JPH0739268Y2 - 通信用筐体のベース構造 - Google Patents
通信用筐体のベース構造Info
- Publication number
- JPH0739268Y2 JPH0739268Y2 JP1990037262U JP3726290U JPH0739268Y2 JP H0739268 Y2 JPH0739268 Y2 JP H0739268Y2 JP 1990037262 U JP1990037262 U JP 1990037262U JP 3726290 U JP3726290 U JP 3726290U JP H0739268 Y2 JPH0739268 Y2 JP H0739268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- base body
- communication
- main body
- skirt portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、屋内外の壁等に設置される通信用保安器、
宅内データ回線終端装置(DSU)等に使用される通信用
筐体のベース構造に関する。
宅内データ回線終端装置(DSU)等に使用される通信用
筐体のベース構造に関する。
従来、この種の通信用筐体のベース構造は、配線用のタ
ーミナル部を下端部に有する基板が固定されるベース本
体と、このベース本体の前面開口部を覆うカバーと、タ
ーミナル部の下位近傍位置をもってベース本体から略L
字形に突出する底面側封止板としてのスカート部とから
成り、ベース本体とスカート部とは分離不可構造をもっ
て一連に形成されていた。
ーミナル部を下端部に有する基板が固定されるベース本
体と、このベース本体の前面開口部を覆うカバーと、タ
ーミナル部の下位近傍位置をもってベース本体から略L
字形に突出する底面側封止板としてのスカート部とから
成り、ベース本体とスカート部とは分離不可構造をもっ
て一連に形成されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、この種の通信用筐体におけるスカート部の存
在は、筐体外部からの水分や塵埃等の侵入を防止して基
板の信頼性を長期に亘って良好に維持する観点から、重
要であるが、上述のようにベース本体とスカート部が不
可分に構成された従来の通信用筐体のベース構造では、
ターミナル部へ通信線を配線する作業を能率よく行うた
めに、十分なスペースをターミナル部近傍のベースに設
ける必要があり、通信用筐体の小型化の妨げになってい
た。
在は、筐体外部からの水分や塵埃等の侵入を防止して基
板の信頼性を長期に亘って良好に維持する観点から、重
要であるが、上述のようにベース本体とスカート部が不
可分に構成された従来の通信用筐体のベース構造では、
ターミナル部へ通信線を配線する作業を能率よく行うた
めに、十分なスペースをターミナル部近傍のベースに設
ける必要があり、通信用筐体の小型化の妨げになってい
た。
また、このスペースを無理に小さくしようとすれば、タ
ーミナル部近傍に設けられたスカート部が邪魔になって
著しく作業能率を低下させるという問題があった。
ーミナル部近傍に設けられたスカート部が邪魔になって
著しく作業能率を低下させるという問題があった。
そこで、この考案の目的は、ターミナル部への配線作業
の能率を損なうことなく通信用筐体の小型化を実現した
通信用筐体のベース構造を提供することにある。
の能率を損なうことなく通信用筐体の小型化を実現した
通信用筐体のベース構造を提供することにある。
この考案に係る通信用筐体のベース構造は、前記目的を
達成した次のようなものである。
達成した次のようなものである。
すなわち、通信線を接続するためのターミナル部を下端
部に有し電子部品を内蔵するが前面に固定され前記ター
ミナル部の下位近傍には通信線の挿通部が突設されたベ
ース本体と、このベース本体に着脱自在に取付けられベ
ース本体の前面開口部を覆うカバーと、前記ターミナル
部の下位近傍位置をもって前記ベース本体から略L字形
に突出されベース本体とカバーとの間の底面側開口部を
封止するスカート部とが備えられ、当該スカート部は前
記ベース本体に対して分割体として形成されているとと
もにねじで着脱自在に設けられていることを特徴とする
ものである。
部に有し電子部品を内蔵するが前面に固定され前記ター
ミナル部の下位近傍には通信線の挿通部が突設されたベ
ース本体と、このベース本体に着脱自在に取付けられベ
ース本体の前面開口部を覆うカバーと、前記ターミナル
部の下位近傍位置をもって前記ベース本体から略L字形
に突出されベース本体とカバーとの間の底面側開口部を
封止するスカート部とが備えられ、当該スカート部は前
記ベース本体に対して分割体として形成されているとと
もにねじで着脱自在に設けられていることを特徴とする
ものである。
また、この考案によれば、前記スカート部が、前記挿通
部の外面に密接した状態で前記ベース本体に対する所定
取付位置への移動を許容する長孔状の切欠きを有してい
る構成とすることができる。
部の外面に密接した状態で前記ベース本体に対する所定
取付位置への移動を許容する長孔状の切欠きを有してい
る構成とすることができる。
ターミナル部へ通信線を配線する場合に、ターミナル部
近傍に設けられたスカート部がベース本体から外され、
これによって、ベース本体に作業スペースを確保するこ
となくターミナル部近傍の配線のための作業空間が拡大
される。
近傍に設けられたスカート部がベース本体から外され、
これによって、ベース本体に作業スペースを確保するこ
となくターミナル部近傍の配線のための作業空間が拡大
される。
第1図ないし第3図は本考案に係る通信用筐体のベース
構造の一実施例を示し、第1図はカバーを外した状態を
示す斜視図、第2図は第1図におけるII-II線縦断面
図、第3図は分解斜視図、第4図はスカート部を外した
状態を示す斜視図である。
構造の一実施例を示し、第1図はカバーを外した状態を
示す斜視図、第2図は第1図におけるII-II線縦断面
図、第3図は分解斜視図、第4図はスカート部を外した
状態を示す斜視図である。
本考案に係る通信用筐体のベース構造は、下端部に配線
用のターミナル部10を有する基板12が収容固定されるベ
ース本体14と、このベース本体14の前面開口部を覆うカ
バー16と、ターミナル部10の下位近傍位置をもってベー
ス本体14から略L字形に突出する底面側封止板としての
スカート部22とから構成されており、スカート部22はベ
ース本体14に対して分割体として形成されているととも
にベース本体14に対してねじ58で着脱自在に設けられて
いる。
用のターミナル部10を有する基板12が収容固定されるベ
ース本体14と、このベース本体14の前面開口部を覆うカ
バー16と、ターミナル部10の下位近傍位置をもってベー
ス本体14から略L字形に突出する底面側封止板としての
スカート部22とから構成されており、スカート部22はベ
ース本体14に対して分割体として形成されているととも
にベース本体14に対してねじ58で着脱自在に設けられて
いる。
基板12の内部には電子部品(図示せず)が内蔵されてい
る。基板12の下端部には、通信線18を接続するターミナ
ル部10が設けられている。
る。基板12の下端部には、通信線18を接続するターミナ
ル部10が設けられている。
ターミナル部10は、端子板24と多数のねじ26とから構成
され、通信線18をねじ26で端子板24に接続するものであ
る。
され、通信線18をねじ26で端子板24に接続するものであ
る。
ベース本体14は、合成樹脂からなり、基板固定部30と、
通信線18の挿通部32と、カバー取付け部34と、スカート
部取付け部36とから構成される。
通信線18の挿通部32と、カバー取付け部34と、スカート
部取付け部36とから構成される。
基板固定部30には、基板12を包囲する内塀38が突設され
ている。三本のねじ28が基板12の挿通孔29を挿通して基
板固定部30に設けられたねじ穴31へ螺合することによ
り、基板12がベース本体14に固定される。
ている。三本のねじ28が基板12の挿通孔29を挿通して基
板固定部30に設けられたねじ穴31へ螺合することによ
り、基板12がベース本体14に固定される。
挿通部32は、通信線18を挿通させるゴム製のブッシュ40
と、ブッシュ40を締め付けて通信線18を固定するととも
に水分の浸入を防ぐ締め付け部材42とを備え、底板44に
突設状態に設けられる。
と、ブッシュ40を締め付けて通信線18を固定するととも
に水分の浸入を防ぐ締め付け部材42とを備え、底板44に
突設状態に設けられる。
カバー取付け部34は、内塀38と外塀46とこれらによって
形成された取付け溝48とから構成される。
形成された取付け溝48とから構成される。
スカート部取付け部36は、底板44に設けられた取付け溝
50とねじ穴52とから構成される。
50とねじ穴52とから構成される。
カバー16は、合成樹脂からなり、挿入片54を備えてい
る。挿入片54を取付け溝48へ挿入させることによって、
カバー16がベース本体14に着脱自在に取付けられる。
る。挿入片54を取付け溝48へ挿入させることによって、
カバー16がベース本体14に着脱自在に取付けられる。
スカート部22は、合成樹脂からなり、挿入片56とねじ58
の挿通孔60とを備えている。挿入片56をベース本体14の
取付け溝50へ挿入するとともにねじ58をベース本体14の
ねじ穴52へ螺合させることによって、スカート部22がベ
ース本体14に着脱自在に取付けられる。また、スカート
部22には、ベース本体14へスカート部22を取付けたとき
に、ブッシュ40を押し潰さないように切欠き61が設けら
れている。
の挿通孔60とを備えている。挿入片56をベース本体14の
取付け溝50へ挿入するとともにねじ58をベース本体14の
ねじ穴52へ螺合させることによって、スカート部22がベ
ース本体14に着脱自在に取付けられる。また、スカート
部22には、ベース本体14へスカート部22を取付けたとき
に、ブッシュ40を押し潰さないように切欠き61が設けら
れている。
また、紐体62は、電気的絶縁性を有する合成樹脂製繊維
からなり、両端に圧着端子64、64が設けられている。圧
着端子64、64へねじ28、66を挿通させてねじ穴31、68へ
螺合させることにより、紐体62の両端がベース本体14
(厳密には基板12)とスカート部22とにそれぞれ接続さ
れる。
からなり、両端に圧着端子64、64が設けられている。圧
着端子64、64へねじ28、66を挿通させてねじ穴31、68へ
螺合させることにより、紐体62の両端がベース本体14
(厳密には基板12)とスカート部22とにそれぞれ接続さ
れる。
次に、基板12のターミナル部10へ通信線18を接続する方
法について説明する。
法について説明する。
まず、カバー16の挿入片54をベース本体14の取付け溝48
から引き抜き、カバー16をベース本体14から外す(第1
図)。そして、ねじ58をねじ穴52から外してスカート部
22の挿入片56をベース本体14の取付け溝50から引き抜く
ことにより、スカート部22をベース本体14から外す(第
4図)。このとき、スカート部22は、紐体62によってベ
ース本体14へ接続されているので落下することがない。
から引き抜き、カバー16をベース本体14から外す(第1
図)。そして、ねじ58をねじ穴52から外してスカート部
22の挿入片56をベース本体14の取付け溝50から引き抜く
ことにより、スカート部22をベース本体14から外す(第
4図)。このとき、スカート部22は、紐体62によってベ
ース本体14へ接続されているので落下することがない。
この状態で、ドライバー(図示せず)を用いてねじ26を
回して通信線18を接続する。したがって、第2図に示す
ようなベース本体14に設けられたスペースSが小さくて
も、スカート部22が邪魔になることはなく、配線作業が
能率よく行える。
回して通信線18を接続する。したがって、第2図に示す
ようなベース本体14に設けられたスペースSが小さくて
も、スカート部22が邪魔になることはなく、配線作業が
能率よく行える。
この考案に係る通信用筐体のベース構造によれば、配線
作業の邪魔になるスカート部をベース本体から外して作
業スペースを拡大できるので、配線作業のためにベース
本体に設けられるスペースを省略でき、作業能率を損な
うことなく小型化を実現できる。
作業の邪魔になるスカート部をベース本体から外して作
業スペースを拡大できるので、配線作業のためにベース
本体に設けられるスペースを省略でき、作業能率を損な
うことなく小型化を実現できる。
また、スカート部が切欠きを有する構成では、ベース本
体に対するスカート部の水平移動によって容易に封止構
造を形成することができる。
体に対するスカート部の水平移動によって容易に封止構
造を形成することができる。
第1図ないし第3図は本考案に係る通信用筐体のベース
構造の一実施例を示し、第1図はカバーを外した状態を
示す斜視図、第2図は第1図におけるII-II線縦断面
図、第3図は分解斜視図、第4図はスカート部を外した
状態を示す斜視図である。 10……ターミナル部 12……基板 14……ベース本体 16……カバー 22……スカート部 32……挿通部 61……切欠き
構造の一実施例を示し、第1図はカバーを外した状態を
示す斜視図、第2図は第1図におけるII-II線縦断面
図、第3図は分解斜視図、第4図はスカート部を外した
状態を示す斜視図である。 10……ターミナル部 12……基板 14……ベース本体 16……カバー 22……スカート部 32……挿通部 61……切欠き
フロントページの続き (72)考案者 森 和夫 東京都港区芝1丁目8番19号 株式会社白 山製作所内 (72)考案者 柚木 勝博 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 清水 昭光 東京都目黒区下目黒2丁目17番7号 大東 通信機株式会社内 (72)考案者 谷口 省一郎 東京都目黒区下目黒2丁目17番7号 大東 通信機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−84979(JP,U) 実開 平1−146715(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】通信線を接続するためのターミナル部を下
端部に有し電子部品を内蔵する基板が前面に固定され前
記ターミナル部の下位近傍には通信線の挿通部が突設さ
れたベース本体と、このベース本体に着脱自在に取付け
られベース本体の前面開口部を覆うカバーと、前記ター
ミナル部の下位近傍位置をもって前記ベース本体から略
L字形に突出されベース本体とカバーとの間の底面側開
口部を封止するスカート部とが備えられ、当該スカート
部は前記ベース本体に対して分割体として形成されてい
るとともにねじで着脱自在に設けられている通信用筐体
のベース構造。 - 【請求項2】前記スカート部が、前記挿通部の外面に密
接した状態で前記ベース本体に対する所定取付位置への
移動を許容する長孔状の切欠きを有している請求項1記
載の通信用筐体のベース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990037262U JPH0739268Y2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 通信用筐体のベース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990037262U JPH0739268Y2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 通信用筐体のベース構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128970U JPH03128970U (ja) | 1991-12-25 |
JPH0739268Y2 true JPH0739268Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31544212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990037262U Expired - Lifetime JPH0739268Y2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 通信用筐体のベース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739268Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6284979U (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-30 | ||
JPH01146715U (ja) * | 1988-03-18 | 1989-10-11 |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP1990037262U patent/JPH0739268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03128970U (ja) | 1991-12-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |