JPH0739260B2 - 自動車用マット - Google Patents
自動車用マットInfo
- Publication number
- JPH0739260B2 JPH0739260B2 JP2057548A JP5754890A JPH0739260B2 JP H0739260 B2 JPH0739260 B2 JP H0739260B2 JP 2057548 A JP2057548 A JP 2057548A JP 5754890 A JP5754890 A JP 5754890A JP H0739260 B2 JPH0739260 B2 JP H0739260B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive
- mat
- automobile
- automobile mat
- fibers
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- Passenger Equipment (AREA)
- Carpets (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用マットに関し、更に詳細には該自動車
用マットへの塵やほこりの付着を防止すると共に、人体
への帯電を防止するようにした自動車用マットに関す
る。
用マットへの塵やほこりの付着を防止すると共に、人体
への帯電を防止するようにした自動車用マットに関す
る。
(従来の技術) 従来、自動車用マットは絶縁体の繊維を使用した基布に
同じく絶縁体の繊維からなるパイルを所定のボリューム
に打ち込んでなるものが市販されている。
同じく絶縁体の繊維からなるパイルを所定のボリューム
に打ち込んでなるものが市販されている。
しかしながら、この自動車用マットにあっては、絶縁体
よりなる素材によって製造されているため、自動車の乗
り降りの際や運転中等に靴やズボンの裾との摩擦により
静電気が発生し易くなっていた。このため、該自動車用
マットが帯電し、塵やほこりを付着し易くなり、汚れ易
く頻繁に掃除しなければならないという不具合を生じて
いた。又、摩擦により発生した静電気によって、自動車
用マットのみならず、人体も帯電することになり、乗り
降りの際などに自動車の金属部分に触れたとき、人体に
溜めおかれた静電気が一気に金属部分にアースし、人体
に大きな電撃ショックを与えていた。
よりなる素材によって製造されているため、自動車の乗
り降りの際や運転中等に靴やズボンの裾との摩擦により
静電気が発生し易くなっていた。このため、該自動車用
マットが帯電し、塵やほこりを付着し易くなり、汚れ易
く頻繁に掃除しなければならないという不具合を生じて
いた。又、摩擦により発生した静電気によって、自動車
用マットのみならず、人体も帯電することになり、乗り
降りの際などに自動車の金属部分に触れたとき、人体に
溜めおかれた静電気が一気に金属部分にアースし、人体
に大きな電撃ショックを与えていた。
そこで、このような不具合を解消するため、自動車用マ
ットの素材に導電性材料を使用して、静電気の発生を防
止したものが提案されている。
ットの素材に導電性材料を使用して、静電気の発生を防
止したものが提案されている。
このような自動車用マットとしては、例えば特開昭61−
110632号公報に記載されたものがある。
110632号公報に記載されたものがある。
この自動車用マット(1)は、第7図に示すように、基
布(2)を構成する一部の糸に導電性繊維(3)を使用
して導電性の基布(2)とすると共に、該自動車用マッ
ト(1)の一端に車体側と電気的に接続するための接続
コード(4)を取付けてなるものである。
布(2)を構成する一部の糸に導電性繊維(3)を使用
して導電性の基布(2)とすると共に、該自動車用マッ
ト(1)の一端に車体側と電気的に接続するための接続
コード(4)を取付けてなるものである。
そして、この自動車用マット(1)にあっては、接続コ
ード(4)の他端が車体側に取付けられて、自動車の乗
り降りの際や運転中等に靴やズボンの裾との摩擦により
発生した静電気を車体側にアースするようになってい
る。
ード(4)の他端が車体側に取付けられて、自動車の乗
り降りの際や運転中等に靴やズボンの裾との摩擦により
発生した静電気を車体側にアースするようになってい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、特開昭61−110632号公報に記載の自動車
用マットにあっては、該自動車用マットの一端に取付け
た接続コードによって発生した静電気を車体側にアース
するようになっているため、該自動車用マットが乗り降
りの際等にズレて接続コードが車体側から外れ、アース
できなくなることがあった。又、この自動車用マットに
あっては、車体側に接続コードを取付けるためのアース
専用の取付部品を設ける必要があった。
用マットにあっては、該自動車用マットの一端に取付け
た接続コードによって発生した静電気を車体側にアース
するようになっているため、該自動車用マットが乗り降
りの際等にズレて接続コードが車体側から外れ、アース
できなくなることがあった。又、この自動車用マットに
あっては、車体側に接続コードを取付けるためのアース
専用の取付部品を設ける必要があった。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、そ
の解決しようとする課題は、該自動車用マットに発生し
た静電気に起因する該自動車用マットへの塵やほこりの
付着、アース時に人体に与える電撃ショックである。
の解決しようとする課題は、該自動車用マットに発生し
た静電気に起因する該自動車用マットへの塵やほこりの
付着、アース時に人体に与える電撃ショックである。
本発明は、該自動車用マットに発生した静電気を確実に
除去し、自動車用マットへ塵やほこりの付着を防止する
と共に、人体への帯電を防止するようにした自動車用マ
ットを提供することを目的とするものである。
除去し、自動車用マットへ塵やほこりの付着を防止する
と共に、人体への帯電を防止するようにした自動車用マ
ットを提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、「導電性繊維を含
むパイルが打ち込まれている基布の裏側にバッキング層
が形成されている自動車用マットであって、 前記基布裏面に炭素繊維等の導電性繊維を含み、その一
部が表面に突出している導電紙が積層されていると共
に、基布表面の全部又は一部に導電性材料よりなる導電
層が設けられていることを特徴とする自動車用マット」
をその要旨とした。
むパイルが打ち込まれている基布の裏側にバッキング層
が形成されている自動車用マットであって、 前記基布裏面に炭素繊維等の導電性繊維を含み、その一
部が表面に突出している導電紙が積層されていると共
に、基布表面の全部又は一部に導電性材料よりなる導電
層が設けられていることを特徴とする自動車用マット」
をその要旨とした。
(発明の作用) 従って、本発明の自動車用マットによれば、自動車の乗
り降りの際や運転中等に靴やズボンの裾との摩擦により
発生した静電気の一部は、基布表面の全部又は一部に設
けられた導電性材料よりなる導電層に吸収され、この導
電層を通して或はこの導電層に接触するパイルに含まれ
る導電性繊維を通して空中放電されるようになってい
る。又、残りの静電気は、基布裏面に積層された導電紙
の表面に突出する導電性繊維を通して導電紙に吸収さ
れ、この導電紙と接触状態にあるパイルに含まれる導電
性繊維を通して空中放電されるようになっている。
り降りの際や運転中等に靴やズボンの裾との摩擦により
発生した静電気の一部は、基布表面の全部又は一部に設
けられた導電性材料よりなる導電層に吸収され、この導
電層を通して或はこの導電層に接触するパイルに含まれ
る導電性繊維を通して空中放電されるようになってい
る。又、残りの静電気は、基布裏面に積層された導電紙
の表面に突出する導電性繊維を通して導電紙に吸収さ
れ、この導電紙と接触状態にあるパイルに含まれる導電
性繊維を通して空中放電されるようになっている。
(実施例) 以下、本発明の自動車用マットを図面に示した一実施例
に従って詳細に説明する。
に従って詳細に説明する。
本発明の自動車用マット(11)は、第1図、第2図及び
第3図に示すように、基布(12)に複数本のパイル(1
4)を打ち込んで所定のボリュームに仕上げ、熱可塑性
樹脂等の合成樹脂からなるバッキング層(13)によって
裏打ちされてなるものである。
第3図に示すように、基布(12)に複数本のパイル(1
4)を打ち込んで所定のボリュームに仕上げ、熱可塑性
樹脂等の合成樹脂からなるバッキング層(13)によって
裏打ちされてなるものである。
この自動車用マット(11)において、基布(12)は不織
布、メッシュ、ナイロン系織布等を所定の形状の裁断し
たものであり、本実施例においては不織布を使用した。
この基布(12)上に複数本のパイル(14)が前記基布
(12)の裏面にまで貫通するように打ち込まれてパイプ
(14)の基端部が基布(12)の裏面から飛び出た状態と
なっている。打ち込まれるパイル(14)としてはナイロ
ン繊維から成るものと、ナイロン繊維に導電性繊維(1
8)が含有されたものとがある。基布(12)にはこれら
2種類のパイル(14)が基布(12)全面に均一な状態で
打ち込まれている。導電性繊維(18)を含有させたパイ
ル(14)は複数本のナイロン繊維に、複数本の炭素繊
維、導電性のセラミックス繊維、金属繊維等の導電性繊
維(18)を加えて束ね、これをより合わせて所定の太さ
に設けたものである。このように構成されたパイル(1
4)は後述する導電紙(15)に接触状態におかれ、静電
気の一部を導電紙(15)に吸収させ、この導電紙(15)
と接触するパイル(14)の導電繊維(18)を通して空中
放電させるようになっている。なお、基布(12)には必
ずしも2種類のパイル(14)を打ち込む必要はなく、導
電性繊維(18)が含有されたパイル(14)のみを打ち込
んでもよい。この場合、導電性繊維(18)の数が多くな
って導電性が更に高められ空中放電効果を一層高めるこ
とができる。
布、メッシュ、ナイロン系織布等を所定の形状の裁断し
たものであり、本実施例においては不織布を使用した。
この基布(12)上に複数本のパイル(14)が前記基布
(12)の裏面にまで貫通するように打ち込まれてパイプ
(14)の基端部が基布(12)の裏面から飛び出た状態と
なっている。打ち込まれるパイル(14)としてはナイロ
ン繊維から成るものと、ナイロン繊維に導電性繊維(1
8)が含有されたものとがある。基布(12)にはこれら
2種類のパイル(14)が基布(12)全面に均一な状態で
打ち込まれている。導電性繊維(18)を含有させたパイ
ル(14)は複数本のナイロン繊維に、複数本の炭素繊
維、導電性のセラミックス繊維、金属繊維等の導電性繊
維(18)を加えて束ね、これをより合わせて所定の太さ
に設けたものである。このように構成されたパイル(1
4)は後述する導電紙(15)に接触状態におかれ、静電
気の一部を導電紙(15)に吸収させ、この導電紙(15)
と接触するパイル(14)の導電繊維(18)を通して空中
放電させるようになっている。なお、基布(12)には必
ずしも2種類のパイル(14)を打ち込む必要はなく、導
電性繊維(18)が含有されたパイル(14)のみを打ち込
んでもよい。この場合、導電性繊維(18)の数が多くな
って導電性が更に高められ空中放電効果を一層高めるこ
とができる。
以上述べた基布(12)裏面には導電紙(15)が積層され
ており、基布(12)表面には導電層(20)が設けられて
いる。
ており、基布(12)表面には導電層(20)が設けられて
いる。
導電紙(15)は、炭素繊維、導電性のセラミックス繊
維、金属繊維等の導電性繊維(図示しない)に、ナイロ
ン繊維などの合成繊維、木材パルプ、接着剤を加え、こ
れを抄紙法等の従来より知られたシート形成方法によっ
て製造したものである。この導電紙(15)の表面には前
記導電性繊維(図示しない)の一部が突出している。こ
のような導電紙(15)としては、例えば特開昭62−1563
95号公報に記載されたものがある。
維、金属繊維等の導電性繊維(図示しない)に、ナイロ
ン繊維などの合成繊維、木材パルプ、接着剤を加え、こ
れを抄紙法等の従来より知られたシート形成方法によっ
て製造したものである。この導電紙(15)の表面には前
記導電性繊維(図示しない)の一部が突出している。こ
のような導電紙(15)としては、例えば特開昭62−1563
95号公報に記載されたものがある。
導電層(20)は、炭素、導電性のセラミックス、金属等
の導電性材料を繊維状又は粉末状に成形してなるものを
基布(12)表面の全部又は一部に積載して層状に設けた
ものである。基布(12)表面の一部に設けた導電層(2
0)の態様としては、第4図及び第5図に示すように、
導電層(20)をネット状或はストライプ状として、これ
を基布(12)表面に設けたものを挙げることができる。
この導電層(20)は前記導電性材料よりなる繊維又は粉
末に接着剤を加え、これを基布(12)表面に塗布するこ
とにより、或は基布(12)表面に接着剤を塗布した後、
前記導電性材料よりなる繊維又は粉末を散布することに
より設けたものである。
の導電性材料を繊維状又は粉末状に成形してなるものを
基布(12)表面の全部又は一部に積載して層状に設けた
ものである。基布(12)表面の一部に設けた導電層(2
0)の態様としては、第4図及び第5図に示すように、
導電層(20)をネット状或はストライプ状として、これ
を基布(12)表面に設けたものを挙げることができる。
この導電層(20)は前記導電性材料よりなる繊維又は粉
末に接着剤を加え、これを基布(12)表面に塗布するこ
とにより、或は基布(12)表面に接着剤を塗布した後、
前記導電性材料よりなる繊維又は粉末を散布することに
より設けたものである。
このように基布(12)表面の全部又は一部に導電層(2
0)を設けたことにより、自動車の乗り降りの際や運転
中等に靴やズボンの裾との摩擦により発生した静電気の
一部は、基布表面の全部又は一部に設けられた導電層に
吸収され、この導電層を通して或はこの導電層に接触す
るパイルに含まれる導電性繊維を通して空中放電される
ようになっている。
0)を設けたことにより、自動車の乗り降りの際や運転
中等に靴やズボンの裾との摩擦により発生した静電気の
一部は、基布表面の全部又は一部に設けられた導電層に
吸収され、この導電層を通して或はこの導電層に接触す
るパイルに含まれる導電性繊維を通して空中放電される
ようになっている。
尚、本実施例において、該自動車用マット(11)の縁部
には導電性材料よりなるリング(16)が該自動車用マッ
ト(11)の上下方向から打ち抜くことにより取り付けら
れている。そして、このリング(16)が自動車床面に固
着された同じく導電性材料よりなるフック(17)に引っ
かけられて、該自動車用マットがズレないようになって
いる。このため、導電紙(15)によって吸収された静電
気の一部は、この導電紙(15)と接触した状態となって
いるリング(16)、フック(17)を通して自動車床面に
アースされることになり、該自動車用マットの帯電防止
効果の向上が図られている。
には導電性材料よりなるリング(16)が該自動車用マッ
ト(11)の上下方向から打ち抜くことにより取り付けら
れている。そして、このリング(16)が自動車床面に固
着された同じく導電性材料よりなるフック(17)に引っ
かけられて、該自動車用マットがズレないようになって
いる。このため、導電紙(15)によって吸収された静電
気の一部は、この導電紙(15)と接触した状態となって
いるリング(16)、フック(17)を通して自動車床面に
アースされることになり、該自動車用マットの帯電防止
効果の向上が図られている。
上述した構造の自動車用マットにおける静電気の帯電率
の測定結果を以下に示す。
の測定結果を以下に示す。
自動車用マット:第1図に示す構造よりなるもの(基
布:ポリエステル系不織布、パイル:ナイロン1600D、
パイルに含まれる導電性繊維:サンダーロン[東レ株式
会社製]、導電紙:ソルディオン[東レ株式会社製]、
導電紙と基布とを接着する接着剤:ルアナ[東レ株式会
社製]、ナイロン系接着剤、導電層:基布表面の全面に
設けた炭素粉末よりなる層)。
布:ポリエステル系不織布、パイル:ナイロン1600D、
パイルに含まれる導電性繊維:サンダーロン[東レ株式
会社製]、導電紙:ソルディオン[東レ株式会社製]、
導電紙と基布とを接着する接着剤:ルアナ[東レ株式会
社製]、ナイロン系接着剤、導電層:基布表面の全面に
設けた炭素粉末よりなる層)。
測定装置:第6図に示すようにアルミ床(23)上に絶縁
性材を敷き、更にこの上にナイロンカーペット(21)を
敷き、このナイロンカーペット(21)上に椅子(28)と
自動車用マット(11)とを置く。
性材を敷き、更にこの上にナイロンカーペット(21)を
敷き、このナイロンカーペット(21)上に椅子(28)と
自動車用マット(11)とを置く。
人(29)が椅子(28)に座り足を自動車用マット(11)
に乗せる。10回背、尻を椅子(28)に擦りつける。この
時発生した静電気を電位測定器によって測定するのであ
る。測定時の温度は20℃、湿度は20%であった。
に乗せる。10回背、尻を椅子(28)に擦りつける。この
時発生した静電気を電位測定器によって測定するのであ
る。測定時の温度は20℃、湿度は20%であった。
上記装置により自動車用マットの帯電率を測定した結
果、2.6KVであった。
果、2.6KVであった。
静電気による自動車用マットへの塵やほこりの付着、人
体への電撃ショックといった不具合を確実に解消するた
めには、その帯電率を3.0KV以下にしなければならな
い。本発明の自動車用マットによれば、3.0KVを遥かに
下回る帯電率が実現された。
体への電撃ショックといった不具合を確実に解消するた
めには、その帯電率を3.0KV以下にしなければならな
い。本発明の自動車用マットによれば、3.0KVを遥かに
下回る帯電率が実現された。
また、自動車用マットと共に鉄製の箱(自動車床面を想
定したもの)をカーペット上に置き、自動車用マットの
縁部に取り付けたリングと金属製の箱との間を接続コー
ド(実施例におけるフックを想定したもの)によって接
続し、自動車用マットに発生した静電気を金属製の箱に
アースするようにしたものについても同様に帯電率の測
定を行った。この自動車用マットによれば、2.6KVをさ
らに下回る2.3KVの帯電率が実現された。
定したもの)をカーペット上に置き、自動車用マットの
縁部に取り付けたリングと金属製の箱との間を接続コー
ド(実施例におけるフックを想定したもの)によって接
続し、自動車用マットに発生した静電気を金属製の箱に
アースするようにしたものについても同様に帯電率の測
定を行った。この自動車用マットによれば、2.6KVをさ
らに下回る2.3KVの帯電率が実現された。
(発明の効果) 上記構成を採ったことにより、本発明の自動車用マット
によれば、該自動車用マット上に発生した静電気が、基
布裏面の導電紙、パイルに含まれる導電性繊維からの放
電に加え、基布表面の導電層からも放電されるようにな
っている。この結果、静電気による自動車用マットへの
塵やほこりの付着、人体への電撃ショックといった不具
合を確実に解消できる3.0KVを遥かに下回る2.6KVの帯電
率を実現することができる。
によれば、該自動車用マット上に発生した静電気が、基
布裏面の導電紙、パイルに含まれる導電性繊維からの放
電に加え、基布表面の導電層からも放電されるようにな
っている。この結果、静電気による自動車用マットへの
塵やほこりの付着、人体への電撃ショックといった不具
合を確実に解消できる3.0KVを遥かに下回る2.6KVの帯電
率を実現することができる。
第1図は本発明の自動車用マットを自動車床面に設置し
た状態を示す斜視図、第2図は第1図のAB線より切断し
た状態を示す断面図、第3図は第2図のCD線より囲まれ
た部分の要部拡大断面図、第4図は本発明の自動車用マ
ットの別の実施例を示した斜視図、第5図は本発明の自
動車用マットの更に別の実施例を示した斜視図、第6図
は自動車用マットの帯電率を装置する測定を模式的に示
した一部断側面図、第7図は従来の自動車用マットを示
す斜視図である。 符号の説明 (15)……導電紙、(16)……リング、 (17)……フック、(18)……導電性繊維、 (20)……導電層。
た状態を示す斜視図、第2図は第1図のAB線より切断し
た状態を示す断面図、第3図は第2図のCD線より囲まれ
た部分の要部拡大断面図、第4図は本発明の自動車用マ
ットの別の実施例を示した斜視図、第5図は本発明の自
動車用マットの更に別の実施例を示した斜視図、第6図
は自動車用マットの帯電率を装置する測定を模式的に示
した一部断側面図、第7図は従来の自動車用マットを示
す斜視図である。 符号の説明 (15)……導電紙、(16)……リング、 (17)……フック、(18)……導電性繊維、 (20)……導電層。
Claims (1)
- 【請求項1】導電性繊維を含むパイルが打ち込まれてい
る基布の裏側にバッキング層が形成されている自動車用
マットであって、 前記基布裏面に炭素繊維等の導電性繊維を含み、その一
部が表面に突出している導電紙が積層されていると共
に、基布表面の全部又は一部に導電性材料よりなる導電
層が設けられていることを特徴とする自動車用マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2057548A JPH0739260B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | 自動車用マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2057548A JPH0739260B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | 自動車用マット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03258626A JPH03258626A (ja) | 1991-11-18 |
JPH0739260B2 true JPH0739260B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=13058842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2057548A Expired - Lifetime JPH0739260B2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | 自動車用マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739260B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5015850U (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-19 | ||
JPS59111723A (ja) * | 1982-12-18 | 1984-06-28 | 株式会社ニツセイ | 静電除去マツト |
JPS62156395A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-11 | 東レ株式会社 | 静電気中和紙 |
-
1990
- 1990-03-08 JP JP2057548A patent/JPH0739260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03258626A (ja) | 1991-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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