JPH0740933A - 包装フィルムシート継ぎ装置 - Google Patents

包装フィルムシート継ぎ装置

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JPH0740933A
JPH0740933A JP19370893A JP19370893A JPH0740933A JP H0740933 A JPH0740933 A JP H0740933A JP 19370893 A JP19370893 A JP 19370893A JP 19370893 A JP19370893 A JP 19370893A JP H0740933 A JPH0740933 A JP H0740933A
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film sheet
sheet
packaging
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムシートの接続部の強度を大きくし、
包装作業の中断が起こらず、また、マークズレ等による
製品ロスをなくする。 【構成】 複数のバキューム穴としての吸着穴52,5
5がそれぞれ配列された第1の吸着板53及び第2の吸
着板56は、互いに対向する吸着面54,57を備えて
いる。第1の吸着板53は、熱溶着用エアシリンダ70
により第2の吸着板56側に移動可能である。後使用フ
ィルムシート17の使用始端88は、接着テープ78を
介して第1の吸着板53にバキューム吸着されて仮止め
されている。第2の吸着板56の吸着面57の上下端部
には、そのほぼ全幅部分にわたってニクロム線71,7
2が設けられている。第1の吸着板53を第2の吸着板
56に押圧すると、先使用フィルムシート14と後使用
フィルムシート17とを、接着テープ78および熱溶着
によって接続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟包装フィルムシート
にて液状物やスナック菓子等、包装状態にして販売され
る商品の包装袋製袋充填時のフィルム送りの技術分野に
関し、特に、変性しやすい液状物を包装対象とする包装
装置に適し、かつ包装用材料としてのフィルムシートを
巻回した2個のフィルムロールのうち、先使用シートロ
ールから送給されるフィルムシートの使用終端と、後使
用シートロールから送給されるフィルムシートの使用始
端とを重ね合わせて接続部を接着テープで一体接続して
連続させるようにした包装フィルムシート継ぎ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、社会生活が隆盛になり、市
民生活が豊になると、流通市場においても各種の商品が
多種多様に大量、少量に取り引きされるようになって
き、したがって、多くの種類の商品の円滑な流通が安定
して行えるようにするべく予め商品を所定重量等に量目
を計算して包装した状態で取扱われる態様が用いられて
きている。特に、食品(食品素材を含む)等の商品にあ
たっては所定重量毎に袋詰め等のパッケージされた態様
での取引が単に供給側での取扱い上の便利さのみなら
ず、品質保証の観点から、また、消費者側においても、
使い勝手が良く、保健衛生上著しいメリットがある点か
ら広く定着してきている。
【0003】流通市場における供給側では所定サイズに
予め製袋された、例えば、紙、合成樹脂製のシートをラ
ミネートしたフィルム製等の既製の袋を供給して、袋に
所定重量に液状物やスナック菓子等の商品を充填して袋
詰めにする態様も採られているが、生産過程でのコスト
ダウンとスムースで効率の良い包装作業を図るべく包装
装置に対して、フィルムシートを直接給送して製袋を行
うとともに、商品の充填袋詰めを併せて行う自動包装の
態様が広く用いられて定着している。フィルムシートに
よる直接包装では防湿性、酸素等のガス透過性、紫外線
等の光線の透過性、不透過性等の特性を考慮して、充填
する商品に応じてラミネートを施し、これに更に内容表
示、写真等や広告、その他のカラー印刷等が加工された
フィルムシートを用いている。
【0004】以下、この種の従来の、包装装置に用いら
れる代表的な包装フィルムシート継ぎ装置の構成および
動作について、図15乃至図22を参照して説明する。
この包装フィルムシート継ぎ装置は、特願平2ー321
285号明細書及び図面に開示されているものであり、
品質の変化しにくいスナック菓子を包装対象とする包装
装置に適するものである。
【0005】図15は従来例のフィルムシートの斜視
図、図16は従来例の、先使用フィルムシートの使用終
端に対する後使用フィルムシートに使用始端の接着テー
プ貼着けを介しての接着態様を行う装置の全体概略斜視
図、図17は図16に示したフィルムシート保持体の斜
視図、図18は図16に示した押え体の断面図、図19
は図16の側面図、図20は図16に示した圧着体の斜
視図、図21は図20に示した圧着体に対するフィルム
シート保持体の開放状態側面図、図22は図20に示し
た圧着体に対するフィルムシート保持体の閉鎖状態側面
図である。
【0006】図19及び図22に示すように、この包装
フィルムシート継ぎ装置は、先使用シートロール1Xか
らの先使用フィルムシート11Xの使用終端13Xに対
し、後使用シートロール1’Xからの後使用フィルムシ
ート11’Xの使用始端14Xを重ね合わせ、重ね合わ
せ部分に対して接着テープ21Xのみによる貼着けで各
フィルムシート11X,11’Xの接着接続を行うもの
である。
【0007】図15に示すように、合成樹脂製のラミネ
ートタイプのフィルムシート11X,11’Xの表側に
は、所定の設計ピッチで宣伝広告や充填商品の説明文、
あるいは絵柄等の所定の印刷パターン15Xが形成さ
れ、それらの間の縁部分にはレジマーク12Xが同じく
印刷により設けられている。先使用フィルムシート11
Xの使用終端13X、後使用フィルムシート11’Xの
使用始端14Xの切断用のカットマーク16X,16’
Xも、左右一対ずつ送り方向に所定間隔で相隣あってフ
ィルムシート11X,11’Xの1袋分毎に印刷されて
いる。
【0008】図16乃至図22に示すように、包装装置
(不図示)のフレームの側面に正面視長方形状の接着板
22Xが固設され、接着板22Xに対し上部ピン22’
Xを介して正面視略同サイズの受け板23Xが開閉自在
に枢支されて閉状態で、先使用フィルムシート11Xと
後使用フィルムシート11’Xの接着テープ21Xのみ
による貼着け接続をする。接着板22Xと受け板23X
には、横方向に長溝24X,24X・・・が相対向して
所定条数凹設されており、各長溝24Xには、表面をゴ
ムライニングされた接着ローラ25X,25X・・・が
回動自在にピン枢支されて臨まされ、接着板22Xと受
け板23Xとの間に先使用及び後使用フィルムシート1
1X,11’Xを挟んで上方へ送給することができる。
【0009】接着板22Xの下側に所定距離離隔されて
ゴム板等を接着し、その表面に、先使用フィルムシート
11Xの使用終端13Xの接着位置指示マーク18X,
18’Xを直線でその間を結んで設けている。さらに、
その線の下部でその後部に取り付けた所定の光電検出装
置35Xで先使用フィルムシート11Xの終端末がその
位置を通過したら光線が入り、これを検出するためのス
リット孔18’’Xを貫通して設けた圧着体22’’X
が設けられている。圧着体22’’Xに対向して後使用
フィルムシート11’Xに対するフィルムシート保持体
27Xがその下端をフレーム(不図示)にアーム28X
を介して枢支されている。アーム28Xには引っ張りス
プリング29Xが設けられ、フィルムシート保持体27
Xの上部を、圧着体22’’Xに対し、密着できるよう
第一時的には若干離れて対向し、第二時的には光電検出
装置35Xから接着動作オンの信号を受けるとエアーシ
リンダー(不図示)等を作動して密着させ押圧するよう
にされている。
【0010】フィルムシート保持体27Xの圧着体2
2’’Xに対向する面には、仮止め装置としてのバキュ
ーム装置の孔30X,30Xが所定のマトリックス状の
行、列配置に設けられてバキュームパイプ31X及びホ
ース31’Xを介し、バキューム源32Xに接続されて
おり、調整バルブ32’Xにより負圧調整自在にされて
いる。フィルムシート保持体27Xの圧着体22’’X
に対向する面の内側に、後使用フィルムシート11’X
の使用始端14Xに対する指示マーク19’X,19’
Xがその間を結ぶ直線とともに刻印等により設けられて
いる。
【0011】初期セットの先使用シートロール1Xから
の先使用フィルムシート11Xは、駆動ローラ2’X、
押えローラ2’’Xにより送り出され、ガイドローラ2
Xを通り、若干の間隙を残して閉じられたフィルムシー
ト保持体27Xと圧着体22’’Xの間を通り、同じく
若干の隙間を残して対向する接着板22Xと受け板23
Xとの間を通り、押えローラ2’’Xにより押えられた
駆動ローラ2’Xの間を通り、ダンサーローラ3Xを経
て包装装置に送給され、包装作業に供される。連続的な
包装作業がなされてホッパを介して投下充填された商品
が所定形状に形成されると、初期装架セットの先使用フ
ィルムシート11Xが消費されてその使用終端13Xが
繰り出されるまでに、補充用の後使用シートロール1’
Xがアームにセットされる。
【0012】次に、フィルムシート保持体27Xの上部
を外側に引っ張り、アーム28Xがスプリング29Xに
抗して所定角度開くことにより、アーム28Xはフック
ノッチ(不図示)に係合してフィルムシート保持体27
Xを圧着体22’’Xに対し所定角度開いた第1次待機
姿勢状態を維持する。そこで、後使用シートロール1’
Xに巻とられている後使用フィルムシート11’Xの使
用始端14Xを引出し、アーム28X,28Xの間を通
して引き上げ、その前に予め、調整バルブ32’Xによ
りバキューム孔30Xの負圧を調整しておくことによ
り、引き上げた後使用フィルムシート11’Xの使用始
端14Xをフィルムシート保持体27Xの使用始端指示
マーク19’X,19’X間の線に沿うように、引き上
げて負圧により仮止めする。一旦仮止めされた後使用フ
ィルムシート11’Xの使用始端14Xの部分を引き剥
して使用始端指示マーク19’X,19’Xの部分に接
着テープ21Xをその接着面が上方にあるように、バキ
ューム孔30X,30Xの吸引力により接着テープ21
Xをフィルム幅寸法に切断した後仮止めし、後使用フィ
ルムシート11’Xの使用始端14X部分をこれに押し
付けることにより、接着テープ21Xの下半分は後使用
フィルムシート11’Xの使用始端14Xの縁部分に密
着される。
【0013】そこで、フィルムシート保持体27Xのア
ーム28Xをフック(不図示)から外して引っ張りスプ
リング29Xを介して、フィルムシート保持体27Xを
圧着体22’’X側に引き寄せ、フィルムシート保持体
27Xは圧着体22’’Xに近接し、一次的に若干の微
小隙間を残して止め圧着体22’’Xの使用終端指示マ
ーク18’X,18’Xに先使用フィルムシート11X
の使用終端13Xがその所定位置にくると、圧着体2
2’’Xに設けたスリット穴を通過し、これを光電検出
装置35Xが検出して電気信号を出して二次的にフィル
ム送り駆動ローラ2’Xを瞬時停止する。同時にフィル
ムシート保持体27Xを二次的に作動して後使用フィル
ムシート11’Xの使用始端14Xの接着部は押圧接着
させられることにより、後使用のフィルムシート11’
Xの使用始端14Xが先使用フィルムシート11Xの使
用終端13Xの接着部に重ね合わされ、接着テープ21
Xの上半分は先使用フィルムシート11Xに接着され、
先使用フィルムシート11Xと後使用フィルムシート1
1’Xとは連続的に一体的に接続される。
【0014】この動作が終わると、包装作業を再開し、
先使用フィルムシート11Xと後使用フィルムシート1
1’Xとは一体的に連続した状態で製袋ガイド(不図
示)へ連続して送給されていき、次のフィルムシートロ
ールからのフィルムシートに対する接続は上述作業を反
復する。なお、特願昭54ー083260号明細書及び
図面にも、上記包装フィルムシート継ぎ装置と同様な、
包装用材料の接続供給装置が開示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の包装フィル
ムシート継ぎ装置は、スナック菓子等の品質が変化しに
くい包装物を対象とする包装装置に設定されるものであ
り、以下に記載するような大きな問題点がある。
【0016】(1)ダンサーローラにより通常時のフィ
ルムシートの張力はある程度一定に保持されるものの、
フィルムシートの自動接続に際して、包装装置側からフ
ィルムシートが引っ張られ、張力の急激な変動すなわち
衝撃を吸収できず、また、フィルムシートにカットマー
ク及びレジマークを設けて、1つの光電管により前記カ
ットマーク及びレジマークを検出することは、フィルム
シートを一定速度で搬送させたり駆動ローラを停止させ
るために複雑な電気回路が必要であり、自動包装作業を
行うには現実的に不可能でアイデア段階のものである。
【0017】(2)先使用フィルムシートと後使用フィ
ルムシートとを接着テープのみにより接続するものなの
で、製袋ガイド等フィルム搬送方向が大きく変化する部
分や縦シール部分では、フィルムシートの接続部に大き
な力がかかることになり、前記接続部から剥離しやす
く、また、液状物等の包装物が機械周囲に飛散するなど
して長時間包装作業が中断することになる。これは、包
装装置の前段にこんにゃく製造等のように一定比率で混
練りする装置や殺菌装置等の投入機器が接続されている
場合は、品質の安定化を欠く原因となり包装物を多量に
破棄することになり、前記包装作業の中断は大問題とな
る。
【0018】(3)フィルムシートのたるみはダンサー
ローラによってある程度は吸収されるものの、接続部か
らの剥離の原因となるほか、フィルムシートに印刷され
た絵柄やマーク等の絵ズレや位置ズレ等が生じ、製袋カ
ット位置ズレを、包装作業を中断して再度調整をする等
製造ロスの原因となる。
【0019】(4)一旦フィルム接続部に剥離が生じる
と、先使用フィルムを取り外し、また後使用フィルムを
掛け替え、マーク位置の再調整をするため前段の投入機
器を長時間停止させ製品の安定化が低下する他、包装物
や投入パイプが外気に触れることになり包装物の2次汚
染の原因となり、フィルム包装による品質保証や保健衛
生上のメリットを失うことになる。
【0020】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、フィルムシートの接続部の
強度が大きくて、包装作業の中断が起こらず、また、マ
ークズレ等による製品ロスの少ない包装フィルムシ−ト
継ぎ装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、先使用シートロールから送給されるフィル
ムシートの使用終端と後使用シートロールから送給され
るフィルムシートの使用始端とを重ね合わせ、該重ね合
わせ部を接着テープで一体接続して連続させるようにし
た包装フィルムシート継ぎ装置において、先使用シート
ロールあるいは後使用シートロールから送給される、フ
ィルムピッチマークが所定のピッチで設けられたフィル
ムシートを、包装装置側へ給送する途上に設けられた一
対の開閉可能なフィルム継ぎ用開閉部材と、該一対のフ
ィルム継ぎ用開閉部材にそれぞれ設けられた、フィルム
シートの仮止め装置としてのバキューム手段を備えた一
対の吸着体と、少なくとも一方の吸着体の、他方の吸着
体に対向する部位に設けられた溶着用発熱体と、少なく
とも一方の吸着体を他方の吸着体へ移動させて押圧する
溶着用駆動手段とからなる熱溶着用ユニットと、該熱溶
着用ユニットとシートロールとの間に設けられた、先使
用フィルムシートロールから給送されるフィルムシート
を切断するための切断手段と、熱溶着用ユニットと前記
包装装置との間に設けられた、フィルムシートのフィル
ムピッチマークを検出するためのマーク検出手段と、熱
溶着用ユニットと前記包装装置との間に、フィルムシー
トを押圧する方向に移動自在に設けられかつフィルムシ
ートを屈曲させるように弾性部材で付勢されるローラを
備えたフィルム衝撃緩和手段と、先使用シートロールお
よび後使用シートロールのロール軸の近傍にそれぞれ設
けられた、フィルムシートの使用終端を検出する終端検
出手段と、終端検出手段がフィルムシートの終端を検出
した後に前記マーク検出手段がフィルムピッチマークを
検出すると、前記溶着用駆動手段を駆動させるととも
に、前記切断手段を駆動させる制御手段と、を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0022】また、フィルム衝撃緩和手段のローラは、
フィルムシートの接続時にのみ移動自在である。
【0023】さらに、フィルム衝撃緩和手段のローラ
は、フィルムシートの搬送方向に対してほぼ垂直方向に
移動自在に設けられた支持部材に、回転自在に支持され
たローラや、一端部において揺動自在に設けられたブラ
ケットの他端部に、回転自在に支持されたブランコロー
ラとすることができる。
【0024】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、先ず、一
方のフィルム継ぎ用開閉部材を開くとともに、後使用フ
ィルムシートの使用始端に、接着テープの半分を、その
接着面(粘着面)が先使用フィルムシート側に向くよう
に貼着け、後使用フィルムシートの使用始端を接着テー
プとともに一方の吸着体にバキューム手段により仮止め
しておく。こののち、一方のフィルム継ぎ用開閉部材を
閉じる。
【0025】包装装置とともに包装フィルムシート継ぎ
装置を起動し、包装作業を行い、この包装の進行にとも
なって、先使用フィルムシートが包装装置へ給送されそ
の消費が進行する。先使用フィルムシートの使用終端
が、該先使用フィルムシートのロール軸の近傍に設けら
れた終端検出手段により検出されると、その旨が制御手
段に入力される。この後より、継ぎ装置専用のマーク検
出手段が先使用フィルムシートのフィルムピッチマーク
を検出すると、その旨も制御手段に入力され、これによ
り、制御手段は発熱体を発熱させ、さらに、溶着用駆動
手段を駆動させるとともに、切断手段を駆動させる。そ
の結果、溶着用駆動手段によって一方の吸着体が他方の
吸着体に、先使用フィルムシート、後使用フィルムシー
ト及び接着テープを介して押圧され、この際、先使用フ
ィルムシートと後使用フィルムシートが接着テープによ
り接続されるとともに、発熱体の熱によっても先使用フ
ィルムシートと後使用フィルムシートが熱溶着されて接
続された後、先使用フィルムシートが切断される。
【0026】このように、フィルムシートの接続はフィ
ルムピッチマーク1ピッチ内で確実に行われ、また、包
装作業中に一方の吸着体が他方の吸着体に押圧されてい
る際、先使用フィルムシートは包装装置側側へ引っ張ら
れて大きな張力がかかるが、フィルム衝撃緩和手段のロ
ーラは弾性部材に対抗して先使用フィルムシートの屈曲
度が小さくなる方向に移動することにより、先使用フィ
ルムシートの引っ張り代が得られ、先使用フィルムシー
トの張力の急激な変動すなわちフィルムシートの継ぎ衝
撃が緩和され、フィルムシートの破れや波打ちやマーク
ズレが発生することなく自動包装を行える。
【0027】先使用フィルムシートが消費されたら、今
度は、後使用シートロールが先使用シートロールとな
り、消費された先使用フィルムシートのロール軸に新た
なシートロールを装着し、これを後使用シートロールと
する。そして、他方のフィルム継ぎ用開閉部材を開くと
ともに、後使用フィルムシートの使用始端に、接着テー
プの半分を、その接着面(粘着面)が先使用フィルムシ
ート側に向くように貼着け、後使用フィルムシートの使
用始端を前記接着テープとともに他方の吸着体にバキュ
ーム手段により仮止めしておく。こののち、他方のフィ
ルム継ぎ用開閉部材を閉じる。
【0028】この間、包装の進行にともなって、先使用
フィルムシートが包装装置へ給送されその消費が進行す
るが、フィルムシートの接続は、上記と同様に接着テー
プの他、熱溶着によって強固に行われる。
【0029】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0030】先ず、本発明の包装フィルムシート継ぎ装
置に適用される竪型充填包装装置について説明する。図
1は本発明の包装フィルムシート継ぎ装置の一実施例に
適用される竪型充填包装装置の概略図、図2は図1の要
部断面図である。
【0031】図1及び図2に示すように、この包装装置
は、投入ノズル2によって投入されるこんにゃく糊であ
る充填物Aを袋詰めするものである。メインパイプ6a
の内部には充填物Aを投入するための投入ノズル2が挿
通され、メインパイプ6aの略中央となる外周部にはフ
ィルムシート(後述する先使用フィルムシート)5を筒
状に成形するための製袋ガイド3が取り付けられてい
る。製袋ガイド3によって筒状に形成された筒状フィル
ム1は、製袋ガイド3の下方に設けられた竪シール部7
によってその合わせ面がヒートシール(熱溶着)され
る。フィルムシート5は本発明の後述する包装フィルム
継ぎ装置から供給される。
【0032】メインパイプ6aの下部には、それぞれが
2つの円盤状ローラにて構成され、4個のローラによっ
て筒状フィルム1を挟み込むフィルム送りローラ対8
a,8bと、筒状フィルム1に投入された充填物Aを扱
くための円柱状の2つのローラからなる扱きローラ対4
a,4bと、扱きローラ対4a,4bによって得られた
筒状フィルム1の空充填部をシールするための横シール
部9a,9bとが筒状フィルム1を挟んで対向するよう
にそれぞれ設けられている。扱きローラ対4a,4bの
それぞれは、充填物Aが投入された筒状フィルム1を下
方に移動させるために、筒状フィルム1の移動方向に垂
直な方向(図1における左右方向)に移動可能に構成さ
れている。横シール部9a,9bのうち、一方の横シー
ル部9aの略中央にはシールされた空充填部を切断する
カット刃10が設けられている。また、投入ノズル2の
下端には、下方に向けて広げられた2本のピンからなる
案内針6が取り付けられている。
【0033】上記のとおり構成された竪型充填包装装置
において、製袋ガイド3および竪シール部7によってフ
ィルムシート5を成形することによって得られる筒状フ
ィルム1は、フィルム送りローラ対8a,8bを駆動す
るモータ(不図示)の回転によって、案内針6によって
開いた状態とされて下方に所定量引き出され、この際、
竪シール部7によってその合わせ面がヒートシールされ
る。
【0034】この後、充填物Aの投入は、上記のとおり
フィルム送りローラ対8a,8bの回転が停止状態とさ
れ、扱きローラ対4a,4bおよび横シール部9a,9
bが開いた状態のときに行われる。投入終了後、扱きロ
ーラ対4a,4bは、筒状フィルム1を挟む方向に移動
し、フィルム送りローラ対8a,8bとともに図1中の
矢印方向に回転する。この回転によって筒状フィルム1
が下方に引き下げられるとともに、扱きローラ対4a,
4bによって空充填部が生じる。各ローラ対の回転によ
って、筒状フィルム1が引き下げられると、横シール部
9a,9bが筒状フィルム1を挟む位置まで移動し、筒
状フィルム1の横シールを行った後に、カット刃10に
よるフィルムピッチマーク(不図示)の部分の切断動作
が行われ、充填物Aが袋詰めされた袋詰め製品11が得
られる。この後、扱きローラ対4a,4bおよび横シー
ル部9a,9bが開いた状態とされ、上記の充填動作が
繰返し行われる。
【0035】次に、本発明の包装フィルムシート継ぎ装
置について説明する。
【0036】図3は本発明の包装フィルムシート継ぎ装
置の一実施例の概略図、図4は図3の概略左側面図、図
5は図3のB−B断面図、図6は図3のC−C断面図、
図7は図3のフィルム継ぎ用開閉部材の部分拡大図、図
8は図7の要部拡大図、図9は本発明に係わるフィルム
シートを示す図、図10は本発明においてフィルムシー
トの溶着中の状態を示す図、図11は本発明に係わるフ
ィルムシートの継ぎ部を示す図、図12は本実施例の包
装フィルムシート継ぎ装置の制御ブロック図、図13は
本発明に係わるフィルム継ぎ工程のフローチャートであ
る。
【0037】図3、図9及び図11に示すように、本発
明の包装フィルムシート継ぎ装置は、従来と同様に先使
用シートロール12からの先使用フィルムシート14の
使用終端89に対し、後使用シートロール15からの後
使用フィルムシート17の使用始端88を重ね合わせ方
式で接続する態様であるが、重ね合わせ部分に対して接
着テープ78及び熱溶着による貼着けで先使用および後
使用フィルムシート14,17の接続を自動的にかつ正
確に行う点で従来例と大きく相違する。
【0038】合成樹脂製のラミネートタイプのフィルム
シート14,17は、その表側には所定の設計ピッチで
宣伝広告や充填商品の説明文、あるいは、絵柄等の所定
の印刷パターン83が形成されており、それらの間の縁
部分にはフィルムピッチマークとしての光電管マーク8
4が同じく印刷により設けられている。この光電管マー
ク84は従来のカットマークを兼用し、すなわち、図9
中白矢印方向に送りを行った場合、先使用フィルムシー
ト14の使用終端89、後使用フィルムシート17の使
用始端88の切断用の光電管マーク84が左右一対ずつ
送り方向に所定間隔で相隣あって先使用および後使用フ
ィルムシート14,17の1袋分毎に印刷され、包装装
置側でその位置で規定した通りに正確に滑らかに前記カ
ット刃10(図1参照)により横切断が行われる。
【0039】図3乃至図6に示すように、包装装置(不
図示)の包装装置本体(フレーム)49の側面には、先
使用および後使用シートロール12,15が上下方向に
並んでセットされている。ブレーキおもり43およびお
もり44は、包装装置の非稼動時等に先使用および後使
用シートロール12,15のロール軸13,16の不必
要な回転を防止するものであり、ブレーキおもり43は
先使用シートロール12を周面を押圧し、おもり44は
後使用シートロール15のロール軸16に掛け回されて
使用される。先使用シートロール12の先使用フィルム
シート14は、複数の回転自在なテンションローラ1
8,19,80,87,29aと、後述する本発明のロ
ーラ35と、テンションローラ29b,29c,38,
39,45,40,41,42,42aとを経て包装装
置(不図示)側へ供給される(テンションローラ80,
87は図8参照)。ここで、符号45は包装装置専用に
設けられたダンサーローラを示し、このダンサーローラ
45は、包装作業中にフィルムシート14に掛かる張力
が一定になるように常に上下移動する。先使用シートロ
ール12の使用後に、後使用シートロール15の後使用
フィルムシート17は、複数の回転自在なテンションロ
ーラ20,21,28,79,86,29aと、後述す
る本発明のローラ35と、テンションローラ29b,2
9c,38,39,45,40,41,42,42aと
を経て包装装置へ供給される(テンションローラ79,
86,29は図8参照)。なお、テンションローラ28
は後述する第1のフィルム継ぎ用開閉部材32に設けら
れている。
【0040】包装装置本体49には、ほぼL字形状の開
閉部材支持用ブラケット47,48をそれぞれ介して金
属製の第1および第2のフィルム継ぎ用開閉部材32,
33が支持されている。第1および第2のフィルム継ぎ
用開閉部材32,33はそれぞれ、互いに対向する一対
の板部材からなり、その下端部が回動支点26,27に
より、開閉部材支持用ブラケット47,48に回動可能
にそれぞれ支持されている。また、第1および第2のフ
ィルム継ぎ用開閉部材32,33の上端部は、それぞれ
一対の固定用ピン30,31により開閉部材支持用ブラ
ケット47,48に支持され、それぞれの一対の固定用
ピン30,31を取り外すと、第1および第2のフィル
ム継ぎ用開閉部材32,33はそれぞれ下方向に回動し
て開く。なお、図1および図7において、第1および第
2のフィルム継ぎ用開閉部材32,33が閉じて互いに
対向した状態は実線で示され、第1および第2のフィル
ム継ぎ用開閉部材32,33が開いて図示しないストッ
パ部で支持されている状態は2点鎖線で示される。印字
機98は、フィルムシート14,17が包装装置側へ給
送される際に、フィルムシート14,17に製造年月日
等を印刷するものである。
【0041】(熱溶着用ユニットについて)図3乃至図
8に示すように、第1および第2のフィルム継ぎ用開閉
部材32,33には、複数の吸着穴52,55がそれぞ
れ配列された第1の吸着板53及び第2の吸着板56の
両端部が固定されている。第1の吸着板53及び第2の
吸着板56は、第1および第2のフィルム継ぎ用開閉部
材32,33が閉じた状態において互いに対向する吸着
面54,57をそれぞれ備えている。第1の吸着板53
は、熱溶着用エアシリンダ70により前記対向方向に移
動可能であって、熱溶着用押圧板を兼用している。各吸
着穴52,55は、各別のチューブ(不図示)を介して
吸着用切り換え電磁弁50に接続され、この吸着用切り
換え電磁弁50はバキューム源(不図示)に連通されて
いる。前記吸着用切り換え電磁弁50が後述する制御部
により切り換えられることで、第1の吸着板53と第2
の吸着板56との吸着動作を切り換えることができる。
第1の吸着板53及び第2の吸着板56には、後使用フ
ィルムシート17の使用始端の位置を指示するための、
従来と同様な使用始端指示マーク(不図示)がそれぞれ
設けられている。図8では、後使用フィルムシート17
の使用始端88は、第1の吸着板53にバキューム吸着
されて仮止めされており、これらのことから明らかなよ
うに、吸着穴52、前記チューブ(不図示)およびバキ
ューム源(不図示)等によりバキューム手段が構成され
ている。
【0042】図6、図7および図8に示すように、第2
の吸着板56の吸着面57の上下端部には、そのほぼ全
幅部分にわたって発熱体としてのニクロム線71,72
が設けられており、各ニクロム線71,72は、フィル
ムシートの幅寸法よりも広い範囲に設けられ、熱溶着用
発熱体回路73により所定のタイミングで通電され(高
周波インパルスが印加され)、瞬時に発熱する。後使用
フィルムシート17の使用始端88が第1の吸着板53
に仮止めされた状態で、ニクロム線71,72を発熱さ
せ、ここで、熱溶着用エアシリンダ70を起動して、第
1の吸着板53を第2の吸着板56に押圧すると(図1
0参照)、先使用フィルムシート14と後使用フィルム
シート17とを、接着テープ78と第1及び第2の熱溶
着部90,91によって接続される(図11の(a)参
照)。
【0043】(切断手段について)第1および第2のフ
ィルム継ぎ用開閉部材32,33には、カット刃64,
65をそれぞれ備えたカット刃ホルダーとしての第1お
よび第2のスライダー66,67がそれぞれ設けられて
いる。カット刃64,65はその先端が互いに対向する
ように配置され、その間には、開閉部材支持用ブラケッ
ト47,48に固定されたカット受け板85が位置して
いる。各カット刃64,65はそれぞれ第1のシリコン
マット76および第2のシリコンマット77に内包され
ている。第1および第2のスライダー66,67は、ス
ライダー軸68,69を一体的に備え、それぞれ第1お
よび第2のカット刃駆動用エアシリンダ60,61のロ
ッドに固定されている。上述した第1および第2のスラ
イダー66,67は、スライダー軸68,69に前記対
向方向に移動自在でかつ脱落しないように取付けられ、
ばね62及びばね63により互いに近付く方向すなわち
カット受け板85側に付勢されている。例えば、第2の
カット刃駆動用エアシリンダ61を起動し、第2のスラ
イダー67を前進させると、第2のカット刃65の先端
と第2のシリコンマット77とはほぼ同時にカット受け
板85に接触するが、これよりばね63は縮むことで、
第2のカット刃65の先端が第2のシリコンマット77
から突き出て、その結果、第2のカット刃65により先
使用フィルムシート14が切断される。
【0044】再び、図3に示すように、前記熱溶着ユニ
ットと包装装置との間には、マーク検出手段としての継
ぎ装置専用のフィルム継ぎ用光電管36および公知の包
装用光電管37が並んで配置されている。フィルム継ぎ
用光電管36および包装用光電管37はフィルムシート
の光電管マーク84(図9参照)を検出するものである
が、包装用光電管37からの検出信号は包装装置側の制
御ユニット(不図示)に入力されて、上述の横シール部
9a,9bやカット刃10(図1参照)の駆動タイミン
グをとるのに使用され、フィルム継ぎ用光電管36から
の検出信号は、包装フィルムシート継ぎ装置の後述する
制御部75(図12参照)に入力される。
【0045】(フィルム衝撃緩和手段について)前記熱
溶着ユニットの上方にはフィルム衝撃緩和手段99が設
けられている。開閉部材支持用ブラケット47,48に
はローラ35が設けられ、このローラ35は、フィルム
シート14の搬送方向(上下方向)に対してほぼ垂直方
向に移動自在である一対の支持部材46に、両端が回転
自在に支持されたローラである。すなわち、この一対の
支持部材46(一方の支持部材は不図示)は、L字状の
開閉部材支持用ブラケット47,48にそれぞれ固定さ
れた水平に張り出す一対のブラケット46aに対し水平
方向に移動自在にガイドされ、かつ弾性部材としての一
対のコイルばね92(一方のコイルばねは不図示)によ
り、前記ローラ35がフィルムシート14を屈曲させる
方向すなわち図3中右側に付勢されている。そして、ロ
ーラ35は、フィルムシート接続中にフィルムシート1
4が包装装置側に引っ張られると、一対のコイルばね9
2の弾性力に対抗して図3中左側に移動し、破線35’
(図7参照)の位置にくる。ローラ35の周面はアルミ
ニウムあるいはゴムで形成されたものとすることができ
る。
【0046】先使用シートロール12および後使用シー
トロール15のロール軸13,16の近傍に、シートフ
ィルム14,17の終端検出手段としての第1および第
2のフィルム終了リミットスイッチ22,24がそれぞ
れ設けられている。第1および第2のフィルム終了リミ
ットスイッチ22,24は棒状の検出片23,25をそ
れぞれ備え、先使用シートロール12および後使用シー
トロール15の先使用フィルムシート14、後使用フィ
ルムシート17の終端がテンションローラ18,20を
通過すると、検出片23,25は、テンションローラ1
8,20の周面にそれぞれ形成された溝51に入り込む
ことにより、前記終端を検出でき、その旨は後述する制
御部75(図12参照)に入力される。
【0047】図12に示すように、制御手段としての制
御部75は、第1及び第2のフィルム終了リミットスイ
ッチ22,24から終端検出信号を入力するとともに、
フィルム継ぎ用光電管36からもマーク検出信号を入力
する。設定部81は、包装装置で製造すべき袋詰め製品
の所定の数を設定するためのものであり、カウンタ93
は包装装置で製造される袋詰め製品11(図1参照)の
数をカウントする。図3、図8および図11の(a)に
示したように、第1のフィルム終了リミットスイッチ2
2が先使用シートフィルム14の終端を検出した後にマ
ーク検出手段としてのフィルム継ぎ用光電管36が光電
管マーク84を検出すると、制御部75は、熱溶着用発
熱体回路73にニクロム線71,72を発熱させる信号
を出力し、さらに、熱溶着用エアシリンダ70を起動す
るとともに、第2のカット刃駆動用エアシリンダ61を
駆動させる。自動/手動切換スイッチ74は、先使用フ
ィルムシート14の終端が検出された後に接続工程を自
動的に行うか、仕様換え等の際に先使用フィルムシート
14の終端が検出されない以前に接続工程を手動で行う
かを切り換えるスイッチである。
【0048】次に、本実施例の包装フィルムシート継ぎ
装置の動作について詳細に説明する。
【0049】先ず、通常の自動接続について説明する。
図3に示したように、先使用シートロール12は前回の
包装作業における後使用シートロールに相当するもので
あり、先使用シートロール12の先使用フィルムシート
14の先端は、複数のテンションローラ18,19,8
0,87,29a,29b,29c,38,39,4
0,41,42,42a(テンションローラ80,87
は図8参照)を経て不図示の竪型充填包装装置に導かれ
ている。後使用シートロール15を包装フィルムシート
継ぎ装置にセットし、また、固定用ピン30を取り外し
て第1のフィルム継ぎ用開閉部材32を2点鎖線で示す
ように下方へ回動した位置に待機させておく。後使用シ
ートロール15の後使用フィルムシート17を手で繰り
出して、複数のテンションローラ20,21,28に順
次掛け回し、図8に示したように、その使用始端88に
接着テープ78の約半分を貼着け、使用始端88を接着
テープ78とともに、第1の吸着板53の使用始端指示
マーク(不図示)に合わせバキューム吸着する。そし
て、第1のフィルム継ぎ用開閉部材32を上方へ回動さ
せ、一対の固定用ピン30によりその位置に保持する。
ここでは、吸着用切り換え電磁弁50により第1の吸着
板53のみがバキューム状態になっている。
【0050】竪型充填包装装置を起動し、充填包装の進
行に伴って先使用フィルムシート14が消費される。先
使用フィルムシート14の消費が進行し、先使用フィル
ムシート14の終端がテンションローラ18を過ぎる
と、第1のフィルム終了リミットスイッチ22の検出片
23が作動して、先使用フィルムシート14の使用終端
89を検出し(図13中、ステップ94)、その旨が制
御部75に入力される。該入力以降、フィルム継ぎ用光
電管36が初めて先使用フィルムシート14の光電管マ
ーク84を検出すると(図13中、ステップ95)、制
御部75は、熱溶着用発熱体回路73にニクロム線7
1,72を発熱させ(図13中、ステップ96)、さら
に、熱溶着用エアシリンダ70を起動させるとともに、
第2のカット刃駆動用エアシリンダ61を駆動させる。
これにより、図10に示すように、第1の吸着板53が
前進し、先使用フィルムシート14の裏面および後使用
フィルムシート17の表面が接着テープ78による接着
の他、熱溶着により継がれ、第2のカット刃65が前進
し、先使用フィルムシート14が切断され(図13中、
ステップ97)、包装フィルムシートの継ぎすなわち接
続が終了する。このとき、上記フィルム継ぎ用光電管3
6の作用により、先使用フィルムシート14の光電管マ
ーク84と後使用フィルムシート17の光電管マーク8
4は重なり、フィルム接続部は光電管マーク84のほぼ
中央部にある。
【0051】このように、包装フィルムシートの接続は
光電管マーク1ピッチ内で確実に行われ、また、包装作
業中に一方の吸着体53が他方の吸着体56に押圧され
ている際、すなわちフィルムシート接続中に、先使用フ
ィルムシート14は包装装置側へ引っ張られて大きな張
力がかかるが、フィルム衝撃緩和手段99のローラ35
は先使用フィルムシート14の屈曲度が小さくなる方向
(図3および図7中左側)に一対のコイルばね92の弾
性力に対抗して移動することにより、先使用フィルムシ
ート14の引っ張り代が得られ、先使用フィルムシート
14の張力の急激な変動すなわち先使用フィルムシート
14の継ぎ衝撃が緩和され、先使用フィルムシート14
の破れや波打ちやマークズレが発生することなく自動包
装を行える。さらに、当然のことながら、フィルムシー
ト接続の際包装装置を停止させる必要もない。
【0052】本実施例では、フィルム衝撃緩和手段99
のローラ35がフィルムシート14の搬送方向に対して
ほぼ垂直方向に移動自在なものを用いることにより、フ
ィルムシート14の引っ張り代を長く取れ(例えば光電
管マークの複数ピッチ分)、高速包装装置に極めて有効
である。なお、通常時には一対の支持部材46aを何等
かの固定手段により固定しておき、一対の支持部材46
aは、フィルムシートの接続時のみ、すなわち一方の吸
着板が他方の吸着板に押圧される直前から前記押圧が解
除された後までの間のみガイド部材46に対して移動自
在であればよい。
【0053】後使用シートロール15すなわち次の先使
用シートロール(以下、Aシートロールと称する)のフ
ィルムシート(以下、Aフィルムシートと称する)17
が包装装置へ供給されている間、消費された先使用シー
トロール12が装着されていたロール軸13に新たなシ
ートロール(不図示)を装着し、これを次の後使用シー
トロール(以下、Bシートロールと称する)とする。ま
た、一対の固定用ピン31を取り外して第2のフィルム
継ぎ用開閉部材33を2点鎖線で示すように下方へ回動
した位置に待機させておく。Bシートロールのフィルム
シート(以下、Bフィルムシートと称する)を手で繰り
出して、テンションローラ20,21,28に順次掛け
回し、図8と同様な方式で、その使用始端に接着テープ
の半分を貼着け、使用始端を接着テープとともに、第2
の吸着板56にバキューム吸着する。そして、第2のフ
ィルム継ぎ用開閉部材33を上方へ回動させ、一対の固
定用ピン31によりその位置に保持する。ここでは、吸
着用切り換え電磁弁50により第2の吸着板56のみが
バキューム状態になっている。
【0054】Aフィルムシート17の消費が進行し、A
フィルムシート17の終端がテンションローラ20を過
ぎると、第2のフィルム終了リミットスイッチ24の検
出片25が作動して、Aフィルムシート17の使用終端
を検出し、その旨が制御部75に入力される。該入力以
降、フィルム継ぎ用光電管36が初めてAフィルムシー
ト17の光電管マーク84を検出すると、制御部75
は、熱溶着用発熱体回路73にニクロム線71,72を
発熱させ、さらに、熱溶着用エアシリンダ70を起動さ
せるとともに、第1のカット刃駆動用エアシリンダ60
を駆動させる。これにより、図10に示したように、第
1の吸着板53が前進し、Aフィルムシート17の表面
およびBフィルムシートの表面が接着テープによる接着
の他、熱溶着により継がれ、第1のカット刃64が前進
し、Aフィルムシート17が切断され(図13中、ステ
ップ97)、包装フィルムの継ぎすなわち接続が終了す
る。ここでは、図11の(b)に示すような接続態様に
なり、Aフィルムシート17の表面とBフィルムシート
の裏面とが接続される。これ以降、上述した動作が繰り
返される。
【0055】本実施例では、フィルムシートの図柄やマ
ーク等の表示事項等の絵ズレ等や位置ズレが生じること
なく、フィルムシートの連続接続が可能となり、正確な
設計通りの包装がなされる。すなわち、先使用フィルム
シートが包装装置側へ引っ張られて大きな張力がかかる
と、フィルム衝撃緩和装置のローラは先使用フィルムシ
ートの屈曲度が小さくなる方向に移動することにより、
先使用フィルムシートの引っ張り代が得られ、先使用フ
ィルムシートの継ぎ衝撃を確実に吸収できる。また、フ
ィルムシートに、カットマークを兼用するレジマークを
設けて、専用の光電管で前記レジマークを検出するによ
り、複雑な電気回路が不要で、フィルムシートを一定速
度で搬送してマークずれが発生することなく自動包装作
業を容易に行うことができる。先使用シートロールと後
使用シートロールとは何サイクルも反復されるので、昼
夜兼行稼動等の長時間連続作業が続行される。また、包
装、製袋における製品精度に対する信頼状態も低下する
ことがなく、包装の稼動効率の低下をもたらせないこと
になる。なお、包装装置では間欠送りがなされるが、ダ
ンサーローラが設けられていることにより、フィルムシ
ートの張力は一定に保たれる。
【0056】自動包装に関しては、能率向上、稼動効率
アップ、流通市場での安定した供給を図るため等やコス
トダウンを図るべく、長時間、例えば、昼夜連続の自動
包装等を行う場合が多くあり、シートロールが、例え
ば、1ユニット約1000メートル分が一定時間の連続
使用に供されることがあるので、本発明は極めて有効で
ある。
【0057】次に、先使用フィルムシートの終端が検出
されない以前に行う、仕様換え等の際の接続工程につい
て説明する。
【0058】図3に示したように、先使用シートロール
12は前回の包装作業における後使用シートロールに相
当するものであり、先使用シートロール12の先使用フ
ィルムシート14の先端は、複数のテンションローラ1
8,19,80,87,29a,29b,29c,3
8,39,40,41,42,42a(テンションロー
ラ80,87は図8参照)を経て不図示の竪型充填包装
装置に導かれている。後使用シートロール15を包装フ
ィルム継ぎ装置にセットし、また、一対の固定用ピン3
0を取り外して第1のフィルム継ぎ用開閉部材32を2
点鎖線で示すように下方へ回動した位置に待機させてお
く。後使用シートロール15の後使用フィルムシート1
7を手で繰り出して、複数のテンションローラ20,2
1,28に順次掛け回し、図8に示したように、その使
用始端88に接着テープ78の半分を貼着け、使用始端
88を接着テープ78とともに、第1の吸着板53にバ
キューム吸着する。そして、第1のフィルム継ぎ用開閉
部材32を上方へ回動させ、一対の固定用ピン30によ
りその位置に保持する。ここでは、吸着用切り換え電磁
弁50により第1の吸着板53のみがバキューム状態に
なっている。
【0059】設定部81に製造すべき袋詰め製品の数を
設定し、竪型充填包装装置を起動し、充填包装の進行に
伴って先使用フィルムシート14が消費される。製造さ
れる袋詰め製品11(図1参照)の数がカウンタ93に
よりカウントされ、カウント数が設定部81の設定値と
一致したら、制御部75は、熱溶着用発熱体回路73に
ニクロム線71,72を発熱させ(図13中、ステップ
96)、さらに、熱溶着用エアシリンダ70を起動させ
るとともに、第2のカット刃駆動用エアシリンダ61を
駆動させる。これにより、図10に示すように、第1の
吸着板53が前進し、先使用および後使用フィルムシー
ト14,17が接着テープ78および熱溶着により継が
れるとともに、第2のカット刃65が前進し、先使用フ
ィルムシート14が切断され(図13中、ステップ9
7)、包装フィルムの継ぎが終了する。
【0060】次に、手動切り換え操作について説明す
る。
【0061】竪型充填包装装置を起動し、充填包装の進
行に伴って先使用フィルムシートが消費される。仕様換
えのときがきたら、自動/手動切換スイッチ74を手動
側へ切り換えると、制御部75は、熱溶着用発熱体回路
73にニクロム線71,72を発熱させ(図13中、ス
テップ96)、さらに、熱溶着用エアシリンダ70を起
動させるとともに、第2のカット刃駆動用エアシリンダ
61を駆動させる。これにより、図10に示すように、
第1の吸着板53が前進し、先使用および後使用フィル
ムシート14,17が接着テープ78および熱溶着によ
り継がれるとともに、第2のカット刃65が前進し、先
使用フィルムシート14が切断され(図13中、ステッ
プ97)、包装フィルムシートの継ぎが終了する。
【0062】図14は、本発明のフィルムシート継ぎ装
置のフィルム衝撃緩和手段の変形例を示す図である。
【0063】ブランコローラ35aは、一端部が一対の
開閉部材支持用ブラケット47(一方の開閉部材支持用
ブラケットは不図示)にそれぞれ揺動自在に支持された
一対のブラケット34(一方のブラケットは不図示)の
他端部に回転自在に支持されている。また、一対のブラ
ケット34の前記他端部にはテンションローラ29の端
が回転自在に支持されているとともに、一対のブラケッ
ト34の他端部と一対の開閉部材支持用ブラケット47
との間にそれぞれ掛けられた一対コイルばね92a(一
方のコイルばねは不図示)により、ブランコローラ35
aがフィルムシート14を押圧する方向に付勢されてい
る。前記ブランコローラ35は、フィルムシート14が
包装装置側に引っ張られると、一対コイルばね92aの
弾性力に対抗して図14中右側へ揺動し、2点破線35
a’の位置にくる。この例は、図3に示した例よりもフ
ィルムシートの引っ張り代は短いが、この場合も好適に
機能するものである。もちろん、この場合も、一対のブ
ラケット34は、フィルムシートの接続時のみ、すなわ
ち先使用フィルムシートが包装装置に引っ張られる際に
のみ揺動自在であればよい。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0065】(1)フィルムシートの接続に際して、フ
ィルムシートが包装装置側へ引っ張られて大きな張力が
かかると、フィルム衝撃緩和手段のローラはフィルムシ
ートの屈曲度が小さくなる方向に移動し、フィルムシー
トの引っ張り代が得られるので、フィルムシートの張力
の急激な変動すなわちフィルムシートの継ぎ衝撃を緩和
でき、また、フィルムシートに、カットマークを兼用す
るレジマークを設けて、継ぎ装置専用の光電管で前記レ
ジマークを検出するという現実的な手法を採用すること
により、従来のような駆動ローラを駆動するための複雑
な電気回路が不要で、フィルムシートを一定速度で搬送
してマークずれが発生することなく自動包装作業を行う
ことができる。
【0066】(2)先使用フィルムシートと後使用フィ
ルムシートとを接着テープの他に、熱溶着により接続す
るものなので、製袋ガイド等のフィルム搬送方向が大き
く変化する部分や縦シール部分で、フィルムシートの接
続部に大きな力がかかっても、前記接続部からの剥離が
発生せず、また、液状物等の包装物が機械周囲に飛散す
るなどして長時間包装作業が中断することもない。これ
は、包装装置の前段にこんにゃく製造等のように一定比
率で混練りする装置や殺菌装置等の投入機器が接続され
ている場合は、従来の品質の安定化を欠く問題や包装物
を多量に破棄するという問題を解消する上で極めて有効
である。
【0067】(3)フィルムシートのたるみは、従来の
ダンサーローラ及び本発明に係わるフィルム衝撃緩和手
段のローラによって確実に吸収され、接続部からの剥離
の原因が解消される他、フィルムシートに印刷された絵
柄やマーク等の絵ズレや位置ズレ等の起こらず、製袋カ
ット位置ズレに対し包装作業を中断して再度調整をする
必要がなく、製造ロスが発生しない。
【0068】(4)フィルム接続部に剥離が生じないこ
とから、従来にような、先使用フィルムを取り外し、ま
た後使用フィルムを掛け替え、マーク位置の再調整をす
るため前段の投入機器を長時間停止させ製品の安定化が
低下することもなく、また、包装物や投入パイプが外気
に触れることによる包装物の2次汚染の恐れもなく、フ
ィルム包装による品質保証や保健衛生上のメリットを充
分に享受できる。
【0069】(5)フィルムシートの接続はフィルムピ
ッチマーク1ピッチ内で行われるので、包装物としての
こんにゃく糊の練り機等前段投入機器を停止する必要が
なく、連続運転が可能となり、製品の安定性が高まる。
【0070】また、フィルム衝撃緩和手段のローラがフ
ィルムシートの搬送方向に対してほぼ垂直方向に移動自
在なものを用いることにより、フィルムシートの引っ張
り代を長く取れ(例えば光電管マークの複数ピッチ
分)、高速包装装置に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装フィルム継ぎ装置の一実施例に適
用される竪型充填包装装置の概略図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明の包装フィルム継ぎ装置の一実施例の概
略図である。
【図4】図3の概略左側面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】図3のフィルム継ぎ用開閉部材の部分拡大図で
ある。
【図8】図7の要部拡大図である。
【図9】本発明に係わるフィルムシートを示す図であ
る。
【図10】本発明においてフィルムシートの溶着中の状
態を示す図である。
【図11】本発明に係わるフィルムシートの継ぎ部を示
す図である、(a)は先使用フィルムシートを第1の吸
着板に仮止めした場合を示し、(b)は先使用フィルム
シートを第2の吸着板に仮止めした場合を示している。
【図12】本実施例の包装フィルム継ぎ装置の制御ブロ
ック図である。
【図13】本発明に係わるフィルムシート継ぎ(接続)
工程のフローチャートである。
【図14】本発明の包装フィルムシート継ぎ装置のフィ
ルム衝撃緩和手段の変形例を示す図である。
【図15】従来例の重ね合わせ接着方式によるフィルム
シートの斜視図である。
【図16】従来例の自動継ぎ方式による先使用フィルム
シートの使用終端に対する後使用フィルムシートに使用
始端の接着テープ貼着けを介しての接着態様を行う装置
の全体概略斜視図である。
【図17】図16に示したフィルムシート保持体の斜視
図である。
【図18】図16に示した押え体の断面図である。
【図19】図16の側面図である。
【図20】図16に示した圧着体の斜視図である。
【図21】図20に示した圧着体に対するフィルムシー
ト保持体の開放状態側面図である。
【図22】図同閉鎖状態側面図である。
【符号の説明】
A 充填物(こんにゃく糊) 1 筒状フィルム 2 投入ノズル 3 製袋ガイド(セーラ) 4a,4b 扱きローラ対 5 フィルムシート(先使用フィルムシート) 6 案内針 6a メインパイプ 7 竪シール部 8a,8b フィルム送りローラ対 9a,9b 横シール部 10 カット刃 11 袋詰め品(こんにゃく製品) 12 先使用シートロール 13 ロール軸 14 先使用フィルムシート 15 後使用シートロール 16 ロール軸 17 後使用フィルムシート 18 テンションローラ 19 テンションローラ 20 テンションローラ 21 テンションローラ 22 第1のフィルム終了リミットスイッチ 23 検出片 24 第2のフィルム終了リミットスイッチ 25 検出片 26,27 回動支点 28 テンションローラ 29a,29b,29c テンションローラ 30,31 固定用ピン 32 第1のフィルム継ぎ用開閉部材 33 第2のフィルム継ぎ用開閉部材 34 ブラケット 35,35’ フィルム衝撃緩和手段のローラ 35a,35a’ ブランコローラ 36 フィルム継ぎ用光電管 37 包装用光電管 38 テンションローラ 39 テンションローラ 40 テンションローラ 41 テンションローラ 42,42a テンションローラ 43 ブレーキおもり 44 おもり 45 ダンサーローラ 46 支持部材 46a ガイド部材 47,48 開閉部材支持用ブラケット 49 包装装置本体 50 吸着用切り換え電磁弁 51 溝 52 吸着穴 53 第1の吸着板(熱溶着用押圧板) 54 吸着面 55 吸着穴 56 第2の吸着板(溶着受け板) 57 吸着面 58,59 溶着部 60 第1のカット刃駆動用エアシリンダ 61 第2のカット刃駆動用エアシリンダ 62 ばね 63 ばね 64 第1のカット刃 65 第2のカット刃 66 第1のスライダー 67 第2のスライダー 68 第1のスライダー軸 69 第2のスライダー軸 70 熱溶着用エアシリンダ 71,72 ニクロム線 73 熱溶着用発熱体回路 74 自動/手動切換スイッチ 75 制御部 76 第1のシリコンマット 77 第2のシリコンマット 78 接着テープ 79,80 テンションローラ 81 設定部 82 接着面 83 印刷パターン 84 光電管マーク(フィルムピッチマーク) 85 カット受け板 86 テンションローラ 87 テンションローラ 88 使用始端 89 使用終端 90 第1の熱溶着部 91 第2の熱溶着部 92 コイルばね 92a コイルばね 93 カウンタ 94,95,96,97 ステップ 98 印字機 99,99a フィルム衝撃緩和手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先使用シートロールから送給されるフィ
    ルムシートの使用終端と後使用シートロールから送給さ
    れるフィルムシートの使用始端とを重ね合わせ、該重ね
    合わせ部を接着テープで一体接続して連続させるように
    した包装フィルムシート継ぎ装置において、 先使用シートロールあるいは後使用シートロールから送
    給される、フィルムピッチマークが所定のピッチで設け
    られたフィルムシートを、包装装置側へ給送する途上に
    設けられた一対の開閉可能なフィルム継ぎ用開閉部材
    と、 該一対のフィルム継ぎ用開閉部材にそれぞれ設けられ
    た、フィルムシートの仮止め装置としてのバキューム手
    段を備えた一対の吸着体と、少なくとも一方の吸着体
    の、他方の吸着体に対向する部位に設けられた溶着用発
    熱体と、少なくとも一方の吸着体を他方の吸着体へ移動
    させて押圧する溶着用駆動手段とからなる熱溶着用ユニ
    ットと、 該熱溶着用ユニットとシートロールとの間に設けられ
    た、先使用フィルムシートロールから給送されるフィル
    ムシートを切断するための切断手段と、 熱溶着用ユニットと前記包装装置との間に設けられた、
    フィルムシートのフィルムピッチマークを検出するため
    のマーク検出手段と、 熱溶着用ユニットと前記包装装置との間に、フィルムシ
    ートを押圧する方向に移動自在に設けられかつフィルム
    シートを屈曲させるように弾性部材で付勢されるローラ
    を備えたフィルム衝撃緩和手段と、 先使用シートロールおよび後使用シートロールのロール
    軸の近傍にそれぞれ設けられた、フィルムシートの使用
    終端を検出する終端検出手段と、 終端検出手段がフィルムシートの終端を検出した後に前
    記マーク検出手段がフィルムピッチマークを検出する
    と、前記溶着用駆動手段を駆動させるとともに、前記切
    断手段を駆動させる制御手段と、を備えていることを特
    徴とする包装フィルムシート継ぎ装置。
  2. 【請求項2】 フィルム衝撃緩和手段のローラは、フィ
    ルムシートの接続時にのみ移動自在である請求項1に記
    載の包装フィルムシート継ぎ装置。
  3. 【請求項3】 フィルム衝撃緩和手段のローラは、フィ
    ルムシートの搬送方向に対してほぼ垂直方向に移動自在
    に設けられた支持部材に、回転自在に支持されたローラ
    である請求項1または2に記載の包装フィルムシート継
    ぎ装置。
  4. 【請求項4】 フィルム衝撃緩和手段のローラは、一端
    部において揺動自在に設けられたブラケットの他端部
    に、回転自在に支持されたブランコローラである請求項
    1または2に記載の包装フィルムシート継ぎ装置。
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