JPH02151400A - プレスのスライド位置自動補正装置 - Google Patents

プレスのスライド位置自動補正装置

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JPH02151400A
JPH02151400A JP30442888A JP30442888A JPH02151400A JP H02151400 A JPH02151400 A JP H02151400A JP 30442888 A JP30442888 A JP 30442888A JP 30442888 A JP30442888 A JP 30442888A JP H02151400 A JPH02151400 A JP H02151400A
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JP
Japan
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slide
press
crankshaft
angle
dead center
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Application number
JP30442888A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Oyamada
裕彦 小山田
Mitsuo Sato
佐藤 光夫
Shozo Imanishi
詔三 今西
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は、プレスのスライド位置自動部IE装置に関す
る。詳しくは、任意のクランク軸角度と当該スライド位
置を検出して、プレス運転中の下死点におけるスライド
の下面位置を先行調整し、ダイハイト変化分を自動補正
できるようしたものである。
[従来の技術〕 プレスでは、使用する金型に応じてダイハイトを調整し
ている。また、型交換時間を短縮するためのスライド自
動調整装置によって、ダイハイトすなわちボルスタ上面
に対する下死点でのスライド下面位置を自動的に調整で
きるように形成されている場合が多い。
かかるスライド自動調整装置は、コネクティングロツド
とスライド間に装着された調整機構と、モータと、モー
タの駆動制御器とがら構成されているのが一般的である
そして、駆動制御器は、デジタルスイッチ等で設定され
た下死点におけるスライド下面位置(下死点位置)と、
距離検出器の出力すなわちボルスタ上面に対するスライ
ド下面の位置相当出力とを一致させるように形成されて
いる。スライド下面に代えて直接ダイハイトを設定しあ
るいは現在位置から当該ダイハイトに対応するスライド
下面位置までの移動量を設定するように形成された型の
場合にも基本的には同じである。
したかって、プレス運転中には、スライドが1ストロー
ク毎あるいは複数ストローク毎に下死点を通過するごと
にスライド位置が自動調整される。
また、スライド自動調整装置は、初期設定の場合にはス
ライド位置を適宜に調整できるよう形成されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来装置では、スライドが下死点を
通過することを条件としてダイハイトを調整する構成で
あるから、次のような問題が生じる。
すなわち、金型交換をしなくともプレス構造の熱的伸縮
問題から、運転中に下死点におけるスライド下面位置が
変化してしまう0例えば、コネクティングロッドの縮み
があればスライド下面位置は上方に引上げられ、反面、
コラムの縮みは下方に引下げる如く1敢妙に変化する。
この変化は微小かつ微妙に現われる。
したかって、従来装置にあっては、その変化量を経験に
より推定し、熟練によりデジタルスイッチ等の設定値を
都度に設定変更していた。
これに対して、熱的伸縮問題であることがらプレス構造
の各所温度を検出してその温度により補正することが考
えられる。しかし、この温度補圧方式は、検出点が多く
なるばかりが、どこの温度が代表値なのか、また、温度
とスライド下面位置との関係を定量的に把握することが
難かしいので実現されていない。
さらに、従来装置は下死点を通過することを前提とする
ので、諸国によりスライド下面が運転中に下ったときに
は、既に噛込みや過大負荷を発生させてしまった後にダ
イハイトを調整するという事後処理しかできなかった。
ここに、本発明の目的は、スライドの任意な位置におけ
るクランク軸角度とスライド下面位置とを検出して、プ
レス運転中の下死点におけるスライド位置を推定しかつ
事前にスライド下死点位置を目標ダイハイトに相応する
ように自動補正することのできるプレスのスライド位置
自動補正装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、プレス運転中におけるクランク軸の任意角度
とスライドの任意位置とを検出する、とともにこれら情
報に基づいて、そのまま運転続行した場合のスライド下
死点位置を推定し、スライド位置を先行して自動調整可
能に形成したものである。
すなわち、本発明は、スライド下面位置の絶対値を検出
する位置検出器と、 クランク軸角度の絶対値を検出する角度検出器と、 位置検出器と角度検出器とで検出したプレス運転中のス
ライド下面位置とクランク軸角度とを記憶する運転中情
報記憶手段と、 この運転中情報記憶手段に記憶されたスライド下面位置
とクランク軸角度とを利用してスライド下面位置変化の
有無を識別する運転中スライド位置変化識別手段と、 スライド下面位置とクランク軸角度から下死点における
スライド下面位置を予測演算するスライド位置演算手段
と、 スライドの下面位置変化があったときに当該ダイハイト
を維持する方向にスライド位置を調整するための補正量
を求める補正量算出手段と、算出された補正量だけプレ
ス運転中にスライドの位置を自動訴1笛するスライド位
置調整手段とを備えた構成である。
[作 用] 上記構成による本発明では、運転中に検出された任意の
クランク軸角度とスライド下面位置とを運転中情報記憶
手段に記憶する。運転中スライド位置変化識別手段は、
その運転中情報を利用してスライド下面位置変化の有無
を識別する0例えば、前回の運転中情報と今回の運転中
情報とを比較し、あるいは各回ごとにスライドの下死点
位置を求めつつ設定タイハイド相当下死点位置と比較し
つつ識別する。
続いて、スライドの下死点位置変化かあったときに、補
正量算出手段が当該タイハイドを維持する方向にスライ
ド位置を調整するための補正量を求め、スライド位置調
整手段では、補正量たけスライドを先行的に位置調整す
る。
したがって、運転中に熱的伸縮等により時々刻々変化す
るスライドの下死点位置は、運転中情報に基づいて先行
調整されるので、常に設定されたタイハイドでプレス加
工できる。
「実施例」 以下、本発明の実方組例を図面を参照して説明する。
(第1実施例) 第1実施例のスライド位置自動補正装置は、第1図・第
2図に示す如く、位置検出器11と角度検出器21とか
らなる運転中情報検出手段10と、運転中情報記憶手段
たるRAM43と、c p u 41  ROM42.
RAM43からなる運転中スライド位置変化識別手段と
、スライド位置演算手段。
補正in算出段を形成するCPU41・ROM42と、
スライド位置調整手段50とから構成されている。
運転中情報検出手段10は、プレス運転中の情報を検出
する手段であり、運転中情報は運転中情報記憶手段(R
AM43)に記憶される。また、運転中スライド位置変
化識別手段は、プレス運転中に経時的に上昇する各部の
温度変化にf′[う実際タイハイドの狂いを当該下死点
を通過する前に所定サイクルごとに予測演算するもので
ある。実際ダイハイトの変化がある場合、スライド位置
演算手段(CPU41・ROM42)は、その運転中情
報を利用して、そのままプレス運転を続行した場合の下
死点におけるスライド下面5の位置すなわちボルスタ上
面3からの位置1−1180(i)を予Wl演算するも
のである。また、補正量算出手段(CPU41・110
M42)は、予測演算したスライド4(スライド下面5
)の下死点位置8180(i)が設定したタイハイドF
r5etと異なるか否かを、つまり演算下死点位置H1
80(i)と当該ダイハイト14setとの差分すなわ
ち補正量Hc  (= H180(i) −1−1se
t )を算出するための手段である。
スライド位置調整手段50は、運転中に補正量1−I 
Cだけスライド4を位置調整するものである。
以下、構成要素を分脱する。
運転中情報検出手段10は、スライド位置11iとクラ
ンク軸θiとを、後記CPU41の指令に基づいて、プ
レス運転中に同時に検出するものとされている。
この位置検出器11は、可動体12と検出器13と発振
器14とアンプ17とA/D変換器18とからなり、高
周波発振形のうず電流検出方式を形成し、絶対値を検出
するものである。
ここに、可動体12は、基端部がスライド4に固定され
たテーパー形状の棒材から形成されている。可動体12
のテーパー形状は、スライド4の上下動方向と等しい上
下方向の単位長さに対する直径の変、化か一定度合で正
比例するように正確に仕上けられている。
また、検出器13は、円環形状の発振コイル15と検出
コイル16とからなり、可動体12の先端部を被嵌する
ようにボルスタ2に固定されている。
発振コイル15には、発振器14から高周波電源か供給
される。検出コイル16は4〜20 rn Aのti倍
信号出力する。したがって、スライド4を往復させれば
、ボスルタ2の上面3に対するスライド4の下面5の位
置が4〜20mAの電流信号として取出すことができる
。すなわち、絶対位置として検出できる。この実施例で
は5μmの分解能をもつものとされている。この電流信
号は、アンプ17で増幅されかつA/D変換器18でデ
ジタル信号に変換される。ここに、位置検出器11は、
任意なスライド位置H1をアブソリュート方式のデジタ
ル信号として出力することができる。
検出範囲は、スライド4の上下動全ストロークをカバー
て゛きるものとされている。
一方、角度検出器21は、クランク軸7で駆動される回
転型の検出部22とA/D変換器29とから形成されて
いる。
検出部22は、任意なりランク軸角度θ1を絶対値とし
て3線方式で出力するアブソリュート型で絶対66を検
出するものである。
なお、第2図において、1はベツド、6はコネクティン
グロッド、7eはクランク軸7の偏心部、8はフライホ
イール、9bはブレーキ、9cはクラッチである。また
、54は調整機構であり詳細は後記する。
運転中情報記憶手段(RAM43)は、位置検出器11
で検出されたスライド下面位置の絶対値と角度検出器2
1で検出されたクランク軸角度の絶対値を記憶するもの
である。少なくとも補正量Hcを求めるまて3己・15
ヲするものとン°ロクラムされている。
運転中スライド位置変化識別手段は、第・1図のブロン
ク206に示ず如く、RAM43に記憶された先のスラ
イド位[Hi−1と所定サイクルタイム後の今1すjの
スライド位置Hi とを比較することによって、運転中
情報検出手段10で検出した1F意状態((EI L、
先の状態と今回の状態つまりθ1とθ1とは同角)にお
けるスライド位置の変化を識別しようとするものである
次に、スライド位置演算手段・補正址算出手段は、RA
M43等とともにコンピュータ・10を形成するC l
) U 41・ROM42等から構成され、これらは、
バス46で連結され、運転中・[n和検出手段10.ス
ライド位置訴1整手段50とはインターフェース47.
49を介して連結されている。
なお、バス46には2桁の補正fit(Hc)表示器4
5とタイハイド(Ili)表示器55か接続されている
そして、スライド位置演算手段(CPU−ROM)は、
運転中情報(スライド位置Ffi、クランク軸角度θ1
)を利用して、そのまま運転続行した場合におけるスラ
イドの下死点位置H180(i)を予測演算する。
この実施例における予測演算の枝術的根拠とその原理を
第3図を参照して説明する。
第3図において、円軌跡Rは、クランク軸7の偏心部7
eの面心量Eを半径とするものであり、点Aはコネクテ
ィングロッド6と偏心部7eとの連結中心、点F3はコ
ネクティングロッド6とスライド4との連結中心を示す
ものとする。Lはコネクティングロッド6の長さである
また、θはクランク軸7の回転角度、βはクランク軸7
の軸心(点O)を通る軸線Zに対するコ才・クチインク
ロッド6の傾斜角である。
クランク軸7の任意の回転角度θiと点AのZ軸線方向
下降!EYとの関係は、式(1)で現される。
Y=E−y =E(1cosθr  >−・−−−−−−・< t 
)したかって、Ql恨長のコネクティングロッド6′で
偏心部7eとスライド4とを連結したと仮定するならば
、クランク軸7が回転角度θ;だけ回動じなとき、点A
は点AOから点A1に移動し下降量Yだけ降下する。一
方、点Bも2点鎖線で示す如く点BO′ (−BO)か
ら点Bi ′に移動しF降IYだけ降下する。
しかし、点BはZ軸線−Lを移動するものであるから、
点Bの実際の移動は点BOから点Biであり、実際の下
降量はYlとなる。
このYlは、式(2)で求められる。
Y+=Lcosβ1−(1,−Y) =t、cos Bl−L十Y・・・・・・・・・ (2
)ここで、sinβi =X/L=E/Lsinθ1で
あるから、角度βは、式(3)で現される。
β=s+n   X/L =s+n −’  E/’L  sinθi −−−−
−−(3)したがって、第2図に示す如く、クランク軸
角度が零度(0°)すなわち、上死点におけるスライド
下面位置をHaとずれは、任意のクランク軸角度θ1に
おけるスライドの下面位置J(iは、式(4)で求まる
ト1  l  =Ho   −Y+      ・・・
 ・・・ ・・・     (4)そして、式(2)、
式(1)を代入して、式(5)に整理できる。
Hi   =Ho   −L   (1−cos   
β 1)−E(ICOSθi)・・・・・・・・・・・
・(5)ところで、クランク軸角度θ1におけるスライ
ド下面5の位置If iには、設計値あるいは基準状Q
3に対して熱的変形に係る変動分△I(が含まれている
。したかって、式(6)が成立する6)1i =Ho 
−L (1−cosβ1)E(lcosθi)±△H・
・・・・・・・・(6)ここに、クランク軸角度0°に
おける右辺第1項のダイハイトl−1oは、直前と直後
とではほとんど温度変化かないから一定であり、コネク
ティングロッド6の長さし、偏心量Eも一定である。ま
た、右辺第2項および第3項はクランク軸角度θの函数
として求まる。
しかして、式(6)において、プレス運転中における任
意のクランク軸角度θiとスライド位置計(iが既知で
あれば、温度変化相当のタイハイド変動分±ΔHを求め
ることができる。
したがって、運転中情報(θi、Hi)から△1−[を
求めた後に、式(6)にθi =180°を代入すれば
、式(7)の如く、そのまま運転続行した場合の下死点
位置)1180(i)を予測できる。
H180(i)= Ha  −L  (1−cos  
β 180)−E(1−cosθ180)±△I] ・
・・・・・・・・ (7)すなわち、運転中情報(θi
、)−1i)を検出すれば、具体的温度を計らなくとも
温度変化に基づくプレス構造の複雑変形を飲込んだスラ
イド4の下死点位置)1180(i)を具体的かつ定量
的に予測演算できる。
次に、補正量算出手段(CPU−ROM)は、プレス運
転しようとするときのタイハイドHsetと予a1演算
した下死点位置1−t180(i)とを比軸して、式(
8)により補正量Hcを算出する手段である。
)[c   −)[set   −)1180(i) 
   −−・ ・−−−−−(8)ここに、式(6)、
(7)の演算式はROM 42に格納され、スライド位
置演算手段、補正m算出手段を形成するCPU41は、
運転中情報記憶手段としてのRAM43に記・億された
運転中情報(θi、Hi)を利用して式(6)、(7)
を演算実行してJ−1180を求めるとともに式(8)
で補正量±Hcを求める。
次に、スライド位置調整手段50は、デジタルスイッチ
から形成された設定器51と駆動制御器52とモータ3
7等から形成されている。前記調整機構54は、モータ
37を回動させることによりコネクティングロッド6に
対するスライド4の位置を変えることのできるギヤ、ネ
ジ等を含み形成されている。したがって、設定器51に
ダイハイトを設定ずれはモータ37が回転制御されスラ
イド下面5を位置Hsetに位置付けできる。
駆動制御器52は、設定器51に設定された設定値相当
のパルス信号を入力としてモータ37を回転駆動するも
のであり、パルス信号は、CPU41から出力されるも
のと形成されている。
ここに、スライド位置調整手段50は、図示省略の切替
スイッチを“補正″に切替えると、CPU41からの式
(8)に基づいて求めた補正量1−IC相当のパルス信
号に基づいてプレス運転中のスライド位置flINが自
動的に行われる構成とされている。
次に、作用を説明する。
プレス運転中に切替スイッチを゛補正′°に切替ると、
位置検出器11と角度検出器21とが作動して当該スラ
イド位fiHi とクランク軸角度θの絶対値を検出す
るく第4図ブロック200)、とともにこの運転中情報
(θi 、 Hi )は、運転中情報記憶手段たるRA
M43に記憶される(ブロック202)。
続いて、ブロック204において、スライド位置演算手
段を形成するCPU41は、RAM43に記憶された運
転中情報(θi、Hi)を基に、ROM42に格納され
た式(6)を演算実行してΔトIを求めるとともに引き
続き式(7)により下死点位置ト1180(i)を求め
る。なお、運転しようとするダイハイトH3etは、設
定器51に設定され、またはRAM43にメモリされて
いる。
ここに、運転中スライド位置変化識別手段は、ブロック
206に示す如く、RAM43に記憶された先のスライ
ド位置Hi−1と所定サイクルタイム後の今回のスライ
ド位置Hi とを比較することによって、運転中情報検
出1段10で検出しな1壬意状態(但し、先の状態と今
回の状態つまりθ1とθiとは同角)におけるスライド
位置の変化を識別する。
したがって、ブロック206で変化が無いと判断されれ
ば再びブロック200に戻るが、変化か有ると判断され
た場合、スライド位置演算手段(CPU41・ROM4
2)はブロック208において、前記式(6)、(7)
を演算実行して、今回状態(クランク軸7の角度θi、
スライド下面5の位置Hi)からそのまま運転続行した
場合の下死点におけるスライド位置H180(i )を
求めるとともに方向性判断を行うよう。
そして、補正量演算手段(CPU41・ROM42〉は
、スライド位置H180(i)と設定ダイハイトドl5
etから前記式(8)により、補正量±IイCを求める
(ブロック210,212)、ブロック210,212
では土Hcを打消すようにスライド位置調整手段50を
補正運転する。
この位置調整は、ブロック214で行なわれ、補jE量
IHclが零(0)と判断される(ブロック216)と
補正工程を終了する。
これら補正工程中、時々刻々変化するスライド位置すな
わちダイハイトはダイハイト表示器55に表示される。
しかして、この実施例によれば、運転中情報検出手段1
0と運転中情報記憶手段(RAM43)と運転中スライ
ド位置変化識別手段とスライド位置演算手段(CPU4
1・ROM42)と補正量算出手段(CPU41・RO
M42)とスライド位置調整手段50とを備えた構成と
されているので、プレス運転中に選択された任意の状態
におけるスライド位置Hi とクランク軸角度θiとを
次々〔少なくとも所定サイクル(設定変更可能)ごとの
2つのデータ〕にRAM43へ記憶しつつ、これらのデ
ータ(Hl、θ1)、(Hi−1,θ1−1)を比較し
て運転中のスライド位置変化を識別しかつ変化有と判断
されたときにスライド位置が自動的に補正されるので、
常に設定ダイハイトでプレス加工できる。
しかも、位置検出器11と角度検出器12とは、ともに
任意の絶対値を検出するので、スライド4か下死点を通
過する前にスライド下面5の位置変動か有るか否かを識
別できる。よって、噛込み・過大負荷発生を未然防止し
た連続運転ができ、従来の勘と熟練による煩雑運転から
開放され真のスライド位置自動調整が達成される。
また、先のデータ(Hi−1,θ1−1)と今回データ
()ii、θ1)とを適宜に選択設定しておけば、数ス
トローク以降の変化を予測識別しかつ事前に自動補正す
ることができる。
なお、この第2実施例では、ブロック206において先
のデータ(Hi−1,0l−1)と今回データ(Hl、
θi)とを比較して変化識別をするものと構成されたが
、スライド位置演算手段で先のデータ(Hi−1,θ1
−1)から当該下死点におけるダイハイト8180  
(i−1)を求め、今回のデータ(Hl、θ1)から当
該下死点におけるダイハイトH180(i )を求め、
これらダイハイトを比較して温度変化によるスライド位
置の変化を識別するよう構成して実施することができる
。但し、本第2実施例の如く構成すれば前記式(6)、
(7)の演算を都度に実施する必要がないのでコンピュ
ータ40の負担軽減と高速化に有利である。
(第2実施例) 第2実施例は、第1実施例の場合と基本構成を同一とし
、さらに、連続ストローク数(Spm)を切替えた場合
にも、Spmの大きさに基づく下死点での突込み量を勘
案して、スライド4の下死点位置H180(i)を予測
できるようしたものである。
すなわち、Spmと突込み量とは、当該プレス構造(例
えばスライド駆動系のクリアランス等)から、第5図に
示す如く、予め知ることができる。
そこで、第5図に示すグラフまたはこれ相当のテーブル
や演算式をROM42に予め格納しておき、式(6)に
おける温度変動分△Hを求め、その後に下死点位置)1
180(i)を予測演算する場合にSpm相当変化分△
Hs P mをも見込んで求めるものと形成している。
もつとも、式(8)により求めた補正量)[cから△H
s p mを差引いた量だけ、スライド位置を調整する
ようにしても実施することができる。
ここに、本第2実施例では、Spmは、89m検出器3
1により自動検出するものとされている。
すなわち、S p rn検出器31は、第1図、第2図
に2点鎖線で示す如く、クランク軸7の駆動モータ37
に連結されたタコジュネレータ32、アンプ33および
A/D変換器34とから形成されている。したがって、
駆動モータ37が回動中のプレス運転中にSpmを自動
検出でき、かつ当該Spmに基づくスライド下面5の突
込量を勘案したスライド4の下死点位”180(i)を
予測演算することができる。
したかって、この第2実施例によれば、第1実施例の場
合と同様にプレス運転中のダイハイトを設定ダイハイト
に等しく保持できる。
さらに、Spmを切替だ場合にも自動補正されるから、
広いプレス加工態様に適用できるという一層の実用性拡
大を図ることができる。
なお、以上の各実施例では、スライド位置演算手段が式
(6)、(7)を直接演算するものと形成されていたが
、予め各温度、各Spmごとの演算結果を第6図に示す
ような複数(図では3本のみ表現)のクランク軸角度−
ダイハイトカーブあるいはテーブル等をROM42に記
憶させておき、停止中または、運転中情報(θi、Hi
)から、そのいずれかのカーブ等を選択するとともに当
該カーブ等の下死点位置をもって演算下死点位置1(1
80fi)を求めるよう形成しても実施できる。さらに
、それらカーブ等を直接補正Ji Hcを求めることが
できるように形成しても実施することかできる。
また、各構成要素は、上記例示構成に限定されずに実施
できる0例えば、スライド位置検出器11は、磁力検出
方式、光電検出方式等としてもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかの通り、本発明は、プレス運転中
のスライド位置とクランク軸角度との絶対値を検出・記
憶し、これら記憶データから運転続行した場合の下死点
におけるスライド位置を予」1演算し事前に下死点位置
を当該ダイハイトに自動補正する構成であるから、常に
設定ダイハイトを確立した高品質プレス加工を達成する
ことができる。という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実繕例、第2実施例を示す全体
構成図、第2図は同じくプレスとの関係を説明するため
の図、第3図は同じく技術的根拠とその原理を説明する
ための図、第4図は第1実施例の動作説明をするための
フローチャート、第5図は第1・第2実施例におけるS
pmと突込量との関係を示す図および第6図は下死点位
置を予測するためのなの他の方法を説明するための図で
ある。 4・・・スライド、7・・・クランク軸、10・・・運
転中情報検出手段、11・・・位置検出器、21・・・
軸角度検出器、31・・・Spm検出器、50・・・ス
ライド位置調整手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スライド下面位置の絶対値を検出する位置検出器
    と、 クランク軸角度の絶対値を検出する角度検出器と、 位置検出器と角度検出器とで検出したプレス運転中のス
    ライド下面位置とクランク軸角度とを記憶する運転中情
    報記憶手段と、 この運転中情報記憶手段に記憶されたスライド下面位置
    とクランク軸角度とを利用してスライド下面位置変化の
    有無を識別する運転中スライド位置変化識別手段と、 スライド下面位置とクランク軸角度から下死点における
    スライド下面位置を予測演算するスライド位置演算手段
    と、 スライドの下面位置変化があったときに当該ダイハイト
    を維持する方向にスライド位置を調整するための補正量
    を求める補正量算出手段と、算出された補正量だけプレ
    ス運転中にスライドの位置を自動調整するスライド位置
    調整手段とを備えてなるプレスのスライド位置自動補正
    装置。
JP30442888A 1988-12-01 1988-12-01 プレスのスライド位置自動補正装置 Pending JPH02151400A (ja)

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