JPH0740291Y2 - 電子銃 - Google Patents

電子銃

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JPH0740291Y2
JPH0740291Y2 JP16782987U JP16782987U JPH0740291Y2 JP H0740291 Y2 JPH0740291 Y2 JP H0740291Y2 JP 16782987 U JP16782987 U JP 16782987U JP 16782987 U JP16782987 U JP 16782987U JP H0740291 Y2 JPH0740291 Y2 JP H0740291Y2
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JP
Japan
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rod
insulator
electron gun
filament
engaging
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JP16782987U
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稔 宍倉
淳一 澤井
正芳 高木
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真空冶金株式会社
九州日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、端部に発熱部を有する電極用ロッドを、絶縁
体を介して電子銃本体に取付けるようにした電子銃に関
する。
〔従来の技術〕
従来この種の電子銃は、第6図に示すように、端部に発
熱部に相当する通常、断面細長い角形の帯状体からなる
フィラメント本体1を取付けた断面丸形の固定用ロッド
2と、断面丸形の電極用ロッド3が、絶縁体4に形成さ
れた嵌合孔4a内に挿入され、これらのロッド2及び3
は、それぞれに対応して該絶縁体4の上面から螺入され
た各ねじ4bによって、各位置にセットされており、これ
らのフィラメント付ロッドを取付けた絶縁体4は、取付
けねじ5によって、図示しない電子銃本体に取付けられ
ている。
第7図及び第8図は、フィラメント本体1を固定用ロッ
ド2及び電極用ロッド3の端部に取付けた従来のロッド
付きフィラメントの斜視図及び平面図である。
作動時、電極用ロッド3,3より通電される電流により、
各フィラメント本体1が発熱して電子を放出するように
なっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来の電子銃においては、第7図及び第8図に
示されているように、通常、断面細長い角形の帯状体か
らなる発熱部であるフイラメント本体1の両端部と、該
両端部を支持する断面丸形の固定用ロツド2及び電極用
ロツド3との各接続部には、断面積に急激な変化が生じ
るため、該接続部を挿んで、フイラメント本体1を支持
する固定用ロツド2と電極用ロツド3側を、下記のよう
に少しでも回転したり、動かしたりすると、上記接続部
にも大きな力が加わつて該部が破損し易いという問題点
があつた。即ち、固定用及び電極用のロッド2と3が丸
棒の場合、第6図に示すように、ねじ4bによってセット
しても、これらのロッド2,3が回転して、ロッド2,3とフ
ィラメント本体1との接続部が、破損することがあった
し、また、たとえうまくセットできたとしても、使用中
にねじ4bが熱影響で緩み、ロッド2,3が移動することに
より、フィラメント本体1の位置が変化して効率が低下
することがあるという問題点があった。
本考案は、端部に発熱部を有するロッドと該発熱部との
接続部に大きな力を加えることなく、絶縁体内で回転且
つ移動することなく、固定させるようにすることを技術
的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来技術の問題点及び技術的課題を
解決するために、電極用ロッドを断面角形に形成すると
共に、その周面の一部に、絶縁体の断面角形のロッド嵌
合面の一部に形成された凹凸等の係合部と係合する凹凸
等の係合部を形成し、該絶縁体をロッド嵌合面で二つ割
れとしたことを特徴としている。
〔作用〕
本考案は上記のように、断面角形の電極用ロッドが二つ
割れ絶縁体の断面角形のロッド嵌合面内に嵌入されてい
るので、該ロッドは回転せず、従って電極ロッドと発熱
部との接続部に特に大きな力が加わらないので、セット
時に破損することが殆どない。
また、上記ロッド周面の一部に形成された凸凹等の係合
部が、上記絶縁体のロッド嵌合面の凹凸等の係合部に係
合されているので、該ロッドが軸方向に移動せず、発熱
部の位置が変化しない。従って、当初セットした電子の
引出効率が最も良い位置を最後まで確保できるので、安
定して使用できる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す電子銃のロッド付き
フィラメントとロッドを支持する絶縁体の斜視図、第2
図及び第3図は第1図に使用されているロッド付フィラ
メントの斜視図及び正面図である。
図において、端部にフィラメント本体11を取付けた固定
用ロッド12と電極用ロッド13は、何れも断面角形に形成
されており、その周面に対向する両側面に、突片を接着
等により取付けて凸部(出っ張り)15を形成している。
一方、上記固定用及び電極用ロッド12,13を嵌合支持す
る絶縁体14は、14aと14bに二つ割れされ、その二つ割れ
面には、それぞれ両ロッド12,13と嵌合する凹溝16が形
成され、該嵌合用凹溝16の一部には、上記ロッド周面の
係合用凸部15と係合する係合用凹部17が形成されてい
る。なお図中、18,18は二つ割れ絶縁体14a,14bを締付け
ると共に、図示しない電子銃本体に取付けるためのボル
トである。
組立て時、第1図に示すように、二つ割れされた一方の
絶縁体14bの断面角形の凹溝16内に、端部にフィラメン
ト本体11を取付けた断面角形の固定用と電極用の両ロッ
ド12,13を嵌め込む。この時、ロッド12,13の周面及び絶
縁体14bの凹溝16の一部にそれぞれ形成された係合用凸
部15と係合用凹部17とを互いに係合させる。
次いで、他方の絶縁体14aを上記一方の絶縁体14b上に蓋
するようにして重ね合わせた後、ボルト18,18によって
両絶縁体14a,14bを締結すると共に、図示しない電子銃
本体に取付ける。
この実施例によれば、ロッド12,13の周面及び絶縁体14
の嵌合面が共に断面角形に形成されているので、両者が
嵌合状態にセットされた後は、ロッド12,13が回転せ
ず、又これらロッド12,13とフィラメント本体11との接
続部A(第2図、第3図)に特に大きな力が加わらない
ので、セット時に破損することが殆どない。
また、係合用凸部15と同凹部17の両係合(嵌合)面でロ
ッド12,13と絶縁体14a,14bとが互いに係合しているの
で、ロッド12,13は軸方向(長手方向)に移動せず、フ
ィラメント本体11の位置が変化しない。
従って、当初セットした電子の引出効率が最も良い位置
を最後まで確保できるので、安定して使用できる。
第4図は、本考案の他の実施例を示すロッド付フィラメ
ントの斜視図であって、図中、第2図に記載した符号と
同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとする。
この実施例では、ロッド12,13の周面に形成される係合
用凸部(出っ張り)25がロッド周面の対向する両側面の
一部に、該ロッド部と一体に形成されている点で先の実
施例と異なっている。
第5図は、本考案の更に他の実施例を示すロッド付フィ
ラメントの斜視図であって、図中、第2図、第4図の符
号と同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとす
る。
この実施例では、ロッド12,13の周面に形成される係合
部が、対向する両側面の一部に凹部35として形成されて
おり、該凹部35に対応する絶縁体の嵌合面の一部に形成
される係合部は、凸状に形成されている点で、上記した
両実施例のものと相違している。
上記した各実施例において、フィラメント付ロッド及び
絶縁体の嵌合用凹溝の両断面形状を、四角形に図示した
構造のものについて説明したが、絶縁体内でロッドが転
がらないようにした角形断面であればよく、四角形に限
らないことは勿論である。
また、ロッド周面及び絶縁体の嵌合用溝内の一部に形成
される係合部についても、実施例に示したような長方形
状の凸又は凹部に限らず、軸方向に移動しないようにし
た形状のものであればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、電極用ロッドを
断面角形に形成すると共に、二つ割れとされた絶縁体の
ロッド嵌合面も断面角形に形成したことにより、組立て
が容易であるばかりでなく、電極用ロッドが絶縁体内
で、回転することがない。従って電極用ロッドと発熱部
との接続部に特に大きな力が加わらないので、セット時
に破損することが殆どない。
また、電極用ロッドの周面の一部に、絶縁体のロッド嵌
合面の一部に形成された係合部と係合する係合部を設け
たことにより、電極用ロッドが絶縁体内の嵌合面内で軸
方向に固定されるので、該電極用ロッド端部の発熱部
(フィラメント本体)の位置が変化しない。従って、当
初セットした電子の引出効率が最も良い位置を最後まで
確保できるので、安定して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す電子銃のロッド付き
フィラメントとロッドを支持する絶縁体の分解斜視図、
第2図及び第3図は第1図に使用されているロッド付き
フィラメントの斜視図及び平面図、第4図及び第5図
は、本考案の異なった他の実施例を示す電子銃のロッド
付きフィラメントの斜視図、第6図は従来の電子銃のロ
ッド付きフィラメントとロッドを支持する絶縁体の分解
斜視図、第7図及び第8図は、第6図に使用されている
従来のロッド付きフィラメントの斜視図及び平面図であ
る。 1,11…フィラメント本体、2,12…固定用ロッド、3,13…
電極用ロッド、4,14,14a,14b…絶縁体、15,25,35…係合
用凸部、16…嵌合用凹溝、17…係合用凹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に発熱部を有する電極用ロッドを、絶
    縁体を介して電子銃本体に取付けるようにした電子銃に
    おいて、上記電極用ロッドを断面角形に形成すると共
    に、その周面の一部に、上記絶縁体の断面角形のロッド
    嵌合面の一部に形成された係合部と係合する係合部を形
    成し、該絶縁体をロッド嵌合面で二つ割れとしたことを
    特徴とする電子銃。
  2. 【請求項2】上記発熱部がフィラメント本体からなって
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の電子銃。
  3. 【請求項3】上記電極用ロッド周面の一部に形成される
    係合部が、凸部又は凹部からなり、上記絶縁体のロッド
    嵌合面の一部に形成される係合部が、凹部又は凸部から
    なっている実用新案登録請求の範囲第1項記載の電子
    銃。
JP16782987U 1987-11-04 1987-11-04 電子銃 Expired - Lifetime JPH0740291Y2 (ja)

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JPH0171849U JPH0171849U (ja) 1989-05-15
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