JPH0740969Y2 - カメラレンズ鏡筒のカム機構 - Google Patents
カメラレンズ鏡筒のカム機構Info
- Publication number
- JPH0740969Y2 JPH0740969Y2 JP13713988U JP13713988U JPH0740969Y2 JP H0740969 Y2 JPH0740969 Y2 JP H0740969Y2 JP 13713988 U JP13713988 U JP 13713988U JP 13713988 U JP13713988 U JP 13713988U JP H0740969 Y2 JPH0740969 Y2 JP H0740969Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- cam follower
- lens group
- optical axis
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Focusing (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、カメラのレンズ鏡筒に用いられるカム機構に
関する。
関する。
B.従来の技術 例えば、カム孔が形成されたカム筒を有し、このカム孔
にレンズ保持部材から突設されたカムフォロアとしての
ピンを挿入係合させ、カム筒の回転に伴いカム孔に案内
されるカムフォロアの運動によりレンズ保持部材を移動
させ、これにより撮影レンズを駆動するカメラのレンズ
鏡筒が知られている。
にレンズ保持部材から突設されたカムフォロアとしての
ピンを挿入係合させ、カム筒の回転に伴いカム孔に案内
されるカムフォロアの運動によりレンズ保持部材を移動
させ、これにより撮影レンズを駆動するカメラのレンズ
鏡筒が知られている。
このようなレンズ鏡筒では、カム孔とカムフォロアとの
間にガタがあると、レンズ保持部材、すなわちレンズ群
の往復移動に際して移動量に差が生じ精度が低下するた
め、複数の種類のカムフォロアの中からカムの寸法に合
ったものを選択して組み立てることによりガタを防止し
ていた。
間にガタがあると、レンズ保持部材、すなわちレンズ群
の往復移動に際して移動量に差が生じ精度が低下するた
め、複数の種類のカムフォロアの中からカムの寸法に合
ったものを選択して組み立てることによりガタを防止し
ていた。
C.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の場合、複数種類のカムフォロアを
用意しなければならないため、部品単価が高くなるとと
もに、選択のための時間が必要となり、組立時の作業工
数が増加する。
用意しなければならないため、部品単価が高くなるとと
もに、選択のための時間が必要となり、組立時の作業工
数が増加する。
本考案の技術的課題は、複数種類のカムフォロアを用意
する必要なしにガタを防止するカメラレンズ鏡筒のカム
機構を提供することにあり、その目的は、部品単位およ
び作業工数の低減にある。
する必要なしにガタを防止するカメラレンズ鏡筒のカム
機構を提供することにあり、その目的は、部品単位およ
び作業工数の低減にある。
D.問題点を解決するための手段 一実施例を示す第１図および第２図により説明すると、
本考案に係るカメラレンズ鏡筒のカム機構は、カメラ本
体に固定されカム4aを有するキー部材４と、このキー部
材４により回転を阻止されつつ光軸方向に移動して第１
のレンズ群L1を駆動する第１の移動体３と、この第１の
移動体３と一体に光軸方向に移動可能とされるととも
に、カム4aに係合されるカムフォロア5aを有し、上記所
定方向の移動に伴ってカムフォロア5aがカム4a上の第１
の位置P1と第２の位置Q1との間を運動することにより光
軸回りに回転するカム部材５と、カム部材５の光軸回り
の回転に伴って光軸方向に移動して第２のレンズ群L2を
第１のレンズ群L1に対して相対駆動する第２の移動体６
と、第１の移動体３が移動する際に第１の移動体３が常
にキー部材４と当接するように第１の移動体３を付勢す
るとともに、カムフォロア5aがカム4a上の第１の位置P1
と第２の位置Q1との間を往復運動する際にカムフォロア
5aが常にカム4aと当接するようにカムフォロア5aを付勢
する単一の弾性体12とを具備し、これにより上記問題点
を解決する。
本考案に係るカメラレンズ鏡筒のカム機構は、カメラ本
体に固定されカム4aを有するキー部材４と、このキー部
材４により回転を阻止されつつ光軸方向に移動して第１
のレンズ群L1を駆動する第１の移動体３と、この第１の
移動体３と一体に光軸方向に移動可能とされるととも
に、カム4aに係合されるカムフォロア5aを有し、上記所
定方向の移動に伴ってカムフォロア5aがカム4a上の第１
の位置P1と第２の位置Q1との間を運動することにより光
軸回りに回転するカム部材５と、カム部材５の光軸回り
の回転に伴って光軸方向に移動して第２のレンズ群L2を
第１のレンズ群L1に対して相対駆動する第２の移動体６
と、第１の移動体３が移動する際に第１の移動体３が常
にキー部材４と当接するように第１の移動体３を付勢す
るとともに、カムフォロア5aがカム4a上の第１の位置P1
と第２の位置Q1との間を往復運動する際にカムフォロア
5aが常にカム4aと当接するようにカムフォロア5aを付勢
する単一の弾性体12とを具備し、これにより上記問題点
を解決する。
E.作用 弾性体12は、第１の移動体３が光軸方向に移動する際に
第１の移動体３が常にキー部材４と当接するように第１
の移動体３を付勢するとともに、カムフォロア5aがカム
4a上の第１の位置P1と第２の位置Q1との間を往復運動す
る際にカムフォロア5aが常にカム4aと当接するようにカ
ムフォロア5aを付勢する。したがって、第１の移動体３
とキー部材４とのガタおよびカムフォロア5aとカム4aと
のガタを同一の弾性体12で防止できる。
第１の移動体３が常にキー部材４と当接するように第１
の移動体３を付勢するとともに、カムフォロア5aがカム
4a上の第１の位置P1と第２の位置Q1との間を往復運動す
る際にカムフォロア5aが常にカム4aと当接するようにカ
ムフォロア5aを付勢する。したがって、第１の移動体３
とキー部材４とのガタおよびカムフォロア5aとカム4aと
のガタを同一の弾性体12で防止できる。
なお、本考案の構成を説明する上記Ｄ項およびＥ項で
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
は、本考案を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本考案が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 第１図および第２図に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
する。
第２図はズームレンズの駆動機構を示す断面図であり、
カメラ本体に固定された固定鏡筒１の内周面にはヘリコ
イド1aが刻設され、このヘリコイド1aは、駆動鏡筒２の
外周面に刻設されたヘリコイド2aと噛合している。ま
た、駆動鏡筒２の外周面には歯車2bが形成され、図示せ
ぬモータにより駆動される歯車20と歯車2bとが噛合して
いる。したがって、モータにより歯車20が回転すると、
駆動鏡筒２は回転しつつ光軸方向に進退する。さらに、
駆動鏡筒２の内周面にはヘリコイド2cが刻設され、この
ヘリコイド2cと、第１のレンズ群L1を保持する第１のレ
ンズ群保持部材３のヘリコイド3aとが噛合している。
カメラ本体に固定された固定鏡筒１の内周面にはヘリコ
イド1aが刻設され、このヘリコイド1aは、駆動鏡筒２の
外周面に刻設されたヘリコイド2aと噛合している。ま
た、駆動鏡筒２の外周面には歯車2bが形成され、図示せ
ぬモータにより駆動される歯車20と歯車2bとが噛合して
いる。したがって、モータにより歯車20が回転すると、
駆動鏡筒２は回転しつつ光軸方向に進退する。さらに、
駆動鏡筒２の内周面にはヘリコイド2cが刻設され、この
ヘリコイド2cと、第１のレンズ群L1を保持する第１のレ
ンズ群保持部材３のヘリコイド3aとが噛合している。
第１図は本考案に係るレンズ鏡筒のカム機構を模式的に
示す展開図である。この第１図にも示すように、第１の
レンズ群保持部材３には光軸方向の貫通孔3bが形成さ
れ、この貫通孔3bには、固定鏡筒１からカメラ前方に突
設されたキー兼用カム板（以下、キーと称する）４が貫
通している。これにより第１のレンズ群保持部材３は、
その回転が阻止され、駆動鏡筒２の回転に伴って光軸方
向に回転せずに進退する。また、第１図に示すように、
第１のレンズ群保持部材３には光軸方向に延在する直進
溝3cが形成されるとともに、キー４にはカムとしてのカ
ム孔4aが形成されている。
示す展開図である。この第１図にも示すように、第１の
レンズ群保持部材３には光軸方向の貫通孔3bが形成さ
れ、この貫通孔3bには、固定鏡筒１からカメラ前方に突
設されたキー兼用カム板（以下、キーと称する）４が貫
通している。これにより第１のレンズ群保持部材３は、
その回転が阻止され、駆動鏡筒２の回転に伴って光軸方
向に回転せずに進退する。また、第１図に示すように、
第１のレンズ群保持部材３には光軸方向に延在する直進
溝3cが形成されるとともに、キー４にはカムとしてのカ
ム孔4aが形成されている。
第１のレンズ群保持部材３に回転可能に嵌合された回転
筒５には、その外周面にカム孔5bが形成されるととも
に、キー４のカム孔4aと係合するカムフォロア5aが植設
されている。このカムフォロア5aは、第１のレンズ群保
持部材３の光軸方向の移動に伴ってカム孔4a内を点P
1（第１の位置）から点Q1（第２の位置）の間で往復運
動し、これにより回転筒５はキー４の内側で光軸回りに
回転する。
筒５には、その外周面にカム孔5bが形成されるととも
に、キー４のカム孔4aと係合するカムフォロア5aが植設
されている。このカムフォロア5aは、第１のレンズ群保
持部材３の光軸方向の移動に伴ってカム孔4a内を点P
1（第１の位置）から点Q1（第２の位置）の間で往復運
動し、これにより回転筒５はキー４の内側で光軸回りに
回転する。
また第２図において、６は、第２のレンズ群L2を保持す
る第２のレンズ群保持部材であり、第１のレンズ群保持
部材３の内周面に嵌設され、駆動鏡筒２の回転により第
１のレンズ群保持部材３と一体に光軸方向に移動可能と
されている。この第２のレンズ群保持部材６にはカムフ
ォロア6aが植設され、第１図に示すようにこのカムフォ
ロア6aは、第１のレンズ群保持部材３の直進溝3cおよび
回転筒５のカム孔5bにそれぞれ貫入係合している。した
がって、回転筒５の回転によりカムフォロア6aは、カム
孔5bを点P2と点Q2との間で移動しつつカム孔3c内を移動
する。ここで、第1,第２のレンズ群L1,L2が広角位置に
あるときには、カムフォロア5a,6aは点P1,P2にそれぞれ
位置し、望遠位置にあるときには点Q1,Q2にそれぞれ位
置する。
る第２のレンズ群保持部材であり、第１のレンズ群保持
部材３の内周面に嵌設され、駆動鏡筒２の回転により第
１のレンズ群保持部材３と一体に光軸方向に移動可能と
されている。この第２のレンズ群保持部材６にはカムフ
ォロア6aが植設され、第１図に示すようにこのカムフォ
ロア6aは、第１のレンズ群保持部材３の直進溝3cおよび
回転筒５のカム孔5bにそれぞれ貫入係合している。した
がって、回転筒５の回転によりカムフォロア6aは、カム
孔5bを点P2と点Q2との間で移動しつつカム孔3c内を移動
する。ここで、第1,第２のレンズ群L1,L2が広角位置に
あるときには、カムフォロア5a,6aは点P1,P2にそれぞれ
位置し、望遠位置にあるときには点Q1,Q2にそれぞれ位
置する。
第１のレンズ群保持部材３と第２のレンズ群保持部材６
との間には、圧縮ばね11（第２図）が設けられ、第２の
レンズ群保持部材６を常に図示Ａ方向に付勢している。
この付勢力によりカムフォロア6aは、点P2と点Q2との間
で移動する際、常にカム孔5bのカム面5cに当接する。さ
らに第１図に示すように、回転筒５に設けられた突起部
5eと第１のレンズ群保持部材３に設けられた突起部3dに
は引張りばね12の両端がそれぞれ掛止され、回転筒５を
常に図示Ｂ方向に付勢するとともに、第１のレンズ保持
部材３を図示Ｃ方向に付勢している。これによりカムフ
ォロア5aは点P1と点Q1との間を移動する際、常にカム4a
のカム面4bと当接するとともに、貫通孔3bの面3eは常に
キー４の側面4cと当接する。
との間には、圧縮ばね11（第２図）が設けられ、第２の
レンズ群保持部材６を常に図示Ａ方向に付勢している。
この付勢力によりカムフォロア6aは、点P2と点Q2との間
で移動する際、常にカム孔5bのカム面5cに当接する。さ
らに第１図に示すように、回転筒５に設けられた突起部
5eと第１のレンズ群保持部材３に設けられた突起部3dに
は引張りばね12の両端がそれぞれ掛止され、回転筒５を
常に図示Ｂ方向に付勢するとともに、第１のレンズ保持
部材３を図示Ｃ方向に付勢している。これによりカムフ
ォロア5aは点P1と点Q1との間を移動する際、常にカム4a
のカム面4bと当接するとともに、貫通孔3bの面3eは常に
キー４の側面4cと当接する。
以上の実施例の構成において、第1,第２のレンズ群保持
部材3,6が第1,第２の移動体を、キー４がキー部材を、
回転筒５がカム部材を、カム面5cがカムを、ばね12が弾
性体をそれぞれ構成する。
部材3,6が第1,第２の移動体を、キー４がキー部材を、
回転筒５がカム部材を、カム面5cがカムを、ばね12が弾
性体をそれぞれ構成する。
今、例えば、第１のレンズ群L1および第２のレンズ群L2
が広角端位置にあり、カムフォロア5a,6aが点P1点，P2
点にそれぞれ位置しているとする。この状態で第1,第２
のレンズ群L1,L2を望遠端位置まで駆動させるにあたり
不図示のモータにより歯車20を回転させると、歯車20と
歯車2bとの噛合により駆動鏡筒２が光軸を中心として回
転する。この回転に伴ってヘリコイド2c,3aの噛合によ
り第１のレンズ群保持部材３および第２のレンズ群保持
部材６が一体に前進する。このとき、キー４により第１
のレンズ群保持部材３の回転は阻止される。また、ばね
12により貫通孔3bの面3eがキー４の側面4cに当接してい
るので、貫通孔3bとキー４とのガタが防止される。
が広角端位置にあり、カムフォロア5a,6aが点P1点，P2
点にそれぞれ位置しているとする。この状態で第1,第２
のレンズ群L1,L2を望遠端位置まで駆動させるにあたり
不図示のモータにより歯車20を回転させると、歯車20と
歯車2bとの噛合により駆動鏡筒２が光軸を中心として回
転する。この回転に伴ってヘリコイド2c,3aの噛合によ
り第１のレンズ群保持部材３および第２のレンズ群保持
部材６が一体に前進する。このとき、キー４により第１
のレンズ群保持部材３の回転は阻止される。また、ばね
12により貫通孔3bの面3eがキー４の側面4cに当接してい
るので、貫通孔3bとキー４とのガタが防止される。
第１のレンズ群保持部材３の前進に伴って回転筒５に植
設されたカムフォロア5aがキー４のカム孔4a内を前方に
運動するので、回転筒５はキー４の内側で光軸回りに回
転する。このとき、ばね12によりカムフォロア5aがカム
孔4aのカム面4bに常に当接しているので、カムフォロア
5aとカム孔4aとのガタが防止される。回転筒５の回転に
より、第２のレンズ群保持部材６に植設されたカムフォ
ロア6aがカム孔5bのカム面5cに押動されカム面5cに当接
したまま直進溝3c内部を前方に運動する。このとき、回
転筒５には、ばね11による負荷がカム面5cとカムフォロ
ア6aとの当接点を介して作用するが、ばね12によりその
負荷が打ち消される。
設されたカムフォロア5aがキー４のカム孔4a内を前方に
運動するので、回転筒５はキー４の内側で光軸回りに回
転する。このとき、ばね12によりカムフォロア5aがカム
孔4aのカム面4bに常に当接しているので、カムフォロア
5aとカム孔4aとのガタが防止される。回転筒５の回転に
より、第２のレンズ群保持部材６に植設されたカムフォ
ロア6aがカム孔5bのカム面5cに押動されカム面5cに当接
したまま直進溝3c内部を前方に運動する。このとき、回
転筒５には、ばね11による負荷がカム面5cとカムフォロ
ア6aとの当接点を介して作用するが、ばね12によりその
負荷が打ち消される。
第２のレンズ群保持部材６は、カムフォロア6aの運動に
より第１のレンズ群保持部材３に対して光軸方向に相対
移動し、これにより、第1,第２のレンズ群L1,L2が望遠
端位置に到達したとき、画レンズ群L1,L2のレンズ間隔
が相対的に変化する。
より第１のレンズ群保持部材３に対して光軸方向に相対
移動し、これにより、第1,第２のレンズ群L1,L2が望遠
端位置に到達したとき、画レンズ群L1,L2のレンズ間隔
が相対的に変化する。
以上によれば、キー４と第１のレンズ群保持部材３との
ガタと、回転体５のカムフォロア5aとキー４のカム孔4a
とのガタとが単一のばね12で防止されるので、簡単かつ
廉価な構成にてレンズ駆動の際の精度が向上する。
ガタと、回転体５のカムフォロア5aとキー４のカム孔4a
とのガタとが単一のばね12で防止されるので、簡単かつ
廉価な構成にてレンズ駆動の際の精度が向上する。
なお以上は、カム孔のカム面をカムとしてピン状のカム
フォロアをカム孔に挿入する場合を示したが、これに限
らず種々のカムおよびカムフォロアを用いることができ
る。また圧縮ばね11は、本考案には必須ではない。
フォロアをカム孔に挿入する場合を示したが、これに限
らず種々のカムおよびカムフォロアを用いることができ
る。また圧縮ばね11は、本考案には必須ではない。
G.考案の効果 本考案によれば、レンズ駆動の際、レンズを保持する移
動体の回転阻止用キー部材に移動体を常に当接させると
ともに、このレンズ駆動に伴ってカム部材のカムフォロ
アが上記キー部材に形成されたカム上の所定箇所を往復
運動する際にカムフォロアが常にカムと当接するように
したので、従来のように複数種類のカムフォロアの中か
らカムの形状に合ったものを選択するといった作業を必
要とせずカムフォロアとカムとのガタを防止でき組立時
の作業工数が低減できる。加えて、上記移動体とキーと
のガタおよびカムフォロアとカムとのガタを単一の弾性
体で防止するようにしたので、構成が簡単で精度のよい
カム機構を廉価に提供できる。
動体の回転阻止用キー部材に移動体を常に当接させると
ともに、このレンズ駆動に伴ってカム部材のカムフォロ
アが上記キー部材に形成されたカム上の所定箇所を往復
運動する際にカムフォロアが常にカムと当接するように
したので、従来のように複数種類のカムフォロアの中か
らカムの形状に合ったものを選択するといった作業を必
要とせずカムフォロアとカムとのガタを防止でき組立時
の作業工数が低減できる。加えて、上記移動体とキーと
のガタおよびカムフォロアとカムとのガタを単一の弾性
体で防止するようにしたので、構成が簡単で精度のよい
カム機構を廉価に提供できる。
第１図および第２図は本考案の一実施例を示し、第１図
は本考案に係るカメラレンズ鏡筒のカム機構を模式的に
示す展開図、第２図はズームレンズの駆動機構を示す断
面図である。 3:第１のレンズ群保持部材 5:回転筒、5b:カム孔 5c:カム面 6:第２のレンズ群保持部材 6a:カムフォロア、12:引張りばね
は本考案に係るカメラレンズ鏡筒のカム機構を模式的に
示す展開図、第２図はズームレンズの駆動機構を示す断
面図である。 3:第１のレンズ群保持部材 5:回転筒、5b:カム孔 5c:カム面 6:第２のレンズ群保持部材 6a:カムフォロア、12:引張りばね
フロントページの続き (72)考案者 片野 勇次 東京都品川区西大井１丁目６番３号 株式 会社ニコン大井製作所内 (72)考案者 赤見 昇 東京都品川区西大井１丁目６番３号 株式 会社ニコン大井製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】カメラ本体に固定されカムを有するキー部
材と、 該キー部材により回転を阻止されつつ光軸方向に移動し
て第１のレンズ群を駆動する第１の移動体と、 該第１の移動体と一体に前記光軸方向に移動可能とされ
るとともに、前記カムに係合されるカムフォロアを有
し、前記所定方向の移動に伴って該カムフォロアが前記
カム上の第１の位置と第２の位置との間を運動すること
により光軸回りに回転するカム部材と、 該カム部材の光軸回りの回転に伴って前記光軸方向に移
動して第２のレンズ群を前記第１のレンズ群に対して相
対駆動する第２の移動体と、 前記第１の移動体が移動する際に該第１の移動体が常に
前記キー部材と当接するように該第１の移動体を付勢す
るとともに、前記カムフォロアが前記カム上の前記第１
の位置と第２の位置との間を往復運動する際に該カムフ
ォロアが常に前記カムと当接するように該カムフォロア
を付勢する単一の弾性体とを具備することを特徴とする
カメラレンズ鏡筒のカム機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13713988U JPH0740969Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | カメラレンズ鏡筒のカム機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13713988U JPH0740969Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | カメラレンズ鏡筒のカム機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0258207U JPH0258207U (ja) | 1990-04-26 |
| JPH0740969Y2 true JPH0740969Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31398293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13713988U Expired - Lifetime JPH0740969Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | カメラレンズ鏡筒のカム機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740969Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005351982A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Canon Inc | ズームレンズ鏡筒およびカメラ |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP13713988U patent/JPH0740969Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0258207U (ja) | 1990-04-26 |
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