JPH0740419U - 合成樹脂製ボトル状容器 - Google Patents

合成樹脂製ボトル状容器

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Publication number
JPH0740419U
JPH0740419U JP7355293U JP7355293U JPH0740419U JP H0740419 U JPH0740419 U JP H0740419U JP 7355293 U JP7355293 U JP 7355293U JP 7355293 U JP7355293 U JP 7355293U JP H0740419 U JPH0740419 U JP H0740419U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
shaped container
synthetic resin
outer peripheral
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP7355293U
Other languages
English (en)
Inventor
泰久 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokan Kogyo Co Ltd filed Critical Tokan Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH0740419U publication Critical patent/JPH0740419U/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 中に熱い液体等を入れた状態で取扱う場合に
おいても、熱さを感じないようにした合成樹脂製ボトル
状容器を提供することを目的とする。 [構成] 口部11の外周側にこの口部11の外周面と
の間に空間16を有するスカート部15を形成するよう
にしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は合成樹脂製ボトル状容器に係り、とくに合成樹脂によってボトル状に 成形されたボトル状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より酒を熱燗で飲む場合には、ガラス、陶器等のとっくりが用いられてい た。酒をこのようなとっくり内に注入するとともに、温湯につけるか電子レンジ で加熱して中の酒を温めるようにしていた。この他にガラス製のカップ状容器に 充填された状態で供給された酒については、そのままの状態で湯につけるか電子 レンジで燗をするようにしている。
【0003】 酒以外の飲料あるいは食物であって、温めて飲食するものについては、ガラス 製、陶器製、あるいはプラスチック製の容器が用いられている。そしてとくに内 容物が熱くなると容器が持てない場合には、取手を付けたり、断熱素材を外周側 に巻いたり、あるいはまた二重構造にして熱伝導を抑え、これによって持っても 熱くないようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
酒を陶器あるいはガラスのとっくりに入れて熱燗にする場合に、とくにガラス 製のとっくりは熱伝導率が高いために、熱くて持ち難く、盃に注ぐ場合にその操 作が非常に面倒になっていた。また酒以外の飲料を入れたガラス瓶についても、 熱くて手で持ち難いという問題がある。プラスチック製の場合にも内容物が熱い 場合には、やはり外周側が熱くなって持ち難い問題がある。取手を付けると上記 の欠点は多少緩和されるものの、容器それ自体が使用し難くなる問題がある。断 熱性を付与するために断熱素材を巻いたり二重構造にすると、ボトル状容器のコ ストが増大する欠点がある。
【0005】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、中に熱い液体を入 れて注出する場合においても、支障なく取扱うことができるようにし、しかも使 用し難くなることがなく、コスト的にも有利な合成樹脂製ボトル状容器を提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、合成樹脂によってボトル状に成形されたボトル状容器において、 口部の外周側に該口部の外周面との間に空間を有するスカート部を形成するよ うにしたことを特徴とする合成樹脂製ボトル状容器に関するものである。
【0007】
【作用】
従って口部の外周側であって口部の外周面との間に形成されている空間部によ って熱の伝達が遮断されるスカート部の外側を持つことにより、手で触っても熱 くなることがない。
【0008】
【実施例】
図1および図2は本考案の一実施例に係る合成樹脂製ボトル状容器10を示す ものであって、この容器10は例えばポリカーボネート樹脂あるいはポリプロピ レン樹脂等のような比較的耐熱性を有する合成樹脂成形体から構成されており、 このような合成樹脂によってブロー成形されたものである。なお内容物の変質を 防止する場合は、エバール、ナイロン等のガスバリヤ性を有する樹脂層を中間層 として積層構造の合成樹脂材料から成形される。
【0009】 容器10の上端には口部11が連設されるとともに、この口部11には注出口 12が形成されている。
【0010】 上記ボトル状容器10の口部11の外周側には図1に示すように口部11を巻 くようにスカート部15が形成されている。そしてこのスカート部15と口部1 1の外周面との間には空間16が形成されている。なお本実施例においてはスカ ート部15の下端側の部分は容器10の肩の部分に接合シールされて接合部17 を形成するようになっている。すなわちこのボトル状容器10は空間16が閉空 間から構成されている。
【0011】 このようなボトル状10は図3に示すようなプリフォーム20を用いてブロー 成形されるようになっている。プリフォーム20はその肉厚がボトル状容器10 に比べて大きくなっており、十分な延伸代を有している。またこのプリフォーム 10には注出口12を有する口部11が予め成形されるとともに、その外周側に はスカート部15が一体に形成されている。このようなプリフォーム20は金型 内に配されるとともに、加熱した状態で内部にガス圧を加えながら延伸し、これ によって外型を構成する金型に押付けることにより、図1および図2に示すよう なボトル状容器が成形されるようになっている。
【0012】 図4はこのようなボトル状容器10をとっくりとして用いた場合であって、中 に酒22を注入し、温浴23内の温湯24によって燗をしている状態を示してい る。このようなボトル状容器10はそれ自体の比重が1以下であって軽量であり 、しかもスカート部15の内側が閉空間16に構成されているために、湯浴23 の温湯24内において浮んだ状態で燗が行なわれる。すなわち注出口12を有す る口部11は温湯24の液面よりも上にある状態で浮かんで燗が行なわれるよう になる。従って湯浴23内の温湯24の液面レベルを気にすることなく自由に燗 をすることができるという利点がある。
【0013】 このように本実施例に係るボトル状容器10は図3に示すプリフォーム20を 用いてインジェクションブロー成形によって口部11の外周側に内部が空洞16 になっているスカート部15を設け、断熱機能を持たせるようにしたものである 。このスカート部15を持つことによって中の熱が伝わり難くなり、熱さを感じ ることなく手で持てるようになる。従って図4に示すようにとっくりとして用い 、酒22を熱燗にして飲む場合に、盃に注ぐときにスカート部15を持って簡単 に注ぐことができ、熱さを感じることなく注出動作が行なわれるようになる。
【0014】 酒以外の内容物を温めて飲んだり、あるいは食べたりする場合や、あるいは温 めた内容物を他の容器に移し替える場合においても、スカート部15の内側の空 間16によってスカート部15を手で簡単に持つことができ、熱くて持ち難いこ とがなくなる。
【0015】 また図4に示すようにこのボトル状容器10をとっくりとして酒22の燗をす る場合において、空間16内の空気によって温湯24の液面よりも上にスカート 部15が露出しているために、湯浴23から簡単にボトル状容器10を取出すこ とができるようになる。
【0016】 図5は上記実施例の変形例を示すものであって、この変形例は、上端に注出口 12を備える口部11を広口にしたものであって、広口のボトル状容器10を示 している。なおこの容器10も上記第1の実施例と同様にポリカーボネート樹脂 、ポリプロピレン樹脂等の比較的耐熱性を有し、しかも軟化温度が高い合成樹脂 の射出成形体から成るプリフォームをインジェクションブロー成形して形成した ものである。
【0017】 このような広口のボトル状容器10にすることにより、とくに注出口12から の内容物の取出しが容易になり、液体飲料のみならず固形物の充填にも適するよ うになる。すなわちこのような容器10内に固形物を入れたままで温湯24に浸 漬して加温することができる。
【0018】 またこの実施例においては、スカート部15の下端側が容器本体10の胴の外 周面と接合されておらず、この部分が離れている。しかるにスカート部15は口 部11の外周部との間に空間16を有し、この空間16によって熱の伝達が阻止 されるようになっているために、上記第1の実施例と同様の作用効果を奏し、こ のスカート部15を手で持っても熱くないようになる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案は、口部の外周側にこの口部の外周面との間に空間を有す るスカート部を形成するようにしたものである。従ってこのようなスカート部の 内側の空間によってボトル状容器に断熱機能を付与することが可能になり、スカ ート部を持ってこのボトル状容器を取扱うときに熱さを感じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の合成樹脂製ボトル状容器の縦断
面図である。
【図2】同外観斜視図である。
【図3】合成樹脂製ボトル状容器を成形するためのプリ
フォームの縦断面図である。
【図4】ボトル状容器をとっくりとして用い、酒の燗を
している状態を示す縦断面図である。
【図5】第2の実施例の合成樹脂製ボトル状容器の縦断
面図である。
【符号の説明】
10 ボトル状容器 11 口部 12 注出口 15 スカート部 16 空間 17 接合部 20 プリフォーム 22 酒 23 湯浴 24 温湯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂によってボトル状に成形されたボ
    トル状容器において、 口部の外周側に該口部の外周面との間に空間を有するス
    カート部を形成するようにしたことを特徴とする合成樹
    脂製ボトル状容器。
JP7355293U 1993-12-22 1993-12-22 合成樹脂製ボトル状容器 Pending JPH0740419U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7355293U JPH0740419U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 合成樹脂製ボトル状容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7355293U JPH0740419U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 合成樹脂製ボトル状容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0740419U true JPH0740419U (ja) 1995-07-18

Family

ID=13521524

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7355293U Pending JPH0740419U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 合成樹脂製ボトル状容器

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JP (1) JPH0740419U (ja)

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