JPH0228263Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、導電体の固着および電気的接続のた
めに用いられる連結タツカー針に関する。

従来例の構成とその問題点 一般にこの種の連結タツカー針は第１図に示す
ようにコ状をなした金属製タツカー針素体１の内
面に塗布した合成樹脂接着剤２によつて連結して
なり、これを打込機（図示せず）に供給し、タツ
カー針素体１を１個ずつ切りはなして打合うよう
になつている。

ところで、第４図に示すように、導電体３，
３′を基体４に固定および前記導電体３，３相互
の電気的接続を行うために用いるとき、前記固定
は満足するものの、導電体３，３′相互は、合成
樹脂接着剤２が絶縁性であることにより、導通が
損なわれるという問題があつた。

考案の目的 本考案は前記従来の問題に留意し、導電体の電
気的導通に好適な連結タツカー針を提供すること
を目的とするものである。

考案の構成 前記目的を達成するため、本考案はコ状をした
複数の金属製のタツカー針素体を、その外側頭部
および両足先端部のみを接着剤で連結してなる連
結タツカー針の構成としたものであり、導電体の
固定と電気的接続に有効なるものである。

実施例の説明 以下本考案の一実施例を第１図および第２図に
もとづき説明する。

図において５はコ状をした金属製のタツカー針
素体であり、多数の前記タツカー針素体５の外側
頭部６と両足先端部７に塗布した合成樹脂接着剤
８により連結して連結タツカー針９を構成してい
る。

前記構成の連結タツカー針９は、打込機に供給
できることはもとより、第２図に示すように、導
電体１０，１０′を基体１１に固定および前記導
電体１０，１０′相互の電気的接続を行うために
用いるとき、電気的接続に必要な箇所には、絶縁
体である前記合成樹脂接着剤８が介在しないため
導通が損われるという問題がない。

考案の効果 前記実施例の説明より明らかなように、本考案
の連結タツカー針は、タツカー針素体の必要箇所
には、絶縁体である合成樹脂接着剤が塗布されず
に連結されているため、導電体の固定と電気的導
通に好適であり、もちろん、他の単なる機械的固
定用としても利用でき、その実用的効果の大きい
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の連結タツカー針の斜視図、第
２図は同使用状態の断面図、第３図は従来の連結
タツカー針の斜視図、第４図は同使用状態の断面
である。 ５……タツカー針素体、６……外側頭部、７…
…両足各端部、８……合成樹脂接着剤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コ状をした複数の金属製のタツカー針素体を、
   その外側頭部及び、両足先端部のみを絶縁性の接
   着剤で連結してなる連結タツカー針。