JPH0739374B2 - 新規ヘキサノエート化合物、その製造法および香料組成物 - Google Patents

新規ヘキサノエート化合物、その製造法および香料組成物

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JPH0739374B2
JPH0739374B2 JP60225939A JP22593985A JPH0739374B2 JP H0739374 B2 JPH0739374 B2 JP H0739374B2 JP 60225939 A JP60225939 A JP 60225939A JP 22593985 A JP22593985 A JP 22593985A JP H0739374 B2 JPH0739374 B2 JP H0739374B2
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    • C11B9/00Essential oils; Perfumes
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    • C11B9/0015Aliphatic compounds containing oxygen as the only heteroatom
    • C11B9/0019Aliphatic compounds containing oxygen as the only heteroatom carbocylic acids; Salts or esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/66Esters of carboxylic acids having esterified carboxylic groups bound to acyclic carbon atoms and having any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, acyloxy, groups, groups, or in the acid moiety
    • C07C69/67Esters of carboxylic acids having esterified carboxylic groups bound to acyclic carbon atoms and having any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, acyloxy, groups, groups, or in the acid moiety of saturated acids
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規芳香物質に関する。これらは式 R2COO−(CH2−COOR1 I (式中、R1はC1〜4−アルキル又はC2〜4−アルケ
ニルを表わし、R2は水素、C1〜3−アルキル、C
2〜3−アルケニル又はC1〜2−アルコキシを表わ
す)を有する化合物である。
アルキルおよびアルケニル残基は直鎖又は分枝鎖であ
る。このような残基の例は: メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、ビニル、アリル、プロペニル、メタクリルな
どである。
1〜2−アルコキシ残基はメトキシ又はエトキシであ
る。
さらに、式Iは存在するシス/トランス異性を顧慮して
可能なすべての幾何異性体を包含する。
化合物Iは特別の官能性を有し、これを基準にしてこれ
らは芳香物質としてすばらしく適する。
従って、本発明は芳香物質として化合物Iの使用および
化合物Iを含む芳香組成物に関する。
エチル6−アセトキシ−ヘキサノエート、エチル6−イ
ソブチリルオキシ−ヘキサノエートおよびアリル6−プ
ロピオニルオキシ−ヘキサノエートは好ましい化合物I
である。
さらに興味ある化合物Iは:メチル6−ホルミルオキシ
−ヘキサノエート、アリル6−ホルミルオキシ−ヘキサ
ノエート、イソブチル6−ホルミルオキシ−ヘキサノエ
ート、アリル6−アセトキシ−ヘキサノエート、イソブ
チル6−アセトキシ−ヘキサノエートおよびエチル6−
エトキシカルボニルオキシ−ヘキサノエートである。
本発明は又化合物Iの製造方法に関する。この方法は式 HO−(CH2−COOR1 (II) (式中、R1は上記意味を有する)の化合物をエステル化
することを含む。
アルコールIIのエステル化は通例のアシル化剤、例えば
ハロゲン化アシル又は酸無水物を使用するそれ自体既知
の方法で行なわれる。反応はリン酸の存在で有利に行な
われる。
さらに、既述のように、反応はハロゲン化アシルを使用
して行なうこともできる。この場合、反応はピリジン又
はN,N−ジメチルアニリンのような第3アミンの存在で
有利に行なわれる。
カルボン酸エステルI(R2=C1〜2−アルコキシ)は
有利にはピリジン又はN,N−ジメチルアニリンのような
第3アミンの存在でアルコールIIをクロル蟻酸エステル
と反応させることにより、それ自体既知の方法で製造さ
れる。
エステルIは有利には減圧下で蒸溜することにより精製
される。これらは無色〜微黄色液体で、水に不溶、しか
し例えばアルコール、エーテル、ケトン、エステル、炭
化水素およびハロゲン化炭化水素のような有機溶媒に溶
解する。
上記のように、一般式Iの化合物は特別の官能性を有す
る。
式Iの化合物は特に果実ノートおよび著しい粘着性の組
み合せにより区別される。これらは同時に個個の香りを
妨害せずに、芳香組成物のウツデイおよびジヤコウノー
トを強化する。
興味あることは、特にエチル6−アセトキシ−ヘキサノ
エートおよびエチル6−イソブチリルオキシ−ヘキサノ
エートが著しく有するキイチゴノートにある。
多数のキイチゴ芳香物質、例えばピペロニルアセトン又
はp−ヒドロキシベンジルアセトンは既知である。しか
し、これらはそれらの構造を顧慮すると例外なく何倍も
高価な化合物である。
エチル6−アセトキシ−ヘキサノエートおよびエチル6
−エトキシカルボニルオキシ−ヘキサノエートの場合に
は、通例のキイチゴ組成物のキイチゴフレーバのウツデ
イノートは強化され、著しい固定効果は果実ノートがど
んな方法であつてもマイナスに影響せずに同時に起こる
とは驚くべきことである。
残留化合物Iは特に果実ノートにより区別される。しか
しある場合には花様サイドノートは言及する価値があ
る。
特にメチル6−プロピオニルオキシ−ヘキサノエート
(スイセン)およびイソブチル6−アセトキシ−ヘキサ
ノエート(ネロリドール後)はここに述べる価値があ
る。
臭覚ノートを基準にして式Iの化合物は特に果実ノート
の強化に対し、そしてジヤコウノート増強剤として適す
る。さらに、これらは非常に広汎な既知組成物を修正す
るのに適する。例えば、 (a)例えば花様組成物、この組成物では例えば暖かい
ジヤコウノートは強化される(例えば、男性コロン)、 (b)シプレ組成物(抽出タイプ、女性方向の組成
物)、 (c)タバコ、ウツデイおよびフジエール組成物(男性
方向の抽出タイプ)、および (d)グリーンノートを有する組成物、この組成物では
特に所望の増強、まるみおよび調和効果が達成される。
芳香物質として化合物Iは上記したこれらの本来のノー
トを基準にして、特に一連の天然および合成芳香物質、
例えば、 −天然生成物 アンゼリカ根油、ガルバナム油、ベチベル油、パチユー
リ油、ビヤクダン油、マンダリン油、マスカテルセー
ジ、イランイラン油、シーダ油、パイン油、ラベンダー
油、ベルガモツト油、レモン油、オレンジ油、コリアン
ダー油、オークモス、カストリユーム、システラブダナ
ム、カルマス油、ゲラニウム油、ジヤスミンアブソリユ
ート、バラ油、カシスアブソリユート、ナルシサスアブ
ソリユート、ベルベインアブソリユート、グレープフル
ーツエキストラクトなど、 −アルデヒド C10−、C11−、C14−アルデヒド、ヒドロキシ シトロ
ネラール、シクラメンアルデヒド、ベンズアルデヒド、
p−t−ブチル−α−メチル−ヒドロシンナムアルデヒ
ド、シトラール、シトロネラール、2,6−ジメチル−5
−ヘプテン−1−アール、イソバレルアルデヒド、トラ
ンス−2−ヘキセナール、トランス−2−オクテナー
ル、n−オクタナール、n−ノナナール、トランス−2
−シス−6−ノナジエナール、2,4−デカジエナール、
メチルノニル−アセトアルデヒド、シクラールC(1,3
−ジメチル−シクロヘキス−1−エン4(および5)−
カルボツクスアルデヒド)、リラールなど、 −ケトン アルフア−イオノン、ベータ−イオノン、メチルイオノ
ン、アリルイオノン、アセトアニソール、4−(パラ−
ヒドロキシフエニル)−2−ブタノン、カンフア、メン
トン、カルボン、プレゴン、p−メチルアセトフエノ
ン、メチルアミルケトンなど、 −アセタールおよびケタール フエニルアセトアルデヒド ジメチルアセタール、フエ
ニルアセトアルデヒド グリセリン アセタール、2−
メチル−1,3−ジオキソラン−2−エチル アセテー
ト、カプロイツク アルデヒド ジメチルアセタール、
アセタールR(アセトアルデヒド アセタールとフエニ
ルエチルアルコールおよびn−プロパノールとの混合
物)、など、 −エーテル オイゲノール メチルエーテル、メチル1−メチル−シ
クロドデシルエーテル アネトール、エストラゴール、
ロザントレン(メチルエチルサリゲニン)、など、 −フエノール物質 バニリン、オイゲノール、クレゾール、チヤビコール、
など、 −アルコール ブタノール、n−ヘキサノール、シス−3−ヘキセノー
ル、トランス−2−シス−6−ノナジエノール、シス−
6−ノネノール、リナロール、ゲラニオール、ロジノー
ル、ネロール、シトロネロール、ネロリドール、フアル
ネソル、ベンジルアルコール、フエニルエチルアルコー
ル、シンナミルアルコール、テルピネオール、パツチヨ
ン(4−タート、−ブチルシクロヘキサノール)、な
ど、 −エステル 蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸イソアミル、t−ブチル
シクロヘキシル アセテート、ミラルデイルアセタート
(商標)(ジボーダン)、酢酸ベンジル、酢酸スチラリ
ル、エチルα−メチル−フエニルグリシデート、マルチ
ル イソブチレート、ジメチルベンジルカルビニルアセ
テートおよびブチレート、酢酸リナリル、酢酸イソブチ
ル、n−酪酸アミル、n−バレリアン酸アミル、パルミ
チン酸エチル、蟻酸シンナミル、酢酸テルペニル、酢酸
ゲラニル、サリチル酸ヘキシル、リナリル、アンスラニ
レート、サリチル酸アミル、メチルジヒドロジヤスモネ
ート、サリチル酸ベンジル、 −ラクトン γ−ウンデカラクトン、γ−デカラクトン、γ−ノナラ
クトン、δ−デカラクトン、δ−オクタラクトン、クマ
リン、など、 −酸 ゲラニル酸、シトロネリル酸、シンナミン酸、フエニル
酢酸、など、 −含硫化合物 p−メンタン−8−チオール−3−オン、ジメチルスル
フアイドおよび他のサルフアイドおよびジサルフアイ
ド、など、 −含窒素化合物 メチルアンスラニレート、インドール、イソブチルキノ
リン、各種ピラジン、5−メチル−ヘプタン−3−オン
オキシム、ニトロマスク、など、 −香料にしばしば使用される各種付加化合物 マスクケトン、マスク174(商標)(12−オキサヘキサ
デカノライド)、サンデラ(イソカンフイルシクロヘキ
サノール)のようなマクロ環状マスク物質、フイキソリ
ド、ガラクソリドのような多環状マスク物質、 と共同で使用するのに適する。
式Iの化合物は例えば0.1%(洗浄剤)〜50%(アルコ
ール溶液)の組成物に拡大できる広い限度内で使用する
ことができる。これらの数値は熟練香料製造業者が一層
低い濃度により効果を達成でき、又は一層高量により新
規複合物を合成できるように、限定数値ではないことを
認められるであろう。好ましい濃度は0.5〜20%の範囲
である。化合物Iにより製造した組成物はあるゆる種類
の着香消費商品(オーデコロン、オーデトイレツテ、エ
キス、ローシヨン、クリーム、シヤンプー、石鹸、軟
膏、粉末、脱臭剤、洗浄剤、空気清浄化剤、など)に使
用することができる。
従つて、化合物Iは組成物の製造に使用することがで
き、上記記載から明らかなように、広汎な既知芳香物質
を使用することができる。これらの組成物の製造では上
記列挙の既知芳香物質は香料製造者に既知の方法、例え
ば、ダブリユ・エー.ポウチヤー、パフユームズ、コム
メチツクス アンド ソープス(Perfumes、Cosmetics
and Soaps)、、7版、チヤツプマン アンド ホー
ル、ロンドン、1974に従つて使用することができる。
例 1 240gのエチル6−ヒドロキシ−ヘキサノエートを滴下漏
斗、温度計および撹拌機を備えた丸底フラスコに入れ
る。180gの無水酢酸および3gの85%リン酸の混合物を撹
拌しながら30分内にそこに滴下する。添加中温度は冷却
して25℃に保持する。その後反応混合物はゆつくり50℃
に加熱し、3時間この温度に保持する。冷却後、混合物
は氷水で処理し、500mlのヘキサン中に採取する。ヘキ
サン溶液は水、100mlの10%炭酸ソーダ溶液で洗滌し、
そこで水で中性にする。硫酸ソーダ上で乾燥後、溶媒は
溜去する。282gの粗生成物を得る。分画蒸溜により223g
(理論収量の73.7%)の化学的に純粋なエチル6−アセ
トキシ−ヘキサノエートを得る。その190gはさらに処理
せずに臭覚的に純粋生成物として使用することができ
る。
さらにアシルオキシ−ヘキサノエートR2COO−(CH2
−COOR1(I)はヒドロキシエステルHO(CH2−COOR
1(II)から出発して同様に製造される。
ヒドロキシエステルHO−(CH25COOR1(II)は重硫酸
ナトリウムの存在でε−カプロラクトンおよび相当する R1−アルコールR1OHから得られる。
新規生成物Iおよびこれらの性質は下記表Aに示す。
例 2 160gのエチル6−ヒドロキシ−ヘキサノエート、145.4g
のN,N−ジメチルアニリンおよび200mlの無水トルエンを
滴下漏斗、温度計および撹拌機を備えた丸底フラスコに
入れる。119.4gのエチル クロロホルメートを撹拌しな
がら30分内に25℃で滴下する。反応混合物は3時間還流
下に保持する。冷却後反応混合物は氷水上に注ぎ、有機
相は2回水で、100mlの5%塩酸溶液で洗滌し、次に水
で中性にする。硫酸ソーダ上で乾燥後、溶媒は溜去す
る。173gの粗生成物を得る。分画蒸溜により112g(理論
収量の48.3%)の化学的に純粋なエチル6−エトキシカ
ルボニルオキシ−ヘキサノエートを得る。その75gはさ
らに処理せずに臭覚的に純粋生成物として使用すること
ができる。
さらにアルコキシカルボニルオキシ−ヘキサノエートR2
COO(CH25COOR1(I)(式中R2はメトキシおよびエト
キシである)はヒドロキシエステルHO(CH25COOR1(I
I)から出発して同様に製造される。
新規生成物およびこれらの性質は下記表Bに示す。
例 3 A. リンゴ方向の果実ベース 重量部 ガラクソリド50(IFF)(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−
4,6,6,7,8,8,−ヘキサメチル−シクロペンタ−γ−2−
ベンゾピラン)、ジエチルフタレート中 100 フレーズピユア(エチルメチル−フエニルグリシデー
ト)(エチルフタレート中に50%) 100 アグルメツクス(ハーマン アンド ライマー)(2−
t−ブチルシクロヘキシルアセテート) 60 アルチルイソブチレート 30 シス−3−ヘキセニルイソブチレート 60 ギブスコン(ジボーダン)(2−エチル−6,6−ジメチ
ル−2 40 −シクロヘキセン−1−カルボン酸エチルエステル) 2
0 シクラールC(ジボーダン)(1,3−ジメチル−シクロ
ヘキス−1−エン4(および5)−カルボツクスアルデ
ヒド(10%DPG) 10 エチル アセトアセテート 40 ジプロピレングリコール(DPG) 440 900 100部のエチル6−アセトキシ−ヘキサノエートを上記
一般果実ベースに添加する場合、果実ノートはリンゴ方
向に非常に明白になる。さらにガラクソリド−アグルメ
ツクス複合物の粉様−果実ノートは有利な様に強調され
る。これはベースに非常に自然で、良好な粘着性を有す
る特性を付与する。
B. メロン方向の果実ベース 重量部 ミラルデイアセテート(ジボーダン)(5−[3−およ
び4−(アセトキシメチル)−1−シクロヘキセニル]
−2−メチル−2−ペンテン) 100 酢酸リナリル 100 ジメチルベンジルカルビニルブチレート 50 シクラメンアルデヒド 30 フレーズピユア(エチルメチル−フエニルグリシデー
ト) 30 ウンデカラクトン 30 酢酸ゲラニル 30 アセト酢酸エチル 30 アセタールR(ジボーダン)(アセトアルデヒドフエニ
ルエチル−プロピル アセタール) 10 メロニア(3,7−ジメチル−7−メトキシ−1−オクタ
ナール) 5 ジプロピレングリコール(DPG) 350 765 100部のエチル6−アセトキシ−ヘキサノエートの添加
により、一般果実特性の上記ベースはマスクメロン方向
になる。ラクトン−様甘味ノートは明らかに増強され
る。これはベースに一層の量と実質的に改良された強い
保持性を与える。
C. アンズ方向の果実ベース 重量部 α−イオノン 80 ジメチルベンジルカルビニルブチレート 50 アリルイオノン 40 フラクトン(商標)(IFF)(2−メチル−1,3−ジオキ
ソラン−2−エチル−アセテート) 30 パルマロサ油 20 ウンデカラクトン 15 ジプロピレングリコール(DPG) 665 900 100部のエチル6−アセトキシ−ヘキサノエートの添加
は過熱アンズの代表的顕著なビロード様−ソフトなノー
トを上記通例のアンズベースに生ずる。生成処方は化粧
配合物の着香に既に十分に適する。換言すれば、生成す
るベースは今や真の完全な香料ベースである。通例のア
ンズベースの場合には、組成物にアンズのニユアンスを
生ずるが、塾果の甘いビロードノートはその後組成物に
消失するようなことはない。
D. 花様−グリーンノート 重量部 フエノキシエチル アルコール 205 リナロール 150 テルピオネール 100 ジメチルベンジルカルビニルブチレート 60 ガラクソリド(IFF)(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,
6,6,7,8,8−ヘキサメチル−シクロペンタ−γ−2−ベ
ンゾピラン) 60 ヘジオン(フイルメニツヒ)(メチル ジヒドロジヤス
モネート) 60 ベルデイルアセタート(ジヒドロ−ノル−ジシクロペン
タジエニルアセテート) 50 シトロネロール 40 アセタールR(ジボーダン)(アセトアルデヒド フエ
ニルエチルn−プロピルアセタール) 30 酢酸ゲラニル 30 リリアル(ジボーダン)(p−タート、ブチル−α−メ
チルヒドロシンナムアルデヒド) 15 シクラメンアルデヒド(10%DPG) 10 シクラールC(ジボーダン)(1,3−ジメチル−シクロ
ヘキス−1−エン−4(および5)−カルボツクスアル
デヒド)(10%DPG) 10 フエニルアセトアルデヒドジメチル アセタール 10 コープスカシス(ジボーダン)(p−メンタン−8−チ
オール−3−オン(10%DPG) 10 オイゲノール 10 ジフエニルオキシド 5 インドール(10%DPG) 5 ジプロピレングリコール(DPG) 40 900 100部のエチル6−アセトキシ−ヘキサノエートを上記
花様−グリーンベースに添加する場合、非常にグリーン
の濃い、一層粉様で実質的に臭いの強いベースを生成す
る。新規エステルは非常に有利にマスクおよびグリーン
ノート(ガラクソリド−アセタールR)と相互に併用で
きる。ベースは化粧配合物の着香に非常に良く適する。
E. ハーブ様−グリーンノート 重量部 酢酸リナリル 150 マドロツクス(ギボウダン)(1−メチル−1−メトキ
シ−シクロドデカン) 100 リナルール 150 テトラヒドロリナロール 80 ヘジオン(フイルメニツヒ)(メチルジヒドロジヤスモ
ネート) 100 ベルガモツト油 80 ヒソツプ油 60 パチユーリ油(無水) 60 ガラクソリド(IFF)(1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,
6,6,7,8,8−ヘキサメチル−シクロペンタ−α−2−ベ
ンゾピラン 40 アリルイオノン 20 オイゲニルフエニルアセテート 20 アセタールE(ジボーダン)(1−フエニル−4−メチ
ル−3,5−ジオキシヘプタン) 15 シクラールC(ジボーダン)(1,3−ジメチル−シクロ
ヘソキス−1−エン4(および5)−カルボツクスアル
デヒド)(10%DPG) 10 コープスカシス(ジボーダン)(p−メタン−8−チオ
−3−3−オン)(10%DPG) 10 フイキサチユール404(フイルメニツヒ)(8−α−12
−オキシド−13,14,15,16−テトラノルラブダン) 900 10%エチル6−アセトキシ−ヘキサノエートの添加によ
り上記ベースのハーブ様−グリーンノートは明らかに増
強される。エチル6−アセトキシ−ヘキサノエートは思
いもよらない仕方でベース組織物の粉様、スパイス様ノ
ートをいくらか強調する。これはベースに一層暖かさと
量をもたらす。新規処方は男性コロンに非常にうまく使
用することができる。
他方、上記ベースA〜Eのどれでもエチル6−アセトキ
シ−ヘキサノエートを構造的に同じ化合物、アジピン酸
ジエチル又は1,6−ジアセトキシヘキサンの同量で置換
することにより特定効果を実現することができない。
例 4 A. ハーブ様−グリーンベース 重量部 フイキサチユール404 5 コープスカシスDC(10%DPG) 10 シクラールC 10 アセタールE 15 オイゲニル フエニルアセテート 20 ケトンV(アリル−α−イオノン) 20 ガラクソリド50 40 パチユーリ無水 60 ヒソツプ油 60 ベルガモツト油 80 テトラヒドロリナロール 80 マドロツクス 100 ヘジオン 100 リナロール 150 酢酸リナリル 150 900 100部のエチル6−エトキシカルボニルオキシ−ヘキサ
ノエートはベースの果実様−ヘスペリジン面を強調し新
規組成物に著しい新鮮さを与える。添加しない組成物と
比較すると、新規組成物は全く明らかに好ましい。
B. 果実ベース 重量部 シクラールC(10%DPG) 10 ギブスコン 20 マルチル イソブチレート 30 ジメチルペンジルカルビニルブチレート 40 酢酸エチル 40 シス−3−ヘキセニルイソブチレート 60 アグルメツクス 60 ガラクソリド50 100 フレーズ ピユア 100 ジプロピレングリコール(DPG) 440 900 100部のエチル6−エトキシカルボニルオキシ−ヘキサ
ノエートの添加はリンゴ方向の所望の効果が添加しない
初めのベースの場合より実質的に明白に認められるの
で、こうして製造した新規組成物に対し明らかに選択す
るようになる。従つて、主な一般的果実ノートの所望の
様式化は新規化合物Iの添加により達成される。イチゴ
ノート(「フレーズ ピユア」)はリンゴノートに変わ
る。さらに、新規化合物Iはキイチゴ方向の果実様臭い
を有し、従つてむしろ果実−イチゴ様ノートの強化が予
期されただけに、この効果は予期されないことである。
メロン方向のベース 重量部 メロニア 5 アセタールR 10 酢酸エチル 30 酢酸ゲラニル 30 パツチエピユア(γ−n−ヘプチルブチロールアセト
ン) 30 フレーズピユア 30 シクラメン アルデヒド 30 ジメチルベンジルカルビニルブチレート 50 ミラルデイルアセテート 100 酢酸リナリル 100 ジプロピレン グリコール(DPG) 350 765 上記ベースにエチル6−エトキシカルボニルオキシ−ヘ
キサノエートの添加は果実様−多汁性メロン特性がそれ
によつてかなり強化されるので官能的見地から非常に好
都合である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 R2COO−(CH2−COOR1 (I) (式中、R1はC1〜4−アルキル又はC2〜4−アルケ
    ニルを表わし、R2は水素、C1〜3−アルキル、C
    2〜3−アルケニル又はC1〜2−アルコキシを表わ
    す)を有する化合物。
  2. 【請求項2】エチル6−アセトキシ−ヘキサノエートで
    ある、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】エチル6−イソブチルオキシ−ヘキサノエ
    ートである、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】アリル6−プロピオノキシ−ヘキサノエー
    トである、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】エチル6−エトキシカルボニルオキシ−ヘ
    キサノエートである、特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】式 (1) 式 R2COO−(CH2−COOR1 (I) (式中、R1はC1〜4−アルキル又はC2〜4−アルケ
    ニルを表わし、R2は水素、C1〜3−アルキル、C
    2〜3−アルケニル又はC1〜2−アルコキシを表わ
    す)を有する化合物を含む芳香組成物。
  7. 【請求項7】式 R2COO−(CH2−COOR1 (I) (式中、R1はC1〜4−アルキル又はC2〜4−アルケ
    ニルを表わし、R2は水素、C1〜3−アルキル、C
    2〜3−アルケニル又はC1〜2−アルコキシを表わ
    す)を有する化合物の製造方法において、式 HO−(CH2−COOR1 (II) (式中、R1は上記意味を有する)を有する化合物をアシ
    ル化剤を用いてエステル化することを特徴とする、上記
    方法。
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