JPH0739535A - 電子制御式ヘルス測定システム及び血圧・体内脂肪測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手首における血圧の測定を行うカフ帯を被測
定者の両手首部に装着し、それぞれのカフ帯に電極装置
を配置して、血圧の測定と同時にその電極装置を用い
て、人体のインピーダンスを測定することにより、身長
・体重データと組み合わせて、体内脂肪を測定可能にす
る電子制御式ヘルス測定システム及び血圧・体内脂肪測
定装置を提供する。 【構成】 身長・体重計５０により、身長・体重を計測
し、カフ帯１０により手首部位の動脈を圧迫阻血して、
血圧を測定し、更に、カフ帯１０には両手首部位に装着
し、該両手首部位の甲側に配置される電極を設け、この
電極からリード線１６を介して、人体インピーダンス測
定部２１に接続し、血圧の測定と同時に人体インピーダ
ンスを測定し、前記身長・体重データと組み合わせるこ
とにより、体内脂肪を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式ヘルス測定
システム及び血圧・体内脂肪測定装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】体組成の評価は、健康の指標及び身体活
動の効果を判定する重要な情報として利用されている。
身体組成は、水中体重秤量法による密度法、水分法、カ
リウム法など種々の方法により評価されている。しかし
ながら、これらの多くは、高価な装置を必要とし、かつ
測定のために複雑な手順を必要とすることから、実用性
や経済性に欠ける面がある。したがって、測定部位の選
択、測定の妥当性、客観性や再現性など幾つかの問題が
ありながらも、キャリパーを用いた皮下脂肪厚による密
度法から推定する簡便な方法が採用されている。

【０００３】一方、最近では身体に微弱な電気（８００
μＡ）を流すことによる抵抗（インピーダンス）から、
体組成を推定するＢＩ法（Ｂｉｏｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ
Ｉｍｐｅｄａｎｃｅ Ａｎａｌｙｓｉｓ）が開発され
ている。この方法は、年齢、性に関係なく、しかも非健
康者にも容易に適用できる利点を有している。

【０００４】具体的には、従来、このような分野の技術
としては、例えば、特開昭６２−１６９０２３号公報に
記載されるものがあった。すなわち、 （１）電極を通じて体内に交流の微弱電流を流し、検電
用電極を取り出しオーム数に換算することにより、得ら
れた値を演算処理して電気的に身体中の脂肪組織重量を
測定するために、被測定者の足に接触させる足用電極を
配置する。

【０００５】（２）同じ目的で、被測定者の手に接触さ
せる手用電極を配置する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
（１）の被測定者の足に接触させる足用電極を配置する
ものにおいては、測定にあたり、靴下を脱いで足の裏を
露出させて踏台に乗る必要があり、面倒である。特に、
女性の場合は、靴下を脱ぐことに抵抗を感じる場合が多
く、特に、パンティストッキングなど特殊な靴下の場合
には、それが顕著である。

【０００７】また、上記（２）の被測定者の手に接触さ
せる手用電極を配置する方法は、従来、次のような手順
で行なわれている。以下、身長・体重とともに体内脂肪
測定を行なうＢＩ法による測定方法について説明する。
図１３及び図１４は従来の電子制御式ヘルス測定の手順
の説明図、図１５はその測定の手順を示すフローチャー
トである。

【０００８】（１）まず、図１３（ａ）に示すように、
被測定者は自分の年齢と性別をコントローラ１に入力す
る（ステップＳ１）。 （２）次に、図１３（ｂ）に示すように、靴を脱いで、
身長・体重計の踏台２上に乗り、身長と体重を計る（ス
テップＳ２・ステップＳ３）。 （３）次に、身長と体重の測定が終了したら、図１３
（ｃ）に示すように、身長・体重計の踏台２から降り
て、体内脂肪の測定に移る（ステップＳ４）。

【０００９】（４）次に、図１３（ｄ）に示すように、
椅子３に腰をかけて、導電性クリームを両手首及び甲
（以下、手首部という）の４箇所に薄く塗る（ステップ
Ｓ５）。 （５）次に、図１３（ｅ）に示すように、その４箇所に
電極４を付ける（ステップＳ６）。

【００１０】（６）次に、図１３（ｆ）に示すように、
脇を離しておく（ステップＳ７）。 （７）次に、図１４（ａ）に示すように、体内脂肪の測
定の準備が完了したら、足元のフットスイッチ５を押し
て、体内脂肪測定系をＯＮにする（ステップＳ８）。 （８）次に、図１４（ｂ）に示すように、脇を離した状
態で動かないで、体内脂肪の測定を行なう（ステップ
９）。

【００１１】（９）次に、図１４（ｃ）に示すように、
体内脂肪の測定が終了したら、導電性クリームが塗布さ
れた４箇所の電極４を外す（ステップＳ１０）。 （１０）次に、図１４（ｄ）に示すように、コントロー
ラ１のプリンタから、結果が印字された用紙６が出力さ
れるので、その用紙６を取る。 （１１）次に、図１４（ｅ）に示すように、被測定者の
手首部の電極４を付けた個所、つまり、導電性クリーム
が付着した所を水洗いするか、エタノールをつけたティ
ッシュ７で拭いて、導電性クリームを除去する。

【００１２】このように、従来の測定方法では、特に、
体内脂肪の測定においては、被測定者の手首部に導電性
クリームを塗布し、そこに電極を付着させる必要があ
り、面倒であるとともに、付着した導電性クリームを除
去するのが厄介であった。また、上記したような身長・
体重の測定と体内脂肪の測定は、分断されるために、測
定効率が低下するとともに、その測定手順を説明する人
や、医師が付き添う必要があった。

【００１３】一方、血圧の測定においては、カフ帯を巻
回して、手首部位の動脈を圧迫阻血して血圧測定を行う
手首血圧計が提案されている（例えば、特開平１−２６
５９３９号、特開平１−２６５９４１号等参照）。この
ような手首血圧計は、単に血圧を計測するにすぎない。
本発明は、上記した手首における血圧の測定を行うカフ
帯を被測定者の両手首部に装着し、それぞれのカフ帯に
電極装置を配置して、血圧の測定と同時にその電極装置
を用いて、人体のインピーダンスを計測することによ
り、身長・体重データと組み合わせて、体内脂肪を測定
可能にする電子制御式ヘルス測定システム及び血圧・体
内脂肪測定装置を提供することを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔Ａ〕電子制御式ヘルス測定システムにおいて、身長・
体重データを得る手段と、両手首部位に装着するカフ帯
の両手首部位の甲側に位置する箇所に配置される電極装
置と、該電極装置を用いて前記カフ帯により手首部位の
動脈を圧迫阻血して、血圧を測定すると同時に人体イン
ピーダンスを測定し、前記身長・体重データと組み合わ
せることにより、体内脂肪を測定する手段とを具備す
る。

【００１５】前記身長・体重を得る手段は、身長・体重
計又はデータ入力装置である。前記電極装置は、前記カ
フ帯を手首部位に装着時に、前記カフ帯の阻血部に対向
する内表面に突出する接触電極を配設してなる。更に、
前記接触電極を２個並べて配設してなる。 〔Ｂ〕血圧・体内脂肪測定装置において、身長・体重デ
ータを入力する手段と、両手首部位に装着するカフ帯の
両手首部位の甲側に位置する箇所に配置される電極装置
と、該電極装置を用いて前記カフ帯により手首部位の動
脈を圧迫阻血して、血圧を測定すると同時に人体インピ
ーダンスを測定し、前記身長・体重データと組み合わせ
ることにより、体内脂肪を測定する手段とを具備する。

【００１６】前記身長・体重データを入力する手段は、
データ入力装置である。前記電極装置は、前記カフ帯を
手首部位に装着時に、前記カフ帯の阻血部に対向する内
表面に突出する接触電極を配設してなる。更に、前記接
触電極を２個並べて配設してなる。また、前記カフ帯の
阻血部の外側にデータ入力部、操作部及び表示部を実装
してなる。

【００１７】

【作用】本発明によれば、まず、身長・体重計で身長と
体重を計測し、次に、カフ帯により手首部位の動脈を圧
迫阻血して、血圧を測定するとともに、前記カフ帯の両
手首部位の甲側に配置される電極装置により、人体イン
ピーダンスを計測し、前記身長・体重データと組み合わ
せることにより、体内脂肪を測定する。

【００１８】また、身長・体重データをデータ入力装置
から入力し、カフ帯により手首部位の動脈を圧迫阻血し
て、血圧を測定すると同時に、両手首部位の甲側に配置
される電極装置により、人体インピーダンスを測定し、
前記身長・体重データと組み合わせることにより、体内
脂肪を測定する。したがって、身長・体重、血圧及び体
内脂肪を連続して計測することができ、ヘルス測定を効
率的に行うことができる。

【００１９】また、体内脂肪の測定に当たっては、カフ
帯の手首部位の締め付けに伴い、電極装置が手首部位の
甲側に十分に圧接されて、良好な皮膚への接触を図るこ
とができ、信頼性の高い人体インピーダンスの測定を行
うことができる。また、手首血圧計への電極装置の付加
による簡単な構造を有し、安全であり、しかも低価格化
を図ることができる。

【００２０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図１は本発明の電子制御式ヘルス測定
システムの構成図、図２はその血圧・体内脂肪測定部の
説明図、図３はその血圧・体内脂肪測定を行うためのカ
フ帯の背面図、図４はその血圧・体内脂肪測定を行うた
めのカフ帯の内面図、図５は図４のＡ−Ａ線断面図であ
る。

【００２１】図１において、１０は血圧・体内脂肪測定
を行うためのカフ帯であり、このカフ帯１０は、図３〜
図５に示すように、帯状をなし、動脈の圧迫部１２と、
先端部に面状ファスナ部１８が設けられる巻回部１３
と、その巻回部１３を止める面状ファスナ部１９を有
し、動脈の圧迫部１２には、エアパイプ１１を介してエ
アが送り込まれるようになっている。

【００２２】更に、巻回部１３の内面、つまり、手首部
位の甲側に位置するように、電極１４が配置されてい
る。すなわち、巻回部１３の内面に突出するように、コ
イル状スプリング１５で押し上げられる電極１４が配置
されており、このコイル状スプリング１５にはリード線
１６が接続されている。また、図６〜図８に示すよう
に、カフ帯６０は、帯状をなし、動脈の圧迫部６１と、
先端部に面状ファスナ部６８が設けられる巻回部６３
と、その巻回部６３を止める面状ファスナ部６９を有
し、動脈の圧迫部６１には、エアパイプ１１を介してエ
アが送り込まれるようになっている。

【００２３】更に、巻回部６３の内面、つまり、手首部
位の甲側に位置するように、接片状の電極６４が配置さ
れている。すなわち、巻回部６３の内面に突出するよう
に、弾性を有する接片状の電極６４が併設されており、
この接片状の電極６４の端部６５にはリード線６７が接
続されている。このような、カフ帯１０が、図１に示す
ように、両手首に装着され、上記したリード線１６が、
人体インピーダンス測定部２１に接続され、そこで測定
されたデータがＡ／Ｄ変換器３２を介して中央処理装置
（ＣＰＵ）３１を有する制御装置３０に読み込まれる。

【００２４】一方、カフ帯１０へエアを供給するため
に、駆動回路２３、ポンプ２４、切換弁２６、圧力セン
サ２５が設けられ、制御装置３０のＩ／Ｏ装置３９を介
して、駆動回路２３を駆動するとともに、切換弁２６を
制御して、エアパイプ１１を介してカフ帯１０へエアを
送ったり、排気したりすることができる。カフ帯１０の
駆動により、血圧が測定され、その血圧データは、バン
ドパスフィルタ２２、Ａ／Ｄ変換器３３を介して、制御
装置３０に読み込まれる。

【００２５】また、この制御装置３０は、クロック信号
源３４、プログラムを記憶させるＲＯＭ３５、データを
記憶するＲＡＭ３６、脈波センサ２７からの脈波データ
を取り込むＡ／Ｄ変換器３７を具備する。更に、踏台５
１と、この踏台５１から上方に延びる計測竿５２と、こ
の計測竿５２を上下動できるカーソル５３を有する身長
・体重計５０からの身長及び体重データは、入力インタ
フェース３８を介して、制御装置３０に読み込まれる。

【００２６】更に、Ｉ／Ｏ装置３９を介して操作・表示
部４０が接続される。そして、図２に示すように、身長
（ｃｍ）・体重（ｋｇ）、体内脂肪率（％）、最高血圧
（ｍｍＨｇ）、最低血圧（ｍｍＨｇ）が表示される。ま
た、下方には電源用スイッチ４１、血圧測定用スイッチ
４２、体内脂肪測定用スイッチ４３が配置される。ま
た、図示しないが、被測定者の性別、年齢を入力するこ
とにより、より正確な体内脂肪率の測定を行うことがで
きる。

【００２７】そこで、以下、本発明の電子制御式ヘルス
測定システムの動作について説明する。まず、身長・体
重計５０により得られた身長・体重データを制御装置３
０に読み込み記憶する。次に、脈波センサ２７から脈波
を制御装置３０に読み込むと同時に、カフ帯１０を駆動
して血圧を測定する。この血圧の測定と同時に、電極装
置により、人体インピーダンスの測定を行い、その人体
インピーダンスデータを制御装置３０に読み込む。

【００２８】そこで、上記した身長・体重データ、血圧
データ及び身長・体重データと人体インピーダンスデー
タとの組み合わせにより体内脂肪を測定することができ
る。そして、これらのデータは、操作・表示部４０に表
示される。図示しないが、これらのデータはプリンタに
より打ち出すようにしてもよいことは言うまでもない。

【００２９】次に、本発明の実施例を示す血圧・体内脂
肪測定装置について説明する。図９は本発明の実施例を
示す血圧・体内脂肪測定装置の全体構成を示す図、図１
０は本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定装置の手
首部位への装着状態を示す斜視図、図１１はその血圧・
体内脂肪測定装置の断面図、図１２はその血圧・体内脂
肪測定装置のデータ入力部、操作部及び表示部を示す平
面図である。

【００３０】ここでは、前記したと同様の部分について
は、同じ番号を付して、それらの説明については省略す
る。この実施例では、図９に示すように、カフ帯１００
の背面に表示部８０、操作部・データ入力部７０を実装
する。すなわち、図１０に示すように、手首部位には、
カフ帯１００が巻回され、そのカフ帯１００の背面に
は、操作部・データ入力部兼表示装置１１０が一体化さ
れて実装される。

【００３１】この点について、図１１を用いて更に詳細
に説明する。カフ帯１００は、主体部１０１と、その主
体部１０１の一方から延びる巻回部１０２と、主体部１
０１の下方から延びる面状ファスナ部１０３を有し、主
体部１０１の内面には阻血袋１０４が設けられ、カフ帯
１００の阻血袋１０４と対向する内面には電極装置１０
６を配置する。また、主体部１０１の外面には操作部分
・データ入力部兼表示装置１１０を取り付けるマウント
爪１０５が設けられる。

【００３２】この操作部・データ入力部兼表示装置１１
０は、その内部にＩＣからなる測定部１１２が内蔵さ
れ、このＩＣからなる測定部１１２には、電極装置１０
６からのリード線（図示なし）がカフ帯１００の内部を
通って接続される。また、もう一方の手首部位に装着さ
れたカフ帯の電極装置（図示なし）からのリード線１１
４をリードピン１１３を介して測定部１１２に接続し、
予めデータ入力部（後述）から入力された身長・体重デ
ータに加え、人体インピーダンス測定部２１（図９参
照）から得られる人体インピーダンスを用いて、測定部
１１２（制御装置３０が対応）において体内脂肪率を求
める。例えば、以下のような式を制御装置３０で演算し
て求める。

【００３３】体内脂肪率（ＦＡＴ％）＝（４．５７０／
Ｄ−４．１４２）×１００ ここで、Ｄは体密度（ｇ／ｍｌ） Ｄ＝ａ−ｂ（ＷΩ／Ｈ² ）−ｃ×Ａ ここで、Ｗは体重（Ｋｇ），Ωは単位体重（Ｋｇ）当り
の電気抵抗、Ｈは身長、Ａは年齢、ａ，ｂ，ｃは変数で
あり、性別、年齢等ににより異なる計数である。

【００３４】また、血圧は図１〜図２に示したものと同
様に測定される。このように、測定されたデータは、図
１２に示すように、操作・データ入力兼表示装置１１０
の表示面１１１の表示部１１１ａに、身長（ｃｍ）、体
重（ｋｇ）、体内脂肪率（％）、最高血圧（ｍｍＨ
ｇ）、最低血圧（ｍｍＨｇ）を表示することができる。

【００３５】また、これらのデータは、プリンタ（図示
なし）によりプリントアウトするようにしてもよい。更
に、操作部・データ入力部兼表示装置１１０の表示面１
１１のデータ入力部１１１ｂには、データ入力キーを、
更に下方の操作部１１１ｃには、電源用スイッチ、血圧
測定用スイッチ、体内脂肪測定用スイッチなどを配置す
る。

【００３６】このように、手首血圧計への電極装置の付
加による簡単な構造でもって、安全で、しかも低価格な
血圧・体内脂肪測定装置を得ることができる。なお、本
発明の血圧・体内脂肪測定装置は、両手首部位にカフ帯
を配置することになり、その場合には、血圧の測定は一
方の手首部位のカフ帯により計測可能である。したがっ
て、その場合にはどちかの手首部位のカフ帯からの血圧
情報は、制御装置において、無効とする。

【００３７】したがって、この場合には、一方の手首部
位のカフ帯では、電極装置による体内脂肪測定のために
のみ寄与することになる。しかしながら、両手首部位の
カフ帯による血圧の測定データを有効して、片手首部位
のカフ帯による血圧の測定の場合より、より正確な血圧
の測定を行うようにしてもよい。

【００３８】そのために、制御装置の操作部には、片手
／両手血圧測定モード切換スイッチ（図示なし）を配置
して、そのモードを切り換えるようにしてもよい。更
に、体内脂肪測定項目としては、肥満度、体内脂肪率、
脂肪重量、除脂肪体重、体水分量を表示するようにして
もよい。なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であ
り、それらを本発明の範囲から排除するものではない。

【００３９】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、電子制御式ヘルス測定システムにおいて、身長
・体重データを得る手段と、両手首部位に装着するカフ
帯の両手首部位の甲側に位置する箇所に配置される電極
装置と、該電極装置を用いて前記カフ帯により手首部位
の動脈を圧迫阻血して、血圧を測定すると同時に人体イ
ンピーダンスを測定し、前記身長・体重データと組み合
わせることにより、体内脂肪を測定する手段とを設け
る。

【００４０】また、身長・体重データを入力する手段
と、両手首部位に装着するカフ帯の両手首部位の甲側に
位置する箇所に配置される電極装置と、該電極装置を用
いて前記カフ帯により手首部位の動脈を圧迫阻血して、
血圧を測定すると同時に人体インピーダンスを測定し、
前記身長・体重データと組み合わせることにより、体内
脂肪を測定する手段とを設けるようにしたので、 （１）身長・体重、血圧及び体内脂肪を連続して計測す
ることができ、ヘルス測定を効率的に行うことができ
る。

【００４１】（２）体内脂肪の測定に当たっては、カフ
帯の手首部位の締め付けに伴い、電極装置が手首部位の
甲側に十分に圧接されて、良好な皮膚への接触を図るこ
とができ、信頼性の高い人体インピーダンスの測定を行
うことができる。 （３）手首血圧計への電極装置の付加による簡単な構造
を有し、安全であり、しかも低価格化を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電子制御式ヘルス測定システムの構成
図である。

【図２】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定部の
説明図である。

【図３】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定を行
うためのカフ帯の背面図である。

【図４】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定を行
うためのカフ帯の内面図である。

【図５】図４のＡ−Ａ線断面図である。

【図６】本発明の他の実施例を示す血圧・体内脂肪測定
を行うためのカフ帯の内面図である。

【図７】図６のＢ−Ｂ線断面図である。

【図８】図６のＣ−Ｃ線断面図である。

【図９】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定装置
の全体構成図である。

【図１０】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定装
置の手首部位への装着状態を示す斜視図である。

【図１１】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定装
置の断面図である。

【図１２】本発明の実施例を示す血圧・体内脂肪測定装
置のデータ入力部、操作部及び表示部を示す平面図であ
る。

【図１３】従来の電子制御式ヘルス測定の手順の説明図
（その１）である。

【図１４】従来の電子制御式ヘルス測定の手順の説明図
（その２）である。

【図１５】従来の電子制御式ヘルス測定の手順を示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１０，６０，１００ 血圧・体内脂肪測定を行うため
のカフ帯 １１ エアパイプ １２，６１ 動脈の圧迫部 １３，６３，１０２ 巻回部 １４ 電極 １５ コイル状スプリング １６，６７，１１４ リード線 １８，１９，６８，６９，１０３ 面状ファスナ部 ２１ 人体インピーダンス測定部 ２２ バンドパスフィルタ ２３ 駆動回路 ２４ ポンプ ２５ 圧力センサ ２６ 切換弁 ２７ 脈波センサ ３０ 制御装置 ３１ 中央処理装置（ＣＰＵ） ３２，３３，３７ Ａ／Ｄ変換器 ３４ クロック信号源 ３５ ＲＯＭ ３６ ＲＡＭ ３８ 入力インタフェース ３９ Ｉ／Ｏ装置 ４０ 操作・表示部 ４１ 電源用スイッチ ４２ 血圧測定用スイッチ ４３ 体内脂肪測定用スイッチ ５０ 身長・体重計 ５１ 踏台 ５２ 計測竿 ５３ カーソル ６４ 接片状の電極 ６５ 接片状の電極の端部 ７０ 操作部・データ入力部 ８０，１１１ａ 表示部 １０１ 主体部 １０４ 阻血袋 １０５ マウント爪 １０６ 電極装置 １１０ 操作部・データ入力部兼表示装置 １１１ 表示面 １１１ａ 表示部 １１１ｂ データ入力部 １１１ｃ 操作部 １１２ ＩＣからなる測定部 １１３ リードピン

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（ａ）身長・体重データを得る手段と、
   （ｂ）両手首部位に装着するカフ帯の両手首部位の甲側
   に位置する箇所に配置される電極装置と、（ｃ）該電極
   装置を用いて前記カフ帯により手首部位の動脈を圧迫阻
   血して、血圧を測定すると同時に人体インピーダンスを
   測定し、前記身長・体重データと組み合わせることによ
   り、体内脂肪を測定する手段とを具備する電子制御式ヘ
   ルス測定システム。
2. 【請求項２】 前記身長・体重を得る手段は、身長・体
   重計である請求項１記載の電子制御式ヘルス測定システ
   ム。
3. 【請求項３】 前記身長・体重を得る手段は、データ入
   力装置である請求項１記載の電子制御式ヘルス測定シス
   テム。
4. 【請求項４】 前記電極装置は、前記カフ帯を手首部位
   に装着時に、前記カフ帯の阻血部に対向する内表面に突
   出する接触電極を配設してなる請求項１記載の電子制御
   式ヘルス測定システム。
5. 【請求項５】 前記接触電極を２個並べて配設してなる
   請求項４記載の電子制御式ヘルス測定システム。
6. 【請求項６】（ａ）身長・体重データを入力する手段
   と、（ｂ）両手首部位に装着するカフ帯の両手首部位の
   甲側に位置する箇所に配置される電極装置と、（ｃ）該
   電極装置を用いて前記カフ帯により手首部位の動脈を圧
   迫阻血して、血圧を測定すると同時に人体インピーダン
   スを測定し、前記身長・体重データと組み合わせること
   により、体内脂肪を測定する手段とを具備する血圧・体
   内脂肪測定装置。
7. 【請求項７】 前記身長・体重データを入力する手段
   は、データ入力装置である請求項６記載の血圧及び体内
   脂肪測定装置。
8. 【請求項８】 前記電極装置は、前記カフ帯を手首部位
   に装着時に、前記カフ帯の阻血部に対向する内表面に突
   出する接触電極を配設してなる請求項６記載の血圧・体
   内脂肪測定装置。
9. 【請求項９】 前記接触電極を２個並べて配設してなる
   請求項８記載の血圧及び体内脂肪測定装置。
10. 【請求項１０】 前記カフ帯の阻血部の外側にデータ入
    力部、操作部及び表示部を実装してなる請求項６記載の
    血圧及び体内脂肪測定装置。