JPH074221U - ワイパ装置 - Google Patents
ワイパ装置Info
- Publication number
- JPH074221U JPH074221U JP3986693U JP3986693U JPH074221U JP H074221 U JPH074221 U JP H074221U JP 3986693 U JP3986693 U JP 3986693U JP 3986693 U JP3986693 U JP 3986693U JP H074221 U JPH074221 U JP H074221U
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- wiper
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- main blade
- wiper device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輌用ワイパにおいて、払拭性能を特に向上
したワイパ装置を得ることを目的とする。 【構成】 2つのワイパブレードをほぼ並列に配置した
ワイパ装置にして、該2つのワイパブレードをワイパア
ームに連結されてアーム圧をワイパアームから直接に受
けるメインブレード(11)と、メインブレードに連結
されて払拭されるガラス面にバネ機構によって圧接せし
められるサブブレード(12)とから構成し、サブブレ
ードを互いにピボットピン(13)によって連結された
少くとも1組のヨーク(14a,、14b,)を含むも
のとし、該ピボットピンの少くとも1つをメインブレー
ドとサブブレードとの連結部とした、ワイパ装置。
したワイパ装置を得ることを目的とする。 【構成】 2つのワイパブレードをほぼ並列に配置した
ワイパ装置にして、該2つのワイパブレードをワイパア
ームに連結されてアーム圧をワイパアームから直接に受
けるメインブレード(11)と、メインブレードに連結
されて払拭されるガラス面にバネ機構によって圧接せし
められるサブブレード(12)とから構成し、サブブレ
ードを互いにピボットピン(13)によって連結された
少くとも1組のヨーク(14a,、14b,)を含むも
のとし、該ピボットピンの少くとも1つをメインブレー
ドとサブブレードとの連結部とした、ワイパ装置。
Description
【0001】
本考案は、車輌用ワイパに関し、特に払拭性能を向上せしめたワイパ装置に関 しており、さらに詳細には、2つのワイパブレードをほぼ並列に配置して有する 形式のワイパ装置に関する。
【0002】
ワイパ装置の払拭性能を向上せしめるために、2つのワイパブレードをほぼ並 列に配置して設け、先行するワイパブレードによる拭きむらを後続するワイパブ レードによってカバーしようとする提案がなされている。
【0003】
しかし、この従来技術においては2本のワイパブレードを一体化している為に 払拭対象が例えば自動車の前面曲面ガラスである場合にエラーアングルが存在し たり、ブレード長手方向に相対的なねじれが存在し、一方のワイパブレードのみ にアーム圧が集中し、他方のワイパブレードのアーム圧が減少し又は作用しなく なる。著しい場合は該他方のワイパブレードの一部または全体が浮上るという状 態となる。作動の状態が不安定となり、払拭不良が生じ、ビビリが発生するとい う不具合がある。なお、エラーアングルが存在する場合に一方のワイパブレード のブレードラバーに過大なアーム圧が集中してブレードラバーが過度に倒れて、 払拭不良が生ずる状態を図9ないし図10に示している。
【0004】 従来技術として実開平4−26156号公報に記載されたものは2本のワイパ ブレードを平行リンクによって連結しており、前述の欠点は解消されているが、 平行リンクの構成が複雑であり、高価である。
【0005】 本考案は、上述の従来技術における課題を解決し、その払拭性能を向上せしめ たワイパ装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案によれば、2つのワイパブレードをほぼ並列に配置したワイパ装置にし て、該2つのワイパブレードをワイパアームに連結されてアーム圧をワイパアー ムから直接に受けるメインブレードと、メインブレードに連結されてバネ機構に よって払拭されるガラス面に圧接せしめられるサブブレードとから構成し、サブ ブレードを互いにピボットピンによって連結された少くとも1組のヨークを含む ものとし、該ピボットピンの少くとも1つをメインブレードとサブブレードとの 連結部とした、ワイパ装置が提供される。
【0007】 メインブレードとサブブレードとを連結するピボットピンをワイパブレードの 長手方向に間隔をおかれた2ヶ所に設け、該2ヶ所にそれぞれバネ機構を設けて もよい。
【0008】 サブブレードにフィンを設けることにより、バネ機構によってサブブレードに 与えられる圧接力を補助することができ、従ってバネ機構のバネ力を小とするこ とができる。
【0009】
本考案によれば、エラーアングルが大であったり、ブレードの長手方向に対す るねじれがあったりしても、2本のワイパブレードのブレードラバーがガラス面 にそれぞれよく追従し、従って、安定した払拭動作を行わせることができる。そ の結果として、拭き不良やビビリ現象などを防止することができる。
【0010】
本考案の実施例を添付図面を参照して説明すれば、図1は本考案の第1の実施 例として示すワイパ装置の上面図および側面図であり、図において右側が下方、 すなわちガラス面側である。このワイパ装置はほぼ平行に間隔をおかれて配置さ れたワイパブレード11、12を含み、ワイパブレード11はメインブレードで あって、ピン13を介してサブブレードであるワイパブレード12に連結される と共に、この位置で図示しないワイパアームに連結されている。なお、ワイパブ レード11は第1のヨーク14と第2のヨーク15、16と第3のヨーク17、 18とを含むものとして示され、ワイパブレード12は第1のヨーク14a’、 14b’と第2のヨーク15’、16’と第3のヨーク17’、18’とを含む ものとして示される(ヨーク17、18は図示しないがヨーク17’、18’と 同等な位置にある)が、このヨーク構造は単に例示を目的とするものであり、例 えば第3ヨークを省略し、又は第3ヨークを各第2ヨークに2組設けるなど、任 意適当な構造としてよい。なお、ピン13はメインブレード11に対してはワイ パアームからの力を第1のヨーク14に伝達する作用を行い、サブブレード12 に対しては第1のヨーク14a’、14b’に対するピボットピンとして作用し 後述するトーションスプリング19の支持部として作用する。
【0011】 サブブレード12のヨーク14a’、14b’の間にはトーションスプリング 19が配置され、図2においてヨーク14a’をピン13の回りに反時計方向に ヨーク14b’をピン13の回りに時計方向に押付けており、これによってサブ ブレード12には図2において下方に向う押付け力が与えられる。なお、メイン ブレード11は一体のヨーク14の中央部にワイパアームから押付け力を受けて おり、従って2つのワイパブレード11、12は互いに横方向に間隔をおかれた 位置において、その位置におけるガラス面の曲率に対してそれぞれ最適の姿勢を 取り得ることとなり、それぞれのワイパブレード11、12が最良の払拭効果を 達成することができる。
【0012】 図2、図3、図4はガラス面に傾斜のある場合におけるサブブレード12のヨ ーク14a’、14b’の関係位置とメインブレード11とサブブレード12と のブレードラバーの先端部との位置関係を示し、サブブレード12に対応する位 置においてガラス面が低い場合にはサブブレード12がトーションスプリングの 作用によって低いガラス面に近接し(図3)、サブブレード12の側のガラス面 がメインブレード11側より高い場合(図4)にはサブブレード12がトーショ ンスプリングの作用によって高いガラス面に近接し、従っていづれの場合にも両 ワイパブレード11、12のブレードラバーはガラス面によく接触することが示 されている。
【0013】 図5は本考案の第2の実施例を示す上面図、図6はその側面図である。ワイパ アームに連結されるメインブレード11は第1の実施例と同様に第1ヨーク14 と、2つの第2ヨーク15、16と、2つの第3ヨーク17、18とを含むもの として示されているが、サブブレード12は第1ヨーク14に対応するヨークが 設けられておらず、それぞれ2分割された2つの第2ヨーク15a’、15b′ および16a’、16b’と、第3ヨーク17’、18’とを含んでおり、メイ ンブレード11とサブブレード12とはピボットピン21、22によって互いに 連結され、第2ヨーク15a’、15b’はそれぞれのピボットピン21、22 の位置に設けられたスプリング23、24によって、それぞれ下方に向って押付 けられており、ピン13はメインブレード11のみに関連してワイパアームから の力を直接に第1ヨーク14に伝達する。
【0014】 この第2の実施例においても、ワイパアームから伝達されるアーム力はメイン ブレード11を下方に押付ける押付力として作用しており、サブブレード12は ピボットピン21、22を介してメインブレード11に支持されて、スプリング 23、24によってそれぞれ下方に向って押付けられているから、サブブレード 12とメインブレード11とが払拭するガラス面の高さ位置が相違しても適切に 追従し、良好な払拭効果を挙げることができる。
【0015】 なお、図示した実施例ではワイパブレード11と図示しないワイパアームとの 連結方式は明示されていないが、Uフック形式その他の任意の形式としてよい。 またスプリング19、23、24はそれぞれピン13、21、22の回りに捻り 力を与えるトーションスプリングとしたが、つるまきバネ、板バネ、その他任意 適当な形式としてもよい。
【0016】 図7は図5および図6に示す第2の実施例の変形例としてサブブレード12に フィン25を設けたものを示す上面図、側面図および線A−Aを通る断面図であ り、図において右側がガラス面側として示されている。このワイパ装置はフィン がサブブレード12に設けられている点以外は図5および図6に示す第2の実施 例と同様であって、同一数字が対応する部品に付してあり、詳細な説明は省略す る。フィン25を設けることによってスプリング23、24の力を低減させるこ とができる。
【0017】
本考案によれば、エラーアングルが大であったり、ブレードの長手方向に対 するねじれがあったりしても、2本のワイパブレードのブレードラバーがガラス 面にそれぞれよく追従し、その結果として、著しく安定した且つ良好な払拭動作 を行わせることができる。従って、拭き不良やビビリ現象などを防止することが できる。
【図1】図1は本考案の第1の実施例によるワイパ装置
の上面図および側面図。
の上面図および側面図。
【図2】図2は図1のワイパ装置におけるメインブレー
ドとサブブレードとの位置におけるガラス面の高さとサ
ブブレードのスプリングの作用との関係を示す部分側面
図、およびメインブレードとサブブレードのブレードラ
バーとガラス面との関係を示す部分断面図。
ドとサブブレードとの位置におけるガラス面の高さとサ
ブブレードのスプリングの作用との関係を示す部分側面
図、およびメインブレードとサブブレードのブレードラ
バーとガラス面との関係を示す部分断面図。
【図3】図3は図2と同様であるがメインブレードの位
置におけるガラス面の高さがサブブレードの位置におけ
るガラス面の高さより高い場合における部分側面図およ
び部分断面図。
置におけるガラス面の高さがサブブレードの位置におけ
るガラス面の高さより高い場合における部分側面図およ
び部分断面図。
【図4】図4は図2と同様であるがメインブレードの位
置におけるガラス面の高さがサブブレードの位置におけ
るガラス面の高さより低い場合における部分側面図およ
び部分断面図。
置におけるガラス面の高さがサブブレードの位置におけ
るガラス面の高さより低い場合における部分側面図およ
び部分断面図。
【図5】図5は本考案の第2の実施例によるワイパ装置
の上面図。
の上面図。
【図6】図6は図5のワイパ装置の側面図。
【図7】図7は図5および図6に示す本考案の第2の実
施例によるワイパ装置にフィンを装着した変形例を示す
上面図、側面図および側面図の線A−Aを通る断面図で
あって、図の右側をガラス面側、左側を上方として示す
図。
施例によるワイパ装置にフィンを装着した変形例を示す
上面図、側面図および側面図の線A−Aを通る断面図で
あって、図の右側をガラス面側、左側を上方として示す
図。
【図8】従来技術のワイパ装置の2つのブレードラバー
がそれぞれガラス面に接触して良好な払拭作用を行って
いる状態を略示する、該ブレードラバーとガラス面との
関係を示す部分断面図。
がそれぞれガラス面に接触して良好な払拭作用を行って
いる状態を略示する、該ブレードラバーとガラス面との
関係を示す部分断面図。
【図9】図8と同様であるが、ガラス面の高さが相違す
るために一方のブレードラバーのみが作用する状態とな
ったことを示す部分断面図。
るために一方のブレードラバーのみが作用する状態とな
ったことを示す部分断面図。
【図10】図9と同様な部分断面図。
11 メインブレード 12 サブブレード 13 ピボットピン 14、14a’、14b’ 第1ヨーク 15、15’、16、16’ 第2ヨーク 15、15a’15b’、16、16a’16b’
第2ヨーク 17、17’、18、18’ 第3ヨーク 21、22 ピボットピン 19、21、22 スプリング 25 フィン
第2ヨーク 17、17’、18、18’ 第3ヨーク 21、22 ピボットピン 19、21、22 スプリング 25 フィン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 2つのワイパブレードをほぼ並列に配置
したワイパ装置にして、該2つのワイパブレードをワイ
パアームに連結されてアーム圧をワイパアームから直接
に受けるメインブレードと、メインブレードに連結され
て払拭されるガラス面にバネ機構によって圧接せしめら
れるサブブレードとから構成し、サブブレードを互いに
ピボットピンによって連結された少くとも1組のヨーク
を含むものとし、前記ピボットピンの少くとも1つをメ
インブレードとサブブレードとの連結部とした、ことを
特徴とするワイパ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のワイパ装置にして、メ
インブレードとサブブレードとを連結する前記ピボット
ピンをワイパブレードの長手方向に間隔をおかれた2ヶ
所に設け、該2ヶ所にそれぞれ前記バネ機構を設けた、
ことを特徴とするワイパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3986693U JPH074221U (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3986693U JPH074221U (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ワイパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074221U true JPH074221U (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=12564901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3986693U Pending JPH074221U (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | ワイパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074221U (ja) |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP3986693U patent/JPH074221U/ja active Pending
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