JPH0741814A - 転炉廃ガスの処理方法 - Google Patents

転炉廃ガスの処理方法

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JPH0741814A
JPH0741814A JP5189901A JP18990193A JPH0741814A JP H0741814 A JPH0741814 A JP H0741814A JP 5189901 A JP5189901 A JP 5189901A JP 18990193 A JP18990193 A JP 18990193A JP H0741814 A JPH0741814 A JP H0741814A
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JP
Japan
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waste gas
flue
converter
water
dust
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Application number
JP5189901A
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English (en)
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Takeki Yashiro
武基 矢代
Takatoshi Sato
隆敏 佐藤
Norio Yano
教生 矢野
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Kurita Water Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横置き煙道を設けた転炉廃ガス湿式集塵系に
おける転炉廃ガスの処理において、煙道内でのダスト付
着、堆積を防止する。 【構成】 煙道16、17内に散水ノズル16A、17
Aを設け、CaCO3 分散剤を含有する水を散水する。 【効果】 分散剤は、散水された循環水から或いは更に
転炉廃ガスの作用により循環水から析出するCaCO3
に吸着して結晶成長を抑制することにより、煙道壁面へ
の付着力を軽減させ、ダストを取り込んだ多量の硬質晶
質スケール層の形成及びその成長を防止する。煙道の清
掃頻度を少なくして長期連続操業を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転炉廃ガスの処理方法に
係り、特に、横置き煙道を設けた転炉廃ガス湿式集塵系
における転炉廃ガスの処理において、煙道内でのダスト
付着、堆積を防止する転炉廃ガスの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】転炉吹錬により発生するガス(転炉廃ガ
ス)は、微細な酸化鉄粉を含んだ高温のCOガスを主体
とするものであり、製鋼時間のうち吹錬作業中のみに間
欠的に大量に発生するガスである。このような転炉廃ガ
スの処理方法は、燃焼式と非燃焼式に大別される。この
うち、非燃焼式は、一般に、転炉廃ガスを燃焼しないよ
うに、転炉炉口と煙道との間にスカートを設け、炉口部
からの空気侵入を遮断してガス冷却煙道部及びベンチュ
リ式などの湿式集塵機を経て、未燃焼のまま回収するも
のである。回収したガスはCO含量60%以上、発熱量
が約2000kcal/Nm3 でボイラ、圧延工場、石
灰焼成炉などの燃料として利用される。なお、ガスが不
要の場合は煙突出口部で燃焼させてそのまま大気放散す
る。
【0003】このような非燃焼式は、OG方式とIC
(IRSID-CAFL)方式に大別される。両方式の基本的な相
違点は、OG方式が転炉炉口とフードスカートを原則と
して密着させ、閉の状態で炉口部圧力制御して操業する
のに対し、IC方式は転炉炉口にこの炉口径よりやや大
きなフードスカートを離隔した状態で設置して炉口部圧
力制御して操業する点にある。
【0004】近年、転炉容量の大型化に伴い、転炉廃ガ
ス処理設備も大型化しているが、装置全体が比較的小型
で済み、保守が容易で集塵効率が安定しているなどの利
点から、最近の大型転炉では非燃焼式が採用され、特に
操業の安定性などの理由からOG方式が多く採用されて
いる。
【0005】図2にOG方式の主要構成を示す。図2に
おいて、1は転炉、2は上部フード、3は熱回収部(熱
交換部)、4は1次除塵器、5は2次除塵器、6は煙
突、7は回収弁、8はガスホルダ接続配管である。な
お、図2において、熱回収及び湿式集塵のための給水な
いし集水系は図示を省略した。
【0006】図2に示す方式において、除塵器を2機設
けるのは、1機のみでは除塵効率が低いためであり、効
率的な除塵処理のためには、1次及び2次の2機の除塵
器を設ける必要がある。
【0007】このような処理方式において、一般に、転
炉廃ガス(温度約1500℃,フード圧−5〜+5mm
Aq)は、各部で処理されて、熱回収部3の出口(図2
のA部)においてガス温度1000℃、1次除塵器4の
出口においてガス温度75℃、2次除塵器5の出口にお
いてガス温度67℃となる。即ち、図2に示す方式で
は、熱回収部3が短距離であるため熱回収効率が悪く、
熱回収部3の出口のガス温度は1000℃と高いものと
なる。
【0008】そこで、図2に示す方式において、熱回収
効率を高めるために熱回収部の距離を長くする設計変更
が試みられた。
【0009】この場合、1次除塵器の位置を低くするこ
とにより、転炉工場全体の設備の高さを変えることな
く、熱回収部の距離を長くして熱回収効率を高めること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1次除塵器を
低位に設けた場合には、1次除塵器から2次除塵器へガ
スを移送するための横置き煙道が必要となり、この横置
き煙道におけるダストの付着、堆積が問題となる。
【0011】即ち、この横置き煙道内を通るガスは、1
次除塵器で湿式集塵処理された後の湿ったガスであり、
しかも除塵が不十分でダストを大量に含むため、横置き
煙道の内壁に付着、堆積し易く、様々な付着障害を引き
起こす。
【0012】従来、横置き煙道内に水(転炉廃ガスの集
塵処理系の循環水)を散布する試みもなされているが、
水の散布のみでは、後述の如く、転炉廃ガス処理系特有
の炭酸カルシウム及び鉄粉を含むダストの付着を防止す
ることは不可能である。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決し、1次
除塵器から2次除塵器へガスを移送するための横置き煙
道を設けた転炉廃ガス湿式集塵系における転炉廃ガスの
処理において、煙道内でのダストの付着、堆積を防止す
る転炉廃ガスの処理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の転炉廃ガスの処
理方法は、横置き煙道を有する転炉廃ガス湿式集塵系に
おいて、該煙道内に散水ノズルを設け、炭酸カルシウム
分散剤を含有する水を該散水ノズルから散水することを
特徴とする。
【0015】以下に本発明を図面を参照して詳細に説明
する。
【0016】図1は本発明の転炉廃ガスの処理方法の一
実施例方法を説明する転炉廃ガス処理系の構成図、図3
は散水ノズルの設置方法を説明する断面図である。
【0017】図1において、11は転炉、12はスカー
ト、13、14は熱回収部、15は1次除塵器、16、
17は横置き煙道であり、内部に散水ノズル16A、1
7Aが設けられている。18、19は煙道、20は2次
除塵器、21は処理ガス出口である。また、22、2
3、24は集水ピット、25、26はスラッジピット、
27はシックナー、28は処理水槽であり、31〜39
の各符号は配管を示す。Pはポンプである。
【0018】即ち、図1に示す処理系では、転炉11か
ら排出される廃ガスが、フード12を経て、長く設けら
れた熱回収部13、14で熱回収(熱交換)された後、
1次除塵器15で湿式集塵される。
【0019】この1次除塵器15の処理ガスは更に横置
き煙道16、17及び煙道18、19を経て2次除塵器
20に移送され、2次除塵器20で再度湿式集塵され、
処理ガスは出口21より排出される。
【0020】1次除塵器15、横置き煙道16、17の
散水ノズル16A、17A及び2次除塵器20の散水に
用いられる水(循環水)は、それぞれ配管32、33、
34を経て供給され、その後、それぞれ集水ピット2
2、23、24に集水された後、配管35、36、37
から配管38を経てシックナー27に戻され、シックナ
ー27で除塵された後、処理水槽28及び配管31を経
て循環される。
【0021】本実施例においては、このシックナー27
に配管39より炭酸カルシウム分散剤を添加して、横置
き煙道16、17に設けた散水ノズル16A、17Aよ
り分散剤を含む水(循環水)を散水するようにする。
【0022】なお、この横置き煙道16、17に設ける
散水ノズル16A、17Aの種類や設置方法及び散水量
等には特に制限はないが、効果的なダスト堆積防止のた
めには、次のような条件を採用するのが好ましい。
【0023】即ち、まず、散水ノズルの設置方法として
は、横置き煙道17の部分拡大図である図3に示す如
く、煙道内の排水方向Xに対して、ノズル17Aの設置
角度θ1 を20〜40°、特に30°程度となるように
(従って、煙道16においては散水ノズル16Aの設置
方向は煙道17の散水ノズル17Aと逆方向とな
る。)、また、散水ノズル17Aの設置間隔Lは1.0
〜3.0m、特に2m程度となるように設けるのが好ま
しい。また、ノズルの種類についてはオリフィス直径1
0〜20mm程度のフラットノズル等を用いることがで
き、そのスプレー角度θ2 は20〜40°、特に30°
程度、散水圧力は2.0〜5.0kg/cm2 、特に3
kg/cm2 程度、散水量は散水ノズル1個当り10〜
20m3 /hr程度とするのが好ましい。
【0024】本発明において炭酸カルシウム分散剤とし
ては、各種カルボン酸系分散剤又はホスホン酸系分散剤
等を用いることができる。このうち、カルボン酸系分散
剤としては、ポリアクリル酸;ポリマレイン酸;アクリ
ル酸とマレイン酸とのコポリマー或いはその塩;アクリ
ル酸又はマレイン酸と、メタクリル酸、フマル酸、イタ
コン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドプロパン
スルホン酸、アクリルアミド、アルキルアクリレート、
ヒドロキシアルキルアクリレート、アクリロニトリル、
ポリエチレングリコールモノアリルエーテル、イソブチ
レン,アミレン等とのコポリマー或いはその塩などを用
いることができる。なお、コポリマーの塩としてはカリ
ウム塩、ナトリウム塩が挙げられる。また、ホスホン酸
系分散剤としては、1−ヒドロキシエチリデンジホスホ
ン酸、アミノトリスメチレントリホスホン酸、エチレン
ジアミノテトラメチレンテトラホスホン酸、メタンジホ
スホン酸、プロパン−1,2,3−トリホスホン酸、ホ
スホノブタントリカルボン酸、ホスホノ酢酸などを用い
ることができる。
【0025】本発明においては、カルボン酸系分散剤と
しては、特に、下記(I)式で示されるアクリル酸とマ
レイン酸とのコポリマーのカリウム塩であって、分子量
が800〜10000のものが好ましい。
【0026】
【化1】
【0027】また、ホスホン酸系分散剤としては、下記
(II)式で示される1−ヒドロキシエチリデンジホスホ
ン酸が好ましい。
【0028】
【化2】
【0029】これらの分散剤の使用量は、用いる分散剤
の種類によっても異なるが、一般に、0.1〜100m
g/l、特に1〜10mg/lの濃度で使用するのが好
ましい。
【0030】図1に示す方法は本発明の転炉廃ガスの処
理方法の一実施例であって、本発明は何ら図示の方法に
限定されるものではない。
【0031】図1に示す方法では、分散剤をシックナー
27に添加して横置き煙道16、17への散水のみなら
ず、1次除塵器15及び2次除塵器20の湿式集塵のた
めの散水にも分散剤が含有されるように循環水を循環さ
せている。
【0032】本発明においては、横置き煙道のみ循環水
系を独立させて、分散剤を横置き煙道の循環水のみに添
加することも可能であるが、図示の如く、循環水系を共
通させて1次及び2次除塵器の散水にも分散剤含有循環
水を用いることにより、配管系の構成を簡易化できる上
に、除塵効率の向上も図れ、有利である。
【0033】なお、本発明を採用する転炉廃ガス処理系
において、熱回収部はその長さを長くすることにより、
熱回収部の出口ガス温度が200℃程度となるように設
計するのが好ましい。このように約1500℃の転炉廃
ガスを熱回収部の出口ガス温度200℃程度にまで低減
することにより、熱回収率は従来のもの(熱回収部の出
口ガス温度約1000℃)に比べて下記の如く、約50
%も向上させることができる。
【0034】
【数1】
【0035】また、このように熱回収部を長くした場合
に1次除塵器と2次除塵器との間に必要とされる横置き
煙道の傾きについては特に制限はないが、本発明の転炉
廃ガスの処理方法は、水平に対する傾き(図3のθ)が
30°以下のものに特に有効である。
【0036】
【作用】転炉廃ガスの処理において、除塵器における湿
式集塵のために散布された水はダストを含むためそのま
ま放流することはできず、一般に、シックナーで除塵
後、循環使用されている。この循環水の水質の一例を表
1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】この循環水は炭酸カルシウム(CaCO
3 )の付着を起こし易い水質であり、このため、このよ
うな循環水を散水するだけでは横置き煙道内のダストの
付着、堆積を十分に防止することはできない。
【0039】即ち、転炉廃ガス由来のダストのみであれ
ば、散水された循環水の水流で流されるので付着量が低
減されるが、循環水からのCaCO3 の析出により晶質
の硬質付着現象がみられ、ダストはこの晶質スケール層
に取り込まれて水流では流し得ない多量のスケールとな
って付着、堆積するようになる。
【0040】この晶質スケールの形成は、循環水中にC
aHが含有され、また、pHが9以上と高いことが原因
しているが、更に、転炉廃ガスにはCaO粉とCO2
スが含まれており、散水された循環水が煙道内でこのC
aOを溶解すると共にCO2を吸収することにより、C
aCO3 の過飽和度が更に高くなることも晶質スケール
の形成を促進する要因となっている。
【0041】本発明においては、横置き煙道内に散水ノ
ズルを設けると共に、この散水ノズルからCaCO3
有効な分散剤を含有する水を散水する。この分散剤は、
散水された循環水から或いは更に転炉廃ガスの作用によ
り循環水から析出するCaCO3 に吸着して結晶成長を
抑制することにより、煙道壁面への付着力を軽減させ、
ダストを取り込んだ多量の硬質晶質スケール層の形成及
びその成長を防止する。
【0042】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0043】実施例1 図1に示す転炉廃ガスの処理系において、本発明方法に
よる効果を調べた。なお、1次除塵器における循環水の
散水量は180m3 /hr、2次除塵器における循環水
の散水量は100m3 /hrとし、煙道における散水ノ
ズルの仕様、設置方法及び散水条件は次の通りとした。 ノズル設置間隔L:2m ノズル設置個数 :12個 ノズル設置方向 :図3に示す如く、煙道内の排水方向
に向けてθ1 =30°の角度で設置 ノズルの種類 :フラットノズル,オリフィス直径1
3.1mm 散水条件: スプレー角度θ2 =30° 圧力=3kg/cm2 水量=195リットル/min(ノズル1個当り11.
7m3 /hr,全体で140m3 /hr) 分散剤はシックナーにおいて添加し、その種類及び添加
量は、表3に示す通りとした。
【0044】煙道内のダスト堆積量(1ヶ月間の堆積厚
さ)を調べ、結果を表3に示した。また、下記評価基準
に基いて評価した結果を表3に併記した。
【0045】比較のため分散剤無添加で散水した場合に
ついても同様に行なって、結果を表3に示した。
【0046】評価基準 一般に、ダスト堆積厚さが5mm(平均)になると清掃
が必要となる。即ち、ダスト堆積厚さが5mm以上にな
ると散水後の水を回収することが困難となるため、煙道
内をジェットクリーニングする必要がある。一方、転炉
の修理は通常1.5ヶ月毎に行なっている。この点か
ら、煙道の清掃頻度は少ないほど望ましいのであるが、
最低でも1.5ヶ月は煙道内の清掃を行なうことなく連
続操業ができることが必要となる。従って、この清掃頻
度に基いて、下記表2に示す基準で評価を行なった。
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】表3より明らかなように、本発明によれ
ば、煙道内のダストの堆積を効果的に防止して、煙道内
の清掃頻度を少なくし、転炉の長期連続操業が可能とさ
れる。
【0050】実際、分散剤無添加の循環水の散布のみで
はダスト堆積の防止は不十分であり、煙道内にダストが
月間5〜10mm堆積し、散水後の水を集水ピットに回
収することが困難となるために、毎月煙道内をジェット
クリーニングする必要があったが、本発明に従ってカル
ボン酸系等の分散剤を適用することにより、ダスト堆積
量を大幅に軽減でき、半年に1度のジェットクリーニン
グでもすむようになった。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の転炉廃ガス
の処理方法によれば、横置き煙道を有する転炉廃ガス湿
式集塵系において、該煙道内のダストの付着、堆積を効
果的に防止して、煙道の清掃頻度を少なくすることがで
きる。
【0052】このため、横置き煙道を設けた転炉廃ガス
の処理系、即ち、転炉工場の建屋設備の高さを変えるこ
となく、廃ガスの熱回収率を高めるために熱回収部を長
く設計した転炉廃ガス処理系において、長期にわたる連
続操業が可能となり、 転炉廃ガスの熱回収率が向上する(前述の如く、熱
回収率は約50%向上する。)。 設置建設コストが高騰することがない。 という効果に加えて、更に清掃頻度の低減による連続操
業のために、処理効率の向上、メンテナンスコストの軽
減等の効果を得ることができ、工業的に極めて有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転炉廃ガスの処理方法の一実施方法を
説明する転炉廃ガス処理系の構成図である。
【図2】OG方式による転炉廃ガス処理系の構成図であ
る。
【図3】散水ノズルの設置方法を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
11 転炉 12 フード 13,14 熱回収部 15 1次除塵器 16,17 横置き煙道 16A,17A 散水ノズル 20 2次除塵器 22,23,24 集水ピット 27 シックナー 28 処理水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 教生 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置き煙道を有する転炉廃ガス湿式集塵
    系において、該煙道内に散水ノズルを設け、炭酸カルシ
    ウム分散剤を含有する水を該散水ノズルから散水するこ
    とを特徴とする転炉廃ガスの処理方法。
JP5189901A 1993-07-30 1993-07-30 転炉廃ガスの処理方法 Pending JPH0741814A (ja)

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