JPH0741441B2 - Nc工作機械及びその制御方法 - Google Patents
Nc工作機械及びその制御方法Info
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- JPH0741441B2 JPH0741441B2 JP4127580A JP12758092A JPH0741441B2 JP H0741441 B2 JPH0741441 B2 JP H0741441B2 JP 4127580 A JP4127580 A JP 4127580A JP 12758092 A JP12758092 A JP 12758092A JP H0741441 B2 JPH0741441 B2 JP H0741441B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多軸駆動系のそれぞれ
に対し目標位置に到達するように数値制御するNC装置
を備えたNC工作機械及びその制御方法に係り、特に主
軸摺動型NC旋盤及びその制御方法に関する。
に対し目標位置に到達するように数値制御するNC装置
を備えたNC工作機械及びその制御方法に係り、特に主
軸摺動型NC旋盤及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主軸がZ軸方向に摺動可能に
構成された主軸摺動型NC旋盤が用いられている。主軸
摺動型NC旋盤は、工作物を保持して工作物と共に回転
する主軸が、工作物の回転軸方向であるZ軸方向に摺動
可能になっている点に特徴を有している。主軸のZ軸方
向の移動範囲の一端部のベッドにロータリガイドブッシ
ュ支持台が固定され、ロータリガイドブッシュ支持台に
は、工作物の回転軸の延長上に開口中心を有するロータ
リガイドブッシュが設けられている。
構成された主軸摺動型NC旋盤が用いられている。主軸
摺動型NC旋盤は、工作物を保持して工作物と共に回転
する主軸が、工作物の回転軸方向であるZ軸方向に摺動
可能になっている点に特徴を有している。主軸のZ軸方
向の移動範囲の一端部のベッドにロータリガイドブッシ
ュ支持台が固定され、ロータリガイドブッシュ支持台に
は、工作物の回転軸の延長上に開口中心を有するロータ
リガイドブッシュが設けられている。
【0003】主軸に回転保持された工作物は、主軸を+
Z軸方向に移動させることにより工作物の回転保持手段
であるロータリガイドブッシュ内に導入されてロータリ
ガイドブッシュに支持され、ロータリガイドブッシュ端
部から突出する。ロータリガイドブッシュ内面は、接触
する工作物を損傷させないように主軸の回転に同期して
回転するようになっている。
Z軸方向に移動させることにより工作物の回転保持手段
であるロータリガイドブッシュ内に導入されてロータリ
ガイドブッシュに支持され、ロータリガイドブッシュ端
部から突出する。ロータリガイドブッシュ内面は、接触
する工作物を損傷させないように主軸の回転に同期して
回転するようになっている。
【0004】ロータリガイドブッシュ端部から突出した
工作物は、ロータリガイドブッシュ端部近傍の加工領域
においてバイト等の工具によって加工される。工具はZ
軸に直交するX軸方向に移動できるようになっている。
このように、従来の主軸摺動型NC旋盤では工作物の回
転及びZ軸方向の移動は主軸により行われ、バイト等工
具はX軸方向にだけ移動可能になっている。
工作物は、ロータリガイドブッシュ端部近傍の加工領域
においてバイト等の工具によって加工される。工具はZ
軸に直交するX軸方向に移動できるようになっている。
このように、従来の主軸摺動型NC旋盤では工作物の回
転及びZ軸方向の移動は主軸により行われ、バイト等工
具はX軸方向にだけ移動可能になっている。
【0005】従来の主軸摺動型NC旋盤による加工例を
図5を用いて説明する。まず、ロータリガイドブッシュ
端部から所定量だけ工作物先端が突出するように主軸を
+Z方向に送り、座標原点を定めてから内径加工用の工
具をセットする(図5(a))。次に、主軸を+Z方向
に所定量移動させながら工作物の内径加工を行う(図5
(b))。次に、主軸を−Z方向に移動させてから、外
径加工用の工具をセットする(図5(c))。次に、主
軸を+Z方向に所定量移動させながら、工作物の外径加
工を行う(図5(d))。
図5を用いて説明する。まず、ロータリガイドブッシュ
端部から所定量だけ工作物先端が突出するように主軸を
+Z方向に送り、座標原点を定めてから内径加工用の工
具をセットする(図5(a))。次に、主軸を+Z方向
に所定量移動させながら工作物の内径加工を行う(図5
(b))。次に、主軸を−Z方向に移動させてから、外
径加工用の工具をセットする(図5(c))。次に、主
軸を+Z方向に所定量移動させながら、工作物の外径加
工を行う(図5(d))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の主
軸摺動型NC旋盤の加工の段取りは、まず初めに工作物
の内径加工を行ってから次に外径加工を行うというもの
である。もし工作物の外径加工を先に行ったとすると、
次に内径加工を行う際に主軸を−Z軸方向に戻す必要が
あるが、そうすると外径加工が終了して外径が小さくな
った工作物がロータリガイドブッシュ内に戻されること
になり、ロータリガイドブッシュが工作物を十分に保持
することができないという問題や、工作物がロータリガ
イドブッシュ内で遊んでしまい加工面に傷等を付けてし
まうという問題を生じる。従って、従来の主軸摺動型N
C旋盤では上述のように内径加工から先に行わなければ
ならないという加工工程上の制約が存在していた。この
加工工程上の制約は上記例に限らず、外径加工において
まず粗削りして次に仕上げ加工をする場合の制約、或い
はネジ切り加工時にチューニング装置やバイトオフセッ
トが必要となるというような種々の制約を生じていた。
軸摺動型NC旋盤の加工の段取りは、まず初めに工作物
の内径加工を行ってから次に外径加工を行うというもの
である。もし工作物の外径加工を先に行ったとすると、
次に内径加工を行う際に主軸を−Z軸方向に戻す必要が
あるが、そうすると外径加工が終了して外径が小さくな
った工作物がロータリガイドブッシュ内に戻されること
になり、ロータリガイドブッシュが工作物を十分に保持
することができないという問題や、工作物がロータリガ
イドブッシュ内で遊んでしまい加工面に傷等を付けてし
まうという問題を生じる。従って、従来の主軸摺動型N
C旋盤では上述のように内径加工から先に行わなければ
ならないという加工工程上の制約が存在していた。この
加工工程上の制約は上記例に限らず、外径加工において
まず粗削りして次に仕上げ加工をする場合の制約、或い
はネジ切り加工時にチューニング装置やバイトオフセッ
トが必要となるというような種々の制約を生じていた。
【0007】本発明の目的は、加工工程上の制約を排除
した主軸摺動型NC旋盤及びその制御方法を提供するこ
とにある。
した主軸摺動型NC旋盤及びその制御方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、工作物を保
持して回転させ、前記工作物の回転軸方向であるZS軸
方向に摺動可能な主軸を前記Z S 軸方向に移動させるZ
S 軸駆動系と、前記主軸の前方に位置する工具を前記Z
S 軸方向と同方向のZ T 軸方向に移動させるZ T 軸駆動
系と、Z軸方向の移動指令を受けて前記Z S 軸駆動系の
位置制御を行うZ S 軸位置制御部と、前記Z軸方向の移
動指令を受けて前記Z T 軸駆動系の位置制御を行うZ T
軸位置制御部と、前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸
位置制御部の一方に駆動停止指令を発して前記Z S 軸位
置制御部又は前記Z T 軸位置制御部の一方のみを駆動さ
せ、前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸位置制御部の
駆動を交互に切り替える駆動軸切替手段とを有すること
を特徴とするNC工作機械によって達成される。
持して回転させ、前記工作物の回転軸方向であるZS軸
方向に摺動可能な主軸を前記Z S 軸方向に移動させるZ
S 軸駆動系と、前記主軸の前方に位置する工具を前記Z
S 軸方向と同方向のZ T 軸方向に移動させるZ T 軸駆動
系と、Z軸方向の移動指令を受けて前記Z S 軸駆動系の
位置制御を行うZ S 軸位置制御部と、前記Z軸方向の移
動指令を受けて前記Z T 軸駆動系の位置制御を行うZ T
軸位置制御部と、前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸
位置制御部の一方に駆動停止指令を発して前記Z S 軸位
置制御部又は前記Z T 軸位置制御部の一方のみを駆動さ
せ、前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸位置制御部の
駆動を交互に切り替える駆動軸切替手段とを有すること
を特徴とするNC工作機械によって達成される。
【0009】また、上記目的は、工作物を保持して回転
させ、前記工作物の回転軸方向であるZS軸方向に摺動
可能な主軸の位置制御を、Z軸方向の移動指令を受けた
Z S 軸位置制御部によりZ S 軸駆動系を駆動させて行
い、前記主軸の前方に位置し、前記Z S 軸方向と同方向
のZ T 軸方向に移動可能な工具の位置制御を、前記Z軸
方向の移動指令を受けたZ T 軸位置制御部によりZ T 軸
駆動系を駆動させて行い、前記ZS軸位置制御部又は前
記ZT軸位置制御部の一方に駆動停止指令を発して前記
ZS軸位置制御部又は前記ZT軸位置制御部の一方のみ
を駆動させ、前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸位置
制御部の駆動を交互に切り替えて前記工作物のZ軸方向
の加工を行うことを特徴とするNC工作機械の制御方法
によって達成される。
させ、前記工作物の回転軸方向であるZS軸方向に摺動
可能な主軸の位置制御を、Z軸方向の移動指令を受けた
Z S 軸位置制御部によりZ S 軸駆動系を駆動させて行
い、前記主軸の前方に位置し、前記Z S 軸方向と同方向
のZ T 軸方向に移動可能な工具の位置制御を、前記Z軸
方向の移動指令を受けたZ T 軸位置制御部によりZ T 軸
駆動系を駆動させて行い、前記ZS軸位置制御部又は前
記ZT軸位置制御部の一方に駆動停止指令を発して前記
ZS軸位置制御部又は前記ZT軸位置制御部の一方のみ
を駆動させ、前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸位置
制御部の駆動を交互に切り替えて前記工作物のZ軸方向
の加工を行うことを特徴とするNC工作機械の制御方法
によって達成される。
【0010】
【0011】
【作用】本発明によれば、主軸の直線運動軸と同方向に
移動できる直線運動軸を工具側に設け、両方の軸に同一
の座標値を与えつつ、両軸を交互に切換えて駆動させる
という制御ができるので、例えば外径加工と内径加工等
の加工の段取りを気にする必要のない、即ち加工工程上
の制約を排除したNC工作機械を実現できる。
移動できる直線運動軸を工具側に設け、両方の軸に同一
の座標値を与えつつ、両軸を交互に切換えて駆動させる
という制御ができるので、例えば外径加工と内径加工等
の加工の段取りを気にする必要のない、即ち加工工程上
の制約を排除したNC工作機械を実現できる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例によるNC工作機械及びそ
の制御方法を図1乃至図4を用いて説明する。本実施例
によるNC工作機械である主軸摺動型NC旋盤は、1個
のタレットと1個の主軸を持ち、そのどちらかが移動す
るかにかかわらずX軸とZ軸のスライドを持つ、いわゆ
る1主軸1サドル旋盤を基本とする1系統制御であり、
工作物を保持して工作物と共に回転する主軸が、工作物
の回転軸方向であるZ軸方向に摺動可能に設けられ、か
つ工具を保持する1個の工具台がX軸方向のみならずZ
軸方向にも摺動可能に設けられている点、及び工具又は
工作物をZ軸方向へと移動させるZ S 軸位置制御部又は
Z T 軸位置制御部を交互に切り替えて駆動させる点に特
徴を有している。
の制御方法を図1乃至図4を用いて説明する。本実施例
によるNC工作機械である主軸摺動型NC旋盤は、1個
のタレットと1個の主軸を持ち、そのどちらかが移動す
るかにかかわらずX軸とZ軸のスライドを持つ、いわゆ
る1主軸1サドル旋盤を基本とする1系統制御であり、
工作物を保持して工作物と共に回転する主軸が、工作物
の回転軸方向であるZ軸方向に摺動可能に設けられ、か
つ工具を保持する1個の工具台がX軸方向のみならずZ
軸方向にも摺動可能に設けられている点、及び工具又は
工作物をZ軸方向へと移動させるZ S 軸位置制御部又は
Z T 軸位置制御部を交互に切り替えて駆動させる点に特
徴を有している。
【0013】本実施例による主軸摺動型NC旋盤を図1
を用いて説明する。ベッド2上に主軸台8がZ軸方向に
摺動可能に搭載されている。主軸台8内には回転可能に
支持された主軸9が取り付けられている。ベッド2には
主軸台8をZS 軸方向に送るためのZS 軸送りねじ4が
取付けられている。ZS 軸送りねじ4はZS 軸サーボモ
ータ6により回転させられ、ZS 軸送りねじ4が回転す
ることによりベッド2上の主軸台8がZS 軸方向に移動
することができる。
を用いて説明する。ベッド2上に主軸台8がZ軸方向に
摺動可能に搭載されている。主軸台8内には回転可能に
支持された主軸9が取り付けられている。ベッド2には
主軸台8をZS 軸方向に送るためのZS 軸送りねじ4が
取付けられている。ZS 軸送りねじ4はZS 軸サーボモ
ータ6により回転させられ、ZS 軸送りねじ4が回転す
ることによりベッド2上の主軸台8がZS 軸方向に移動
することができる。
【0014】主軸9はベルト11を介して連結されたメ
インモータ10の駆動により回転するようになってい
る。主軸9のメインモータ10側の一端に設けられたシ
リンダ12側から、主軸9の回転中心に沿って主軸9内
を貫通して工作物14が保持されるようになっている。
工作物14は主軸9の他の一端に設けられたチャックに
より主軸9に固定され、主軸の回転と共に回転させら
れ、また主軸台8のZS 軸方向の移動と共に移動させら
れるようになっている。
インモータ10の駆動により回転するようになってい
る。主軸9のメインモータ10側の一端に設けられたシ
リンダ12側から、主軸9の回転中心に沿って主軸9内
を貫通して工作物14が保持されるようになっている。
工作物14は主軸9の他の一端に設けられたチャックに
より主軸9に固定され、主軸の回転と共に回転させら
れ、また主軸台8のZS 軸方向の移動と共に移動させら
れるようになっている。
【0015】主軸台8の摺動範囲の+ZS 軸方向の端部
のベッド2にはロータリガイドブッシュ支持台15が固
定されている。ロータリガイドブッシュ支持台15に
は、工作物14の回転軸の延長上に開口中心を有し、工
作物の回転保持手段であるロータリガイドブッシュ16
が取り付けられている。主軸9を+ZS 軸方向に移動さ
せることにより、主軸9に回転保持された工作物14は
ロータリガイドブッシュ16内に導入されてロータリガ
イドブッシュ16に支持され、ロータリガイドブッシュ
16端部から突出する。ロータリガイドブッシュ16内
面は、接触する工作物14を損傷させないように主軸9
の回転に同期して回転するようになっている。
のベッド2にはロータリガイドブッシュ支持台15が固
定されている。ロータリガイドブッシュ支持台15に
は、工作物14の回転軸の延長上に開口中心を有し、工
作物の回転保持手段であるロータリガイドブッシュ16
が取り付けられている。主軸9を+ZS 軸方向に移動さ
せることにより、主軸9に回転保持された工作物14は
ロータリガイドブッシュ16内に導入されてロータリガ
イドブッシュ16に支持され、ロータリガイドブッシュ
16端部から突出する。ロータリガイドブッシュ16内
面は、接触する工作物14を損傷させないように主軸9
の回転に同期して回転するようになっている。
【0016】ロータリガイドブッシュ16端部から突出
した工作物14は、ロータリガイドブッシュ16端部近
傍の加工領域においてバイト等の工具18によって加工
される。工具18は、加工に応じて数種類用意され工具
保持手段であるメインタレット20に取付けられてい
る。インデックスモータ22を駆動することによりメイ
ンタレット20を回転させ、必要な工具18が工作物1
4の加工面に割り出されるようになっている。
した工作物14は、ロータリガイドブッシュ16端部近
傍の加工領域においてバイト等の工具18によって加工
される。工具18は、加工に応じて数種類用意され工具
保持手段であるメインタレット20に取付けられてい
る。インデックスモータ22を駆動することによりメイ
ンタレット20を回転させ、必要な工具18が工作物1
4の加工面に割り出されるようになっている。
【0017】ベッド2上に1個設けられたメインタレッ
ト20は、ZT軸サーボモータ26により主軸のZS軸
と同方向のZT軸方向に移動させることができ、X軸サ
ーボモータ24によりZS軸に直交するX軸方向に移動
させることができるようになっている。従って、メイン
タレット20に取り付けられ、工作物14の加工面に割
り出された工具18は、主軸9のZS軸方向の移動と同
方向とZT軸方向とZS軸方向に直交するX軸方向に移
動することができる。
ト20は、ZT軸サーボモータ26により主軸のZS軸
と同方向のZT軸方向に移動させることができ、X軸サ
ーボモータ24によりZS軸に直交するX軸方向に移動
させることができるようになっている。従って、メイン
タレット20に取り付けられ、工作物14の加工面に割
り出された工具18は、主軸9のZS軸方向の移動と同
方向とZT軸方向とZS軸方向に直交するX軸方向に移
動することができる。
【0018】このように、本実施例による主軸摺動型N
C旋盤は、工作物の回転及びZ軸方向の移動を主軸によ
り行い、かつバイト等工具がX軸方向のみならず、主軸
のZ軸方向と同方向の移動もできるようになっている。
本実施例による主軸摺動型NC旋盤の制御方法を図2を
用いて説明する。図1に示したX軸サーボモータ24と
ZS 軸サーボモータ6及びZT 軸サーボモータ26は、
それぞれX軸位置制御部30、ZS 軸位置制御部32、
ZT 軸位置制御部34及び速度制御部(図示せず)に接
続され制御される。
C旋盤は、工作物の回転及びZ軸方向の移動を主軸によ
り行い、かつバイト等工具がX軸方向のみならず、主軸
のZ軸方向と同方向の移動もできるようになっている。
本実施例による主軸摺動型NC旋盤の制御方法を図2を
用いて説明する。図1に示したX軸サーボモータ24と
ZS 軸サーボモータ6及びZT 軸サーボモータ26は、
それぞれX軸位置制御部30、ZS 軸位置制御部32、
ZT 軸位置制御部34及び速度制御部(図示せず)に接
続され制御される。
【0019】X軸位置制御部30にはNC装置側からX
軸の座標値(目標値)を含むX軸移動指令が入力され
る。X軸位置制御部30に入力されたX軸の座標値と現
在の座標値との差に応じてX軸サーボモータ24を駆動
させ、位置検出手段(図示せず)からの位置信号をフィ
ードバックしてX軸サーボモータ24を制御するように
なっている。
軸の座標値(目標値)を含むX軸移動指令が入力され
る。X軸位置制御部30に入力されたX軸の座標値と現
在の座標値との差に応じてX軸サーボモータ24を駆動
させ、位置検出手段(図示せず)からの位置信号をフィ
ードバックしてX軸サーボモータ24を制御するように
なっている。
【0020】ZS 軸位置制御部32にはNC装置側から
Z軸の座標値(目標値)を含むZ軸移動指令が入力され
る。ZS 軸位置制御部32に入力されたZ軸の座標値と
現在の座標値との差に応じてZS 軸サーボモータ6を駆
動させ位置検出手段(図示せず)からの位置信号をフィ
ードバックしてZS 軸サーボモータ6を制御できるよう
になっている。
Z軸の座標値(目標値)を含むZ軸移動指令が入力され
る。ZS 軸位置制御部32に入力されたZ軸の座標値と
現在の座標値との差に応じてZS 軸サーボモータ6を駆
動させ位置検出手段(図示せず)からの位置信号をフィ
ードバックしてZS 軸サーボモータ6を制御できるよう
になっている。
【0021】同様にして、ZT 軸位置制御部34にもZ
S 軸位置制御部32に入力したと同じZ軸の座標値(目
標値)を含むZ軸移動指令がNC装置側からZS 軸位置
制御部32への入力と同時に入力される。ZT 軸位置制
御部34に入力されたZ軸の座標値と現在の座標値との
差に応じてZT 軸サーボモータ26を駆動させ位置検出
手段(図示せず)からの位置信号をフィードバックして
ZT 軸サーボモータ26を制御できるようになってい
る。
S 軸位置制御部32に入力したと同じZ軸の座標値(目
標値)を含むZ軸移動指令がNC装置側からZS 軸位置
制御部32への入力と同時に入力される。ZT 軸位置制
御部34に入力されたZ軸の座標値と現在の座標値との
差に応じてZT 軸サーボモータ26を駆動させ位置検出
手段(図示せず)からの位置信号をフィードバックして
ZT 軸サーボモータ26を制御できるようになってい
る。
【0022】このようにZ軸移動指令は、主軸9をZ軸
方向に移動させるZS軸位置制御部32及び工具18を
Z軸方向に移動させるZT軸位置制御部34を同期させ
るために双方に入力されるようになっている。また、Z
S軸位置制御部32及びZT軸位置制御部34は、PM
C(プログラマブル・マシン・コントローラ)36と接
続されている。PMC36は、種々の機能を有するがZ
S軸位置制御部32又はZT軸位置制御部34に対し、
次のような駆動軸の切り替えのための制御を行う。
方向に移動させるZS軸位置制御部32及び工具18を
Z軸方向に移動させるZT軸位置制御部34を同期させ
るために双方に入力されるようになっている。また、Z
S軸位置制御部32及びZT軸位置制御部34は、PM
C(プログラマブル・マシン・コントローラ)36と接
続されている。PMC36は、種々の機能を有するがZ
S軸位置制御部32又はZT軸位置制御部34に対し、
次のような駆動軸の切り替えのための制御を行う。
【0023】即ち、NC装置から各位置制御部32、3
4に与えられたZ軸移動指令に対して、ZS 軸位置制御
部32又はZT 軸位置制御部34のいずれか一方の駆動
系のサーボモータのみが駆動するように、NC装置のZ
軸移動指令を無視して駆動系を停止状態で保持させる駆
動停止指令をPMC36からZS 軸位置制御部32又は
ZT 軸位置制御部34のいずれかに出力し、この駆動停
止指令を各位置制御部32、34に交互に与えることに
より駆動軸を交互に切替える制御(以下「スワップ制
御」という)である。
4に与えられたZ軸移動指令に対して、ZS 軸位置制御
部32又はZT 軸位置制御部34のいずれか一方の駆動
系のサーボモータのみが駆動するように、NC装置のZ
軸移動指令を無視して駆動系を停止状態で保持させる駆
動停止指令をPMC36からZS 軸位置制御部32又は
ZT 軸位置制御部34のいずれかに出力し、この駆動停
止指令を各位置制御部32、34に交互に与えることに
より駆動軸を交互に切替える制御(以下「スワップ制
御」という)である。
【0024】このスワップ制御では、駆動停止指令を受
けた位置制御部に入力するNC装置からのZ軸移動指令
は無視されるが、位置制御部内のZ軸の座標値(目標
値)は、入力したZ軸移動指令に基づき置き換えられた
結果その都度新たな座標値に更新される。従って、ZS
軸位置制御部32とZT軸位置制御部34のZ軸の座標
値(目標値)は常に同一の座標値をもって更新される。
こうすることにより、駆動軸を交互に切替えても座標原
点からの現在の加工位置までの座標値は常に両駆動軸の
位置制御部32、34に記憶されていることになる。
けた位置制御部に入力するNC装置からのZ軸移動指令
は無視されるが、位置制御部内のZ軸の座標値(目標
値)は、入力したZ軸移動指令に基づき置き換えられた
結果その都度新たな座標値に更新される。従って、ZS
軸位置制御部32とZT軸位置制御部34のZ軸の座標
値(目標値)は常に同一の座標値をもって更新される。
こうすることにより、駆動軸を交互に切替えても座標原
点からの現在の加工位置までの座標値は常に両駆動軸の
位置制御部32、34に記憶されていることになる。
【0025】スワップ制御を行うことにより、本実施例
による主軸摺動型NC旋盤を用いて工作物14を加工す
る際、Z軸方向の制御においてNC装置はZS 軸及びZ
T 軸それぞれの座標値を管理することなく、単にZ軸と
して移動指令を送るだけで済むことになり、さらに工作
物14を保持している主軸9をZS 軸方向に移動させる
か、又は工具18をZT 軸方向に移動させるかを任意に
選択し切替えることにより加工工程上の制約を排除した
工作物14の加工を行うことができるようになる。
による主軸摺動型NC旋盤を用いて工作物14を加工す
る際、Z軸方向の制御においてNC装置はZS 軸及びZ
T 軸それぞれの座標値を管理することなく、単にZ軸と
して移動指令を送るだけで済むことになり、さらに工作
物14を保持している主軸9をZS 軸方向に移動させる
か、又は工具18をZT 軸方向に移動させるかを任意に
選択し切替えることにより加工工程上の制約を排除した
工作物14の加工を行うことができるようになる。
【0026】本実施例による主軸摺動型NC旋盤の制御
プログラムの例を図3に示す。M51及びM52がスワ
ップ制御に使用される駆動停止指令である。NCプログ
ラミングにおける補助機能として用いるMコードの51
と52をスワップ制御に用いた例である。M51はZS
軸駆動及びZT 軸停止指令であり、M52はZ T 軸駆動
及びZS 軸停止指令である。
プログラムの例を図3に示す。M51及びM52がスワ
ップ制御に使用される駆動停止指令である。NCプログ
ラミングにおける補助機能として用いるMコードの51
と52をスワップ制御に用いた例である。M51はZS
軸駆動及びZT 軸停止指令であり、M52はZ T 軸駆動
及びZS 軸停止指令である。
【0027】PMC36からZS 軸位置制御部32及び
ZT 軸位置制御部34にM51が送られるとZS 軸だけ
を駆動するように切替えられ、M52が送られるとZT
軸だけが駆動するように切替えられることになる。本プ
ログラムにおいては、まずシーケンス番号101のM5
1によりZS 軸、即ち主軸台8が移動可能に切替えら
れ、工具18はZT 軸方向に移動しない状態である。以
下、図4に示す本実施例の主軸摺動型NC旋盤に本プロ
グラムを用いた加工例も参照しつつ説明する。
ZT 軸位置制御部34にM51が送られるとZS 軸だけ
を駆動するように切替えられ、M52が送られるとZT
軸だけが駆動するように切替えられることになる。本プ
ログラムにおいては、まずシーケンス番号101のM5
1によりZS 軸、即ち主軸台8が移動可能に切替えら
れ、工具18はZT 軸方向に移動しない状態である。以
下、図4に示す本実施例の主軸摺動型NC旋盤に本プロ
グラムを用いた加工例も参照しつつ説明する。
【0028】次にシーケンス番号102のG00 X
8.0により、外径加工用工具18がX=φ8mm、Z
=0の位置まで移動して位置決めされる(図4
(a))。次にシーケンス番号103のG01 Z2
0.0 F0.08により、主軸台8をZ軸方向に移動
させるZS 軸サーボモータ6が駆動し、主軸台8が+Z
軸方向に送り0.08で座標原点から20mmの距離だ
け移動する間に工具18により工作物14の外径切削が
行われる(図4(b))。このとき、ZT 軸位置制御部
34もNC装置からN103の G01 Z20.0
F0.08の指令を受取り、座標値を20.0に更新し
ているが、指令M51により、ZT 軸サーボモータ26
を駆動させずに停止させている。
8.0により、外径加工用工具18がX=φ8mm、Z
=0の位置まで移動して位置決めされる(図4
(a))。次にシーケンス番号103のG01 Z2
0.0 F0.08により、主軸台8をZ軸方向に移動
させるZS 軸サーボモータ6が駆動し、主軸台8が+Z
軸方向に送り0.08で座標原点から20mmの距離だ
け移動する間に工具18により工作物14の外径切削が
行われる(図4(b))。このとき、ZT 軸位置制御部
34もNC装置からN103の G01 Z20.0
F0.08の指令を受取り、座標値を20.0に更新し
ているが、指令M51により、ZT 軸サーボモータ26
を駆動させずに停止させている。
【0029】次にシーケンス番号104のG00 X1
3.0の指令により、外径加工用の工具18をX13.
0の座標系設定位置まで移動させてから、シーケンス番
号105のM52により駆動軸をZS 軸からZT 軸に切
替える。このM52の指令によりZS 軸位置制御部32
の駆動系は停止させられ、工具18側であるZT 軸位置
制御部34のZT 軸サーボモータ26が駆動可能とな
る。次にシーケンス番号106のT0101により所定
の工具番号の内径加工用の工具18が割り出され、次の
シーケンス番号107のG00 X0 Z−0.5によ
り、内径加工用の工具18を工作物の回転中心であって
座標原点から+Z方向に0.5mmの位置までX軸サー
ボモータ24とZT 軸サーボモータ26を駆動させて移
動させることにより位置決めする(図4(c))。
3.0の指令により、外径加工用の工具18をX13.
0の座標系設定位置まで移動させてから、シーケンス番
号105のM52により駆動軸をZS 軸からZT 軸に切
替える。このM52の指令によりZS 軸位置制御部32
の駆動系は停止させられ、工具18側であるZT 軸位置
制御部34のZT 軸サーボモータ26が駆動可能とな
る。次にシーケンス番号106のT0101により所定
の工具番号の内径加工用の工具18が割り出され、次の
シーケンス番号107のG00 X0 Z−0.5によ
り、内径加工用の工具18を工作物の回転中心であって
座標原点から+Z方向に0.5mmの位置までX軸サー
ボモータ24とZT 軸サーボモータ26を駆動させて移
動させることにより位置決めする(図4(c))。
【0030】次にシーケンス番号108のZ15.0
F0.08により、ZT 軸サーボモータ26を駆動させ
て内径加工用工具18を+Z方向に送り0.08で座標
原点から15.0mm移動させて、工作物14の内径加
工を行う(図4(d))。こうすることにより、加工工
程上の何等の制約もなく図5に示した従来の加工例と同
じ加工を行うことができるようになる。
F0.08により、ZT 軸サーボモータ26を駆動させ
て内径加工用工具18を+Z方向に送り0.08で座標
原点から15.0mm移動させて、工作物14の内径加
工を行う(図4(d))。こうすることにより、加工工
程上の何等の制約もなく図5に示した従来の加工例と同
じ加工を行うことができるようになる。
【0031】従って、本実施例の主軸摺動型NC旋盤及
びその制御方法によれば、従来の主軸摺動型NC旋盤の
加工の段取りと異なり、まず初めに工作物の外径加工を
行ってから次に内径加工を行うことも自由にすることが
できる。工作物の外径加工を先に行ったとしても、次に
内径加工を行う際に主軸を−Z軸方向に戻す必要がな
く、代わりに工具側を+Z軸方向に移動させてやればよ
いからである。従って外径加工が終了して外径が小さく
なった工作物がロータリガイドブッシュ内に戻されるこ
ともなく、ロータリガイドブッシュが工作物を十分に保
持することができないという問題や、工作物がロータリ
ガイドブッシュ内で遊んでしまい加工面に傷等を付けて
しまうという問題が生じなくなる。
びその制御方法によれば、従来の主軸摺動型NC旋盤の
加工の段取りと異なり、まず初めに工作物の外径加工を
行ってから次に内径加工を行うことも自由にすることが
できる。工作物の外径加工を先に行ったとしても、次に
内径加工を行う際に主軸を−Z軸方向に戻す必要がな
く、代わりに工具側を+Z軸方向に移動させてやればよ
いからである。従って外径加工が終了して外径が小さく
なった工作物がロータリガイドブッシュ内に戻されるこ
ともなく、ロータリガイドブッシュが工作物を十分に保
持することができないという問題や、工作物がロータリ
ガイドブッシュ内で遊んでしまい加工面に傷等を付けて
しまうという問題が生じなくなる。
【0032】本発明は上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例ではZ軸についてスワ
ップ制御を行ったが、他の軸例えばX軸方向に移動可能
な複数軸に対してスワップ制御を行うことも可能であ
る。さらに、それぞれ独立した複数軸、例えばX軸とZ
軸の間でスワップ制御を行わせることも可能である。
可能である。例えば、上記実施例ではZ軸についてスワ
ップ制御を行ったが、他の軸例えばX軸方向に移動可能
な複数軸に対してスワップ制御を行うことも可能であ
る。さらに、それぞれ独立した複数軸、例えばX軸とZ
軸の間でスワップ制御を行わせることも可能である。
【0033】また、上記実施例では主軸摺動型NC旋盤
をスワップ制御により制御するものであったが、他のN
C工作機械を制御するものであってもよい。
をスワップ制御により制御するものであったが、他のN
C工作機械を制御するものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、主軸の直
線運動軸と同方向に移動できる直線運動軸を工具側に設
け、両方の軸に同一の座標値を与えつつ、それぞれ交互
に制御できるので、例えば外径加工と内径加工の手順を
気にする必要のない、即ち加工工程上の制約を排除した
加工を行うことができようになる。
線運動軸と同方向に移動できる直線運動軸を工具側に設
け、両方の軸に同一の座標値を与えつつ、それぞれ交互
に制御できるので、例えば外径加工と内径加工の手順を
気にする必要のない、即ち加工工程上の制約を排除した
加工を行うことができようになる。
【図1】本発明の一実施例による主軸摺動型NC旋盤を
説明する図である。
説明する図である。
【図2】本発明の一実施例による主軸摺動型NC旋盤の
制御方法を示す図である。
制御方法を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による主軸摺動型NC旋盤の
制御プログラムを示す図である。
制御プログラムを示す図である。
【図4】本発明の一実施例による主軸摺動型NC旋盤に
よる加工例を示す図である。
よる加工例を示す図である。
【図5】従来の主軸摺動型NC旋盤による加工例を示す
図である。
図である。
2…ベッド 4…ZS 軸送りねじ 6…ZS 軸サーボモータ 8…主軸台 9…主軸 10…メインモータ 11…ベルト 12…シリンダ 14…工作物 15…ロータリガイドブッシュ支持台 16…ロータリガイドブッシュ 18…工具 20…メインタレット 22…インデックスモータ 24…X軸サーボモータ 26…ZT 軸サーボモータ 30…X軸位置制御部 32…ZS 軸位置制御部 34…ZT 軸位置制御部 36…PMC
Claims (2)
- 【請求項1】 工作物を保持して回転させ、前記工作物
の回転軸方向であるZS軸方向に摺動可能な主軸を前記
Z S 軸方向に移動させるZ S 軸駆動系と、前記主軸の前
方に位置する工具を前記Z S 軸方向と同方向のZ T 軸方
向に移動させるZ T 軸駆動系と、Z軸方向の移動指令を
受けて前記Z S 軸駆動系の位置制御を云うZ S 軸位置制
御部と、前記Z軸方向の移動指令を受けて前記Z T 軸駆
動系の位置制御を行うZ T 軸位置制御部と、前記Z S 軸
位置制御部又は前記Z T 軸位置制御部の一方に駆動停止
指令を発して前記Z S 軸位置制御部又は前記Z T 軸位置
制御部の一方のみを駆動させ、前記Z S 軸位置制御部又
は前記Z T 軸位置制御部の駆動を交互に切り替える駆動
軸切替手段とを有することを特徴とするNC工作機械。 - 【請求項2】 工作物を保持して回転させ、前記工作物
の回転軸方向であるZS軸方向に摺動可能な主軸の位置
制御を、Z軸方向の移動指令を受けたZ S 軸位置制御部
によりZ S 軸駆動系を駆動させて行い、前記主軸の前方
に位置し、前記Z S 軸方向と同方向のZ T 軸方向に移動
可能な工具の位置制御を、前記Z軸方向の移動指令を受
けたZ T 軸位置制御部によりZ T 軸駆動系を駆動させて
行い、前記ZS軸位置制御部又は前記ZT軸位置制御部
の一方に駆動停止指令を発して前記ZS軸位置制御部又
は前記ZT軸位置制御部の一方のみを駆動させ、前記Z
S 軸位置制御部又は前記Z T 軸位置制御部の駆動を交互
に切り替えて前記工作物のZ軸方向の加工を行うことを
特徴とするNC工作機械の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4127580A JPH0741441B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | Nc工作機械及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4127580A JPH0741441B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | Nc工作機械及びその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05318202A JPH05318202A (ja) | 1993-12-03 |
JPH0741441B2 true JPH0741441B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=14963581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4127580A Expired - Fee Related JPH0741441B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | Nc工作機械及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741441B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019136852A (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | スター精密株式会社 | 旋盤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130103A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-12 | Citizen Watch Co Ltd | 数値制御自動旋盤 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP4127580A patent/JPH0741441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019136852A (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | スター精密株式会社 | 旋盤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05318202A (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
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