JPH0741597B2 - 窯業系押出建材の切断方法 - Google Patents

窯業系押出建材の切断方法

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JPH0741597B2
JPH0741597B2 JP30294387A JP30294387A JPH0741597B2 JP H0741597 B2 JPH0741597 B2 JP H0741597B2 JP 30294387 A JP30294387 A JP 30294387A JP 30294387 A JP30294387 A JP 30294387A JP H0741597 B2 JPH0741597 B2 JP H0741597B2
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cutting
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ceramic
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誠 落合
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株式会社ノダ
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は窯業系押出建材の切断方法に関し、特に押出し
方向に沿って複数本の中空孔が貫通形成せしめられた窯
業系押出建材を切断するに適した新規な方法に関する。
<従来技術> 従来、窯業系押出建材は、押出機で押し出された直後、
該建材が未硬化の状態において、該建材の全幅に亙る刃
長を有するクリッパーを用いて切断していた。クリッパ
ーは建材の搬送方向において上方に設けられ、建材が連
続的に押し出されるに伴いその押出速度に同調して押出
方向に移動しつつ作動せしめて、所望箇所における切断
を達成するものであった。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、このような従来の切断方法によるときは、建
材が未硬化状態にあるときにクリッパーを作動させるも
のであるため、切断箇所の前後において建材自体が潰さ
れてしまう欠点があった。このため、この切断方法によ
って建材を切断した後、養生硬化後の仕上げ切断を必要
以上に幅広に行われているのが実情であり、生産性及び
歩止まりを低下させていた。
また窯業系建材においては軽量化等の観点から押出方向
に平行に中空孔を貫通形成させることが一般に広く行わ
れているが、このような中空押出建材を上記した従来の
クリッパー切断方法によって切断すると、切断部分で建
材自体が潰される結果、該切断部分における中空孔がふ
さがれてしまう。このために、切断後に続いて押し出さ
れる建材の中空孔内には真空状態が形成され、また建材
自体が未硬化状態であるために、該中空孔上に位置する
建材表面部分にへこみが生じやすく、不良品発生の原因
となっていた。
この欠点を解消するために、針等を用いて建材の表面側
から中空孔に達する小径を形成し、中空孔を外部と連通
させて真空状態を回避する方策も取られているが、この
ための装置を建材の押出速度に同調して移動しつつ作動
させる必要があり、更にこのような小径の形成を繰り返
し行うと針にセメント等の建材素材が付着して、形成さ
れる小孔が徐々に大きくなってしまい、これを防ぐため
に付着物を除去しなければならない等、設備全体が複雑
化し、メンテナンスも繁雑化し、製品のコストアップの
要因となっていた。
更にはクリッパーを用いる切断方法においては、切断を
繰り返す毎にナイフにセメント等の建材素材が付着して
切断力が徐々に低下するため、その除去を行わなければ
ならず、生産性の低下を招くものであった。
<問題点を解決するための手段及び作用> そこで本発明は上記したようなクリッパーによる切断方
法から脱却し、窯業系押出建材、特に内部に中空孔を有
する中空押出建材の切断を上記従来方法において遭遇し
たような不利欠点を伴うことなく効率的に行い得る新規
な方法を提供することを目的として開発された。
即ち本発明は、窯業系押出建材を押出機で押し出した直
後、該建材が未硬化の状態において、該建材面の切断す
べき任意箇所に高圧空気流を高速噴出させてその空気流
圧によって切断することを特徴とする、窯業系押出建材
の切断方法である。かかる本発明の切断方法によると
き、建材は、高圧空気流によってもたらされる固体破壊
作用によって、切断面における建材を潰したり中空孔を
ふさいだりすることなく、切断され得る。固体破壊作用
は、高圧空気流に微細粉体を混入することによって増強
され得る。
<構成の説明及び実施例> 窯業系押出建材の素材、例えばセメント、硅砂、繊維質
材料を主原料としこれに適量の水を添加して得られた混
練物を、押出機に投入して、連続的に所望形状に押出成
形する。内部に中空孔を有する中空押出建材を押出成形
する場合は、押出機の先端に複数本の中子を設けた口金
型を所望形状に配置せしめた押出機を用いることによ
り、該口金型形状によって定められる中空孔が押出方向
に平行に延長して形成されるものである。
かくして押出機から連続的に吐出される未硬化状態の押
出建材は、押出速度に同調した搬送速度で駆動される引
取コンベア上に載置され所望位置まで搬送される。
引取コンベアの上方における任意位置には上記未硬化状
態の押出建材の切断すべき箇所に高圧空気流を高速噴出
させるノズルが配置される。
該ノズルは、押出建材の幅方向に複数個設け、該ノズル
全体を押出速度に同調させて搬送方向に移動させつつ、
ノズルから高圧空気流を連続的に高速噴出して空気流圧
によって切断を行う。あるいはまた1本のノズルを用い
て切断を行うことができ、この場合には該ノズルを押出
速度に同調させて搬送方向に一定角度をもって建材面を
斜めに横切るように移動させつつ、ノズルから高圧空気
流を連続的に高速噴出して空気流圧によって切断を行
う。
使用するノズルの径と空気圧は未硬化状態の窯業系押出
建材を切断するに十分な空気流圧をもたらすよう決定さ
れるが、一般にノズル径は0.2〜0.4mm、空気圧は150〜1
000kg/cm2の範囲とすることができる。例えば、内部に
多数の中空孔を有する断面波形(厚さ12〜18mm)のセメ
ント系押出建材を切断するのに0.4mm径のノズルを用い
て250kg/cm2の空気圧で空気流を噴出し、また0.2mm径の
ノズルを用いて350kg/cm2の空気圧で空気流を噴出した
ところ、いずれの場合も中空孔が押し潰されることなく
切断面に沿って奇麗に切断された。
このようにして高圧空気流による固体破壊作用を利用す
ることにより、未硬化状態にある押出建材を潰したり中
空押出建材の場合に切断箇所において中空孔をふさぐよ
うな欠点をもたらすことなく、効率的な切断が行われ
る。
更に本発明方法の好ましい実施例として、高圧空気流に
硅砂、アルミナ、炭化硅素、セメント粉砕粉等の微細粉
体を混入して切断を行うことができる。この場合、混入
される微細粉体が空気流に対してキャリアとして働くこ
とによって固体破壊作用が増強され、特に硬度の大きな
ものや1以上の比重を有するものを混入するとその効果
が大である。
<発明の効果> 本発明方法によれば、未効果状態の窯業系押出建材の切
断部分がつぶされることなく切断がなされるため、切断
後の建材はほぼ仕上げ寸法に等しく、最小の再切断寸法
で仕上げ切断をすれば足り、生産性及び歩止まりが向上
する。また中空押出建材においては中空孔部分がふさが
れることがなく、表面にへこみが生ずる等の不良品をも
たらすことがない。高圧空気流にする固体破壊作用を利
用して切断するものであるため、建材素材がナイフに付
着することに伴う問題点が発生することがなく、煩わし
いメンテナンスが不要である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窯業系押出建材を押出機で押し出した直
    後、該建材が未硬化の状態において、該建材面の切断す
    べき任意箇所に高圧空気流を高速噴出させてその空気流
    圧によって切断することを特徴とする、窯業系押出建材
    の切断方法。
  2. 【請求項2】上記窯業系押出建材が押出機による押出方
    向と平行に貫通形成せしめられた複数本の中空孔を内部
    に有するものであることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載の切断方法。
  3. 【請求項3】上記高圧空気流に微細粉体が混入されてい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の切
    断方法。
  4. 【請求項4】上記微細粉体が硅砂、アルミナ、炭化硅素
    及びセメント粉砕粉のいずれか一またはそれらの混合物
    より成ることを特徴とする、特許請求の範囲第3項に記
    載の切断方法。
JP30294387A 1987-11-30 1987-11-30 窯業系押出建材の切断方法 Expired - Fee Related JPH0741597B2 (ja)

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CN102512506A (zh) * 2012-01-01 2012-06-27 山东大学威海分校 一种能提高超氧化物歧化酶活力的复方刺五加制剂

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