JPH09122286A - ピンポン球発射装置 - Google Patents

ピンポン球発射装置

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JPH09122286A
JPH09122286A JP30983595A JP30983595A JPH09122286A JP H09122286 A JPH09122286 A JP H09122286A JP 30983595 A JP30983595 A JP 30983595A JP 30983595 A JP30983595 A JP 30983595A JP H09122286 A JPH09122286 A JP H09122286A
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JP
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ball
ping
pong
projecting member
shaft
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JP30983595A
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Noriaki Sotozono
憲明 外園
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち球が少なくて済むと共に、ピンポン球の
回収の手間が省け、かつ、変化球等のサーブを打ち返す
練習が連続して長時間一人で行い得るピンポン球発射装
置を提供することにある。 【解決手段】 モーター4と、ピンポン球50を順次一個
づつ挿入される管部材1と、管部材1の後方開口部30か
ら挿入してピンポン球50を打撃する水平状球突部材2
と、球突部材2を前方へ弾発付勢する弾発部材3と、を
備える。さらに、モーター4のシャフト5を回転駆動さ
せて球突部材2を引掛けて後方へ引張るようにシャフト
5にカム6を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピンポンの練習に
使用するピンポン球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピンポンの練習者は、練習相手に
よってサーブされるピンポン球(ストレートや変化球)
を、打ち返す練習を繰り返し行なっていた。あるいは、
一人で練習する場合、ピンポン用の投球マシーンを使用
して、苦手とする変化球を発射させて、繰り返し練習し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、練習相手を必
要とする場合は、相手がいないと練習することができな
いという欠点がある。さらに、返球した球があちこちに
散らばり、回収するのが手間となると共に、予めピンポ
ン球を多数用意する必要───即ち、持ち球が少ない
と、頻繁に球を回収しなくてはならない───がある。
また、投球マシーンを使用して一人で練習するにしても
同様で、球の回収とマシーンへ球の供給をしなければな
らないので、面倒であると共に練習に専念できなかっ
た。
【0004】そこで本発明は、持ち球が少なくて済むと
共に、球の回収の手間が省け、かつ、変化球等のサーブ
を打ち返す練習が連続して長時間一人で行い得るピンポ
ン球発射装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のピンポン球発射装置は、モーターと、ピ
ンポン球を順次一個づつ装入される管部材と、該管部材
の後方開口部から挿入してピンポン球を打撃する水平状
球突部材と、上記モーターのシャフトを回転駆動させて
上記球突部材を引掛けて後方へ引張るように上記シャフ
トに付設されたカムと、該球突部材を前方へ弾発付勢す
る弾発部材と、を備えたものである。
【0006】また、モーターと、ピンポン球を順次一個
づつ装入される管部材と、該管部材の後方開口部から挿
入してピンポン球を打撃する水平状球突部材と、上記モ
ーターのシャフトを回転駆動させて上記球突部材を引掛
けて後方へ引張るように上記シャフトに付設されたカム
と、該球突部材を前方へ弾発付勢する弾発部材と、を備
え、外部へ発射されるピンポン球が摺接するように上記
管部材の周囲壁の一部を成して径方向へ進退自在に設け
られた摺接部材を備えたものである。
【0007】また、モーターと、ピンポン球を順次一個
づつ装入される管部材と、該管部材の後方開口部から挿
入してピンポン球を打撃する水平状球突部材と、上記モ
ーターのシャフトを回転駆動させて上記球突部材を引掛
けて後方へ引張るように上記シャフトに付設されたカム
と、該球突部材を前方へ弾発付勢する弾発部材と、を備
え、上記管部材を上下動させる上下調整機構を設けて上
記球突部材によるピンポン球への打撃位置を変更可能に
構成したものである。
【0008】また、モーターと、ピンポン球を順次一個
づつ装入される管部材と、該管部材の後方開口部から挿
入してピンポン球を打撃する水平状球突部材と、上記モ
ーターのシャフトを回転駆動させて上記球突部材を引掛
けて後方へ引張るように上記シャフトに付設されたカム
と、該球突部材を前方へ弾発付勢する弾発部材と、を備
え、上記管部材を左右動させる左右調整機構を設けて上
記球突部材によるピンポン球への打撃位置を変更可能に
構成したものである。
【0009】また、モーターと、ピンポン球を順次一個
づつ装入される管部材と、該管部材の後方開口部から挿
入してピンポン球を打撃する水平状球突部材と、上記モ
ーターのシャフトを回転駆動させて上記球突部材を引掛
けて後方へ引張るように上記シャフトに付設されたカム
と、該球突部材を前方へ弾発付勢する弾発部材と、を備
え、上記管部材を上下左右に首振りさせる首振調整機構
を該管部材に設けたものである。
【0010】また、上記管部材へピンポン球を供給する
コンベアーを、モーターの上記シャフトの回転駆動力に
て駆動させるよう該モーターシャフトに連結したもので
ある。また、弾発部材の後端部を押圧する移動壁を前後
に移動させて、上記弾発部材の弾発付勢力を調整するも
のである。また、返球止め用のネットと、該ネットの下
方に設けられた返球受け用の孔付樋と、を有し、返球さ
れたピンポン球が該樋の孔から落ちて上記コンベアーに
搬送されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき本発明を詳説する。
【0012】図1と図2は、本発明に係るピンポン球発
射装置の実施の一形態を示す要部断面平面図と要部断面
側面図であり、このピンポン球発射装置は、電源からの
電力にて回転駆動するモーター4と、ピンポン球50を順
次一個づつ装入される管部材1と、管部材1の後方開口
部30から挿入する水平状の球突部材2と、球突部材2を
前方へ弾発付勢する弾発部材3と、ピンポン球50を搬送
して管部材1へ供給するコンベアー7と、箱型のケーシ
ング14と、を備えている。
【0013】丸棒型の上記球突部材2は、その前端12近
傍に円形の前鍔部9aを有すると共に、後端13近傍にも
円形の後鍔部9bを有している。また、この球突部材2
の前端部10には円盤状のラバー部材8が固着されている
と共に、後端13には平面視略コの字型の引掛部材11が固
着されている。そして、球突部材2は、ケーシング14内
に設けられて(ケーシング14の)両側壁15,15と直交す
る移動壁17及び固定壁18の挿通孔19に挿通し、移動壁17
及び固定壁18によって前後スライド可能に水平状に保持
されている。
【0014】また、球突部材2の前鍔部9aと移動壁17
との間には、球突部材2に挿通され、かつ、球突部材2
を前方へ弾発付勢する(仮想線で示す)スプリング等の
弾発部材3が設けられている。弾発部材3は移動壁17の
前壁17aに押圧されて、その弾発付勢力を前鍔部9a
(球突部材2)に与えている。しかし、球突部材2の後
端13側の後鍔部9bが、(ゴム等でリング状の)緩衝部
材20を介して固定壁18に引掛かっているため、球突部材
2は前方へ飛び抜けることができない。
【0015】さらに、本発明のピンポン球発射装置は、
弾発部材3の後端部21を押圧する移動壁17を前後に移動
させて、弾発部材3の弾発付勢力を調整することができ
る。つまり、ケーシング14内には前後方向にラック部材
22が固設されていると共に、ラック部材22に係合するピ
ニオン部材23が移動壁17の側壁17bを貫通した軸25に固
着されている。そして、上記軸25の他端部に固着された
ハンドル24を回すことによって移動壁17が所定の移動範
囲Wで前後に移動し、弾発部材3への押圧力を強めたり
弱めたりすることができる。即ち、弾発部材3の弾発付
勢力の強弱を調整し、球突部材2に打撃され発射される
ピンポン球50のスピードをコントロールする。なお、ケ
ーシング14の両側壁15,15には、移動壁17の両端部27,
27が前後に移動できるようにスリット26,26が形成され
ている。また、移動範囲Wは、発射されるピンポン球50
のスピードの上限及び下限を考慮して設定される。
【0016】モーター4は、そのシャフト5の先端をケ
ーシング14の側壁15に形成された貫孔16から突出状に外
部へ露出して箱型のケーシング14に内装されている。ま
た、シャフト5を回転駆動させて球突部材2の引掛部材
11を引掛けて後方へ引張るように、シャフト5にカム6
が付設されている。なお、このモーター4は電力によっ
て、矢印方向A廻りに低速で回転(1秒間に約1回転)
する。
【0017】図1と図2と図3に示すように、球突部材
2の前に設けられた管部材1は、倒立略T字型であっ
て、(前後方向の)発射管部35に前方開口部31と後方開
口部30を有すると共に、上部に設けられた上方開口部32
からピンポン球50…を順次一個づつ装入される。しかし
て、モーター4シャフト5を回転駆動させると、球突部
材2が後方へ引張られると共に、(球突部材2の上にあ
る)ピンポン球50が落ちる。そして、シャフト5のカム
6が球突部材2の引掛部材11から外れると、球突部材2
は管部材1内へ勢い良く入ってピンポン球50を打撃す
る。すると、ピンポン球50は管部材1前方開口部31から
外部へ発射される。このとき、緩衝部材20は、球突部材
2後鍔部9bが固定壁18へ与える衝撃を吸収し、固定壁
18の損傷を防止する。
【0018】また、図1と図2と図4に示すように、外
部へ発射されるそのピンポン球50が摺接して(後述で説
明の)変化球となるように、管部材1発射管部35の周囲
壁1aの一部を成して径方向へ進退自在に複数の摺接部
材28(28a,28b,28c)が設けられている。つまり、
摺接部材28は、発射管部35周囲壁1aの左右両側及び下
側に形成された矩形状孔33…部分を補う弯曲矩形状で、
かつ、摺接部材28に取付けられた操作棒34…の操作によ
って管部材1発射管部35の径方向(発射管部35の中心軸
へ向かう方向)へ進退自在に移動することができる。
【0019】また、ケーシング14底面の前方側に、ピン
ポン球50の発射角度調整用のボルト部材48が、上記底面
のねじ孔49に螺合している。ボルト部材48を回してケー
シング14内に進退させることによって、台等に置いたケ
ーシング14の前方側の上下高さを調整し、ピンポン球50
の発射角度の調整を行う。
【0020】次に、図1と図2に示すコンベアー7は、
斜めに設けられた一対の細長状柱部材36,36と、柱部材
36,36の間に枢着される三つの回転体37a,37b,37c
と、その回転体37a,37b,37cに張られたエンドレス
状のゴムベルト38と、ピンポン球50…を外部に落とさず
管部材1まで誘導して搬送する樋状ガイドレーン部材39
と、を備えている。
【0021】柱部材36,36は若干その中間が折曲がって
おり、その位置に大きい回転体37bが枢支軸40を介して
枢着されている。また、ゴムベルト38の表て側には、ピ
ンポン球50の直径よりも長く、かつ、先端が進行方向に
折曲がったピンポン球50搬送用のフック型押上部材41…
が複数本所定ピッチにて並設されている。樋状のガイド
レーン部材39は、その下部にピンポン球50…を数個並べ
ておける受部42と、下方から上方へ登るゴムベルト38に
沿って設けられた搬送部43と、上方に搬送されたピンポ
ン球50を管部材1へ誘導する誘導部44と、を有してい
る。
【0022】このコンベアー7は、ケーシング14の側壁
15に取付け取外し自在であって、柱部材36,36に枢着さ
れた回転体37bの枢支軸40を、外部に露出したモーター
4シャフト5先端の孔(図示省略)に嵌合状に挿入固定
すると共に、ケーシング14側壁15から外部へ突設された
雄ネジ45a,45aを柱部材36,36の(予め形成された)
貫孔に挿通させてチョウネジ45b,45bにて締めつけて
取付けられる。なお、ガイドレーン部材39は、上下の回
転体37a,37c近傍の柱部材36,36に固着されていると
共に、押上部材41が通れるように矩形状のスリット47,
47が形成されている。
【0023】管部材1へピンポン球50…を供給するこの
コンベアー7は、モーター4のシャフト5の回転駆動力
にて駆動するように連結されたものである。矢印方向A
に回転体37bが回転すると、ベルト38に設けられた押上
部材41…がガイドレーン部材39の受部42にあるピンポン
球50…を順次上方へ搬送する。上方まで到達したピンポ
ン球50…は、ガイドレーン部材39の踊り部44aに落ち、
誘導部44を転がり落ちて(管部材1上方開口部32に接続
される)管状の継手部材46を通って管部材1へ順次送り
込まれる。これと同時に、上述で説明したように、球突
部材2が管部材1内に装入されたピンポン球50…を自動
的に発射させる。
【0024】このように、コンベアー7及び球突部材2
は、モーター4シャフト5の回転に連動してピンポン球
50…を自動的に順次供給し、自動的に連続して発射させ
る。
【0025】しかして、図5は、発射されたピンポン球
50が(図4で説明した)摺接部材28に摺接して変化球と
なる状態を示している。同図(イ)は、ピンポン球50が
(摺接部材28に摺接せずに)管部材1の前方開口部31か
ら真っ直ぐに飛んでいく状態(ストレート)である。同
図(ロ)は、操作棒34の操作にて、正面視左側の摺接部
材28a(図4参照)を発射管部35周囲壁1aから径方向
(発射管部35の中心軸へ向かう方向)へ所定寸法Mだけ
出して、ピンポン球50がこの摺接部材28aに摺接して発
射される状態を示している。ピンポン球50が摺接部材28
aの摺接面29に摺接すると、ピンポン球50に(仮想線で
示す)矢印方向Bの回転力が与えられる。即ち、ピンポ
ン球50に右方向へのサイドスピンをかけた状態となる。
従って、発射されたピンポン球50は、真っ直ぐには飛ば
ず、やや右方向へ曲がりながら飛んでいく。
【0026】同図(ハ)は、逆に正面視右側の摺接部材
28bを操作棒34にて管部材1の径方向へ所定寸法Mだけ
出した場合を示している。この場合、摺接部材28bの摺
接面29に摺接したピンポン球50は、(仮想線で示す)矢
印方向Cの回転力が与えられる。即ち、ピンポン球50に
左方向へのサイドスピンをかけた状態となる。従って、
ピンポン球50は、やや左方向へ曲がりながら飛んでい
く。
【0027】同図(ニ)は、管部材1発射管部35の下部
にある摺接部材28cを所定寸法Mだけ出した場合を示し
ているが、このとき、摺接面29の後部は、段差を作らな
いように周囲壁1aと同一面上にされている。この場合
は、ピンポン球50に(仮想線で示す)矢印方向Dの回転
力が与えられる。即ち、ピンポン球50に前方向へのドラ
イブをかけた状態となる。従って、ピンポン球50は、ス
トレートに飛ぶのに比べてやや下向きに曲がりながら飛
んでいく。なお、所定寸法Mは、発射されるピンポン球
50が摺接部材28に軽く摺接する程度の寸法に設定する。
【0028】図6は、本発明のピンポン球発射装置の他
の実施の形態を示し、管部材1を上下動させる上下調整
機構Eを設けて、球突部材2によるピンポン球50への上
下の打撃位置を変更可能に構成したものである。
【0029】上下調整機構Eは、管部材1の上方開口部
32に接続されるジャバラ状管継手部材51と、スライド片
53,53と、を備え、ケーシング14の両側壁15,15には、
スライド片53,53を上下にスライドできるように所定長
さ寸法のスリット54,54が形成されている。
【0030】このような上下調整機構Eを設けることに
より、図7の(イ)に示す如く、スライド片53を上下に
スライドさせて管部材1を上下に移動させ、球突部材2
のピンポン球50への打撃位置を上下に変更することがで
きる。例えば、管部材1を下へ移動させると管部材1内
のピンポン球50も下へ移動するが、球突部材2の位置は
変わらないので該球突部材2のピンポン球50への打撃位
置は上へずれることとなる。そして、その打撃位置(ピ
ンポン球50の上側)にて打撃されたピンポン球50は、そ
の上側に直進させる力と回転させる力(前方向へドライ
ブさせる力)が集中するため、(図5の(ニ)で説明し
たように)その放物線状の軌道を(ストレートの場合よ
りも)やや下方向へ向けて飛んでいく。
【0031】これとは逆に、管部材1を上に移動させた
場合は、ピンポン球50は、図8に示す如く、(仮想線で
示す)矢印方向Fの回転力が与えられて、やや浮き上が
ったように飛んでいく。即ち、ピンポン球50にバックス
ピンをかけた状態となる。このとき、管部材1の内面が
球突部材2の前鍔部9aに当たらないように、スライド
片53,53は、所定長さ寸法のスリット54にて上下の移動
を制限されている。
【0032】さらに、図6では、管部材1を左右動させ
る左右調整機構Jを設けて、球突部材2によるピンポン
球50への左右の打撃位置を変更可能に構成したものを示
している。左右調整機構Jは、管部材1の上方開口部32
に接続されるジャバラ状管継手部材51と、鍔部52,52を
有するスライド片53,53と、を備え、ケーシング14の両
側壁15,15には、スライド片53,53を左右にスライドで
きるようにスリット54,54が形成されている。
【0033】このような左右調整機構Jを設けることに
より、図7の(ロ)に示す如く、スライド片53を左右に
スライドさせて管部材1を左右に移動させ、球突部材2
のピンポン球50への打撃位置を左右に変更することがで
きる。例えば、管部材1を(発射方向に向って)右へ移
動させると管部材1内のピンポン球50も右へ移動する
が、球突部材2の位置は変わらないので該球突部材2の
ピンポン球50への打撃位置は左へずれることとなる。そ
して、その打撃位置(ピンポン球50の左側)にて打撃さ
れたピンポン球50は、その左側に直進させる力と回転さ
せる力(右方向へスピンさせる力)が集中するため、
(図5の(ロ)で説明したように)やや右方向へ曲がり
ながら飛んでいく。これとは逆に、管部材1を左に移動
させた場合は、ピンポン球50は左方向へ曲がりながら飛
んでいく。このとき、スライド片53,53の所定位置に設
けられた鍔部52,52が、ケーシング14の両側壁15に当た
ってストッパーの役割をするため、管部材1の内面が球
突部材2の前鍔部9aに当たらない。
【0034】つまり図例では、一つの構成で両方の機構
(上下調整機構E及び左右調整機構J)を兼ね備えたも
のであって、管部材1を上下と左右に移動可能としたも
のである。
【0035】また、図9は、管部材1を上下左右に首振
りさせる首振調整機構Gを管部材1に設けた別の実施の
形態を示している。この首振調整機構Gは、管部材1発
射管部35の周囲壁1aに設けられた球面状の曲面部55
と、ケーシング14の両側壁15,15に固設されて該曲面部
55を左右から挾持する保持部材56,56と、管部材1の上
方開口部32に接続されるジャバラ状管継手部材51と、を
備えている。
【0036】保持部材56,56は、管部材1の曲面部55に
対応した形状の凹曲面56a,56aにて曲面部55を挾持し
ているため、管部材1を上下左右に滑らかに首振りさせ
ることができる。また、このような首振調整機構Gを設
けることにより、管部材1を上下左右に首振りさせて、
一方向だけでなくいろんな方向へ連続してピンポン球50
…を発射させることができる。なお、管部材1を首振り
させ易い位置に操作棒等を取付けて、ケーシング14の外
部から操作を行うことが、望ましい。
【0037】また、本発明は図10に示すように、管部材
1の前方又は略同一前後位置に張設された返球止め用ネ
ット57と、該ネット57の下方に設けられた返球受け用の
孔58付樋59と、を有しており、返球されたピンポン球50
…が樋59の孔58から落ちてコンベアー7に搬送されるよ
うに構成したものである。
【0038】つまり、ピンポン台61の片方の端縁62の下
部に、樋59を取付けると共に、樋59及びピンポン台61の
両側端縁63,63の一部に沿って平面視略コの字状にネッ
ト57で囲いをつくり、ガイドレーン部材39の受部42が樋
59の孔58の下に位置するように台60の上にケーシング14
をセットして使用する。
【0039】しかして、このような構成にすることによ
って、連続して発射されたピンポン球50…は、練習者に
よって順次返球されるが、ピンポン球50…は返球止め用
のネット57に当たってその下の樋59に落ちて集められ
る。そして、ピンポン球50…は樋59の孔58から落ちてガ
イドレーン部材39の受部42にて受けられ、コンベアー7
の押上部材41…にて上方へ搬送されて順次管部材1へ転
がり落ちる(管部材1へピンポン球50…が供給され
る)。
【0040】このとき、管部材1の前方開口部31の位置
のネット57に、大きめの孔が予め設けられているので、
ピンポン球50はネット57に引掛からずに発射される。ま
た、樋59は、孔58が低くなるように勾配を設けられ、ピ
ンポン球50…をスムースに転がるようにしている。ま
た、ケーシング14前面の面取部64は、それをピンポン台
61の端縁62と平行にすることによって、ピンポン球50が
斜め向かいにいる練習者の方へ発射されるように設けら
れたものである。
【0041】このように、本発明のピンポン球発射装置
は、ピンポン球50の発射スピードを速くしたり遅くした
り、球50…を任意の方向へ散らしたり、ストレートや変
化球を交えたりなど、実戦に近い複雑な投球が可能であ
り、かつ、練習者の技術レベルにも対応して使用するこ
とができ、困難な一人での練習を解消するものである。
【0042】なお、本考案は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、上下調整機構E、左右調整機構J及び首
振調整機構Gを、モーター4シャフト5の回転駆動力に
て自動的に動くように複数のカム等を備えて構成するの
も望ましく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更
自由である。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0044】(請求項1,2,3,4,5,6又は8記
載のピンポン球発射装置によれば)自動的に発射された
ピンポン球50…は、練習者によって返球された後、自動
的に回収され、自動的に管部材1へ搬送されて再び発射
される。即ち、散乱したピンポン球50…を回収したり、
マシーン(本発明のピンポン球発射装置)に球50…を供
給したりする余計な手間をかけずに、練習者は一人で
も、連続して長時間打ち返すことのみに専念できる(打
ちっぱなしにできる)。従って、困難な一人での練習を
効率的に行い得る。しかも、ネット57に向かって返球さ
れた球50…は、ほとんど樋59へ落ちて回収されるので、
持ち球(用意する球)も少なくて良い。
【0045】(請求項2記載のピンポン球発射装置によ
れば)ストレートはもちろんのこと、操作棒34の操作に
て摺接部材28…にピンポン球50を摺接させて変化球(左
右のサイドスピン及びドライブ)を発射させることがで
きる。従って、色々な変化球を打ち返す練習ができ、か
つ、苦手な球種を特定してそれを繰り返し返球する練習
が行い得る。 (請求項3又は4記載のピンポン球発射装置によれば)
比較的簡単な構造の上下調整機構E及び左右調整機構J
によってストレートはもちろんのこと、管部材1を上下
左右に移動させて変化球(左右のサイドスピン、ドライ
ブ及びバックスピン)を発射させることができる。従っ
て、色々な変化球を打ち返す練習ができ、かつ、苦手な
球種を特定してそれを繰り返し返球する練習が行い得
る。
【0046】(請求項5記載のピンポン球発射装置によ
れば)一方向だけでなく、任意の方向へピンポン球50…
を散らして発射させることができる。従って、比較的実
戦に近い練習を行うことができる。 (請求項7記載のピンポン球発射装置によれば)移動壁
17を前後スライドさせて、弾発部材3の弾発付勢力を調
整し、発射されるピンポン球50のスピードをコントロー
ルできる。従って、練習者の技術のレベルに応じて、球
50のスピードを速く又は遅くさせて練習を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンポン球発射装置の実施の一形態を
示す断面平面図である。
【図2】断面側面図である。
【図3】要部断面平面図である。
【図4】要部断面正面図である。
【図5】ピンポン球が摺接部材に摺接する状態を示す要
部断面図である。
【図6】上下左右の調整機構を示す要部断面正面図であ
る。
【図7】管部材が上下左右に移動する状態を示す要部正
面図である。
【図8】管部材が上に移動した状態を示す要部断面側面
図である。
【図9】首振調整機構を示す要部正面図である。
【図10】使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 管部材 1a 周囲壁 2 球突部材 3 弾発部材 4 モーター 5 シャフト 6 カム 7 コンベアー 17 移動壁 21 後端部 28 摺接部材 30 後方開口部 50 ピンポン球 57 ネット 58 孔 59 樋 E 上下調整機構 G 首振調整機構 J 左右調整機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーター4と、ピンポン球50を順次一個
    づつ装入される管部材1と、該管部材1の後方開口部30
    から挿入してピンポン球50を打撃する水平状球突部材2
    と、上記モーター4のシャフト5を回転駆動させて上記
    球突部材2を引掛けて後方へ引張るように上記シャフト
    5に付設されたカム6と、該球突部材2を前方へ弾発付
    勢する弾発部材3と、を備えたことを特徴とするピンポ
    ン球発射装置。
  2. 【請求項2】 モーター4と、ピンポン球50を順次一個
    づつ装入される管部材1と、該管部材1の後方開口部30
    から挿入してピンポン球50を打撃する水平状球突部材2
    と、上記モーター4のシャフト5を回転駆動させて上記
    球突部材2を引掛けて後方へ引張るように上記シャフト
    5に付設されたカム6と、該球突部材2を前方へ弾発付
    勢する弾発部材3と、を備え、外部へ発射されるピンポ
    ン球50が摺接するように上記管部材1の周囲壁1aの一
    部を成して径方向へ進退自在に設けられた摺接部材28を
    備えたことを特徴とするピンポン球発射装置。
  3. 【請求項3】 モーター4と、ピンポン球50を順次一個
    づつ装入される管部材1と、該管部材1の後方開口部30
    から挿入してピンポン球50を打撃する水平状球突部材2
    と、上記モーター4のシャフト5を回転駆動させて上記
    球突部材2を引掛けて後方へ引張るように上記シャフト
    5に付設されたカム6と、該球突部材2を前方へ弾発付
    勢する弾発部材3と、を備え、上記管部材1を上下動さ
    せる上下調整機構Eを設けて上記球突部材2によるピン
    ポン球50への打撃位置を変更可能に構成したことを特徴
    とするピンポン球発射装置。
  4. 【請求項4】 モーター4と、ピンポン球50を順次一個
    づつ装入される管部材1と、該管部材1の後方開口部30
    から挿入してピンポン球50を打撃する水平状球突部材2
    と、上記モーター4のシャフト5を回転駆動させて上記
    球突部材2を引掛けて後方へ引張るように上記シャフト
    5に付設されたカム6と、該球突部材2を前方へ弾発付
    勢する弾発部材3と、を備え、上記管部材1を左右動さ
    せる左右調整機構Jを設けて上記球突部材2によるピン
    ポン球50への打撃位置を変更可能に構成したことを特徴
    とするピンポン球発射装置。
  5. 【請求項5】 モーター4と、ピンポン球50を順次一個
    づつ装入される管部材1と、該管部材1の後方開口部30
    から挿入してピンポン球50を打撃する水平状球突部材2
    と、上記モーター4のシャフト5を回転駆動させて上記
    球突部材2を引掛けて後方へ引張るように上記シャフト
    5に付設されたカム6と、該球突部材2を前方へ弾発付
    勢する弾発部材3と、を備え、上記管部材1を上下左右
    に首振りさせる首振調整機構Gを該管部材1に設けたこ
    とを特徴とするピンポン球発射装置。
  6. 【請求項6】 上記管部材1へピンポン球50を供給する
    コンベアー7を、モーター4の上記シャフト5の回転駆
    動力にて駆動させるよう該モーター4シャフト5に連結
    した請求項1,2,3,4又は5記載のピンポン球発射
    装置。
  7. 【請求項7】 弾発部材3の後端部21を押圧する移動壁
    17を前後に移動させて、上記弾発部材3の弾発付勢力を
    調整する請求項1,2,3,4,5又は6記載のピンポ
    ン球発射装置。
  8. 【請求項8】 返球止め用のネット57と、該ネット57の
    下方に設けられた返球受け用の孔58付樋59と、を有し、
    返球されたピンポン球50が該樋59の孔58から落ちて上記
    コンベアー7に搬送される請求項6記載のピンポン球発
    射装置。
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