツフルプレートとタンク
との両方からの振動が粉、粒体に伝達され、効率
よく振動エネルギーが伝達されるものであり、振
動体の出力が比較的小さくとも粉、粒体を十分に
振動させることができるのである。しかるに、上
記各部の相乗効果により、従来のものに比較して
ブリツジの防止効果が格段に優れたものとなる効
果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来例の概略図、第1図bは他の従
来例の概略図、第2図は本考案一実施例のタンク
の下部分の上面図、第3図は同上のタンクの側断
面図、第4図は同上の要部の斜視図、第5図は第
2図のA−A′断面図、第6図は第5図の側面
図、第7図は同上の振動体固定板の上面図、第8
図は同上の振動による粉、粒体の流動状態を示す
側断面図、第9図は同上の振動による粉、粒体の
流動状態を示す上面図である。 1は主柱、2はバツフルプレート、3は当板、
4はタンク、5は振動体、11は取出口、15は
空隙部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周面が下方ほど径を小さくする逆錐形に形成
    されたタンクの頂部に開口する取出口付近でのブ
    リツジを防止する装置であつて、タンク内に上下
    方向に配設された主柱と、主柱の軸を含んで主柱
    から放射状に突出しタンク内を主柱の周方向にお
    いて複数の区画に仕切る複数枚のバツフルプレー
    ト、主柱に連結された主柱を上下乃至左右に振動
    させる振動体とが設けられ、バツフルプレートの
    先端縁はタンクの内周面に沿う形状に形成されて
    その先端縁にタンクの内周面に当接する当板が設
    けられ、バツフルプレートの下端縁はタンクの取
    出口付近に臨み、バツフルプレートの下端よりも
    上方に位置する主柱の下端面とバツフルプレート
    の下端部との間に空隙部が形成されて成るタンク
    内のブリツジ防止装置。
JP15620381U 1981-10-20 1981-10-20 タンク内のブリツジ防止装置 Granted JPS5861784U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15620381U JPS5861784U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 タンク内のブリツジ防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15620381U JPS5861784U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 タンク内のブリツジ防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5861784U JPS5861784U (ja) 1983-04-26
JPS6119113Y2 true JPS6119113Y2 (ja) 1986-06-09

Family

ID=29948753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15620381U Granted JPS5861784U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 タンク内のブリツジ防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5861784U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125687A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Hitachi Constr Mach Co Ltd 自走式ジョークラッシャ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327538A (en) * 1976-08-26 1978-03-14 Tadashi Maruyama Uniformity enlarging method for friut of grape

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327538A (en) * 1976-08-26 1978-03-14 Tadashi Maruyama Uniformity enlarging method for friut of grape

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5861784U (ja) 1983-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3261508A (en) Vibratory bin activator
US4346802A (en) Combination anti-bridging device and vibrating tray
US5960990A (en) Product discharge activator and method of use
US4234413A (en) Method and apparatus for self-cleaning drilling mud separation system
JPS6119113Y2 (ja)
JP4643308B2 (ja) 振動式粉粒体排出装置
CN213325708U (zh) 一种适用于粉状物料的振动仓底卸料器
CN110918989A (zh) 一种针对激光选区熔化技术的简易自动筛粉装置
JPS6078630A (ja) 撹拌装置
US3933281A (en) Apparatus for vibrating bulk material within a bin or tank
JP4653076B2 (ja) バルク粒状物質の高密度化
JPS6243955Y2 (ja)
JPH1015806A (ja) 渦流バレル研磨機のシール保護方法及びシール保護装置を備えた渦流バレル研磨機
CN215507762U (zh) 一种用于粮食筛选的除尘设备
EP0611360B1 (fr) Tremie en forme de caisson a fond vibrant
JP6101617B2 (ja) 定量供給機
JPH0417519Y2 (ja)
JPH03262555A (ja) 振動式固液分離機
JP2880784B2 (ja) 遠心分離装置
CN217910944U (zh) 一种离心机用自动出料装置
JPH05105239A (ja) 粉粒体用供給排出装置
SU1710100A1 (ru) Вибрационный фильтр
SU1576222A1 (ru) Устройство дл регенерации отработанных формовочных и стержневых смесей
JPS6314937Y2 (ja)
KR200141599Y1 (ko) 사이로 내부 분체의 가교방지 장치