JP2005351982A - ズームレンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 サブレンズ群間のレンズ間隔を変えるための構成に必要な部品の数を少なくし、コストダウンおよび小型化を図ることができるズームレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】 ズームレンズ鏡筒には、第1のサブレンズ群ユニット2および第2のサブレンズ群ユニット3(複数のサブレンズ群)から構成されるサブレンズ群ユニット1(1つのレンズ群)が設けられている。ズーミング動作時、レンズ切換え筒9が第1のサブレンズ群ユニット2(一方のサブレンズ群)の光軸方向の進退動作に追従して回転し、この第1のサブレンズ群ユニット2の回転に追従して第2のサブレンズ群ユニット3(他のサブレンズ群)が光軸方向へ進退する。これにより、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔Lが変化する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光軸方向へ進退可能な1つ以上のレンズ群を備えるズームレンズ鏡筒およびそれを備えるカメラに関する
従来、ズームレンズ鏡筒して、第1のサブレンズ群と第2のサブレンズ群とから構成される1つのレンズ群と、第1のサブレンズ群と第2のサブレンズ群との間のレンズ間隔を切り換えるための切換カムと、減速系を介して切換カムを駆動させるためのモータとを有し、ワイド端から中間焦点距離までのワイド側ズームミング領域と、中間焦点距離からテレ端のテレ側ズーミング領域とのそれぞれで、モータにより切換カムを駆動させることによって、第1のサブレンズ群と第2のサブレンズ群との間のレンズ間隔を切り換えるものがある(例えば特許文献1を参照)。
特開2002−169075号公報
しかしながら、上記従来のレンズ鏡筒においては、第1のサブレンズ群と第2のサブレンズ群との間のレンズ間隔を切り換えるための構成として、モータにより減速系を介して切換カムを駆動させる構成が用いられているので、その構成に必要な部品点数が多く、コストが増すことになる。また、部品の数が多いことによって、それらの配置空間が大きくなり、ズームレンズ鏡筒またはカメラ本体の小型化を図ることが難しい。
本発明の目的は、サブレンズ群間のレンズ間隔を変えるための構成に必要な部品の数を少なくし、コストダウンおよび小型化を図ることができるズームレンズ鏡筒およびカメラを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、少なくとも1つが光軸方向へ進退可能な複数のサブレンズ群から構成される少なくとも1つのレンズ群と、ズーミング動作に連動して前記サブレンズ群間のレンズ間隔を変えるサブレンズ間隔変更機構とを備え、前記サブレンズ間隔変更機構は、前記少なくとも1つのサブレンズ群の光軸方向への進退に追従して運動し、該運動により他のサブレンズ群を光軸方向へ進退させるための切換え部材を有することを特徴とするズームレンズ鏡筒を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記ズームレンズ鏡筒を備えることを特徴とするカメラを提供する。
本発明によれば、サブレンズ群間のレンズ間隔を変えるための構成に必要な部品の数を少なくし、コストダウンおよび小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡筒の構成を示す縦断面図である。ここで、図1は、ズームレンズ鏡筒が広角(ワイド)状態にある場合を示す。
ズームレンズ鏡筒は、図1に示すように、第1の回転筒20に支持され、第1の回転筒20と一体に光軸方向へ進退する第1の直進筒14と、第2の回転筒22に支持され、第2の回転筒22と一体に光軸方向へ進退する第2の直進筒21とを備える。
第1の直進筒14には、前群レンズユニット15、後群レンズユニット16、サブレンズ群ユニット1などが組み込まれている。この第1の直進筒14に組み込まれている部品およびその構成の詳細については、後述する。
第2の直進筒21の内周には、第1の回転筒20のヘリコイドネジ20bと螺合するヘリコイドネジ21aが形成されている。また、第2の直進筒21の内周には、ヘリコイドネジ21aと同リードのカム孔21b(後述の図8を参照)が形成されており、カム孔21bには、第1の回転筒20の駆動軸20cが貫通する。
第2の回転筒22は、第2の直進筒21の外周に回転可能に嵌合する。第2の回転筒22の外周には、ヘリコイドネジ22aが形成されており、ヘリコイドネジ22aは第3の直進筒23の内周に形成されたヘリコイドネジ23aと螺合する。これにより、第2の回転筒22は、第3の直進筒23に支持され、第3の直進筒23のヘリコイドネジ23aのリードに沿って回転しながら光軸方向に進退可能である。また、第2の回転筒22の外周には、放射方向に延びる2本の駆動軸22bが形成されており、各駆動軸22bは、第3の直進筒23の対応する貫通カム23b(後述の図8を参照)を貫通し、第3の回転筒24の直進溝24cと摺動可能に嵌合する。これにより、第2の回転筒22には、第3の回転筒24の回転力が伝達される。第2の回転筒22の内周には、光軸方向に延びる直進溝22cが形成されており、直進溝22cは、第1の回転筒20の外周に形成された駆動軸20cと摺動可能に嵌合する。これにより、第2の回転筒22の回転力が第1の回転筒20に伝達される。
第3の直進筒23は、第3の回転筒24に支持され、第3の回転筒24と一体に光軸方向へ進退する。第3の直進筒23の内周には、ヘリコイドネジ23aが形成されており、ヘリコイドネジ23aは、第2の回転筒22のヘリコイドネジ22aと螺合する。また、ヘリコイドネジ22aと同リードのカム孔22bが形成されており、カム孔22bには、第2の回転筒22の駆動軸22bが貫通する。
第3の回転筒24は、第3の直進筒23の外周に回転可能に嵌合する。第3の回転筒24の外周には、ヘリコイドネジ24aが形成されており、ヘリコイドネジ24aは、固定筒25の内周に形成されたヘリコイドネジ25aと螺合する。これにより、第3の回転筒24は、固定筒25のヘリコイドネジ25aのリードに沿って回転しながら光軸方向に進退する。第3の回転筒24の内周には、光軸方向に延びる直進溝24bが形成されており、直進溝24bは、第2の回転筒22の外周に形成された駆動軸22cと摺動可能に嵌合する。これにより、第3の回転筒24の回転力が第2の回転筒22に伝達される。
固定筒25は、カメラ本体(図示せず)に固定されている。固定筒25の外周には、モータおよび減速系(図示せず)が取り付けられており、モータの駆動力は減速系を介して第3の回転筒24に伝達される。
次に、第1の直進筒14内に組み込まれている部品およびその構成について図2〜図5を参照しながら説明する。図2は図1の第1の直進筒14内に組み込まれている構成部品の詳細を示す縦断面図、図3は図2の第1の直進筒14内に組み込まれている構成部品を示す分解斜視図、図4は図2の第1の直進筒14を示す縦断面図、図5は図2の第1の回転筒20を示す縦断面図である。
第1の直進筒14には、図2および図3に示すように、後述する撮影光学系の全てが支持されている。第1の直進筒14の前方のフランジ部には、開口部14a(図3)が形成され、開口部14aには、前群レンズユニット15が接着固定されている。第1の直進筒14の後部には、後群レンズユニット16が固定されている。第1の直進筒14の後部には、複数の孔14bが形成されており、後群レンズユニット16には、各孔14bにそれぞれ対向する複数の孔16aが形成されている。後群レンズユニット16の各孔16aには、それぞれ、対応する第1の直進筒14の孔14bを貫通する固定ピン17が圧入されており、これにより、第1の直進筒14と後群レンズユニット16とが固定される。前群レンズユニット15と後群レンズユニット16とは、ズーミング動作およびフォーカス動作においては、それぞれの間の間隔を変化させることなく、第1の直進筒14と一体に光軸方向へ進退する。
前群レンズユニット15と後群レンズユニット16との間には、それらの間で光軸方向へ進退することによって、ズーミングとフォーカシングを行うサブレンズ群ユニット1が配置されている。サブレンズ群ユニット1は、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3とから構成される。サブレンズ群ユニット1は、3本のカムピン18により、光軸方向へ進退可能に支持されている。ここで、各カムピン18は、それぞれ、第1の直進筒14に形成されている対応する直進溝14cを貫通し、第1のサブレンズ群ユニット2のシャッタ羽押え6の対応する孔6aに圧入されている。各カムピン18は、第1の回転筒20のカム溝20aと摺動可能に嵌合し、これにより、サブレンズ群ユニット1は、第1の回転筒20のカム溝20aのリードに沿って光軸方向へ進退する。サブレンズ群ユニット1の詳細な構成については、後述する。
第1の直進筒14の内周面には、図4に示すように、第1の直進カム14e、第2の直進カム14fおよび傾斜カム14gから構成される3本の複合カム14dが形成されている。第1の直進カム14eは、サブレンズ群ユニット1のレンズ切換え筒9を旋回させないようにするための光軸方向へ延びるカムである。第2の直進カム14fは、第1の直進カム14eから円周方向へずれた位置に配置され、サブレンズ群ユニット1の後述するレンズ切換え筒9を旋回させないようにするための光軸方向へ延びるカムである。傾斜カム14gは、レンズ切換え筒9を円周に沿って回転させるための、第1の直進カム14eと第2の直進カム14fとを結ぶように円周に沿って延びるカムである。各複合カム14dは、それぞれ、レンズ切換え筒9の対応するカム軸9aと摺動可能に嵌合し、第1のサブレンズ群ユニット2が光軸方向へ移動することによって、レンズ切換え筒9が第1の直進筒14の各複合カム14dに案内されながら回転する。
前群レンズユニット15の前方には、図2および図3に示すように、バリアユニット19が配置されており、バリアユニット19は、第1の直進筒14に固定されている。
第1の回転筒20は、第1の直進筒14の外周に回転可能に嵌合する。第1の回転筒20の外周にはヘリコイドネジ20bが形成されており、ヘリコイドネジ20bは、上述したように、第2の直進筒21の内周に形成されたヘリコイドネジ21aと螺合する。これにより、第1の回転筒20は、第2の直進筒21のヘリコイドネジ21aのリードに沿って回転しながら光軸方向へ進退可能に第2の直進筒21に支持される。第1の回転筒20の外周には、放射方向へ延びる2本の駆動軸20cが形成されている。各駆動軸20cは、上述したように、第2の直進筒21の貫通カム21bを貫通し、第2の回転筒22の直進溝22cと摺動可能に嵌合されている。これにより、第2の回転筒22の回転力が第1の回転筒20に対して伝達される。
第1の回転筒20の内周面には、図5に示すように、3本のカム溝20aが形成されている。各カム溝20aは、円周方向に沿いながら光軸方向へ延びるズーム領域20dとフォーカス領域20eとを有し、各カム溝20aには、それぞれ、対応するカムピン18が摺動可能に嵌合される。これにより、第1の回転筒20には、サブレンズ群ユニット1が光軸方向へ進退可能に支持されることになる。ここで、各カム溝20aのズーム領域20dは、レンズ切換え筒9を回転させ、第2のサブレンズ群ユニット3を光軸方向へ進退させて第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔を変化させるためのものである。
次に、サブレンズ群ユニット1の詳細な構成について図6および図7を参照しながら説明する。図6は図2のサブレンズ群ユニット1の詳細な構成を示す縦断面図、図7は図2のサブレンズ群ユニット1の構成を示す分解斜視図である。
サブレンズ群ユニット1は、図6および図7に示すように、第1のサブレンズ群ユニット2と、第2のサブレンズ群ユニット3と、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間に配置されたレンズ切換え筒9とを有する。このレンズ切換え筒9の回転に伴い第1のサブレンズ群ユニット2は、光軸方向へ進退可能に構成され、この第1のサブレンズ群ユニット2の進退により、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間の間隔が変化する。
第1のサブレンズ群ユニット2は、シャッタユニット4と、撮影光学系(光学レンズを含む系)7,8とを含み(図7を参照)、撮影光学系7は、シャッタユニット4を構成するシャッタ地板5に保持されている。撮影光学系8は、シャッタユニット4を構成するシャッタ羽押え6に保持され、シャッタユニット4と一体に光軸方向へ進退する。シャッタ地板5には、レンズ保持枠10を回転させずに光軸方向へ進退させるための、光軸方向へ延びる3本の直進溝5bが形成されている。また、シャッタ羽押え6には、サブレンズ群ユニット1を第1の回転筒20に支持するためのカムピン18を固定する孔6aが形成されている。
第2のサブレンズ群ユニット3は、レンズ保持枠10と、撮影光学系11とを含み(図7を参照)、撮影光学系11はレンズ保持枠10に保持されている。レンズ保持枠10は、シャッタ地板5の前方に配置され、レンズ保持枠10の外周はシャッタ地板5の内周に嵌合する。この嵌合により、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3の撮影光軸が合わせられている。レンズ保持枠10の外周には、放射方向へ突出する3本のカム軸10aが形成されており、各カム軸10aは、それぞれ、シャッタ地板5の対応する直進溝5bと嵌合するとともに、レンズ切換え筒9の対応する複合カム9bに当接する。これにより、レンズ保持枠10(第2のサブレンズ群ユニット3)は、第1のサブレンズ群ユニット2に支持される。
レンズ切換え筒9は、レンズ保持枠10を支持し、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔Lを変化させる。すなわち、レンズ切換え筒9は、シャッタ地板5の外周5aに回転可能に支持され、シャッタ地板5と一体に光軸方向へ進退する。
レンズ切換え筒9の外周には、放射方向へ突出する3本のカム軸9aが形成されており、各カム軸9aは、それぞれ、第1の直進筒14の対応する複合カム14dに摺動可能に嵌合する。これにより、第1のサブレンズ群ユニット2は光軸方向へ進退可能であり、レンズ切換え筒9は第1の直進筒14の各複合カム14dに沿って回転する。また、レンズ切換え筒9の内周には、第1の平行カム9c、第2の平行カム9dおよび傾斜カム9eから構成される3本の複合カム9bが形成されている。第1の平行カム9cは、ワイド端から中間焦点距離のワイド側ズーミング領域において、第1のサブレンズ群ユニット2に対して、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔を変化させない状態に保つための、円周方向に延びかつリードを持たないカムである。第2の平行カム9dは、中間焦点距離からテレ端のテレ側ズーミング領域において、第1のサブレンズ群ユニット2に対して、上記レンズ間隔を変化させない状態に保つための、円周方向に延びかつリードを持たないカムである。また、第2の平行カム9dは、第1の平行カム9cと光軸方向へずれた位置に設けられている。傾斜カム9eは、第1の平行カム9cと第2の平行カム9dとを結ぶように円周に沿って延びるカムであり、傾斜カム9eには、レンズ保持枠10の対応するカム軸10aが当接されている。
レンズ切換え筒9が第1の直進筒14の各複合カム14dに沿って回転すると、この回転に伴いレンズ保持枠10はレンズ切換え筒9の各複合カム9bに沿って光軸方向へ進退する。この進退により、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔Lが変化する。
レンズ保持枠10に形成されたフランジ部10bと保持板13との間には、片寄せスプリング12が配置されている。片寄せスプリング12は、レンズ保持枠10の各カム軸10aをそれぞれレンズ切換え筒9の対応する複合カム9bに当接させる方向に付勢するものである。レンズ切換え筒9、第2のサブレンズ群ユニット3および片寄せスプリング12は、保持板13により、レンズ保持枠10(第1のサブレンズ群ユニット2)に保持される。保持板13には、光軸方向へ突出する3本の係止板13aが設けられ、各係止板13aには、それぞれ、シャッタ地板5に形成された対応する係止爪5cと係止する孔が形成されている。これにより、保持板13は、レンズ保持枠10(第1のサブレンズ群ユニット2)に固定される。
次に、ズームレンズ鏡筒のサブレンズ群ユニット1の動作について図1、図8および図9を参照しながら説明する。図8は図1のズームレンズ鏡筒のテレ状態を示す縦断面図、図9は図8のサブレンズ群ユニット1の移動状態を示す拡大図である。ここで、図1に示すズームレンズ鏡筒の状態は、広角(ワイド)状態である。
まず広角(ワイド)状態から望遠(テレ)状態への切換動作について説明する。図1に示す広角(ワイド)状態から図8に示す望遠(テレ)状態へ撮影光学系を切り換える場合、カメラ本体に設けられたテレ側ズームスイッチ(図示せず)が押下される。これにより、上記モータが駆動し、モータの駆動力が減速系を介して第3の回転筒24に伝達される。駆動力が伝達された第3の回転筒24は、固定筒25のヘリコイドネジ25aのリードに沿って回転しながら光軸方向へ繰り出すとともに、第3の回転筒24の回転力が第2の回転筒22の駆動軸22bを介して第2の回転筒22に伝達される。回転力が伝達された第2の回転筒22は、第3の直進筒23ヘリコイドネジ23aのリードに沿って回転しながら光軸方向へ繰り出すとともに、第2の回転筒22の回転力が第1の回転筒20の駆動軸21cを介して第1の回転筒20に伝達される。
回転力が伝達された第1の回転筒20は、第2の直進筒21ヘリコイドネジ21aのリードに沿って反時計方向へ回転しながら光軸方向に繰り出す。この第1の回転筒20の回転により、第1のサブレンズ群ユニット2が、第1の回転筒20のカム溝20aに沿って光軸方向へ繰り込まれる。このとき、カム切換え筒9は、第1のサブレンズ群ユニット2と同様に、光軸方向に繰り込まれ、図1に示す第1の直進筒14の第2の直進カム14fに位置するレンズ切換え筒9の3本のカム軸9aは、傾斜カム14gを通過し、図8および図9に示すように第1の直進筒14の第1の直進カム14eへ移動する。この移動により、レンズ切換え筒9は第1の直進筒14の傾斜カム14gに沿って時計方向に回転する。この回転により、図1に示すカム切換え筒9の第1の平行カム9cに位置するレンズ保持枠10のカム軸10aは、カム切換え筒9の傾斜カム9eを通過し、図8および図9に示すようにカム切換え筒9の第2の平行カム9dに移動する。この移動により、第2のサブレンズ群ユニット3は繰り出され、図8および図9に示すようにサブレンズ群ユニット1内で第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔Lが広がる方向に変化する。
次に、望遠(テレ)状態から広角への切換動作について説明する。図8および図9に示す望遠(テレ)状態から図1に示す広角(ワイド)状態へ撮影光学系を切換える場合、カメラ本体に設けられたワイド側ズームスイッチ(図示せず)が押下される。これにより、上記モータが駆動し、モータの駆動力が減速系を介して第3の回転筒24に伝達される。駆動力が伝達された第3の回転筒24は、固定筒25のヘリコイドネジ25aのリードに沿って回転しながら光軸方向へ繰り込むとともに、第3の回転筒24の回転力が第2の回転筒22の駆動軸22bを介して第2の回転筒22に伝達される。回転力が伝達された第2の回転筒22は、第3の直進筒23ヘリコイドネジ23aのリードに沿って回転しながら光軸方向に繰り込むとともに、第2の回転筒22の回転力が第1の回転筒20の駆動軸21cを介して第1の回転筒20に伝達される。
回転力が伝達された第1の回転筒20は、第2の直進筒21ヘリコイドネジ21aのリードに沿って時計方向へ回転しながら光軸方向へ繰り込む。この第1の回転筒20の回転により、第1のサブレンズ群ユニット2が、第1の回転筒20のカム溝20aに沿って光軸方向に繰り出される。このとき、カム切換え筒9は、第1のサブレンズ群ユニット2と同様に光軸方向に繰り出され、図8および図9に示す第1の直進筒14の第1の直進カム14eの位置するレンズ切換え筒9の3本のカム軸9aは、傾斜カム14gを通過し、図1に示すように第1の直進筒14の第1の直進カム14eに移動する。この移動により、レンズ切換え筒9は、第1の直進筒14の傾斜カム14gに沿って反時計方向へ回転する。この回転により、図8および図9に示すカム切換え筒9の第2の平行カム9dに位置するレンズ保持枠10のカム軸10aは、カム切換え筒9の傾斜カム9eを通過し、図1に示すように第1の平行カム9cに移動する。この移動により、第2のサブレンズ群ユニット3は繰り込まれ、図1に示すようにサブレンズ群ユニット1内で第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔Lが狭くなる方向に変化する。
このように、本実施の形態によれば、第1のサブレンズ群ユニット2および第2のサブレンズ群ユニット3(複数のサブレンズ群)から構成されるサブレンズ群ユニット1(1つのレンズ群)において、ズーミング動作時、レンズ切換え筒9が第1のサブレンズ群ユニット2(一方のサブレンズ群)の光軸方向の進退動作に追従して回転し、この第1のサブレンズ群ユニット2の回転に追従して第2のサブレンズ群ユニット3(他のサブレンズ群)が光軸方向へ進退することによって、第1のサブレンズ群ユニット2と第2のサブレンズ群ユニット3との間のレンズ間隔Lが変化するので、ズーミング動作に伴うサブレンズ群ユニット1,2間のレンズ間隔Lを変えるための専用部品の数を少なくすることができ、鏡筒の小型化ひいてはカメラ本体の小型化を図ることができるとともに、コストダウンを図ることができる。
本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡筒の構成を示す縦断面図である。 図1の第1の直進筒14内に組み込まれている構成部品の詳細を示す縦断面図である。 図2の第1の直進筒14内に組み込まれている構成部品を示す分解斜視図である。 図2の第1の直進筒14を示す縦断面図である。 図2の第1の回転筒20を示す縦断面図である。 図2のサブレンズ群ユニット1の詳細な構成を示す縦断面図である。 図2のサブレンズ群ユニット1の構成を示す分解斜視図である。 図1のズームレンズ鏡筒のテレ状態を示す縦断面図である。 図8のサブレンズ群ユニット1の移動状態を示す拡大図である。
符号の説明
1 サブレンズ群
2 第1のサブレンズ群3
3 第2のサブレンズ群
5b 直進溝
7,8,11 撮影光学系
9 レンズ切換え筒(切換え部材)
9a,10a カム軸
9b,14d 複合カム
9c 第1の平行カム(第1のサブレンズ群係合部)
9d 第2の平行カム(第1のサブレンズ群係合部)
9e 傾斜カム(第2のサブレンズ群係合部)
10 レンズ保持枠
14 第1の直進筒(直進部材)
14c 直進溝
14e 第1の直進カム(第1の切換え部材係合部)
14f 第2の直進カム(第1の切換え部材係合部)
14g 傾斜カム(第2の切換え部材係合部)
15 前群レンズユニット
16 後群レンズユニット

Claims (8)

  1. 少なくとも1つが光軸方向へ進退可能な複数のサブレンズ群から構成される少なくとも1つのレンズ群と、
    ズーミング動作に連動して前記サブレンズ群間のレンズ間隔を変えるサブレンズ間隔変更機構とを備え、
    前記サブレンズ間隔変更機構は、前記少なくとも1つのサブレンズ群の光軸方向への進退に追従して運動し、該運動により他のサブレンズ群を光軸方向へ進退させるための切換え部材を有することを特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 前記切換え部材の運動は光軸周りの回転運動であり、前記他のサブレンズ群は、前記切換え部材の運動は光軸周りの回転運動に追従して前記光軸方向へ進退することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ鏡筒。
  3. 前記少なくとも1つのサブレンズ群の外周には、光軸方向へ進退可能な直進部材が設けられ、前記直進部材には、前記切換え部材を光軸方向の周りに回転させるための回転操作手段が設けられ、
    前記切換え部材には、前記他のサブレンズ群を光軸方向へ進退させるための進退操作手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載のズームレンズ鏡筒。
  4. 前記進退操作手段は、前記他のサブレンズ群と係合するサブレンズ群係合手段からなり、該サブレンズ群係合手段は、前記他のサブレンズ群を光軸方向へ進退させないための第1のサブレンズ群係合部と、前記他のサブレンズ群を光軸方向へ進退させるための第2のサブレンズ群係合部とを含むことを特徴とする請求項3記載のズームレンズ鏡筒。
  5. 前記切換え部材は、前記光軸と同軸上に延びる円筒部材からなり、前記第1のサブレンズ群係合部は、前記切換え部材の円周方向に延び、光軸方向へずれた位置にそれぞれ配置された少なくとも2つの平行カムであり、前記第2のサブレンズ群係合部は、前記少なくとも2つの平行カムを結ぶカムであることを特徴とする請求項4記載のズームレンズ鏡筒。
  6. 前記回転操作手段は、前記切換え部材と係合する切換え部材係合手段からなり、該切換え部材係合手段は、前記切換え部材を回転させないための第1の切換え部材係合部と、前記切換え部材を回転させるための切換え部材係合部とを含むことを特徴とする請求項3記載のズームレンズ鏡筒。
  7. 前記直進部材は、前記光軸と同軸上に延びる円筒部材からなり、前記第1の切換え係合部は、前記直進部材の円周方向に延び、光軸方向へずれた位置にそれぞれ配置された少なくとも2つの平行カムであり、前記第2のサブレンズ群係合部は、前記少なくとも2つの平行カムを結ぶカムであることを特徴とする請求項6記載のズームレンズ鏡筒。
  8. 請求項1記載のズームレンズ鏡筒を備えることを特徴とするカメラ。
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