JPH0741296Y2 - 堆肥散布装置 - Google Patents

堆肥散布装置

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JPH0741296Y2
JPH0741296Y2 JP7235389U JP7235389U JPH0741296Y2 JP H0741296 Y2 JPH0741296 Y2 JP H0741296Y2 JP 7235389 U JP7235389 U JP 7235389U JP 7235389 U JP7235389 U JP 7235389U JP H0741296 Y2 JPH0741296 Y2 JP H0741296Y2
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JP
Japan
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compost
drum
chamber
peripheral wall
vehicle
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Application number
JP7235389U
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JPH0312713U (ja
Inventor
悦雄 小林
Original Assignee
社団法人長野県農協地域開発機構
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、農作業の一環として堆肥を散布するために使
用する堆肥散布装置に関するものである。
〔従来技術〕
粘稠度の高い家畜糞系の堆肥の散布に使用する散布装置
は、いわゆるマニアスプレッダとして従来既知である。
この散布装置は、一般的には堆肥を間欠的に床送りする
ためのコンベヤと、堆肥を打ちほぐすためのビータと、
堆肥を左右に拡散散布するための拡散ロータと、これら
各部に対する動力伝達装置とを具えており、したがって
構成が複雑・高価であって簡便に取扱えるものとは言え
なかった。
さらに、近年における有機農業の見直しに伴って、オガ
屑やキノコの廃培地等の木材チップを主成分とし、これ
に適当量の家畜糞や食品廃棄物等の副成分を添加した木
質系堆肥の有効性が認識されるに至っている。木質系の
堆肥は比重が小さく、しかも比較的サラサラした物性を
有するため、上述の家畜糞系堆肥を対象とする散布装置
を使用して散布するには適当でなく、通常は作業者が手
押し車に積載したものをスコップで散布している。しか
し、その使用量は年々増加を見ていること、並びに老人
や女性が作業に従事することの多い我国での農作業の実
態にも鑑み、木質系堆肥の散布に適し、しかも構成が簡
単で手軽に使用することのできる散布装置が待望されて
いる。
〔考案の開示〕
したがって本考案は、木質系堆肥の散布に適した簡便な
構成を有し、手軽に使用することのできる堆肥散布装置
を提案することを課題としている。
そして、この課題を解決するために本考案による堆肥散
布装置は、動力車両で牽引することにより回転可能とし
た円筒状の回転ドラムを含み、該ドラムが、堆肥を収納
しうる内部の堆肥室と、堆肥室内に堆肥を投入すべく開
放可能とした投入扉と、堆肥室内からの堆肥を通過させ
うるものとしてドラム周壁のほぼ全面に形成された散布
孔とを具え、ドラムの回転に際して堆肥室内の堆肥を散
布孔から外部に散布可能としたことを特徴とするもので
ある。
上述の構成を有する本考案の堆肥散布装置によれば、周
壁のほぼ全面に堆肥散布孔が形成され、内部の堆肥室内
に木質系堆肥を収めたドラムを軽トラック等の動力車両
で牽引して回転させることにより、堆肥室内に堆肥をド
ラム外周壁の散布孔から外部に散布することが可能であ
る。
本考案は、粘稠度の高い家畜糞系の堆肥とは対照的に、
サラサラした木質系堆肥であればドラムの回転に伴って
堆肥をドラム周壁の散布孔から圃場に散布することがで
き、したがって堆肥散布のための大掛かりな構成が不要
になる、との新規な着想に由来するものである。
すなわち、本考案によれば、使用者に必要とされる作業
がドラム内への堆肥の投入および車両の操縦だけとな
り、所要の散布作業を極めて簡便に遂行しうる利点が得
られるものである。
なお、本考案を実施するに当たっては、ドラムにおける
堆肥投入扉をドラム周壁の一部として形成し、かつ、車
両に連結されるドラム牽引部材をドラム中心軸の両端に
連結可能とすると共に、牽引部材の長さをドラム周壁が
車両の荷台に隣接する値に設定するのが有利である。
〔実施例〕
以下、本考案を添付図面に示す具体例について説明す
る。第1図は本考案の一実施例による堆肥散布装置の使
用状態を示す略図である。前述したところから明らかな
とおり、本考案による堆肥散布装置は、軽トラック等の
適宜の動力車両10で牽引することにより自転可能とした
円筒状のドラム11を含んでいる。すなわち、ドラム11は
中心軸12上に回動可能に支承し、この中心軸12は例えば
その両端に取付けられた牽引ロッド13を介して車両10に
連結するものである。
ドラム11における周壁14の外面には、ドラム11と地表面
との間の滑りを防止する複数の突起15を軸線方向両端部
における突起列として設けることができる。他方、ドラ
ム11の内部には、オガ屑やキノコの廃培地等の木材チッ
プを主成分とし、これに適当量の家畜糞や食品廃棄物等
の副成分を添加した木質系堆肥を収納することのできる
堆肥室16を形成する。
ドラム11には、堆肥室16内に堆肥を投入するために開放
することのできる扉17を設ける。この扉17は、ドラム周
壁14の一部を形成する配置としてドラム11にヒンジ結合
し、かつ、ドラム11の適当な箇所に取付けたフック18に
より閉鎖位置に保持しうる構成とするのが好適である。
第2図に示すように、ドラム周壁14のほぼ全面に亘って
多数の孔19を形成し、これらの孔19は堆肥室16内の堆肥
を通過させるに適当な寸法・配置を有するものとする。
さらに、ドラム11の中心軸12上には、第3図に示すよう
に、その半径方向外側に向けて延在する複数の攪拌部材
20を固定することができる。
前述したとおり、ドラム中心軸12の両端に取付けた牽引
ロッド13を介してドラム11を車両10に連結するに当た
り、牽引ロッド13はドラム周壁14が車両10の荷台21の後
端縁に隣接する長さに形成するのが好適である。これに
より、ドラム11の扉17を第3図に想像線で示す開放位置
17′に保持した状態でドラム開口部を荷台21に隣接させ
ることができるため、堆肥を単に荷台21上からスコップ
等により後側に向けて押出すことによりドラム11の堆肥
室16内に容易に投入することが可能となるからである。
上述した構成を具える堆肥散布装置のドラム11は、車両
10に連結して牽引することによりドラム中心軸12を中心
として回動する。そして、中心軸12上でのドラム11の回
転に伴い、堆肥室16内の堆肥は、ドラム周壁14に対して
その内周面に沿い相対移動する。この相対移動に際して
堆肥は、室16内で十分に攪拌され、その含有成分の均質
性が確保された状態で孔19から外部に均一に散布され
る。なお、散布された堆肥を第1図では参照数字22を付
して示す。
さらに、ドラム11における堆肥室16内の堆肥を散布し尽
くした時点での堆肥の補給に際しては、ドラム11の扉17
を車両10の荷台21の後端縁に隣接させた状態で開放し、
堆肥を荷台21上からスコップ等により押出すことにより
ドラム11の開口部を経て堆肥室16内に投入するものであ
る。
上述したところから明らかなとおり、本考案によれば、
周壁のほぼ全面に堆肥散布孔が形成され、内部の堆肥室
内に木質系堆肥を収めたドラムを軽トラック等で牽引し
て回転させることにより堆肥をドラム周壁の散布孔から
外部に散布することができ、堆肥散布のための大掛かり
な構成が不要になるために例えば果樹園における比較的
狭いスペース内での作業を対象とする場合であっても堆
肥散布の機械化を達成することができ、しかも、使用者
に必要とされる作業がドラム内への堆肥の投入および車
両の操縦だけであるために所要の散布作業を極めて簡便
に遂行しうる利点が得られるものである。
なお、本考案が前述の実施例のみに限定されず、その範
囲内で多くの変形態様をもって実施しうることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による堆肥散布装置の使用状
態を示す略線図、 第2図は第1図の散布装置のドラムを示す平面図、 第3図はそのドラムの扉を開放して内部構造を示す斜視
図である。 10……動力車両 11……ドラム 12……中心軸 13……牽引部材 14……ドラム周壁 15……突起 16……堆肥室 17……扉 18……フック 19……孔 20……攪拌部材 21……荷台 22……散布された堆肥

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力車両で牽引することにより回転可能と
    した円筒状のドラムを含み、該ドラムが、堆肥を収納し
    うる内部の堆肥室と、堆肥室内に堆肥を投入すべく開放
    可能とした投入扉と、堆肥室内からの堆肥を通過させう
    るものとしてドラム周壁のほぼ全面に形成された散布孔
    とを具え、ドラムの回転に際して堆肥室内の堆肥を散布
    孔から外部に散布可能としたことを特徴とする堆肥散布
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の堆肥散布装置において、投
    入扉を、ドラム周壁の一部として形成したことを特徴と
    する堆肥散布装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の堆肥散布装置において、動
    力搬車両に連結される牽引部材をドラム中心軸の両端に
    連結可能とし、該牽引部材の長さは、ドラム周壁が前記
    車両の荷台に隣接する値に設定したことを特徴とする堆
    肥散布装置。
JP7235389U 1989-06-22 1989-06-22 堆肥散布装置 Expired - Lifetime JPH0741296Y2 (ja)

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JP7235389U JPH0741296Y2 (ja) 1989-06-22 1989-06-22 堆肥散布装置

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JP7235389U JPH0741296Y2 (ja) 1989-06-22 1989-06-22 堆肥散布装置

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JPH0312713U JPH0312713U (ja) 1991-02-08
JPH0741296Y2 true JPH0741296Y2 (ja) 1995-09-27

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JPH0312713U (ja) 1991-02-08

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