JPH074067Y2 - 野球盤 - Google Patents

野球盤

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JPH074067Y2
JPH074067Y2 JP1990102672U JP10267290U JPH074067Y2 JP H074067 Y2 JPH074067 Y2 JP H074067Y2 JP 1990102672 U JP1990102672 U JP 1990102672U JP 10267290 U JP10267290 U JP 10267290U JP H074067 Y2 JPH074067 Y2 JP H074067Y2
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JP
Japan
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spring
locked
board
locking projection
long groove
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JP1990102672U
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English (en)
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JPH0460277U (ja
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雅哉 佐々野
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Bandai Co Ltd
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Bandai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は野球盤に関し、さらに詳しくは、球体の投球手
段と、これに対向するバットの駆動手段を具えた野球盤
の構造に関するものである。
「従来の技術」 従来、野球盤玩具においては、野球場に模した盤台が形
成され、同盤台には球体の投球手段と、これに対向する
バットの駆動手段か形成されていた。この球体の投球手
段としては、特開昭57-125774号公報のような発明があ
る。この発明は、盤台上の発射筒に挿入された球体の後
部に移動自在に球体を射出する射出片を備えた作動軸を
設け、同作動軸の後端を持って、これに連係された付勢
用のスプリングの弾性に抗して後方に引張り、そして解
放することによって、スプリングの復帰弾発力によって
作動軸を前方に押出し、発射筒内の球体を射出片によっ
て打ち出す様に構成されていた。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来形の構造によると、スプリング
の係止端を、盤台の裏側に固定しているのでスプリング
の弾発力をそれ自体で調節することができず、専ら作動
軸の引き加減でスプリングの復帰弾発力を調節してお
り、ゲーム中にその操作が見え、相手に投球内容が予測
される等の欠点を有していた。
本考案は上記従来形の欠点に鑑み考案されたものであっ
て、作動軸の移動距離を変えることなく、スプリングの
係止端を移動自在に形成することにより、スプリングの
弾発力を調節可能にした野球盤を提供することを目的と
する。。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するための本考案の野球盤は下記の要
件を具えてなるものである。すなわち、 (イ)盤台には、球体の投球手段と、これに対向するバ
ットの駆動手段が設けられていること。
(ロ)球体の投球手段は、バットの駆動手段側に開口が
形成された球体の発射筒と、発射筒内の球体を射出する
射出片と、射出片を開口側に付勢するスプリングと、射
出片をスプリングの弾性に抗して開口と反対側の方向に
引き寄せる作動軸とからなること。
(ハ)スプリングは、一端が作動軸に係止され、他端が
摺動軸に係止されていること。
(ニ)摺動軸は、盤台にスプリングを伸縮できる方向に
向かって摺動自在に設けられ、この一側に係止突起が設
けられていること。
(ホ)盤台には、スプリングの弾性により一方向に付勢
される上記係止突起を摺動自在に係合する長溝が形成さ
れ、この長溝の一側には上記係止突起を係止する少なく
とも1個の係止溝が一体に形成されていること。
(ヘ)スプリングは、係止突起が長溝の長手方向の一方
の縁に係止されている時と係止溝に係止されている時で
弾発力が異なるように構成されていること。
「作用」 本考案は、上記構成を有するから、作動軸を後退させる
とスプリングの一端が引っ張られ、スプリングを介し
て、スプリングの他端に係止された摺動軸も後退しよう
とする。摺動軸は、これの係止突起が長溝の長手方向の
縁に係止され後退できず、スプリングの他端が固定され
る。作動軸が後退すると、スプリングが伸びて弾性が蓄
えられ、作動軸を解放すると、スプリングの復帰弾発力
によって射出片が瞬時に押し出され、発射筒内の球体を
射出することができる。
次に、摺動軸の係止突起をスプリングの弾性に抗して長
溝の係止溝に係止させるとスプリングの他端が引っ張ら
れて固定され、スプリングが伸びスプリングの弾発力が
強くなる。この状態で上記したのと同様に、作動軸を後
退させるとスプリングの一端が引っ張られ、スプリング
がさらに伸びて弾性が蓄えられる。この状態で作動軸を
解放すると、係止突起を長溝の縁に係止させた場合に較
べてスプリングの弾発力が強まっているので、発射筒内
の球体をより速く射出することができる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。1
は野球場に模した平面2とすり鉢状の観覧席3が形成さ
れた盤台であって、同盤台1には球体の投球手段10と、
これに対向するバットの駆動手段40が形成されている。
この投球手段10には盤台1のホームベース4の裏面に形
成された軸受5に一端が軸受けされ、バックスクリーン
側の下部に形成された切欠き6を通して導出され、上記
軸受5を支点として左右に揺動自在に取付けられた枠部
材11が形成されている。この枠部材11には盤台1のピッ
チャーマウンド付近に形成された開口7を通して突出す
る案内部材12が取りつけられている。この案内部材12に
はスチールボール等の複数の球体aを収容する漏斗状の
保持部13と、保持部13の最下部に形成された孔14に連な
る発射筒15とからなっている。この発射筒15にはホーム
ベース4側に開口15aが形成され、枠部材11に形成され
た溝16に沿って移動する射出片17が装設されている。こ
の射出片17は、枠部材11の裏面に形成された一対のガイ
ド板18、18内を摺動する摺動体19に一体に取り付けられ
ており、この摺動体19には作動軸20の一端が取り付けら
れている。作動軸20の他端には、枠部材11の端部に形成
された溝21に沿って、作動軸20を操作するための操作レ
バー22が設けられている。又作動軸20の同操作レバー22
近傍にはフック23が固設されており、このフック23に付
勢用のコイルスプリング24の一端が係止されている。
又、付勢用スプリング24の他端には、枠部材11の裏面に
突出された一対の案内部材25に沿って摺動する摺動軸26
の先端に形成されたフック27に係止されている。この摺
動軸26の上部には係止突起28が突設されており、この係
止突起28は枠部材11に形成された長溝30から突出するよ
うになっている。この長溝30は略F字形に形成され、係
止突起28を係止する第1と第2の溝31、32が形成されて
いる。
一方、上記バットの駆動手段40は、盤台1のホームベー
ス4の両側のバッターボックス8内に形成された軸受4
1,42に夫々回動動自在に軸受けされたバットbの保持軸
43,44が設けられている。この保持軸43、44は盤台1の
裏側において、ピニオン45、46が形成され、このピニオ
ン45、46には、二股状の作動板47の両側に形成されたラ
ック48、49が噛合するようになっている。この作動板47
は、盤台1の後角部に突設された操作枠体50の内側に前
後移動自在に設けられ、作動板47の上部に突設された操
作板51が、操作枠体50に形成された開口52を通して突出
している。この作動板47の一端にはフック53が設けら
れ、このフック53に作動板47を付勢するためのコイルス
プリング54の一端が係止されている。又、付勢用スプリ
ング54の他端には、操作枠体50の裏面に突出された案内
部材55と操作枠体50の側壁に沿って摺動する摺動軸56の
先端に形成されたフック57に係止されている。この摺動
軸56の上部には、係止突起58が突設されており、この係
止突起58は操作枠体50に形成された長溝59から突出する
ようになっている。この長溝59は略F字形に形成され、
係止突起58を係止する第1と第2の溝60、61が形成され
ている。
以上の様な構成により、上記投球手段10の操作レバー22
をコイルスプリング24に抗して引張ると、同操作レバー
22に連なる作動軸20を介して射出片17が後退し、保持部
13内の一つの球体aが発射筒15内に落下する。この状態
から操作レバー22を離すと、スプリング24の弾発力によ
って操作レバー22は瞬時に押し出され、上記作動軸20を
介して射出片17が前進して発射筒15内の球体aが射出さ
れる。
なお、係止突起28を長溝30の第1の溝31に係止すると、
コイルスプリング24が一番伸びた状態となり、弾発力が
高められ、高速で球体aを射出することができる。又、
係止突起28を長溝30の第2の溝32に係止するとコイルス
プリング24の弾発力が若干緩められ、中速で球体aを射
出することができる。さらに係止突起28を第1、第2の
溝31、32に係止しない場合は、コイルスプリング24が一
番縮んだ状態となり、弾発力が弱く、低速で球体aを射
出することになる。
この投球動作の際に、上記投球手段10の枠部材11は軸受
5を支点として揺動でき、これと一体にピッチャーマウ
ンド側の発射筒15の角度を任意に設定できるので、その
角度に応じてバッターボックス8に対する投球の角度を
変えることができる。
一方、これと平行して上記バットの駆動手段40の操作板
51を持ってスプリング54に抗して後退させると、作動板
47のラック48に噛合するピニオン45と一体のバットbの
保持軸43が回動して、バットbを構えた形となる。そし
て投球手段10の操作による球体aの投球動作にタイミン
グを合わせて、上記操作板51を離すと、スプリング54の
復帰弾発力によって、作動板47が駆動され、そのラック
48の移動に伴うピニオン45の回転と一体にバットbの振
り抜き動作を行わせ、射出された上記球体aを打撃する
ことができる。
なお、係止突起58を長溝59の第1の溝60に係止すると、
コイルスプリング54が一番伸びた状態となり、弾発力が
高められ、高速のバットスイングをすることができる。
又、係止突起58を長溝59の第2の溝61に係止すると、コ
イルスプリング54の弾発力が若干緩められ、中速のバッ
トスイングをすることができる。又、係止突起58を第
1、第2の溝60、61に係止しない場合は、コイルスプリ
ング54が一番縮んだ状態となり、弾発力が弱く、低速の
バットスイングをすることになる。
「考案の効果」 本考案に係る野球盤は、球体の投球手段の付勢用スプリ
ングの弾発力を簡単に調節することができるので、従来
型の野球盤の様に操作レバーの投球動作によることな
く、容易に投球速度を変化させることができ、しかも操
作レバーによる投球動作が一定であるため、ゲーム中に
相手に投球内容を予知されることなく、野球ゲームの面
白みを向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す野球盤の平面図、第2
図は同じく野球盤の要部断面図、第3図は同じく野球盤
の斜視図、第4図は同じく野球盤の底面斜視図である。 1……盤台、10……投球手段、11……枠部材、15……発
射筒、15a……開口、17……射出片、20……作動軸、22
……操作レバー、24……コイルスプリング、26……摺動
軸、28……係止突起、30……長溝、31……第1の溝、32
……第2の溝、a……球体、b……バット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の要件を備えてなることを特徴とする
    野球盤。 (イ)盤台には、球体の投球手段と、これに対向するバ
    ットの駆動手段が設けられていること。 (ロ)球体の投球手段は、バットの駆動手段側に開口が
    形成された球体の発射筒と、発射筒内の球体を射出する
    射出片と、射出片を開口側に付勢するスプリングと、射
    出片をスプリングの弾性に抗して開口と反対側の方向に
    引き寄せる作動軸とからなること。 (ハ)スプリングは、一端が作動軸に係止され、他端が
    摺動軸に係止されていること。 (ニ)摺動軸は、盤台にスプリングを伸縮できる方向に
    向かって摺動自在に設けられ、この一側に係止突起が設
    けられていること。 (ホ)盤台には、スプリングの弾性により一方向に付勢
    される上記係止突起を摺動自在に係合する長溝が形成さ
    れ、この長溝の一側には上記係止突起を係止する少なく
    とも1個の係止溝が一体に形成されていること。 (ヘ)スプリングは、係止突起が長溝の長手方向の一方
    の縁に係止されている時と係止溝に係止されている時で
    弾発力が異なるように構成されていること。
JP1990102672U 1990-09-28 1990-09-28 野球盤 Expired - Lifetime JPH074067Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5410893A (en) * 1977-06-27 1979-01-26 Toshiba Corp Structure of reactor
JPS5825478B2 (ja) * 1981-01-28 1983-05-27 株式会社 エポツク社 投球スピ−ド表示ができる野球盤
JPS5825478A (ja) * 1981-08-08 1983-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd エツチングの終点検出方法

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