JPH074035U - 自動スクリーン捺染機のスクリーン枠結露防止装置 - Google Patents

自動スクリーン捺染機のスクリーン枠結露防止装置

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Publication number
JPH074035U
JPH074035U JP3359293U JP3359293U JPH074035U JP H074035 U JPH074035 U JP H074035U JP 3359293 U JP3359293 U JP 3359293U JP 3359293 U JP3359293 U JP 3359293U JP H074035 U JPH074035 U JP H074035U
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JP
Japan
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screen frame
printing
dew condensation
screen
air
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Pending
Application number
JP3359293U
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English (en)
Inventor
四郎 一ノ瀬
晃 上野
Original Assignee
東伸工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH074035U publication Critical patent/JPH074035U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡単な手段で、エンドレスベルトが加
熱されている場合にも、スクリーン枠への結露を有効に
防止できると共に、捺染作業を良好な作業性及び効率
と、高品質とをもって行うことが可能な装置を提供す
る。 【構成】 被捺染布を支持し搬送するエンドレスベルト
2と被捺染布上に色糊を施すためのスクリーン枠5を備
えた自動スクリーン捺染機において、スクリーン枠5の
下面或いはその下方の捺染布にエアを吹き付けるエアノ
ズル10A乃至10Dを設けた自動スクリーン捺染機の
スクリーン枠結露防止装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動スクリーン捺染機のスクリーン枠結露防止装置に関する。 自動スクリーン捺染において、工場内の高湿度及び雰囲気温度差、更に捺染機 の部分的温度差のため、捺染布面、その他から常時水蒸気が発生し、スクリーン 枠等に付着結露する。これが捺染布面に滴下し不良反となる事故が多発している 。 本考案はこの結露を防止し、捺染品質の向上を計る結露防止装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
自動スクリーン捺染において、特に寒冷地、又は冬期においては、工場内の湿 度・雰囲気温度の変化が大きい。また、被捺染布の接着性を高めるため、エンド レスベルトの予備加熱が行われる。更に実願平4-48913号のエンドレスベ ルト加熱装置も実用化されつつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらによりエンドレスベルトの温度が他より上昇し、各スクリーン毎におけ る捺染後、捺染布面から色糊中に含まれる水分の蒸発、その他の水蒸気が発生す る。これが比較的低温であるスクリーン枠5(図1参照、以下引照数字は同様) の下面、及びスクリーン枠支持部材6等の金属部分に付着し、時間経過と共に凝 固・結露し、捺染布面に滴下して捺染不良品発生の要因となっている。
【0004】 従来この結露防止策としては、工場内の換気を良くする。あるいは捺染機の機 側で扇風機を使用する等の方法が行われているが、何れも肝要な部分に有効に迅 速に作用せず、効果は僅少である。
【0005】 本考案の目的は、極めて簡単な手段で、エンドレスベルトが加熱されている場 合にも、スクリーン枠への結露を有効に防止できると共に、捺染作業を良好な作 業性及び効率と、高品質とをもって行うことが可能な装置を提供するにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本考案によれば、被捺染布を支持し搬送するエンドレスベルトと被捺染布上に 色糊を施すためのスクリーン枠を備えた自動スクリーン捺染機において、スクリ ーン枠の下面或いはその下方の捺染布にエアを吹き付けるエアノズルを設けるこ とにより、スクリーン枠への結露を防止する。
【0007】 本考案は、所謂ウエット・オン・ドライの捺染により捺染品質を向上させるべ く、エンドレスベルトが加熱された捺染台上を走行するように支持されている装 置において特に有用である。
【0008】
【作用】
本考案によれば、スクリーン枠の下面或いはその下方の捺染布(色糊が施され た布)にエアを吹き付けるエアノズルを設けることにより、スクリーン枠への結 露を防止することができる。即ち、スクリーン枠に対する結露は、被捺染布上に 施された色糊中に含まれる水分等が揮発し、これが温度の低く、熱伝導度の高い スクリーン枠に結露することがその原因であるが、この結露現象は、エンドレス ベルトが加熱されており、水分等の蒸発が急速であるほど、著しくなる。
【0009】 本考案では、エアノズルにより、スクリーン枠の下面或いはその下方の捺染布 にエアを吹き付けることにより、水蒸気等がスクリーン枠外に向けて吹き飛ばさ れ、水蒸気とスクリーン枠とがゆっくり接触するのが防止されるため、有効に結 露を防止できるものである。
【0010】 しかも、本考案では、従来の捺染機にエアノズルを設けるという簡単な機構で よく、また装置の運転に際しても、捺染工場でよく使用する加圧空気源を利用で き、運転操作も簡単で、エネルギーコストも少なくて済むという利点を与える。
【0011】 本考案によれば、この様に、スクリーン枠の結露や、この滴下による不良品発 生が完全に防止できると共に、次のような効果も併せて得られるものである。 (1) 発生する水蒸気をスクリーン枠5の下面に沿って放出するため、スクリ ーンメッシュの目詰りが防止できる。 (2) 捺染布面の色糊の乾燥を促進し、シャープな図柄と濃色捺染の効果が高 められる。 (3) エンドレスベルト表面に感圧性・感熱性接着剤の塗布に際し、エアノ ズル10Aから空気を放出することにより、接着剤に含まれる有機溶剤の 蒸発を早め、短時間で効率よく塗布作業が行える。
【0012】
【実施例】
本考案において、エアノズルは、捺染布から発生する水蒸気がスクリーン枠外 に吹き飛ばされるようにする限り、任意の方向に設けてよく、例えば、図1に示 す通り、エンドレスベルト2の進行方向に直交し、捺染ユニット4の後方に且つ 接近してエアノズル10Aを設けて、この小孔10Eから放出される空気の流れ により、捺染布面上の水蒸気を積極的に追放して、これによる結露を防止するも のである。
【0013】 また、エアノズルは、捺染ユニット4間の間隔が狭い場合は、鎖線にて図示す る10Bのように、エンドレスベルト2と並行する位置に設けることもできる。 またエアノズル10Aあるいは10Bは各捺染ユニット毎に設けてもよく、必要 個所に任意数を設けてもよい。
【0014】 図1は、自動スクリーン捺染機の一部の平面を図示するものであり、これに基 づいて更に詳細に説明する。 自動スクリーン捺染機の両側の機台1上には、複数の捺染ユニット4が設けら れ、間欠搬送されるエンドレスベルト2上に貼りつけられた被捺染布3に、スク リーン5を介してスキージ7により捺染が施される。
【0015】 図1のx−x断面で示す図2において、捺染布3からは前記する原因で水蒸気 が立ち昇り、スクリーン枠5及びスクリーン枠支持部材6等に凝固・結露が発生 する。布面からの水蒸気は僅かなものであっても、連続長時間の稼働中には多量 の結露が発生する。
【0016】 これに対して本考案においては、図1,図2に示す通りエンドレスベルト2の 間欠進行方向に直交し、捺染ユニット4の後方に、且つ接近してエアノズル10 Aを設ける。エアノズル10Aはその小孔10Eから吹き出る空気流が、捺染布 3と上昇時のスクリーン枠5の下面との空隙Hに有効に作用する高さに、且つ吹 き出し角度θが調節可能にブラケット11にて機台1上に固定される。
【0017】 エアノズル10Aには継手12を経てエアホース13に接続され、図示されな い送風機から加圧エアが供給される。このエアが小孔10Eから放出され、スク リーン枠5の上昇時に捺染布3と、スクリーン枠5の下面の間隙Hに空気流が作 用して、捺染布3から発生する水蒸気を追放し、結露を防止する。
【0018】 エアノズル10Aに供給されるエアは、捺染布3の幅により異なるが、1本当 たり風圧(静圧)で500〜1000mm水柱、風量で100〜200l/min の低圧・少量でよく、設備として小規模なもので可能である。
【0019】 エアノズル10Aを複数設ける場合は、捺染機機台1に添って導風管を設置し 、これから開閉弁を介してエアホース13に接続される。これにより必要個所を 任意に選択でき、有効に使用できる。
【0020】 図2におけるエアノズル10Aは管状のものに多数の小孔10Eを穿孔したタ イプのものであるが、これを図3に示すようにエアナイフ状のノズル10Cとし てもよい。またこれらのものを図1に鎖線で示す10Bの方向に設けることも可 能である。
【0021】 図4は、本考案の更に他の実施例を示す。このエアノズル10Dは水平方向に 偏平な管からなり、この偏平管には、スクリーン枠5に向けてスリット或いは多 数の小孔10Fが設けられている。これらの開口からエアがスクリーン枠5の下 面に沿って吹き付けられる。
【0022】 このエアノズル10Dは、スクリーン支持部材6に溶接、或いはその他の手段 で固定され、支持部材6と共に高さHの昇降が可能となっている。このため、エ アノズル10Dとスクリーン枠5との位置関係も不変で、常にスクリーン枠に向 けてエアの吹き付けが行われているため、効果も大きい。
【0023】
【考案の効果】
本考案は簡単・容易な装置であるにも係わらず、第一の目的であるスクリーン 枠の結露が完全に防止できると共に、前記する通りスクリーンメッシュの目詰り 防止、色糊の乾燥促進、接着剤の塗布作業の効率化等、多目的にも効果が認めら れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動スクリーン捺染機の要部の平面図
である。
【図2】図1の装置のx−x断面図である。
【図3】図2の装置における他の実施例のエアノズルを
示す断面図である。
【図4】本考案の更に他の実施例のエアノズルをスクリ
ーン枠と共に示す断面図である。
【符号の説明】
1 機台 2 エンドレスベルト 3 捺染布 4 捺染ユニット 5 スクリーン枠 6 スクリーン支持部材 7 スキージ 8 スキージ駆動装置 9 捺染テーブル 10A エアノズル 10B エアノズル 10C エアノズル 10D エアノズル 10E 小孔 10F 小孔 11 ブラケット 12 継手 13 エアホース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被捺染布を支持し搬送するエンドレスベ
    ルトと被捺染布上に色糊を施すためのスクリーン枠を備
    えた自動スクリーン捺染機において、スクリーン枠の下
    面或いはその下方の捺染布にエアを吹き付けるエアノズ
    ルを設けたことを特徴とする自動スクリーン捺染機のス
    クリーン枠結露防止装置。
  2. 【請求項2】 エンドレスベルトが加熱された捺染台上
    を走行するように支持されている請求項1記載のスクリ
    ーン枠結露防止装置。
  3. 【請求項3】 エアノズルがスクリーン枠下面に指向し
    たスリット或いは多数の小孔を有する偏平管からなり、
    スクリーン枠と一体に設けられている請求項1記載のス
    クリーン枠結露防止装置。
JP3359293U 1993-06-22 1993-06-22 自動スクリーン捺染機のスクリーン枠結露防止装置 Pending JPH074035U (ja)

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JP3359293U JPH074035U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 自動スクリーン捺染機のスクリーン枠結露防止装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817829U (ja) * 1971-07-10 1973-02-28
JPS49108389A (ja) * 1973-02-22 1974-10-15
JPH0225625U (ja) * 1988-08-09 1990-02-20

Patent Citations (3)

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