JPH0740984A - タブを備えた容器の補助蓋 - Google Patents

タブを備えた容器の補助蓋

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JPH0740984A
JPH0740984A JP5185194A JP18519493A JPH0740984A JP H0740984 A JPH0740984 A JP H0740984A JP 5185194 A JP5185194 A JP 5185194A JP 18519493 A JP18519493 A JP 18519493A JP H0740984 A JPH0740984 A JP H0740984A
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    • B65D17/00Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
    • B65D17/28Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開放する際に多量の泡や液等が噴出すること
を防止するタブを備えた容器の補助蓋を提供する。 【構成】 蓋3に設けられたタブ5により開放される開
放蓋部6の上方に間隔Aをおいて補助蓋本体21を着脱可
能に設ける。補助蓋本体21には通気孔24を設ける。補助
蓋本体21には蓋3とタブ5との間に挿入する突片29を連
設する。 【効果】 開放時にビール、炭酸飲料等の泡や液体の噴
出を補助蓋本体21と蓋3に囲まれた空間内に溜めて泡や
液体の飛散を防止できる。突片29によって補助蓋本体21
ががたつくようなことはなくセットできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビール缶、炭酸飲料缶
等のタブを備えた容器の補助蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開放容易な容器として実公昭57
−55143号公報にはタブを引上げることによって蓋
の一部を切取って開放するものが開示されている。また
タブを引上げることによって梃の原理を利用して蓋の一
部が切取られて容器内に押込まれるもの等も知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、タブを引上げて蓋の一部を開放する際に、開放口か
ら多量の泡や液等が噴出して周囲を汚すという問題点が
あった。
【0004】そこで、本発明は前記問題を解決してタブ
を引上げて蓋の一部を開放する際に多量の泡や液等が噴
出することのないタブを備えた容器の補助蓋を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、容器の蓋に設けられたタブにより開放される開放蓋
部の上方に間隔をおいて覆う着脱自在な補助蓋本体に通
気孔を形成したタブを備えた容器の補助蓋である。
【0006】また、請求項2記載の本発明は、前記補助
蓋本体は前記タブと一体的に設けられる固定用の突片が
連設されるタブを備えた容器の補助蓋である。
【0007】
【作用】前記請求項1記載の構成によって、タブにより
開放蓋部を開放した際、容器内の泡や液体が噴出しよう
としても、該噴出した泡や液体は補助蓋本体内に溜ま
り、気体は通気孔を通って外部に排出されるものの、前
記泡や液体は外部に排出される虞はなく、安心して容器
を開放することができる。
【0008】前記請求項2記載の構成によって、補助蓋
本体は突片によって固定されているために、タブを引上
げて容器を開放する際に補助蓋本体ががたつくようなこ
とはなく、安心して開放することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図7を
参照して説明する。アルミニューム或いは鋼製等の缶容
器1は筒部2に蓋3が設けられたものである。尚、4は
前記蓋3の縁に設けられた立上り縁である。前記蓋3に
は該蓋3の一部を開放するためのタブ5が設けられてい
る。前記蓋3の表面及び裏面の一側には略楕円形をなす
開放蓋部6が設けられ、開放蓋部6の周囲には溝7が略
環状に配設されている。前記開放蓋部6の中心側には鋲
等の固定具8を介して前記タブ5が連結されている。
【0010】前記タブ5は、他側にリング状の摘み部9
が設けられ、一側には前記開放蓋部6の他側に重なるよ
うに半円部10が設けられている。そして前記タブ5の中
央部には他側に向けてコ形の切込み片11が形成されてお
り、該切込み片11に前記固定具8が配設されている。し
たがって、前記摘み部9を引上げると梃の原理により前
記半円部10が降下して前記開放蓋部6を押圧することに
よって前記溝7が切断され、この結果開放蓋部6が缶容
器1内に押込まれて、開放できるものである。同時に前
記半円部10が降下すると突片29が下方に押込まれ、そし
て半円部10が前記開放部6Aに挿入した後に、前記突片
29は弾性力により当初の位置に復帰するものである。
【0011】前記開放蓋部6の上方に取付けられる補助
蓋本体21は、肉薄なアルミニューム、鋼製或いは合成樹
脂等の略矩形の板材からなり、前記開放蓋部6の上方を
間隔Aをおいて覆う上面22の一側は円弧部23が形成され
ると共に、通気孔24,24Aが複数個形成されている。前
記通気孔24は中央に配設され、また通気孔24Aは偏って
配設されている。さらに、前記上面22の一側及び両側に
は下方に折曲して一側壁部25及び両側壁部26が形成され
ている。また前記上面22の他側中央は切込まれており、
その切込み部27には下方に折曲して他側壁部28が形成さ
れている。さらにこの他側壁部28の下部他側には、円弧
状に切欠かれた突片29が連設されていると共に、前記突
片29は前記蓋3と前記半円部10の間に挿入して前記補助
蓋本体21を固定するようになっている。30は前記補助蓋
本体21の他側両端に設けた他側壁である。
【0012】次に前記構成についてその作用を説明す
る。補助蓋本体21を缶容器1にセットするには、突片29
を前記蓋3と前記半円部10の間に挿入するようにして、
補助蓋本体21の上面22が蓋3の開放蓋部6上を覆うよう
に載置する。この状態では突片29がタブ5によって固定
され、前記円弧部23が缶容器1の立上り縁4に係止され
るようになっている。
【0013】そして、前記開放蓋部6を開放するために
前記タブ5の摘み部9を持ち上げると、該タブ5の一側
が開放蓋部6を押込み前記溝7に亀裂が生じて切断さ
れ、この結果開放蓋部6は缶容器1内に押込まれる。こ
の際に缶容器1に収容されていたビール、炭酸飲料等の
泡や液体(図示せず)が開放部6Aから一挙に噴出する
が、気体のみが通気孔24,24Aを通って外部に排出され
るものの、泡や液体は補助蓋本体21と蓋3に囲まれた空
間内に溜まり、泡や液体が外部に噴出することはない。
【0014】この後に、前記補助蓋本体21を前記蓋3か
ら取り去り、ビール、炭酸飲料等を前記開放部6Aを通
して飲むことができる。
【0015】以上のように前記実施例では、缶容器1の
蓋3上に設けられたタブ5により開放される開放蓋部6
の上方に間隔Aをおいて補助蓋本体21を着脱可能に設け
ると共に、前記補助蓋本体21には通気孔24,24Aを設け
たことによって、前記タブ5の摘み部9を持ち上げて開
放蓋部6を缶容器1内に押込んで開放部6Aを形成した
際に生ずるビール、炭酸飲料等の泡や液体の噴出を補助
蓋本体21と蓋3に囲まれた空間内に溜め、気体のみを前
記通気孔24,24Aより排出させることによって、泡や液
体の飛散を防止でき、安心してタブ5を引上げてビー
ル、炭酸飲料等を飲むことができる。
【0016】さらに、前記補助蓋本体21の他側には突片
29を連設して、該突片29を前記缶容器1の蓋3とタブ5
との間に挿入して補助蓋本体21を固定するようにしたこ
とによって、前記タブ5を引上げて前記缶容器1を開放
する場合等において、補助蓋本体21ががたつくようなこ
とはなく、安心して缶容器1を開放することができる。
【0017】図8乃至図12は本発明の第2実施例を示
しており、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明を省略する。第2実施例では補助蓋
本体21に連設される固定用の突片31が半円部10、切込み
片11に載置して前記タブ5の固定具8に至ると共に先端
に前記固定具8が貫通して、該突片31が前記固定具8を
介して前記蓋3、固定具8と一体的に設けられたもので
ある。尚、32は突片31に形成された固定具8が貫通する
ための孔である。
【0018】したがって、予め補助蓋本体21が缶容器1
にセットされており、そして前記タブ5の摘み部9を持
ち上げると、開放蓋部6は缶容器1内に押込まれるて開
放する。この際に缶容器1に収容されていたビール、炭
酸飲料等の泡や液体(図示せず)が開放部6Aから一挙
に噴出するが、気体のみが通気孔24,24Aを通って外部
に排出されるものの、泡や液体は補助蓋本体21と蓋3に
囲まれた空間内に溜まり、泡が外部に噴出することはな
い。
【0019】この後に前記補助蓋本体21を引上げて、必
要に応じて突片31から補助蓋本体21を前記突片31に設け
られた切れ目(図示せず)に沿ってひきちぎったり、或
いは前記突片31を前記補助蓋本体21と共に折返して、開
放部6Aをあらわしてビール、炭酸飲料等を前記開放部
6Aを通して飲むことができる。
【0020】以上のように前記実施例では、開放蓋部6
の上方に間隔Aをおいて通気孔24,24Aを具備した補助
蓋本体21を着脱可能に設けることによって、前記開放部
6Aを形成した際に生ずるビール、炭酸飲料等の泡の噴
出を補助蓋本体21と蓋3に囲まれた空間内に溜め、泡の
飛散を防止できる。
【0021】さらに、前記補助蓋本体21の他側に連設す
る突片31はタブ5を缶容器1に固定するための固定具8
によって固定されていることによって、常時補助蓋本体
21を缶容器1と一体化することができる。
【0022】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば図13に示すように、線材を編んだ目
の細かいメッシュ状の材料によって形成してもよい等種
々の変形が可能である。また実施例では開放蓋部が缶容
器内に収納されるものを示したが、タブを引上げて開放
蓋部を上方に引き取るようなタブを備えた容器でもよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明は、容器の蓋に設けられタブによ
り開放される開放蓋部の上方に間隔をおいて覆う着脱自
在な補助蓋本体に通気孔を形成したタブを備えた容器の
補助蓋であり、タブを引上げて容器を開放した際に気体
は通気孔を通って排出されるものの、泡や液体は蓋と補
助蓋本体との空間に溜まり、外部に噴出する虞はなく、
したがって安心して開放することができる。
【0024】また本発明は、前記補助蓋本体は前記タブ
と一体的に設けられる固定用の突片が連設されたことに
よって、タブを引上げて容器を開放する際に補助蓋本体
ががたつくようなことはなく、安心して開放することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す取付状態の縦断面図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示す取付状態の平面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示す補助蓋の平面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示す補助蓋の正面側の断
面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す補助蓋の側面側の断
面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す補助蓋の展開図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例を示す缶容器の蓋の底面図
である。
【図8】本発明の第2実施例を示す取付状態の縦断面図
である。
【図9】本発明の第2実施例を示す取付状態の平面図で
ある。
【図10】本発明の第2実施例を示す補助蓋の平面図で
ある。
【図11】本発明の第2実施例を示す補助蓋の側面側の
断面図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す補助蓋の展開図で
ある。
【図13】本発明の第3実施例を示す補助蓋の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 缶容器 5 タブ 6 開放蓋部 24,24A 通気孔 A 間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の蓋に設けられタブにより開放され
    る開放蓋部の上方に間隔をおいて覆う着脱自在な補助蓋
    本体に通気孔を形成したことを特徴とするタブを備えた
    容器の補助蓋。
  2. 【請求項2】 前記補助蓋本体は前記タブと一体的に設
    けられる固定用の突片が連設されることを特徴とする請
    求項1記載のタブを備えた容器の補助蓋。
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