JPH0739564Y2 - 回転式作業台 - Google Patents

回転式作業台

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JPH0739564Y2
JPH0739564Y2 JP1992034433U JP3443392U JPH0739564Y2 JP H0739564 Y2 JPH0739564 Y2 JP H0739564Y2 JP 1992034433 U JP1992034433 U JP 1992034433U JP 3443392 U JP3443392 U JP 3443392U JP H0739564 Y2 JPH0739564 Y2 JP H0739564Y2
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JP
Japan
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work
work table
speed
motor
bed
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Application number
JP1992034433U
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English (en)
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JPH0585581U (ja
Inventor
眞治 川瀬
敏弘 岡山
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Precision Fukuhara Works Ltd
Original Assignee
Precision Fukuhara Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連続微速回転が可能な
作業テーブルを有する回転式作業台に関する。この作業
台は、例えば小物部品の組立作業や加工作業において使
用する。
【0002】
【従来の技術】従来より小物部品の組立や加工を流れ作
業で行う円形状の作業台が数多く考案されてきた。しか
し、その多くが移動テーブル(またはベルトコンベア)
で運ばれてきた被加工物を作業台に載せ換え、作業台で
組立作業や加工作業を終了した後、次の工程に被加工物
を移動させるために再び移動テーブルに載せ換えてい
た。その後、作業者の安全を確認してから、移動テーブ
ルを運転していた。
【0003】また別の作業台の形態として作業台が回転
式となったものがある。そのような従来技術の一例とし
て、実公昭58−31661の考案がある。この考案で
は、モーターの動力により減速機を介して伝動盤を回動
させる。伝動盤の回転力は、圧接された伝動輪に伝達さ
れ、伝動輪と同軸の接触回転輪により作業台が回転する
ようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前者の作業台と移動テ
ーブルが一体形になっていないものでは、組立作業や加
工作業で一つの工程毎に被加工物を移動テーブルから作
業台へ移し、作業終了後に作業台から移動テーブルへ乗
せ換えなければならなかった。また、移動テーブルを間
欠運転させるため、作業者の安全を確認してからでなけ
れば移動テーブルを運転できなかった。このため、作業
能率が悪く、安全性にも問題があった。また、エアガン
や動力工具も外部に設置されたものを使用していたの
で、さらに作業能率が低下する欠点があった。
【0005】後者の実公昭58−31661の考案は、
伝動盤と伝動輪の接触圧力を圧力調整スプリングによっ
て、たびたび調整しなければならなかった。また、被加
工物の重量負荷及び伝動盤と伝動輪の摩擦によって伝動
盤と伝動輪が摩耗するため、これらはときどき交換しな
ければならず、そのため保全管理や維持管理費が必要と
なっていた。また、これらの駆動部は作業台の中央部を
大きく占めているので、中央部のスペースが有効的に利
用されていなかった。
【0006】本考案は、上記課題に鑑み行われたもの
で、作業能率に優れた回転式作業台を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、小物部品の加
工や組立において、連続微速回転する作業テーブルを設
けた回転式作業台であって、脚部上にベッドを固定して
設け、ベッド上に環状の作業テーブルを連続微速回転自
在に、しかも速度調節可能なように支持する。作業テー
ブルの内側に固定テーブルを設け、固定テーブル上に部
品収容部を有するスタンドを設ける。スタンド上部に
は、作業テーブルの円周方向に回転自在で、作業テーブ
ルの上下方向に伸縮自在な可動アームを設ける。可動ア
ームには脱着可能に動力工具を吊り下げて設置する。可
動アームの数は、回転式作業台で作業する作業者の数お
よび作業内容に応じて1本以上設ける。例えば、動力工
具として自動ねじ締機を設置し、4人の作業者で各作業
者が2種類のねじを締め付ける組み立て作業では、8本
のアームを設置する。
【0008】作業テーブルを連続微速回転させるため
に、インバータによりモーターを制御すると共に、少な
くとも2段階以上のモーターの回転速度を記憶できるメ
モリーと、記憶しているモーターの回転速度の中から希
望する速度にスイッチ操作により変更できる制御回路を
設けておく。これによって、作業内容・作業者の数・作
業者の作業能力に応じて作業テーブルの回転速度の変更
が必要な場合は、予め設定しておいた2段階以上の速度
の中から適切な速度に設定スイッチで変更ができる。
【0009】
【作用】ベルトコンベアなどにより被加工物が外部より
搬送されてきたとき、作業者は連続微速回転している作
業テーブル上に設けられた取付台に被加工物を固定す
る。そして、例えば部品の組付け作業をする場合は、作
業者は、連続微速回転している被加工物に対してスタン
ドの部品収容部に収容している部品を取り付け、動力工
具(例えば自動ねじ締め機)でねじを締め付ける。
【0010】本考案における作業テーブルは、連続微速
回転すると共に、その回転速度は、作業内容・作業者の
数・作業者の作業能力に応じて、最も能率のよい速度に
調整可能である。また、動力工具が取付けてある可動ア
ームは作業テーブルの円周方向に対して移動自在である
ため、作業者は作業中に作業テーブルと共に移動しなが
らの作業もできる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面に基づき本考案の実施例を
説明する。図1に示すように、脚部1によって支持され
たベッド2の上部に回転可能に作業テーブル3が設置さ
れている。図示された作業テーブル3は、テーブル面が
水平になっているが、作業内容によってはテーブル面を
傾斜させてもよい。
【0012】作業テーブル3の中央部には固定テーブル
4が設けられ、固定テーブル4の上部に部品収容部5を
持つスタンド6が設置されている。部品収容部5a、5
b、5cは1段以上いずれであってもよい。
【0013】スタンド6の上部には作業テーブル3の円
周方向に対して移動可能であると共に上下方向にも伸縮
自在な可動アーム7が設けられている。その可動アーム
7の先端には動力工具8が脱着可能に吊り下げられてい
る。動力工具8は、例えば自動ねじ締付け工具(エアモ
ーターや電動モーターにより一定のトルクで締め付ける
ことのできるトルクドライバーなど)や面取り作業など
に使用する加工工具などである。ねじ類は脚部1内の収
納部29に収納されていて、図示はしていないが、作業
台中央内部のスタンド6及び可動アーム7を経由し作業
テーブル3に自動供給されるようになっている。
【0014】スタンド6の天板には、照明装置16が設
けている。作業テーブル3には、被加工物12を取付け
るための被加工物取付台14が取り付け・取り外し可能
なように設けられている。
【0015】固定テーブル4には、回転中の被加工物1
2の有無を検知するセンサー13と、センサー13から
の信号と連動するエア噴出ノズル10が設置されてい
る。即ち、被加工物検知センサー13が被加工物を検知
すると、制御回路を介しエア噴出ノズルのエアバルブが
開かれ、エア噴出ノズル10が首振り運動しながら一定
時間エアを噴出し、被加工物から異物を除去する。作業
テーブル3の回転速度や被加工物の大きさにより所要エ
ア量は異なるので、予めエア噴出時間を設定スイッチで
制御回路のメモリーに記憶させ、その設定時間を経過し
た後は制御回路からの信号でエア噴出ノズルのエアバル
ブは閉じるようにする(図4参照)。
【0016】ベッド2の底部には、モーター18と減速
機17が設けられている。モーター18の制御は脚部1
に設置されている制御盤9のインバーターにより行う。
制御盤9には、後述するように、2段階以上のモーター
の回転速度を記憶できるメモリーと、記憶しているモー
ターの回転速度の中から希望する速度を選択する速度設
定スイッチ9aが設けられている。ベッド2の側面に
は、非常停止ボタン15が設けられている。
【0017】図3に示すように、脚部天板1aにベッド
2が固定され、作業テーブル3はベッド2の環状の凹部
2aと作業テーブル3の環状の凹部3aに設けられた環
状の線状部材19に内接した軸受け20によって支持さ
れている。作業テーブル3には、作業テーブル3の浮き
上がりを防止するリング26が取り付けられている。作
業テーブル3の内側には、固定テーブル4が設けられ、
脚部天板1aに固定されている。
【0018】モータ18上部に直結した減速機構18a
の軸28には第1平歯車21が設けられている。モータ
18の回転力は第1平歯車21に噛合している第2平歯
車22を介し、第2平歯車22と軸を共有している第3
平歯車23を介し、作業テーブル3に固定されている大
歯車24に伝達される。軸25と第3歯車23の間に
は、ワンウェイクラッチ27が設けられ、作業テーブル
3は一定方向に回転する。このような構造上、使用する
モータも100W程度で十分な出力が得られ、維持管理
する上においても非常に経済的である。作業テーブル3
を回転させるための動力伝達機構としては、上記のよう
なギア方式だけでなく、ベルト方式やチェーン方式であ
ってもよい。
【0019】図4に示すように、モーターの速度即ち作
業テーブル3の回転速度は、回転作業台を使用して行な
う作業の内容・作業者の数・作業者の能力に応じて、2
段階以上(図4では4段階としている)設定された回転
速度の中から速度設定スイッチ9aにより選択可能であ
る。作業内容・作業者の数・作業者の能力に変更があっ
たときも、これらの設定速度の中から設定スイッチによ
り変更可能である。
【0020】作業テーブル3の微速回転の速度は、作業
テーブル3の外周部において秒速50cm以下とし、と
くに好ましいのは秒速2cmから0.5cmである。本
考案の回転式作業台の製作一例をあげると作業テーブル
径が1600mm、テーブルの高さが950mm、スタ
ンドの頂部までが2100mmである。
【0021】次に作業テーブルにおける作業順序を述べ
る。図2では、作業者4名の第1作業例を示す。作業者
Aは、外部よりベルトコンベア30などで運ばれてきた
加工前の被加工物12を矢方向に連続微速回転中の作業
テーブル3上の被加工物取付台14に固定する。次に作
業者Aは、動力工具8で被加工物12の第1工程の作業
をする。作業者Aが第1工程を終了後、作業者Bが第2
工程の作業をする。以下、作業者Cが第3行程を、作業
者Dが第4行程を作業する。各作業者A・B・C・Dの
目前の部品収容部5a,5b,5cにはその工程で使用
する部品を収容しておく。
【0022】センサー13が回転中の被加工物12を検
知したとき、被加工物12の加工面に異物が付着しない
ように、エア噴出管11よりエアが被加工物12に対し
て一定時間噴出され、被加工物の加工面を清浄する。最
終工程終了後、作業者Dは、被加工物12をベルトコン
ベア30などに乗せ換え外部に搬出する。
【0023】また、図示はしていないが作業者2名での
第2作業例では、作業者Aが第1・第2行程を移動しな
がら作業し、作業者Bが第3・第4行程を移動しながら
作業する。被加工物12の作業テーブル3への取り付け
間隔は、第1作業例の一個おきになる。
【0024】
【考案の効果】本考案の回転式作業台によれば、作業者
は連続微速回転している作業テーブル3に固定された被
加工物12を回転式作業台に設けられた、移動自在であ
ると共に上下方向に伸縮自在な可動アーム7に吊り下げ
られた動力工具8で加工する。
【0025】また、モーターの回転速度を変速可能に制
御することにより、作業内容・作業者の数・作業者の作
業能力によって、作業テーブルの適切な回転速度を得る
ことができる。そのため、安全性にも問題がなく作業能
率にも優れている。
【0026】さらに、作業テーブルの中央部には部品収
納部を設けたことにより、有効的にスペースの利用が行
われるとともに、目前の部品を手早く取り出せることが
できるので作業の効率化がはかれる。この結果、小物部
品の組立作業や加工作業が安全に、かつ、能率的に実施
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転式作業台の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の駆動部の拡大断面図である。
【図4】本発明の回転式作業台の制御回路のブロック図
である。
【符号の説明】
1 脚部 3 作業テーブル 7 可動アーム 8 動力工具 10 エア噴出ノズル 12 被加工物 13 センサー 18a モーター減速機構 20 軸受け 24 大歯車 29 ねじ収納部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部(1)上にベッド(2)を固定して
    設け、このベッド(2)上に環状の作業テーブル(3)
    を連続微速回転可能に、しかも速度調節可能なように支
    する手段を有し、前記作業テーブル(3)の中央部に
    前記脚部(1)によって支持された固定テーブル(4)
    を設け、前記固定テーブル(4)上部に少なくとも1箇
    所の部品収容部(5)を有するスタンド(6)を設け、
    前記スタンド(6)上部に作業テーブル(3)の円周方
    向に対して移動自在に、かつ、上下方向に対して伸縮自
    在に取り付けられた少なくとも1本以上の可動アーム
    (7)に動力工具(8)を脱着可能に吊り下げた回転式
    作業台であって、 前記作業テーブル(3)を回転可能に支持する手段は、
    前記ベッド(2)の環状の凹部(2a)と前記作業テー
    ブル(3)の環状の凹部(3a)との間に環状に配され
    た線状部材(19)と、この線状部材(19)に内接し
    た軸受け(20)からなり、 前記作業テーブル(3)を連続微速・速度調節可能に回
    転させる手段は、インバータにより制御されたモータ
    (18)と、少なくとも2段階のモータ回転速度を記憶
    しているメモリと、このモータの回転速度を変更する速
    度設定スイッチ(9a)からなる ことを特徴とする回転
    式作業台。
JP1992034433U 1992-04-23 1992-04-23 回転式作業台 Expired - Lifetime JPH0739564Y2 (ja)

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JP1992034433U JPH0739564Y2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 回転式作業台

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JP1992034433U JPH0739564Y2 (ja) 1992-04-23 1992-04-23 回転式作業台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0585581U JPH0585581U (ja) 1993-11-19
JPH0739564Y2 true JPH0739564Y2 (ja) 1995-09-13

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4616563B2 (ja) * 2004-01-29 2011-01-19 株式会社ミツトヨ 真空吸着ツールスタンド
CN114986456B (zh) * 2022-07-07 2024-06-25 安徽省含山县皖中减速机械有限公司 一种具有定位功能的减速机加工用操作台

Family Cites Families (2)

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JPS5831661U (ja) * 1981-08-26 1983-03-01 株式会社東芝 放電灯用口金のピン取付構造
FI813461L (fi) * 1981-11-03 1983-05-04 Sohlberg Ab Oy G W Arbetsbord, speciellt foer hopsaettningsarbete

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JPH0585581U (ja) 1993-11-19

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