JPH0742128A - 金網入土木用マット - Google Patents

金網入土木用マット

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Publication number
JPH0742128A
JPH0742128A JP5208727A JP20872793A JPH0742128A JP H0742128 A JPH0742128 A JP H0742128A JP 5208727 A JP5208727 A JP 5208727A JP 20872793 A JP20872793 A JP 20872793A JP H0742128 A JPH0742128 A JP H0742128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
civil engineering
nonwoven fabric
synthetic resin
wire mesh
Prior art date
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Pending
Application number
JP5208727A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsutaka Fujii
厚孝 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Kyoei Sangyo KK
Original Assignee
Araco Co Ltd
Kyoei Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd, Kyoei Sangyo KK filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP5208727A priority Critical patent/JPH0742128A/ja
Publication of JPH0742128A publication Critical patent/JPH0742128A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性を有するとともに土中生物に対しても
有効で、かつ低廉な土木用マットを提供すること。 【構成】 不織布マット1からなる土木用マットにおい
て、不織布マット1の裏面全面に金網2を配設する。ま
た、遮水性を持たせるため合成樹脂製シートを介在する
こともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川の堤防、廃棄物の
処理池や排水処理用浄水池の堰堤等の法面の保護材とし
て使用される土木用マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川の堤防、廃棄物の処理池や排
水処理用浄水池の堰堤等の法面(処理池や浄水池の底面
を含む。以下同じ。)の保護材として、合成繊維又は天
然繊維からなる不織布マットや合成樹脂製の遮水シート
が広く使用されている。そして、この不織布マットは単
体で用いられるほか、その用途に応じて種々の改良がな
されている。例えば、河川の堤防や傾斜地の法面の崩壊
を防止するとともに緑化の促進を目的とする場合には、
不織布マットに植物の種子を含む物質を積層したり、不
織布マットの繊維の間に植物の種子を含む物質を含有さ
せた植生マットが、廃棄物の処理池や排水処理用浄水池
の堰堤等の法面に敷設して、処理池や浄水池から有害な
物質が土壌中に流出し周囲の環境を汚染するのを防止す
る遮水シートの外部からの衝撃に対する耐久性を高める
ことを目的とする場合には、塩ビシートやゴムシート等
の合成樹脂製シートに不織布マットを積層した遮水マッ
トが提案されている。また、不織布マットと塩ビシート
やゴムシート等の合成樹脂製シートを積層した遮水マッ
トは、河川の堤防の法面等に敷設することにより、河川
の増水時における漏水による堤防の決壊を防止するため
にも使用されている。
【0003】しかしながら、上記従来の土木用マット
は、ネズミ、モグラ、イタチ等の土中生物により傷つけ
られたり、穴を開けられることが多く、外部からの衝撃
に対する耐久性にも依然として問題があった。このた
め、土木用マットを敷設しても所期の目的を達成でき
ず、特に遮水マットの場合は、処理池や浄水池から有害
な物質が土壌中に流出し周囲の環境を汚染したり、漏水
による堤防の決壊を防止できない等、大きな問題を引き
起こすおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の土
木用マットの問題点に鑑み、耐久性を有するとともに土
中生物に対しても有効で、かつ低廉な土木用マットを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明は、不織布マットからなる土木用マット
において、不織布マットの裏面全面に金網を配設してな
ることを要旨とする。
【0006】また、本第2発明は、不織布マットと合成
樹脂製シートを積層して形成した土木用マットにおい
て、合成樹脂製シートの裏面全面に金網を配設してなる
ことを要旨とする。
【0007】また、本第3発明は、不織布マットと合成
樹脂製シートを積層して形成した土木用マットにおい
て、合成樹脂製シートの内部全面に金網を配設してなる
ことを要旨とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された土木用マットによれ
ば、土木用マットに配設された金網が土木用マットの耐
久性を向上させ、また、土木用マットがネズミ、モグ
ラ、イタチ等の土中生物により傷つけられたり、穴を開
けられることを防止する機能を有する。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。図1は、本第1発明の金網入土木用マットの一実施
例を示し、不織布マット1の裏面全面に金網2を配設し
たものである。不織布マット1には、合成繊維又は天然
繊維からなる従来公知のものを使用し、必要に応じて、
不織布マットに植物の種子を含む物質を積層したり、不
織布マットの繊維の間に植物の種子を含む物質を含有さ
せることも可能である。不織布マット1の裏面全面に配
設する金網2は、土木用マットの耐久性を向上させ、ま
た、土木用マットがネズミ、モグラ、イタチ等の土中生
物により傷つけられたり、穴を開けられることを防止す
る目的に応じた、材質、強度及びメッシュのものを使用
する。不織布マット1と金網2の接合は、耐候性、耐腐
食性のある接着剤により接着するほか、合成繊維からな
る不織布マット1の場合には不織布マット1を金網2に
融着する等、種々の方法を採用することができる。本実
施例の金網入土木用マットの場合、金網2が裏面に露出
しているため、法面等に金網入土木用マットを敷設した
際、下地と金網2が馴染みやすく、金網入土木用マット
の滑りを防止できる点で優れている。また、本実施例の
金網入土木用マットの表面又は裏面に塩ビや合成ゴム等
の合成樹脂製シートを配設することにより、金網入土木
用マットに遮水性を持たせることもできる。
【0010】図2は、本第2発明の金網入土木用マット
の一実施例を示し、不織布マット1と遮水用の合成樹脂
製シート3を積層して形成した土木用マットの合成樹脂
製シート3の裏面全面に金網2を配設したものである。
不織布マット1には、合成繊維又は天然繊維からなる従
来公知のものを使用できるが、長い耐用年数が必要とさ
れる場合には、合成繊維のものを使用することが望まし
い。合成樹脂製シート3は、塩ビや合成ゴム等の合成樹
脂からなる従来公知のものを使用できる。合成樹脂製シ
ート3の裏面全面に配設する金網2は、土木用マットの
耐久性を向上させ、また、土木用マットがネズミ、モグ
ラ、イタチ等の土中生物により傷つけられたり、穴を開
けられることを防止する目的に応じた、材質、強度及び
メッシュのものを使用する。なお、長い耐用年数が必要
とされる場合には、ステンレス製等の耐候性、耐腐食性
のあるものを使用することが望ましい。合成樹脂製シー
ト3と金網2の接合は、耐候性、耐腐食性のある接着剤
により接着するほか、合成樹脂製シート3を金網2に融
着する等、種々の方法を採用することができる。本実施
例の金網入土木用マットの場合、金網2が裏面に露出し
ているため、法面等に金網入土木用マットを敷設した
際、下地と金網2が馴染みやすく、金網入土木用マット
の滑りを防止できる点で優れている。
【0011】図3は、本第3発明の金網入土木用マット
の一実施例を示し、不織布マット1と遮水用の合成樹脂
製シート3を積層して形成した土木用マットの合成樹脂
製シート3の内部全面に金網2を配設したものである。
不織布マット1には、合成繊維又は天然繊維からなる従
来公知のものを使用できるが、長い耐用年数が必要とさ
れる場合には、合成繊維のものを使用することが望まし
い。合成樹脂製シート3は、塩ビや合成ゴム等の合成樹
脂からなるものを使用し、合成樹脂製シート3の製造段
階で合成樹脂製シート3の内部全面に金網2を配設した
ものを使用する。合成樹脂製シート3の内部全面に配設
する金網2は、土木用マットの耐久性を向上させ、ま
た、土木用マットがネズミ、モグラ、イタチ等の土中生
物により傷つけられたり、穴を開けられることを防止す
る目的に応じた、材質、強度及びメッシュのものを使用
する。本実施例の金網入土木用マットの場合、金網2を
合成樹脂製シート3で覆っているため金網2が錆びるこ
とがなく、耐候性、耐腐食性の点で優れている。
【0012】上記のように構成された金網入土木用マッ
トは、図4に示すように、河川の堤防、廃棄物の処理池
や排水処理用浄水池の堰堤等の法面4等に保護材として
敷設される。その敷設方法は、従来の植生マット、遮水
マット等の土木用マットと同様であることからその詳細
は省略するが、例えば、金網入土木用マットを遮水マッ
トとして敷設する場合には、まず、底部から順次その一
部分が重なるように敷設し、次に法面部分を敷設する。
その後、金網入土木用マットの重複部分において、相互
の合成樹脂製シートを耐候性、耐腐食性のある接着剤に
より接着または融着する等により、継目からの漏水を防
止する。また、法面部分の最上部に敷設される金網入土
木用マットは、アンカー等により固定し、滑りを防止す
ることが望ましい。金網入土木用マットの敷設が完了す
ると、必要に応じてその上部にコンクリート製ブロック
を敷設したり、土砂で盛土をする。
【0013】金網入土木用マットの形状は、その用途に
応じて、シート状に形成したり、長尺状に形成したもの
をロールに巻き取る等種々の形状に製造することができ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明の金網入土木用マットによれば、
土木用マットに配設された金網が土木用マットの耐久性
を向上させ、また、土木用マットがネズミ、モグラ、イ
タチ等の土中生物により傷つけられたり、穴を開けられ
ることを防止することができる。また、本第1及び第2
発明の金網入土木用マットによれば、金網が土木用マッ
トの裏面に露出しているため、法面等に金網入土木用マ
ットを敷設した際、下地と金網が馴染みやすく、金網入
土木用マットの滑りを防止できる。また、本第3発明の
金網入土木用マットによれば、金網を合成樹脂製シート
で覆っているため金網が錆びることがなく、金網入土木
用マットの耐候性、耐腐食性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明の金網入土木用マットの一実施例を
示す図である。
【図2】本第2発明の金網入土木用マットの一実施例を
示す図である。
【図3】本第3発明の金網入土木用マットの一実施例を
示す図である。
【図4】本発明の金網入土木用マットの敷設方法を示す
図である。
【符号の説明】
1 不織布マット 2 金網 3 合成樹脂製シート 4 法面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布マットからなる土木用マットにお
    いて、不織布マットの裏面全面に金網を配設してなるこ
    とを特徴とする金網入土木用マット。
  2. 【請求項2】 不織布マットと合成樹脂製シートを積層
    して形成した土木用マットにおいて、合成樹脂製シート
    の裏面全面に金網を配設してなることを特徴とする金網
    入土木用マット。
  3. 【請求項3】 不織布マットと合成樹脂製シートを積層
    して形成した土木用マットにおいて、合成樹脂製シート
    の内部全面に金網を配設してなることを特徴とする金網
    入土木用マット。
JP5208727A 1993-07-30 1993-07-30 金網入土木用マット Pending JPH0742128A (ja)

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JP5208727A JPH0742128A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 金網入土木用マット

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JPH0742128A true JPH0742128A (ja) 1995-02-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101940A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 日本植生株式会社 不織布並びにこれを用いた侵食防止材及び侵食防止方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58210215A (ja) * 1982-05-31 1983-12-07 Kagetoshi Amano 法面の雑草防除工法
JPS6274445A (ja) * 1985-09-28 1987-04-06 Trinity Ind Corp オ−トクレ−ブ
JPS633087A (ja) * 1986-06-24 1988-01-08 Nippon Steel Corp 燃焼ガス循環式コ−クス製造設備

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