JPH0739872Y2 - 物品吊持用吸着ヘッド構造 - Google Patents

物品吊持用吸着ヘッド構造

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Publication number
JPH0739872Y2
JPH0739872Y2 JP1993034642U JP3464293U JPH0739872Y2 JP H0739872 Y2 JPH0739872 Y2 JP H0739872Y2 JP 1993034642 U JP1993034642 U JP 1993034642U JP 3464293 U JP3464293 U JP 3464293U JP H0739872 Y2 JPH0739872 Y2 JP H0739872Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
suction head
suction
article
air
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993034642U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH074444U (ja
Inventor
武 浅野
康誠 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKATORI SEISAKUSHO CO., LTD.
Original Assignee
TAKATORI SEISAKUSHO CO., LTD.
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は紙袋などに袋詰めされ
た物品を真空を利用して吸着ヘッドに吸着させて吊持
し、所定の範囲を移動させる物品吊持用吸着ヘッド構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】袋詰めされた物品の移動や搬送にはさま
ざまな手法が採用される。
【0003】例えば、合成樹脂製品の原料とされるペレ
ット状をなす物品は、防水処理などを施した紙袋などに
袋詰めしたものが多く、このような袋詰めされた物品は
工場内に持ち込まれて袋から取り出されるまでの間に
は、幾つかの搬送ラインを載り継いだ搬送がなされる。
【0004】ここで、袋詰めされた物品を隣接する搬送
ラインへ載せ換え、つまり、物品の移載については、搬
送ラインそれぞれの特性に適合させた機構および手法が
適用される。
【0005】隣接する搬送ライン間における袋詰めされ
た物品の移載機構の一つに、コンピュータ制御されたロ
ボットを用い、そのアーム部材先端に、袋詰めされた物
品を真空を利用して吸着させて吊持する吸着ヘッドを取
り付けたものがある。
【0006】図8は吸着ヘッドによって袋詰めされた物
品を吊持した状態を示す断面図である。
【0007】図において、1は吸着ヘッドで、この吸着
ヘッド1はロボットのアーム部材先端に取り付けられ
る。2は吸着ヘッド1の下面に設けた弾性部材からなる
環状の空気漏れ防止口体で、この空気漏れ防止口体2に
囲まれて吸着ヘッド1下面に吸着部3を形成している。
なお、吸着部3は外部の真空装置に配管を介して連結さ
れる。
【0008】上記構成において、袋詰めされた物品Aの
袋面aに吸着ヘッド1を当て、吸着部3内の空気を抜く
と、吸着部3内に袋面aが吸い込まれるようにして物品
Aは吸着ヘッド1に吸着され、この状態で吊持移動させ
られるものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記するよ
うな従来の吸着ヘッドの場合、袋詰めされた物品の袋内
部には空気が存在して大気圧のままであることから、吸
着力が作用する範囲は、吸着部内に吸い込まれる袋面部
に制限されたものとなる。従って、袋面に対する吸着ヘ
ッドの当たり具合が悪かったりすると、吸着力が不足し
て物品を落下させるようなことが起こる。
【0010】この考案は上述の点に鑑みなされたもので
あって、袋内部も真空にして吸着力を増大して吸着力不
足により物品を落下させるようなことのない物品吊持用
吸着ヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの考案の要旨とするところは、袋詰めされた物品
を真空を利用して吸着させて吊持する吸着ヘッドにおい
て、前記吸着ヘッド下面に形成した吸着部に、物品の袋
面に突き刺さって袋内の空気を抜く空気抜き針を垂設し
たことを特徴とする物品吊持用吸着ヘッド構造にある。
【0012】
【作用】袋詰めされた物品の袋面に吸着ヘッドが当てら
れて、袋面に空気抜き針が突き刺さり、袋内部の空気も
抜かれて真空になるから、吸着ヘッドに対する物品の吸
着力は袋面全体におよんで強力な吸着となり、確実に物
品を吊持移動させることができる。
【0013】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】第1図はこの考案の吸着ヘッドの断面図で
ある。
【0015】図において、1は吸着ヘッド、2は吸着ヘ
ッド1の下面に設けた空気漏れ防止口体で、この空気漏
れ防止口体2に囲まれて吸着ヘッド1下面に吸着部3を
形成する。なお、この吸着ヘッド1の基本構成は周知の
ものである。
【0016】この考案においては、吸着部3において、
袋詰めされた物品Aの袋面aに突き刺さって袋内の空気
を抜く中空の空気抜き針4を垂設する。この空気抜き針
4の下端は尖端5に形成し、通気部6を介して外部に連
通させている。
【0017】通気部6は袋内において内容物bによって
塞がれることがないように構成する。
【0018】このように内容物bによって塞がれること
のない通気部6構成としては各種のものがあるが、例え
ば、図2および図3に示す構成のものは、空気抜き針4
の下部外側面に複数条の凹溝7を並列して形設し、該凹
溝7と中孔8を連通孔9を介して連通させている。ま
た、図4、図5および図6に示す構成のものは、空気抜
き針4側面に中孔8に達する縦割り溝孔10を形成し、
この縦割り溝孔10の下部に板片11を挿着してその一
部を針先の傾斜カット部に突出させている。
【0019】上記構成において、袋詰めされた物品Aの
袋面aに吸着ヘッド1を当て、吸着部3内の空気を抜く
と、吸着部3内に袋面aが吸い込まれるとともに、袋面
aに空気抜き針4が突き刺さり、袋内部の空気も抜かれ
て真空になる。こうして、図7に示すように、吸着ヘッ
ド1に対する物品Aの吸着力は袋面a全体におよんで強
力な吸着となるもので、この状態で吊持移動させられ
る。
【0020】
【考案の効果】上記のように構成したこの考案によれ
ば、次のような効果を奏する。
【0021】(1) 袋詰めされた物品の吸着ヘッドに
対する吸着で、袋内部も空気が抜かれて真空になるか
ら、吸着ヘッドに対する物品の吸着力は袋面全体におよ
んで強力な吸着となり、確実な物品の吊持移動ができ
る。また、物品の吊持移動時間が短縮できるので、作業
能率を向上できる。
【0022】(2) 従来の吸着ヘッドに対して、その
吸着部に空気抜き針を垂設するだけの簡単な改良で実施
できるから、構造的にも簡単で安価に提供できる。ま
た、防水処理などを施した紙袋、または合成樹脂製袋な
どの袋詰めされた物品の吊持移動に適用できるから、多
方面において使用可能で汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の吸着ヘッドの断面図である。
【図2】 第1実施例の空気抜き針の要部の側面図であ
る。
【図3】 図2a−a線における断面図である。
【図4】 第2実施例の空気抜き針の要部の正面図であ
る。
【図5】 同じく第2実施例の空気抜き針の要部の側面
図である。
【図6】 図5b−b線における断面図である。
【図7】 吸着ヘッドに物品が吸着した状態を示す断面
図である。
【図8】 従来の吸着ヘッドに物品が吸着した状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…吸着ヘッド 3…吸着部 4…空気抜き針 A…袋詰めされた物品 a…袋面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋詰めされた物品を真空を利用して吸着
    させて吊持する吸着ヘッドにおいて、前記吸着ヘッド下
    面に形成した吸着部に、物品の袋面に突き刺さって袋内
    の空気を抜く空気抜き針を垂設したことを特徴とする物
    品吊持用吸着ヘッド構造。
JP1993034642U 1993-06-25 1993-06-25 物品吊持用吸着ヘッド構造 Expired - Lifetime JPH0739872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993034642U JPH0739872Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 物品吊持用吸着ヘッド構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993034642U JPH0739872Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 物品吊持用吸着ヘッド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH074444U JPH074444U (ja) 1995-01-24
JPH0739872Y2 true JPH0739872Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=12420091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993034642U Expired - Lifetime JPH0739872Y2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 物品吊持用吸着ヘッド構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56137323A (en) * 1980-03-31 1981-10-27 Mitsubishi Electric Corp Lens for coupling

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56137323A (en) * 1980-03-31 1981-10-27 Mitsubishi Electric Corp Lens for coupling

Also Published As

Publication number Publication date
JPH074444U (ja) 1995-01-24

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