JPH0740515Y2 - アルミニウム保持炉 - Google Patents
アルミニウム保持炉Info
- Publication number
- JPH0740515Y2 JPH0740515Y2 JP1989123268U JP12326889U JPH0740515Y2 JP H0740515 Y2 JPH0740515 Y2 JP H0740515Y2 JP 1989123268 U JP1989123268 U JP 1989123268U JP 12326889 U JP12326889 U JP 12326889U JP H0740515 Y2 JPH0740515 Y2 JP H0740515Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- refractory
- holding furnace
- molten metal
- graphite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はアルミニウムおよびその合金の鋳造設備の近辺
に設置し、溶解炉で溶解したアルミニウム或はその合金
の溶湯を鋳造までの間、所定の温度に保持するために使
用される保持炉に関するものである。
に設置し、溶解炉で溶解したアルミニウム或はその合金
の溶湯を鋳造までの間、所定の温度に保持するために使
用される保持炉に関するものである。
（従来の技術の問題点） 従来の外殻ケーシング内にキャスタブル耐火物を内張り
して溶湯の容器を形成した保持炉、或はセラミックプレ
ートを組立てて容器を構成した保持炉などでは溶湯に接
する部分が溶湯に侵蝕されて炉壁に亀裂を生じ、或は湯
面に生成した酸化物が容器の耐火壁に付着し、その硬度
が高いため除去が困難となる等の問題点があった。
して溶湯の容器を形成した保持炉、或はセラミックプレ
ートを組立てて容器を構成した保持炉などでは溶湯に接
する部分が溶湯に侵蝕されて炉壁に亀裂を生じ、或は湯
面に生成した酸化物が容器の耐火壁に付着し、その硬度
が高いため除去が困難となる等の問題点があった。
（課題解決のための手段） 本考案は上記問題点を解決するためなされたもので、端
部開口を黒鉛質の耐火閉塞板で閉塞した、上面開口が幅
に対し横長で底の浅い舟底状の黒鉛質耐火性容器を備
え、該容器を外殻ケーシングの内張り耐火材の上面に形
成した凹陥部にセットして保持炉を構成したもので、容
器が黒鉛質であるからアルミニウム溶湯に対し濡れ難
く、溶湯の侵蝕或は固形物の付着等を防止して耐久性を
向上させることができ、またこの容器を外殻ケーシング
の内張り耐火材に形成した凹陥部にセットするだけで使
用することができるので製作が極めて容易である等の利
点があり、さらに容器は黒鉛るつぼを縦方向に二分割し
て使用できるので構造が簡単で製作がさらに容易とな
る。（実施例） 次に本考案の詳細を図示の実施例について説明する。
部開口を黒鉛質の耐火閉塞板で閉塞した、上面開口が幅
に対し横長で底の浅い舟底状の黒鉛質耐火性容器を備
え、該容器を外殻ケーシングの内張り耐火材の上面に形
成した凹陥部にセットして保持炉を構成したもので、容
器が黒鉛質であるからアルミニウム溶湯に対し濡れ難
く、溶湯の侵蝕或は固形物の付着等を防止して耐久性を
向上させることができ、またこの容器を外殻ケーシング
の内張り耐火材に形成した凹陥部にセットするだけで使
用することができるので製作が極めて容易である等の利
点があり、さらに容器は黒鉛るつぼを縦方向に二分割し
て使用できるので構造が簡単で製作がさらに容易とな
る。（実施例） 次に本考案の詳細を図示の実施例について説明する。
図において（１）は上面開口が幅に対し横長で底の浅い
舟底状の黒鉛質耐火性容器で、実施例においては黒鉛る
つぼを長手方向に二分割して横倒し、端部開口には黒鉛
質の耐火閉塞板（２）が施され、また容器（１）内は好
ましくは黒鉛質の耐火仕切板（３），（３′）により加
熱室（４）、供給室（５）および汲出室（６）の各室に
仕切られている。耐火閉塞板（２）は容器（１）に接着
剤等で接着され、仕切板（３）は底板との間に間隙
（ａ）を有し、供給室（５）に供給された溶湯（11）は
間隙（ａ）を通り加熱室（４）に入り、ヒーター（10）
により加熱されて所定の温度に保持され、間隙（ａ）か
ら溶湯上面の酸化物等が除去されて汲出室（６）に入り
汲出される。
舟底状の黒鉛質耐火性容器で、実施例においては黒鉛る
つぼを長手方向に二分割して横倒し、端部開口には黒鉛
質の耐火閉塞板（２）が施され、また容器（１）内は好
ましくは黒鉛質の耐火仕切板（３），（３′）により加
熱室（４）、供給室（５）および汲出室（６）の各室に
仕切られている。耐火閉塞板（２）は容器（１）に接着
剤等で接着され、仕切板（３）は底板との間に間隙
（ａ）を有し、供給室（５）に供給された溶湯（11）は
間隙（ａ）を通り加熱室（４）に入り、ヒーター（10）
により加熱されて所定の温度に保持され、間隙（ａ）か
ら溶湯上面の酸化物等が除去されて汲出室（６）に入り
汲出される。
容器（１）本体と耐火閉塞板（２）の接着には、一例と
して微粉炭化珪素、微粉黒鉛、微粉金属珪素およびフリ
ット等に結合材を混合したものを使用し、結合後、加熱
して結合材を硬化させる。容器（１）の本体と仕切板
（３），（３′）はそれぞれ切り込みを設けてはめ込み
とすれば溶湯の漏洩防止となる。
して微粉炭化珪素、微粉黒鉛、微粉金属珪素およびフリ
ット等に結合材を混合したものを使用し、結合後、加熱
して結合材を硬化させる。容器（１）の本体と仕切板
（３），（３′）はそれぞれ切り込みを設けてはめ込み
とすれば溶湯の漏洩防止となる。
（９）は外殻ケーシング、（８）はその内側に設けた断
熱性セラミックプレート、（７），（７′）はキャスタ
ブル耐火物等の内張り耐火材で、内張り耐火材（７′）
の上面には上記容器（１）を収納する凹陥部を設け、こ
れに容器（１）をセットしてある。内張耐り火材
（７′）と容器（１）の間にはアルミファイバーが介装
されている。
熱性セラミックプレート、（７），（７′）はキャスタ
ブル耐火物等の内張り耐火材で、内張り耐火材（７′）
の上面には上記容器（１）を収納する凹陥部を設け、こ
れに容器（１）をセットしてある。内張耐り火材
（７′）と容器（１）の間にはアルミファイバーが介装
されている。
必要に応じ耐火材（７），（７′）の間に内殻ケーシン
グ（12）を設け、容器（１）を内殻ケーシング（12）内
に収納した後、耐火材（７）に嵌装してもよい。
グ（12）を設け、容器（１）を内殻ケーシング（12）内
に収納した後、耐火材（７）に嵌装してもよい。
（効果） 本考案のアルミニウム保持炉は上述の如く上面開口が幅
に対し横長で底の浅い舟底状の黒鉛質耐火性容器（１）
を外殻ケーシング（９）の内張り耐火材（７′）に形成
した凹陥部にセットするようにしたから、凹陥部も底が
浅くて済み、セットが極めて容易で製作も容易であり、
修理のための容器（１）の交換も簡便に行うことができ
る上、容器（１）を安定した状態で支持し得る利点を有
しており、また容器（１）は黒鉛質であるため溶湯に対
し濡れ難く、溶湯の侵蝕、固形物の付着等を防止して耐
火性を向上させることができ、またこの容器（１）は黒
鉛るつぼを縦方向に二分割して使用できるので構造が簡
単でさらに製作が容易となる等の実用的な効果を有して
いる。
に対し横長で底の浅い舟底状の黒鉛質耐火性容器（１）
を外殻ケーシング（９）の内張り耐火材（７′）に形成
した凹陥部にセットするようにしたから、凹陥部も底が
浅くて済み、セットが極めて容易で製作も容易であり、
修理のための容器（１）の交換も簡便に行うことができ
る上、容器（１）を安定した状態で支持し得る利点を有
しており、また容器（１）は黒鉛質であるため溶湯に対
し濡れ難く、溶湯の侵蝕、固形物の付着等を防止して耐
火性を向上させることができ、またこの容器（１）は黒
鉛るつぼを縦方向に二分割して使用できるので構造が簡
単でさらに製作が容易となる等の実用的な効果を有して
いる。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は縦断正面図、第
２図は第１図のA-A線断面図である。 １……容器、２……耐火閉塞板、３……耐火仕切板、４
……加熱室、５……供給室、６……汲出室、７……キャ
スタブル耐火物、８……断熱性セラミックプレート、９
……外殻ケーシング、10……ヒーター、11……溶湯、12
……内殻ケーシング。
２図は第１図のA-A線断面図である。 １……容器、２……耐火閉塞板、３……耐火仕切板、４
……加熱室、５……供給室、６……汲出室、７……キャ
スタブル耐火物、８……断熱性セラミックプレート、９
……外殻ケーシング、10……ヒーター、11……溶湯、12
……内殻ケーシング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小黒 紫郎 埼玉県入間郡鶴ケ島町太田ケ谷1000 東洋 電装株式会社鶴ケ島工場内 (72)考案者 荻野 光雄 埼玉県入間郡鶴ケ島町太田ケ谷1000 東洋 電装株式会社鶴ケ島工場内 (72)考案者 鈴木 寛 埼玉県入間郡鶴ケ島町太田ケ谷1000 東洋 電装株式会社鶴ケ島工場内 (72)考案者 山崎 久男 埼玉県入間郡鶴ケ島町太田ケ谷1000 東洋 電装株式会社鶴ケ島工場内 (72)考案者 斎藤 和夫 東京都狛江市猪方３―37―14 (72)考案者 木下 千吉 埼玉県北葛飾郡鷲宮町桜田３―６―４― 506 (72)考案者 金井 稔 埼玉県大里郡大里村手島233 (72)考案者 向井 克喜 大阪府交野市森南２―23―13 (72)考案者 木下 晋吾 大阪府東大阪市菱屋東199 (56)参考文献 特開 昭56−16083（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】端部開口を黒鉛質の耐火閉塞板（２）で閉
塞した、上面開口が幅に対し横長で底の浅い舟底状の黒
鉛質耐火性容器（１）を備え、該容器（１）を外殻ケー
シング（９）の内張り耐火材（７′）の上面に形成した
凹陥部にセットしたことを特徴とするアルミニウム保持
炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989123268U JPH0740515Y2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | アルミニウム保持炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989123268U JPH0740515Y2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | アルミニウム保持炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0367894U JPH0367894U (ja) | 1991-07-03 |
| JPH0740515Y2 true JPH0740515Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31671255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989123268U Expired - Fee Related JPH0740515Y2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | アルミニウム保持炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740515Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7084061B1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-06-14 | 株式会社トウネツ | 金属溶湯炉 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5616083A (en) * | 1979-07-19 | 1981-02-16 | Kushida Fumio | Crucible |
-
1989
- 1989-10-21 JP JP1989123268U patent/JPH0740515Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0367894U (ja) | 1991-07-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |