JPH0741258U - 冷水塔 - Google Patents

冷水塔

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JPH0741258U
JPH0741258U JP7086693U JP7086693U JPH0741258U JP H0741258 U JPH0741258 U JP H0741258U JP 7086693 U JP7086693 U JP 7086693U JP 7086693 U JP7086693 U JP 7086693U JP H0741258 U JPH0741258 U JP H0741258U
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JP7086693U
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寛治 加藤
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に一定量の外気を導入して冷却効率を維持
することのでき、且つ設備費を軽減できる冷水塔を提供
することを目的として成したものである。 【構成】 格子状の側壁構造物4aの下部に設けた空気
導入部15の上下端部位置に外方向に向けて水平方向に
突出する上部張り出し板16及び下部張り出し板17を
設け、該張り出し板16,17の外側端部16a,17
a間に、冷水塔1内側に向けて下り勾配に傾斜する複数
のルーバ21を所要の間隔を有して配設し、また、前記
側壁構造物4aの内側面における空気導入部15上端位
置15aに、冷水塔1内側に向けて下り勾配に傾斜した
凍結防止板22を設けると共に、該各凍結防止板22の
接続部上側に温水配管23を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、寒冷地等で用いられる冷水塔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の冷水塔1の一例を示すもので、多数の支柱2と梁材3からなる格 子状の構造物4によって濡れ壁式等の充填物5が所要の高さに支持されており、 該充填物5の上側には温水を散水するための複数のスプレイノズル6が配設され ている。また前記構造物4の下方位置には排出管7aを有する冷水槽7が配設さ れている。
【0003】 更に、前記構造物4における側壁構造物4aの外側には、前記充填物5の外側 を包囲するように被覆板8が設けられ、また前記側壁構造物4aの下部には、被 覆板8を設けないことによって空気導入部9が形成してある。また充填物5の上 部には、前記被覆板8の上端に接続されて前記スプレイノズル6の上側を覆う天 板10が設けてあり、且つ該天板10の中心上部にはファン11aを備えたファ ンスタック11が設けてある。
【0004】 前記ファンスタック11内のファン11aを回転させると、前記冷水塔1内部 の空気がファンスタック11から外部に排出されるので前記空気導入部9から外 気が取り込まれ、同時に複数のスプレイノズル6により温水を充填物5上方から 冷水塔1内全体に亘って散水すると、散水した温水は充填物5を滴下する間に、 前記空気導入部9から導入した外気と直接接触しながら熱交換して冷却され、冷 却された水は下方に設けた冷水槽7により回収される。そして前記冷水槽7で回 収した冷水は排出管7aから外部に排出される。
【0005】 また、図4及び図5は前記冷水塔1における空気導入部9の部分詳細図であり 、前記空気導入部9における側壁構造物4aの外側に、冷水塔1内側方向に向け て下り勾配に傾斜する複数の板状のルーバ12が所要の間隔を有するよう配設さ れ支持部材12aにより支持されている。前記ルーバ12は、比較的狭い間隔で 多段に設ける必要があり、このために側壁構造物4aの梁材3,3間に、更に補 強材3aを設けるようにしている。前記ルーバ12を内側に向けて下り勾配に傾 斜させておくと、外気が下向きに取り込まれるので、冷水塔1の内部中心付近ま で導入することができ、冷水塔1内部全体に亘って外気を流入して効率の良い温 水冷却を行わせることができる。
【0006】 しかしながら、上述した冷水塔1は、寒冷地等の気温の低い場所において使用 される場合、以下のような問題を生じていた。
【0007】 前記スプレイノズル6によって散水された温水は、前記充填物5及び構造物4 に沿って流下するが、この際、冷水塔1内には多量の飛沫が発生し、この飛沫が 側壁構造物4aに付着して側壁構造物4aに沿って流下するようになる。このと き、冷たい外気が空気導入部9から常に導入されているために、前記側壁構造物 4aを流下した水が空気導入部9からの外気によって冷却されることにより凍結 して氷柱(つらら)状の氷となり(図4,5中符号13で示す)、空気の導入量 が減少して温水の冷却効率が低下したり延いては空気導入部9を閉塞して冷水塔 1が運転不能になってしまう虞れがあった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
寒冷地で用いられる冷水塔1が持つ上記のような問題点を改善するため、図2 に示すように、前記各ルーバ12の上端12b位置に温水配管14を配設するこ とが行われるようになって来ている。このような構成により、前記温水配管14 から高温の温水を噴射させると、前記空気導入部9を閉塞する氷13を前記ルー バ12を介して溶かすことができるようになる。
【0009】 しかしながら、上記のように各ルーバの上端12b位置に温水配管14を配設 する構成は、温水配管14の設置数が非常に多くなるため設備費が嵩むという問 題を有していた。
【0010】 本考案は上述の実情に鑑み、寒冷地等でも常に一定量の外気を取り入れて冷却 効率を維持することができると共に、設備費が嵩まない冷水塔を提供することを 目的として成したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、冷水塔の側壁構造物の下部に形成した前記冷水塔内部に外気を導入 するための空気導入部の上下端部位置に外方向に向けて突出する張り出し板を設 け、該張り出し板の外側端部間に内側に向けて下り勾配に傾斜する複数のルーバ を所要の間隔を有して配設し、更に前記空気導入部における少なくとも側壁構造 物の内側面上端位置に、冷水塔内部に向けて下り勾配に傾斜した凍結防止板を設 けると共に、該凍結防止板の上側に温水配管を配設して成したものである。
【0012】
【作用】
本考案においては、空気導入部の上下端部位置に外方向に向けて突出する張り 出し板を設けて、その外側端部間にルーバを設置するようにしているため、ルー バの設置部に温水が付着して流下することがなく、よってルーバの設置部におけ る凍結を防止することができる。
【0013】 また、前記空気導入部における少なくとも側壁構造物の内側面上端位置に、冷 水塔内部に向けて下り勾配に傾斜した凍結防止板を配設すると共に、該凍結防止 板の上側に温水配管を配設してあるため、前記側壁構造物を流下する温水が前記 空気導入部へ流下するのを阻止して空気導入部における凍結を防止し、更に少な い設置数の温水配管によって凍結防止板の凍結も防止できる。
【0014】
【実施例】
以下図面に基いて本考案の実施例を説明する。
【0015】 図1は本考案の一実施例を示すもので、格子状の側壁構造物4aの下部に、被 覆板8を設けないことによって形成した空気導入部15の上下端部位置に、外方 向に向けて水平方向に延びる上部張り出し板16及び下部張り出し板17を設け る。
【0016】 該上部張り出し板16及び下部張り出し板17の外側端部16a,17a間は 、縦材18及び横材19により格子状に形成されたルーバ設置部20が形成され ていて、冷水塔1内側に向けて下り勾配に傾斜した複数の板状のルーバ21(図 では5つ)が所要の間隔を有して配設され、支持部材21aにより支持されてい る。
【0017】 更に、前記空気導入部15の上端位置15a及び中間位置15bの梁材3の内 側に、冷水塔1内部に向けて下り勾配に傾斜した板状の凍結防止板22が設けら れて支持部材22aにより支持されると共に、該凍結防止板22の上端に温水配 管23が側壁構造物4aに沿うよう配設されている。また前記温水配管23には 前記冷水塔1内部側に向いた噴射孔23aが設けられている。
【0018】 次に上記実施例の作用について説明する。
【0019】 本考案においては、空気導入部15の上端部に上部張り出し板16を、また下 端部に下部張り出し板17を設け、前記上部張り出し板16及び下部張り出し板 17の外側端部16a,17a間に複数のルーバ21を配設するようにしている ので、冷水塔1内で散水された温水が側壁構造物4aに付着し流下しても、前記 温水がルーバ21にかかることは全くなく、凍結によるルーバ設置部20が閉塞 されるようなことを完全に防止できる。
【0020】 また、前記空気導入部15における側壁構造物4aの上端位置15a及び中間 位置15bの梁材3の内側に、冷水塔1内部に向けて下り勾配に傾斜した凍結防 止板22を配設するようにしているので、前記空気導入部15における側壁構造 物4aへの付着流下を防止して凍結による閉塞を防止できる。
【0021】 前記凍結防止板22により流下を阻止された温水は、凍結防止板22の上面を 流れ、該凍結防止板22の下端から滴下することになり、滴下する温水は空気導 入部15から取り込まれた冷たい外気と接触してつらら状に凍結しようとするが 、このとき前記凍結防止板22の上端に配設した温水配管23の噴射孔23aか ら高温の温水を噴射させることにより、凍結防止板22につらら状の凍結が生じ るのを防止することができる。
【0022】 従って、空気導入部15における凍結が防止できるので、寒冷地等の気温の低 い場所に冷水塔1を配設しても空気導入部15からの外気の取り込み量を常に一 定に維持することができ、常に効率の良い温水冷却を行うことができる。
【0023】 前記上端位置15aに配設した凍結防止板22により空気導入部15における 側壁構造物4aへの温水の流下が充分に防止できない場合には、前記空気導入部 15の中間位置15bの梁材3の内側に凍結防止板22及び温水配管23を備え て、設置数を所要段とすることができるが、凍結防止板22は空気導入部15に おける側壁構造物4aに温水を流下させない最少の段数の設置でよく、従って、 温水配管23の設置数も、従来の全てのルーバに配設していたものに比して、設 置数を大幅に減らすことができ、よって設備費を軽減することができる。
【0024】 なお、本考案の実施例においては、ルーバ及び凍結防止板の形状が平板状の場 合を例示したが、波形等に形成しても良いこと、その他、本考案の要旨を逸脱し ない範囲内で種々変更を加え得ること等は勿論である。
【0025】
【考案の効果】
本考案においては、空気導入部の上端位置及び下端位置に設けた張り出し板の 外側端部間にルーバを設けて、該ルーバを側壁構造物より外方に設置するように したので、前記ルーバの設置部には直接温水が付着せず、よって凍結によりルー バの設置部が閉塞するようなことを防止できると共に、空気導入部における少な くとも側壁構造物の内側上端位置に凍結防止板を配設してあるので、前記空気導 入部における側壁構造物への温水の流下を防止して該部への凍結の発生も防止す ることができ、しかも前記凍結防止板は、空気導入部における側壁構造物に温水 を流下させない最少の段数の設置で良いため、前記凍結防止板上に設置する温水 配管の設置数も大幅に減らすことができる。
【0026】 従って、如何なる環境においても空気導入部からの外気の取り込み量を一定に 維持することができるので常に効率の良い温水冷却を行うことができると共に、 温水配管の設置数を減少させて、設備費を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】従来の空気導入部の縦断側面図である。
【図3】従来の冷水塔の一例を示す縦断側面図である。
【図4】図3における空気導入部の斜視図である。
【図5】図3における空気導入部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 冷水塔 4a 側壁構造物 15 空気導入部 15a 上端位置 16 上部張り出し板(張り出し板) 16a 外側端部 17 下部張り出し板(張り出し板) 17a 外側端部 21 ルーバ 22 凍結防止板 23 温水配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水塔の側壁構造物の下部に形成した前
    記冷水塔内部に外気を導入するための空気導入部の上下
    端部位置に外方向に向けて突出する張り出し板を設け、
    該張り出し板の外側端部間に内側に向けて下り勾配に傾
    斜する複数のルーバを所要の間隔を有して配設し、更に
    前記空気導入部における少なくとも側壁構造物の内側面
    上端位置に、冷水塔内部に向けて下り勾配に傾斜した凍
    結防止板を設けると共に、該凍結防止板の上側に温水配
    管を配設したことを特徴とする冷水塔。
JP1993070866U 1993-12-28 1993-12-28 冷水塔 Expired - Lifetime JP2575984Y2 (ja)

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JPH0741258U true JPH0741258U (ja) 1995-07-21
JP2575984Y2 JP2575984Y2 (ja) 1998-07-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111457511A (zh) * 2020-04-05 2020-07-28 梁健 一种空调气水双源共用冷凝换热装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111457511A (zh) * 2020-04-05 2020-07-28 梁健 一种空调气水双源共用冷凝换热装置

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JP2575984Y2 (ja) 1998-07-02

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