JPH0739544A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH0739544A
JPH0739544A JP5208338A JP20833893A JPH0739544A JP H0739544 A JPH0739544 A JP H0739544A JP 5208338 A JP5208338 A JP 5208338A JP 20833893 A JP20833893 A JP 20833893A JP H0739544 A JPH0739544 A JP H0739544A
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JP
Japan
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ray
data
offset
channel
view
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Pending
Application number
JP5208338A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kuwabara
博 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP5208338A priority Critical patent/JPH0739544A/ja
Publication of JPH0739544A publication Critical patent/JPH0739544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者スループットを低下させることなくオフ
セット処理を行なう。 【構成】 X線管12とX線検器13とを被検体11の
周囲に連続的に回転させ、そ連続回転中、撮影用スキャ
ン以外の期間でX線を停止して各ビューおよび各チャン
ネルごとにオフセットデータをデータ収集装置14で収
集して記憶装置15に記憶し、連続回転中のX線照射し
ている撮影用スキャンにおいて収集したデータを、上記
のオフセットデータを用いて補正装置16において処理
し、各ビューおよび各チャンネルごとのオフセット処理
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線CT装置に関
し、とくに rotate / rotate タイプのX線CT装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置では、X線が発射されてい
ないときにもノイズなどによるデータが得られる(これ
をオフセットデータと称する)ので、X線により被検体
を走査して測定したデータからオフセット成分をキャン
セルするオフセット処理を行なう必要がある。
【0003】通常の rotate / rotate タイプのX線C
T装置では、ガントリ内でX線管とX線検出器とを被検
体を中心にして同時に回転させるが、1回転(360
°)回転させた後ふたたび360°逆回転させるという
ように正・逆方向の回転を交互に繰り返す。このような
360°の回転中にX線を照射することによって、36
0°内の各角度(ビュー)のデータを収集し、これを逆
投影し、被検体の断層面におけるX線吸収率分布の画像
を再構成する。
【0004】オフセット処理に用いるオフセットデータ
は、X線検出器の各チャンネルについて各ビューごとに
求めることが好ましいが、このオフセットデータをX線
の発射をオフにしてX線管とX線検出器とを回転させな
がら収集すると、その後X線を発射しながら回転させて
被検体のデータを収集するために、スキャンスタート位
置まで逆回転させて戻す必要があり、患者スループット
が悪くなる。そのため、通常、あるビューの位置で上記
の回転を停止して検出器の各チャンネルのオフセットデ
ータを求めるにとどめている。
【0005】連続回転型の rotate / rotate タイプの
X線CT装置では、X線管と検出器とが1方向に連続的
に回転しており、その回転中にX線を照射し、かつ被検
体の位置をずらしていくことにより、隣接する多数の断
層面についてのX線吸収データを収集する。そこで、こ
のようなX線CT装置では、上記のように回転を止めて
オフセットデータを測定すると逆に患者スループットが
悪くなる。そのため、このようなX線CT装置では、X
線管と検出器とを回転させたままX線の発射を停止して
オフセットデータを収集することとしているが、その場
合も、従来では、回転中のある時点でデータ収集するこ
とによりあるビューでの各チャンネルのオフセットデー
タを得るにとどまるのが普通である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、X線管
と検出器とが回転しているときと静止しているときとで
はオフセットデータが異なるので、静止時にオフセット
データを収集したり、特定のビューについてのみオフセ
ットデータを得たりする場合には、かならずしも適切な
オフセット処理を行なうことができず、それが原因で再
構成画像にアーティファクトが生じる問題がある。
【0007】すなわち、X線管と検出器とが回転してい
るときの振動によってノイズが発生するとともに、その
回転中にガントリ内の各部の部品からの放射によりノイ
ズが発生し、またその回転駆動のため電源状態が変化す
る、などの種々の原因によって、回転中と静止時とでは
収集したオフセットデータがかなり異なるものとなる。
また、回転中に収集したオフセットデータであっても特
定のビューでのものである場合にも、回転中の変化を反
映させたものとすることができない。このような原因か
ら、検出器の各チャンネルのオフセットデータを各ビュ
ーごとに収集しない場合に、再構成画像に、ストリー
ク、シャワー、リングなどと呼ばれるアーティファクト
が発生することがある。
【0008】この問題はノイズ対策である程度は緩和で
きるのであるが、X線を低線量とした場合は、測定デー
タ自体がオフセットデータに近いものとなるので、ノイ
ズ対策を施すこともできない。そのため、従来では、極
端な場合、低線量のX線によるスキャンは行なわないと
の措置もとられている。しかし、低線量のX線によるス
キャンを行なえないとなると、患者の被曝線量が増大す
るとともに、X線管の負荷も増大し、X線管のクーリン
グタイムを頻繁にとる必要が生じるので、患者の拘束時
間が増えるという問題が生じる。
【0009】この発明は、上記に鑑み、患者スループッ
トを低下させることなく回転中の各ビューごとのオフセ
ットデータを収集し、もって画質を改善することができ
るとともに被検体に対する被曝線量を低減することがで
きるように改善した、X線CT装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線CT装置においては、X線発生
手段とX線検出手段とを被検体の周囲に連続的に回転さ
せ、そ連続回転中、撮影用スキャン以外の期間でX線を
停止して各ビューおよび各チャンネルごとにオフセット
データを収集し、連続回転中のX線照射している撮影用
スキャンにおいて収集したデータを、上記のオフセット
データを用いて処理し、各ビューおよび各チャンネルご
とのオフセット処理を行なうようにしたことが特徴とな
っている。
【0011】
【作用】オフセットデータは、X線発生手段とX線検出
手段の連続回転中、撮影用スキャン以外の期間でX線を
停止して各ビューおよび各チャンネルごとに収集され
る。そして、連続回転中のX線照射している撮影用スキ
ャンにおいて撮影用のデータが収集され、このデータが
上記のオフセットデータを用いてオフセット処理され
る。オフセットデータおよび撮影用のデータはいずれも
X線発生手段とX線検出手段の連続回転中に収集され、
時間的に接近して得ることができるとともに、いずれも
各ビューおよび各チャンネルごとに収集されるので、そ
れらを対応させてオフセット処理することによってオフ
セット成分の正確な補正ができる。オフセットデータの
収集は、連続回転中の撮影用スキャン以外の期間で収集
されるため時間が余計にかかるということもなく、患者
スループットを低下させない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、被
検体11を間に挟むようにしてX線管12と検出器13
とが対向配置され、その位置関係を保ったままX線管1
2と検出器13とが被検体11を中心にして矢印に示す
ように一体に回転させられる。この図では省略している
が、X線管12と検出器13とはガントリ内に配置され
ており、そのガントリの中心にトンネル部が設けられ、
このトンネル部に被検体11が挿入される。そしてガン
トリには回転駆動機構なども納められる。
【0013】検出器13は多数のチャンネルを有し(チ
ャンネル番号を1、2、3、…、nとする)、X線管1
2からのX線がこれら多数のチャンネルに同時に入射し
てそのそれぞれから出力が得られ、データ収集装置14
により多チャンネルのデータが収集される。この多チャ
ンネルのデータは、X線管12と検出器13が回転する
ときの各位置(ビュー)ごとに得られる。すなわち、X
線管12の位置でビューを定めるものとすると、図に示
すようにビュー1、2、3、…、mの各々で多チャンネ
ルのデータが収集される。
【0014】収集されたデータは記憶装置15に記憶さ
れ、さらに補正装置16においてオフセット処理を受け
て補正された後、画像再構成装置17に送られてX線吸
収率分布の画像が再構成される。
【0015】被検体11のX線吸収データを測定して断
層像を再構成するとき、X線管12と検出器13は被検
体11の周囲に連続的に回転させられるが、回転を開始
した後、これから行なう撮影用スキャンの回転速度での
定常回転状態になったとき、撮影用スキャンに先だっ
て、オフセットデータ収集用の1ないし数回の回転を行
なう。この1ないし数回の回転中、X線管12からはX
線を照射しないようにし、検出器13の各チャンネルご
とに各ビューについてのオフセットデータを収集し、記
憶装置15に記憶する。
【0016】つぎに回転を引き続いて連続的に行ないな
がら、X線管12からX線を被検体11に向けて照射
し、被検体11を透過したX線を検出器13の各チャン
ネルに入射させる。これにより各ビューごとに各チャン
ネルのデータを収集し、記憶装置15に記憶する。
【0017】ここで、j番目のビューでの検出器13の
i番目のチャンネルのオフセットデータをAi,jとす
る(1≦i≦n、1≦j≦m)。また、撮影用スキャン
で得た、j番目のビューでの検出器13のi番目のチャ
ンネルのデータをBi,jとする。すると、補正装置1
6では、 Ci,j=Bi,j−Ai,j の処理を行なう。すなわち、X線を用いて得たデータか
らX線が入射していないときのデータ(オフセットデー
タ)を減算して、正味のX線データCi,jを得る。
【0018】このオフセット処理後のデータCi,jが
いかに正しい値になるかどうかは、撮影用スキャンで測
定したデータBi,jに現実に含まれているオフセット
成分と、その直前に測定したオフセットデータAi,j
とがいかに近いかにかかっている。ここでは、上記のよ
うに2つのデータとも、同じ回転速度で回転中に時間的
にも接近して測定したものであり、かつ同じ位置で測定
したものであるから、上記のデータ間の近似性が究極ま
で達成されていることになり、オフセット処理によって
正確にオフセット成分を除去することができて、適切な
補正を行なうことができる。
【0019】したがって、このオフセット処理後のデー
タを用いて画像再構成することにより、再構成画像に現
われるストリーク、シャワー、リングというようなアー
ティファクトを軽減することが可能となる。また、撮影
用スキャンの直前の数回程度の回転においてオフセット
データを得ているので、そのために余分にかかる時間も
極力抑えられており、患者スループットの低下もない。
【0020】さらに回転を連続的に続け、被検体11が
のせられたベッド(図示しない)を移動させながら、被
検体11の他の位置(図では紙面に直角な方向の位置)
で撮影用スキャンをつぎつぎに行なって、多数の断層位
置での断層像を順次得る場合、そのベッド移動期間を利
用してX線を停止し、オフセットデータを得、これによ
りその直後の撮影用スキャンで収集したデータについて
のオフセット処理を行なうようにする。すると、必ず直
前(あるいは直後)のオフセットデータで補正が行なわ
れるので、オフセット成分が時間的に変動しているよう
な場合でも正確な補正を行なうことができる。
【0021】このようにオフセット成分の正確な補正が
できるようになるため、X線量を低くした撮影の場合で
も、良好な画像を得ることができる。そのため、患者に
対する被曝線量を低減することが可能となる。さらに、
X線管12の負荷も軽くすることができ、管球寿命も延
び、またX線管12の冷却のためにX線を停止するクー
リングタイムまでの撮影用スキャンの回数を増やすこと
ができ、その結果患者の拘束時間を短縮することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のX線CT装置によれば、連続回転中、撮影用ス
キャン以外の期間でX線を停止して各ビューごとに各チ
ャンネルごとのオフセットデータを収集し、これを用い
て撮影用スキャンで収集したデータのオフセット処理を
行なっているため、正確なオフセット処理が可能とな
り、再構成画像に現われるストリーク、シャワー、リン
グというようなアーティファクトを軽減することができ
る。また、患者スループットを低下させることもない。
正確なオフセット処理ができることから低線量でも良好
な画質とすることができ、そのため患者の被曝線量を低
減できるとともに、X線管の寿命を延ばし、患者の拘束
時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【符号の説明】
11 被検体 12 X線管 13 X線検出器 14 データ収集装置 15 記憶装置 16 補正装置 17 画像再構成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生手段と、X線を検出する多チャ
    ンネルのX線検出手段と、上記X線発生手段とX線検出
    手段とを被検体の周囲に連続的に回転させる手段と、上
    記検出手段の各チャンネルにおけるデータを各ビューご
    とに収集する手段と、上記の連続回転中、撮影用スキャ
    ン以外の期間でX線を停止して収集した各ビューおよび
    各チャンネルごとのオフセットデータを用いて、連続回
    転中のX線照射している撮影用スキャンにおいて収集し
    たデータの、各ビューおよび各チャンネルごとのオフセ
    ット処理を行なう手段と、このオフセット処理後のデー
    タを用いて画像再構成する手段とからなることを特徴と
    するX線CT装置。
JP5208338A 1993-07-31 1993-07-31 X線ct装置 Pending JPH0739544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208338A JPH0739544A (ja) 1993-07-31 1993-07-31 X線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208338A JPH0739544A (ja) 1993-07-31 1993-07-31 X線ct装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0739544A true JPH0739544A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16554624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5208338A Pending JPH0739544A (ja) 1993-07-31 1993-07-31 X線ct装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739544A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5950779A (en) * 1996-10-21 1999-09-14 Swany Corporation Bag mounted with casters
JP2020022579A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線コンピュータ断層撮影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5950779A (en) * 1996-10-21 1999-09-14 Swany Corporation Bag mounted with casters
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