JPH0739515Y2 - 回転式粉末圧縮成型装置 - Google Patents

回転式粉末圧縮成型装置

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JPH0739515Y2
JPH0739515Y2 JP1993039015U JP3901593U JPH0739515Y2 JP H0739515 Y2 JPH0739515 Y2 JP H0739515Y2 JP 1993039015 U JP1993039015 U JP 1993039015U JP 3901593 U JP3901593 U JP 3901593U JP H0739515 Y2 JPH0739515 Y2 JP H0739515Y2
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信雄 田村
稔 上村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0082Dust eliminating means; Mould or press ram cleaning means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上杵および下杵により
回転盤の臼内で粉末材料を圧縮して錠剤等を成型する回
転式粉末圧縮成型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転式粉末圧縮成型装置が備える上杵お
よび下杵は一般的に金属材料(鉄系鋼材)製であり、こ
れら上下杵は、回転式粉末圧縮成型装置の連続運転にお
いて、各種カム等の杵駆動部材との接触による昇降およ
び軸回り方向の回転時に発生する摩擦熱により、さらに
は回転盤を駆動する駆動部が備える原動機などの発熱の
波及により、運転開始時には室温であったものが、経時
的に昇温する。そして、通常は運転開始後2〜3時間で
飽和上限温度に達して安定し、その温度変化は20〜30 d
egになることがある。
【0003】上下の杵が、線膨脹係数 110×10-7(mm/d
eg)の鉄系鋼材製であって、その全長が133.35mmである
場合に、仮に、室温から25℃の温度変化をもって昇温し
た場合には、上下杵が共に 0.037mm伸びる。したがっ
て、上下杵を合わせると、圧縮成型時に上下杵間に設定
された設定厚みは、設定値よりも約0.07mm薄くなるとと
もに、それに伴い成型される製品の硬度が高くなる。
【0004】ところで、回転式粉末圧縮成型装置では、
その圧縮成型時において圧縮成型圧力を加圧力センサに
より検出して、この検出された圧縮成型圧力を製品の重
量制御用の情報として、この情報に基づく製品の重量制
御、すなわち、臼内に粉末材料を取込む重量調節レール
の高さ位置を、基準圧力値に対する前記圧縮成型圧力の
隔たりの程度に応じて可変し、それにより、臼内への粉
末取込み量を調節して、成型される製品の重量を一定に
保つことが行われている。このような重量調節機能を有
した回転式粉末圧縮成型装置において、既述のような上
下杵の温度変化があると、重量制御のために加圧力セン
サで検出される圧縮成型圧力の値が増加して、重量調節
の精度を低下させる原因となる。
【0005】そこで、従来、成型装置に配設した温度セ
ンサで温度変化を検出して、この温度変化に伴う杵の伸
び量を換算して、加圧力センサの検出値を補正し、それ
に基づき圧縮ローラの高さを調節することにより、温度
変化の影響を少なくできるようにした技術が特公平2−
46318号公報および特開平2−29198号公報で
知られている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記各公報に
記載の技術では、圧縮ローラの高さを調節した瞬間に加
圧力センサが検出する圧力が急激に変動するため、制御
系は、その時における真の製品重量を見失って制御状態
が不定になり、適正な制御を期待できない。
【0007】さらに、杵の温度変化に応じて圧縮ローラ
の高さを調節する際には、その機構系でのタイムラグと
ともに、制御系でのタイムラグもあるため、調節が完了
するまでの間に成型される不良品の量が多いという問題
もある。
【0008】しかも、前記圧縮ローラの移動量は前記の
例で言えば約 0.07mm と極めて小さく、そして、成型装
置自体がその駆動部の動作で常に振動を発生しているこ
とと相俟って、このような振動条件下において前記のよ
うな 100分の1mm台の移動距離を正確に測定することが
困難であるため、前記のような 100分の1mm台の微少距
離を正確に素早く動かす装置を構成することは至難であ
り、仮に実現できるとしても、そのシステムの構築には
多大な手間とコストがかかる。
【0009】本考案の目的は、極めて簡単な構成であり
ながら圧縮ローラの高さ調節を必要とすることなく温度
変化を原因とする不良品の発生を少なくできる回転式粉
末圧縮成型装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、回転盤が備え
る上下の杵案内鍔にこれらの鍔に形成された杵案内孔を
摺動自在に貫通する上下の杵を夫々多数本取付けるとと
もに、加圧力センサにより検出された圧縮成型圧力に基
づいて成型される製品の重量制御を行う回転式粉末圧縮
成型装置に適用される。
【0011】そして、前記目的を達成するために、前記
上下の杵案内鍔にその周面に夫々開放して設けられ前記
上下の杵の長手方向中間部を夫々露出させる上下の凹溝
と、前記回転盤の周囲に配置され前記上下の杵を冷却す
る冷気または加熱する暖気を前記上下の凹溝内に夫々吹
込む送気体、およびこれら送気体に前記冷気または暖気
を供給する恒温化空気発生器を有した杵恒温化手段とを
具備したものである。
【0012】
【作用】本考案の構成において、杵恒温化手段の恒温化
空気発生器は冷気または暖気を生成し、送気体は、生成
された冷気または暖気を吹き出して回転盤の杵案内鍔に
形成された凹溝内に供給する。凹溝は杵の中間部を露出
させているので、この凹溝内に限って局所的に吹き込ま
れた冷気または暖気により上杵および下杵が冷却または
加熱される。そして、前記冷却の場合には装置の運転中
上下の杵の温度を例えば常温に保持し、前記加熱の場合
には装置の運転中上下の杵の温度を例えば装置の飽和上
限温度に合わせて保持する。
【0013】このように上下の杵を所定温度に保持する
恒温化により、装置の運転中における発熱等に拘らず、
上下の杵の温度変化およびそれに伴う杵の伸びを防止で
きる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1を参照して説
明する。図1は回転式打錠装置(回転式粉末圧縮成型装
置)の要部を示す縦断面図であって、符号1は本体フレ
ームが備える図示しない固定の下部フレームの上方に配
置固定された上部フレームで、これら上下両フレームの
四隅は図示しない柱を介して互いに連結されている。下
部フレームの上面にはサポート筒体2が取付けられてい
るとともに、この筒体2の周囲に位置して鉄系鋼材製の
下杵3を昇降させる各種の下杵駆動部材が配設されてい
る。なお、図1においては下杵駆動部材として下杵低下
軌道4のみが示されている。
【0015】サポート筒体2にはこの内部に相離間して
設けられた上下一対の軸受(なお、上側の軸受のみ図
示)5を介して駆動軸6が回転自在に支持されている。
駆動軸6の下端部は図示しない駆動部の出力端に接続さ
れている。駆動軸6の上端部には、軸受7を介して平面
視円板状をなす軌道ベース8が周方向に回動可能に取付
けられており、この軌道ベース8は上部フレーム1の下
向き突部9に軸受10を介して回動可能に支持されてい
る。したがって、駆動軸6の上端部は軌道ベース8によ
って振れ止めされている。
【0016】軌道ベース8の周部には平面視リング形を
なす上杵案内軌道11が多数本のボルト(1本のみ図
示)12で連結されている。軌道ベース8の上面には上
向き凸部13が設けられ、この凸部13は下向き突部9
の外面から側方に突出された一対(一方のみ図示)のス
トッパ14間に多少の隙間を設けて入込んでいる。
【0017】軌道ベース8は図示しないばねの力で駆動
軸6の回転方向後側に向けて常に付勢されている。した
がって、このばね力で軌道ベース8は通常は静止状態に
保持され、上杵案内軌道11と鉄系鋼材製の上杵15と
の摩擦力の過剰な増大により、上杵案内軌道11を強制
的に回す力が働いた時だけ、前記ばねの力に抗して前記
隙間の範囲を軌道ベース8とともに上杵案内軌道11が
回動されるようになっている。なお、この時の回動変位
は適宜センサにより検出されて、この回転式打錠装置の
安全を図るために使用される。
【0018】サポート筒体2より突出された駆動軸6の
上部には、この駆動軸6と一緒に回転される回転盤21
が支持されている。回転盤21は上側回転体21aと下
側回転体21bとを多数本(1本のみ図示)のボルト2
2で連結して形成されている。上側回転体21aの内周
部は駆動軸6の鍔部6aにリング形の座36を介して載
置されているとともに、回転盤21は、上側回転体21
aを通って鍔部6aに螺合される多数本(1本のみ図
示)のボルト23を介して駆動軸6に連結されている。
なお、図1中24は内周に起立部を有したリング板、2
5はオイルシールである。
【0019】上側回転体21aには上杵15の昇降を案
内するための杵案内鍔26が設けられている。下側回転
体21bには、下杵3の昇降を案内するための杵案内鍔
27が設けられているとともに、この鍔27と杵案内鍔
26との間に位置して臼取付け鍔28が夫々設けられて
いる。
【0020】上側の杵案内鍔26にはその周面に開放す
るとともに周方向に連続する環状の凹溝29が設けられ
ている。したがって、杵案内鍔26は、凹溝29の上下
両側に位置する上下の杵支持部26a、26b間により
形成されていて、本実施例では下側の杵支持部26bは
上側の杵支持部26aよりも径方向に大きく形成されて
いる。凹溝29は下杵3および上杵15の移動軌跡Aの
内側に達する深さに形成されている。なお、図1中線分
A−Aよりも駆動軸6側が移動軌跡Aの内側を示してい
る。
【0021】上下の杵支持部26a、26bには相対向
する杵案内孔30が設けられているとともに、各杵案内
孔30は駆動軸6を中心として描かれる同一円上に所定
間隔ごとに上杵15の使用数に対応して多数設けられて
いる。これら上下の杵案内孔30には夫々上杵15が摺
動自在に貫通されている。したがって、上杵15の中間
部は凹溝29内に露出されている。なお、図1中31は
上杵15の下部に取付けられた伸縮自在な蛇腹状の上杵
防塵キャップである。
【0022】杵案内鍔27の構成は上杵案内鍔26と略
同様である。つまり、杵案内鍔27は、その周面に開放
するとともに移動軌跡Aの内側に達する深さの環状の凹
溝32を設けることによって、この凹溝32の上下両側
に位置する上下の杵支持部27a、27bで形成されて
いるとともに、これら杵支持部27a、27bに相対向
する杵案内孔33を夫々設けている。なお、この杵案内
部27においては、上側の杵支持部27aにその上面か
ら一段下がって外方へ一体に延出するとともに先端に起
立周縁部を有した粉受け部34が形成されている。杵案
内孔33は下杵3の使用数数に対応して所定間隔ごとに
多数設けられている。上下に相対向する杵案内孔33に
は下杵3が摺動自在に貫通されている。したがって、下
杵3の中間部は凹溝32内に露出されている。
【0023】臼取付け鍔28には杵立て数と同数の臼3
5が所定間隔ごとに取付けられている。これら臼35に
対して下杵3の杵先部が、臼孔の底をなして挿入されて
いるとともに、上杵15の杵先部が臼孔に上方から挿脱
され、これら上下杵15、3の昇降により臼35内で粉
末材料の圧縮成型がなされるようになっている。
【0024】図1中41は臼取付け鍔28の周部を囲ん
で固定部材42に支持された包囲板であり、これは前記
鍔28上を移動する粉末を前記粉受け部34に導くもの
であり、また、粉受け部34には下側の杵案内鍔27上
を移動する粉末も溜められる。
【0025】図1中43は杵支持部26bと上部フレー
ム1とにわたって設けられた防塵用のカバーである。こ
のカバー43は凹溝29の開放部を略塞ぐとともに、杵
支持部26bと上部フレーム1との間の高さ範囲にある
部材を覆い隠している。カバー43は円筒形であり、そ
の内面に突設された掛止部43aを上杵案内軌道11の
上面に掛止することにより取付けられている。また、図
1中46も防塵用のカバーであり、これは杵案内鍔27
の凹溝32の開放部を略塞いで固定部材42に取付けら
れている。
【0026】カバー46の一部には検出孔46aが形成
されており、この孔46aは、下杵3と略同じ温度とな
る上側の杵支持部27aと一体の粉受け部34の起立周
縁部と対向している。そして、この検出孔46aを通し
て非接触で回転盤21の温度を検出する温度センサ51
が固定部材42に取付けられている。この温度センサ5
1の出力端は空気温度コントローラとしての冷気温度コ
ントローラ52に接続されている。
【0027】冷気温度コントローラ52は杵恒温化手段
53を制御する。恒温化手段53は、恒温化空気発生器
としての冷気発生器54と送気体としての2本の送気パ
イプ55、56とを備えている。冷気温度コントローラ
52によって制御される冷気発生器54は、例えばコン
プレッサにより冷媒を循環させて、凝縮器で凝縮された
冷媒を放熱器で蒸発させることにより冷気を発生して、
この冷気を外部へ送風するものである。この冷気発生器
54に接続された一方の送気パイプ55の先端部は、カ
バー43を貫通して支持され凹溝29に対向している。
また、他方の送気パイプ56の先端部は、カバー46を
貫通して支持され凹溝32に対向している。
【0028】図1中58は圧縮成型時に下杵3に加わる
圧縮成型荷重を検出する(なお、実際には下杵3を加圧
する圧縮ローラを支持するロ−ラホルダに波及する圧縮
成型荷重を検出する。)加圧力センサであり、この出力
端は製品重量コントローラ59に接続され、このコント
ローラ59により圧縮成型圧力を製品の重量制御用の情
報として、この情報に基づく公知の重量制御(臼35内
に粉末材料を取込む重量調節レールの高さ位置を、基準
圧力値に対する前記圧縮成型圧力の隔たりの程度に応じ
て可変し、それにより、臼35内への粉末取込み量を調
節して、成型される製品の重量を一定に保つ制御)が実
施されるようになっている。
【0029】前記構成を備える回転式打錠装置は、その
駆動部の起動により回転盤21を回転させて、この回転
盤21の臼35内でこれに取り込まれた粉末材料を上杵
15および下杵3により圧縮して錠剤の製造を行う。こ
の運転時において、製造される錠剤の重量は、既述の圧
力ンセンサ58が検出する圧縮成型荷重に基づく製品重
量コントローラ59による重量制御で、所定重量値を保
持するように制御される。
【0030】さらに、前記運転時においては、杵恒温化
手段53により上下杵15、3回りが夫々局所冷却され
て、これらの温度が略室温に保持される。詳しくは、杵
恒温化手段53は前記図示されない駆動部とともに起動
されて、運転中継続して動作するものである。そして、
その動作により、室温よりも少し低めの冷気を冷気発生
器54で生成して、この冷気を、一方の送気パイプ55
を通して凹溝29内に吹き込むとともに、他方の送気パ
イプ56を通して凹溝32内に吹き込む。なお、凹溝2
9、32内の冷気は上下の杵案内鍔26、27とカバー
43、46との間の隙間を通って外部に漏れるから、そ
れにより凹溝29、32内に冷気が止まることなく吹き
込み続けられる。
【0031】そうすると、凹溝29、32内がこれらの
外側よりも少し高圧の低温雰囲気に保たれ、これら凹溝
29、32内に露出している上下の杵15、3が夫々冷
却されるとともに、凹溝29、32を区画している杵支
持部26a、26b、27a、27bも同様に冷却され
る。
【0032】このような冷却により杵支持部27aと一
体の粉受け部34は、下杵3と同様な温度となる。そし
て、この粉受け部34の温度は温度センサ51で検出さ
れているので、その検出温度に基づき冷気温度コントロ
ーラ52が、粉受け部34ひいては下杵3の温度が室温
より上昇する傾向があると判断した時、このコントロー
ラ52は例えば冷気発生器54が備える図示しないコン
プレッサの駆動モータの回転を制御し、冷媒流量を増や
して、杵恒温化手段53による上下の杵15、3の冷却
能力を大きくする。
【0033】したがって、既述のように動作する杵恒温
化手段53により、上下の杵15、3の昇降に伴って発
生する摩擦熱および前記図示されない駆動部側から波及
する熱に拘らず、上下の杵15、3の温度を略室温に保
持して、その熱膨脹を防止できる。そのため、前記重量
制御が不定とならずに正確に実施される。
【0034】しかも、前記のように上下の杵15、3を
恒温化してその熱膨脹自体を防止しているので、熱膨脹
することを前提としてそれに対処するための構成が一切
不要である。そのため、従来の構成のように熱膨脹対策
としての機構上および制御上のタイムラグに基づき不良
品の製造期間が継続されること、および上下の杵15、
3を互いに近付ける方向にこれらを加圧する圧縮ローラ
(図示しない)の高さを高精度で調節するための機構お
よび制御を、いずれもなくすことができる。
【0035】なお、本実施例は冷気を吹付けて杵15、
3を略室温に保持するから、高温で溶解し易い低融点の
粉末原料を圧縮成型する場合に、杵15、3の杵先面に
粉末原料が付着することを防止できる利点もあり、しか
も、回転盤全体27ではなく既述のような局所冷却で実
現できるので、杵恒温化手段53を安価に構成できる。
【0036】また、本考案は前記一実施例には制約され
ない。例えば、前記一実施例では凹溝29、32を夫々
環状としたが、これに代えて、1本または複数本の杵ご
とに仕切られた凹溝29、32としてもよい。
【0037】さらに、前記一実施例では上下の杵15、
3を略室温に等しい温度に恒温化したが、これに代えて
高温化空気発生器54に暖気発生器を採用して、回転盤
27を回転させる以前から杵高温化手段53を動作させ
て、暖気を凹溝29、32に送り込んで予め上下の杵1
5、3を例えば飽和上限温度までに高めた状態に保持し
て、その状態から回転盤27を回転させて錠剤等の圧縮
成型をするようにしても、成型運転中における上下の杵
15、3の熱膨脹が防止され、本考案の初期の目的を達
成できる。
【0038】
【考案の効果】以上説明した本考案の回転式粉末圧縮成
型装置においては、上下の杵を所定温度に保持する恒温
化により、装置の運転中における上下の杵の温度変化お
よびそれに伴う杵の伸びを防止した条件下で製品を製造
できる構成により、温度変化に伴う上下の杵の伸びにつ
いての従来の補償対策、つまり、複雑かつ高価な圧縮ロ
ーラの高さ調節を不要にできるから、製品の重量制御が
不定となることがないとともに、温度補償のためのタイ
ムラグが生じないので、不良品が成型され続けることも
少なく、そして、前記杵の恒温化を冷気または暖気を上
下の杵に限って吹付けるという極めて簡単な構成で実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る回転式打錠装置の要部
を示す縦断面図。
【符号の説明】
3…下杵、 15…上杵、21
…回転盤、 26、27…杵案内
鍔、26a、26b、27a、27b…杵支持部、2
9、32…凹溝、 30、33…杵案内
孔、51…温度センサ、 52…杵恒温
化手段、53…冷気温度コントローラ(空気温度コント
ローラ)、54…冷気発生器(恒温化空気発生器)、5
5、56…送気パイプ(送気体)、58…加圧力セン
サ、59…製品重量コントローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転盤が備える上下の杵案内鍔にこれらの
    鍔に形成された杵案内孔を摺動自在に貫通する上下の杵
    を夫々多数本取付けるとともに、加圧力センサにより検
    出された圧縮成型圧力に基づいて成型される製品の重量
    制御を行う回転式粉末圧縮成型装置において、 前記上下の杵案内鍔にその周面に夫々開放して設けられ
    前記上下の杵の長手方向中間部を夫々露出させる上下の
    凹溝と、 前記回転盤の周囲に配置され前記上下の杵を冷却する冷
    気または加熱する暖気を前記上下の凹溝内に夫々吹込む
    送気体、およびこれら送気体に前記冷気または暖気を供
    給する恒温化空気発生器を有した杵恒温化手段とを具備
    した回転式粉末圧縮成型装置。
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