JPH0740496Y2 - 水浄化剤 - Google Patents

水浄化剤

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JPH0740496Y2
JPH0740496Y2 JP1989051499U JP5149989U JPH0740496Y2 JP H0740496 Y2 JPH0740496 Y2 JP H0740496Y2 JP 1989051499 U JP1989051499 U JP 1989051499U JP 5149989 U JP5149989 U JP 5149989U JP H0740496 Y2 JPH0740496 Y2 JP H0740496Y2
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水中の不純物を除去したりするのに使用する
水浄化剤に関する。
(従来の技術と考案が解決しようとする課題) 活性炭は、植物、動物といったように種々原料から容易
に得ることができる上、浄化作用にも優れているので、
冷蔵庫内の脱臭など、気体浄化剤として広く使用されて
いるだけでなく、水浄化剤としても極めて一般的なもの
となっている。例えば、近年は、多くの家庭において、
水道の蛇口部に活性炭入りの容器を取り付けるようにな
ってきている。
活性炭の機能は、活性炭そのものである場合に最も良好
に発揮される。従って、得た活性炭をそのまま容器に入
れたりして使用することも勿論多い。特に、使用後はそ
の容器ごと捨てても構わないような場合であれば当然の
如くこのようにされる。これに対し、取扱いや最終的な
商品との関係などにより、種々の成形物とすることもあ
る。例えば、合成樹脂など焼成炭化する物質を結合材と
して混練し、焼成処理を施して適宜形状のものとした
り、発砲樹脂中に分散含有したりして使用する場合もあ
る。また、例えば、布の表面に固着したりするような場
合もある。
このような成形物とする場合は、なるべく活性炭の機能
を阻害しないようにする必要がある。この点、気体浄化
剤としては、活性炭を成形物中に含有させても、成形物
表面から活性炭に到る気体通路さえ確保してあれば本質
的には問題は生じない。しかし、水浄化剤としては、活
性炭が水と十分に接触しなければならない。それゆえ、
混練物としたものを成形物とするようなことよりも、活
性炭が成形物の表面に存在するものとした方が好まし
い。具体的には、なんらかの芯となるものに対して活性
炭を付着させることになる。しかも、付着力が弱ければ
水との接触による水の抵抗などによる成形物表面からの
剥がれが生じるので、十分な力で付着したものとしなけ
ればならない。さりとて、活性炭が芯に埋設するような
ものとまでなれば、成形物の表面近傍に位置するとは言
えても表面に位置するものとはならない。
そして、更に加えて、同じ水処理剤であっても、容器に
入れて使用し使用後は容器ごと捨てる第1の場合、容器
に入れて使用し使用後は活性炭や活性炭成形物だけを容
器内から回収する第2の場合、そして、容器に入れて使
用しない第3の場合とがあり得ることも考慮しなければ
ならない。第1の場合の一例は、前述した蛇口部への取
り付け使用であり、第2の場合の一例は、浄水場の浄水
槽内での使用であり、第3の場合の一例では、海への投
入である。
これら第2の場合、第3の場合について、現在は、その
ままの活性炭が使用されている。そして、回収の上での
問題が生じている。活性炭自身が、およそ2程度の比重
を有することに起因するもので、即ち、使用にあたって
は適宜撹拌などできこともあって水中に浮遊させること
もできるが、使用後、回収しようとするときは、容器の
底に沈んでしまうので、小さな容器の場合でも濾過など
なさなければならなくなるし、大きな容器であれば、川
底の泥のすくい出しと同様に、極めて面倒な処理になっ
てしまう。浄水場などでは、浄水槽を一旦干上げること
もできるが、それでも大変な作業である。また、もしも
海に直接投入する場合であれば、回収そのものが不可能
になってしまう。
(課題を解決するための手段) 芯となるものの表面に位置するものとすることは前述の
通りである。固着しているものとする。また、比重の点
では、全体として水よりも軽いものとする。と言って
も、軽すぎては、浮くだけのものとなってしまうので、
水の流れなどによっても容易に水中浮遊できるよう、な
るべく水の比重に近いものとしておく。しかも、それで
も浮くものとなるので、水への接触を少しでも良くする
ために、向きの変えやすい形状、即ち、完全な球体であ
る必要はないが、球状の塊となるものとする。これらの
ことから、本考案は、水より比重の小さい球塊状の芯物
質と、その表面に固着した粉体状活性炭とよりなる、全
体としての比重が水に近くしかも水より軽い水浄化剤を
要旨とする。
(実施例) 模式図として示した添付第1図に基づき一例の説明をす
る。
参照符号1が軽比重の芯物質である。例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの合成樹脂といったように物
性値としての比重が軽いもの、あるいは、閉鎖状態の孔
を有するといったように見掛けの比重が軽いものよりな
る。形状は、真球に近いほど良い。
この芯物質1は、表面に粉体状の活性炭2を固着してい
る。この活性炭2は篩掛けされたものの方が寸法バラツ
キが少なくて好ましいが、コストなどの観点から単に粉
体状とされたものを使用することもできる。また、
「球」としての形状的近似のもとで、活性炭2の径は、
芯物質1の径の1/10以下としておくと一般に固着しやす
い。尚、活性炭2の芯物質1への固着にあたってはボー
ルミル、サンドミル、ミキサーなどを使用したりして
の、いわゆる乾式固着による適宜カプセル化法の利用を
するのが良い。メカノケミカル的ドライブレンド法とし
て最近着目されてきている(株)奈良機械製作所のハイ
ブリダイゼーション・システムの活用はその好ましい一
方法例として挙げられる。
芯物質1に対する活性炭2の固着量は多いほど活性炭機
能に優れたものとなる。しかし反面、それだけ比重の軽
さは損なわれ、回収速度が遅くなる恐れを生じる。いず
れにしても水の比重に近いものとする訳であるが、その
中でも、どちらを優先するかは用途などに応じる。ま
た、活性炭成形物の全体としての大きさも用途に応じて
適宜にできる。即ち、通常の家庭用の利用を考えるとせ
いぜい数mm程度のものとなろうし、工業用などでは比較
的大きなものとして使用することが多いであろう。
以下は、製造の一例である。
フロービーズCL-12007(製鉄化学工業(株)製の球状ポ
リエチレン;粒度:850μm〜1200μm、比重:約0.94)
50重量部をダイアソープF100(三菱化成(株)製の活性
炭;粒径:100メッシュ以下、比重:約2.0)10重量部と
ともに(株)奈良機械製作所のハイブリダイゼーション
・システムに入れ、フロービーズCL-12007にダイアソー
プF100を固着させ余剰分を除去して全体として比重が約
0.96のものを得る。
次に、添付第2図に基づき、別の一例の説明をする。参
照符号は前述した例のものと一致させてある。
新しく使用した参照符号3は、芯物質1と活性炭2との
介在物を示す。この介在物3は、例えば、芯物質1が無
機物よりなるときなど、そのままでは活性炭1の固着が
困難なときなどに好適に使用できる。より具体的一例と
して、まず、独立気孔質アルミナよりなる芯物質1にポ
リ塩化ビニリデンの皮膜を形成し、これに活性炭3を付
着させ、全体を高温熱処理してポリ塩化ビニリデンを焼
成して炭化させるなどする。
(考案の効果) 芯物質に活性炭が固着し全体としては水より比重が軽い
ので、水中の不純物除去処理などをした後、例えばザル
状のものですくい取るといったように容易に回収するこ
とができる。また、水面における不純物除去などにも利
用できる。このとき、活性炭は表面に位置するので、そ
の機能を十分に発揮することができるが、加えて、向き
を変えやすい全体形状と、水よりも軽いとは言え水の比
重に近い比重を有し水中浮遊性も良好なことから、浄化
性も良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水浄化剤の一例を示す模式断面図、第
2図は同じく他の一例を示す模式断面図。 1……芯物質、2……活性炭、3……介在物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水より比重の小さい球塊状の芯物質と、そ
    の表面に固着した粉体状活性炭とよりなる、全体として
    の比重が水に近くしかも水より軽い水浄化剤。
JP1989051499U 1989-04-28 1989-04-28 水浄化剤 Expired - Fee Related JPH0740496Y2 (ja)

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