JPH07390U - 自動消火装置 - Google Patents
自動消火装置Info
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- JPH07390U JPH07390U JP3069993U JP3069993U JPH07390U JP H07390 U JPH07390 U JP H07390U JP 3069993 U JP3069993 U JP 3069993U JP 3069993 U JP3069993 U JP 3069993U JP H07390 U JPH07390 U JP H07390U
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- fire
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 照明器具付近に消火不完全領域が生じるのを
防止し、しかも天井面における美観が損われるのを防止
可能にする。 【構成】 火災による室内温度が設定温度に達したこと
を検知して、消火液を室内に放射する消火器Aを設け、
該消火器Aに、常時は、点灯,消灯が任意になされる照
明器具8を一体に設ける。
防止し、しかも天井面における美観が損われるのを防止
可能にする。 【構成】 火災による室内温度が設定温度に達したこと
を検知して、消火液を室内に放射する消火器Aを設け、
該消火器Aに、常時は、点灯,消灯が任意になされる照
明器具8を一体に設ける。
Description
【0001】
この考案は、消火器に照明器具を一体に有する自動消火装置に関する。
【0002】
従来から、室内で発生した火災に対処するため、天井に簡易構造の自動消火装 置を取り付けた技術が種々提案されている。この自動消火装置は、例えば、火災 による室内温度の上昇を自動検知し、炭酸ガスなどの不燃性のガス圧を利用して 、予め消火液貯蔵容器内に収容してある消火液を、勢いよく室内に噴射させると いうものである。
【0003】 従って、予め設定した領域内の火災に対処できるようにするためには、例えば 6畳分の消火領域を確保するには、外径が略30cmの大形サイズとなり、これ より大きい部屋では火災の拡大を防ぐために、4.5畳ごとに1台の目安で、上 記自動消火装置を天井に複数設置する必要がある。
【0004】 また、かかる自動消火装置は、消火液として人畜無害の炭酸カリウム溶液など が用いられ、家具などを傷める心配がなく、消火液の貯蔵容器が例えば3リット ルと少ないために、消火により部屋が水びたしになったり、使用不能に陥るとい う問題もない。
【0005】
しかしながら、かかる従来の自動消火装置は、上記のように1台で約4.5畳 〜6畳分の消火領域を分担するものであるが、天井に設置される照明器具の配置 との関係上、その照明器具付近において消火不完全領域を生じてしまうという問 題点があった。
【0006】 また、天井面に自動消火装置および照明器具の両方をそれぞれ複数個ずつ設置 した場合には、天井面に占めるこれらの空間が大きくなり、天井面の美観のみな らず、部屋全体の美観を損うなどの問題点があった。
【0007】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、照明器 具付近に消火不完全領域が生じるのを防止し、しかも天井面における美観が損わ れるのを防止できる自動消火装置を得ることを目的とする。
【0008】
この考案にかかる自動消火装置は、火災による室内温度が設定温度に達したこ とを検知して、消火液を室内に放射する消火器を有し、該消火器に、常時は、点 灯,消灯が任意になされる照明器具を一体に設けたものである。
【0009】
この考案における自動消火装置は、例えば消火器を構成する消火液貯蔵容器の 外周に、蛍光灯などの照明器具を一体に設けることで、照明器具を形態上、消火 器の一部として構成でき、これを天井面に設置した場合に、これの天井面を大き く占有することをなくし、従って天井面の美観を害するのを防止でき、さらに、 部屋内で消火液が到達しない部分をなくし、従来のように照明器具付近などに消 火不能領域が生じるのを防止する。
【0010】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1において、1はこの考 案の自動消火装置を支持するために、天井2に取り付けられた支持台、3はこの 支持台1に図示しない照明器具用配線ダクトとともに並置された、消火器A用の ガス圧源としての炭酸ガスボンベ、4は消火器Aを構成するリング状の消火液貯 蔵容器である。
【0011】 また、5は感熱部などを有する火災検知部、6は消火液貯蔵容器4の下部に取 り付けられた消火液の噴射ノズルであり、これらも消火器Aの一部を構成する。 7は上記火災検知部5で火災を検知したときに作動して警報を発生する警報ブザ ーである。
【0012】 一方、上記消火液貯蔵容器4の外周には、照明器具としてのリング状の蛍光灯 8が、周知の支持構造により取り付けられている。9はその蛍光灯8を点灯また は消灯するのに操作される照明用プルスイッチの紐、10はその蛍光灯8を消火 器Aとともに被うアクリル樹脂材などからなる透明または半透明のカバーで、少 なくとも火災検知部5および噴射ノズル6はこれらのカバー10の外部に突出し ている。なお、図示しないが、上記蛍光灯8を点灯するためのプルスイッチ,グ ローランプ,安定器などが上記カバー10内に設けられている。
【0013】 図2は上記蛍光灯8を備えた消火器Aの詳細を示し、同図において、11は火 災検知部5を構成する感熱部、12は感熱部11の収熱板、13は感熱部11に 連設された低温溶解はんだ、14は感熱部11により抑えられている起動部のレ バー、15はスプリングである。
【0014】 また、16はスプリング15の近傍に設けられたハンマー、17はハンマー1 6により殴打可能にこれに対向配置された撃針、18は噴射ノズル6を構成する ゴム膜、19はノズル本体、20はノズル本体19に被せられたノズルキャップ である。
【0015】 次に動作について説明する。まず、照明器具である蛍光灯8は、周知のように 、プルスイッチの紐9のプルオンまたはプルオフ操作によって点灯または消灯さ れ、これが室内にて何人も任意かつ容易に実施できるようになっている。つまり 、この考案の自動消火装置は照明器具としても利用される。
【0016】 一方、上記蛍光灯8の点灯中,消灯中に拘らず、室内に火災が発生した場合に は、室内温度が上昇し、上記感熱部11の収熱板12が温められて、低温溶解は んだ13に熱が伝えられる。ここで、上記室内温度が設定値を超えると、この熱 は収熱板12を介して低温溶解はんだ13に伝えられて、これを温度摂氏62度 以上で溶解する。
【0017】 このため、上記感熱部11によって抑制されていた起動部のレバー14が解放 されて、ハンマー16がスプリング15の復元力により撃針7を叩き上げる。こ のため、この撃針7によって炭酸ガスボンベ8の封板が破られて、炭酸ガスが噴 射し、このガス圧力が消火液貯蔵容器4内に流れ込む。
【0018】 このガス圧の消火液貯蔵容器4への流入によって、遂にはゴム膜18が破壊さ れ、消火液がノズルキャップ20を外して、ノズル19から勢いよく部屋内の設 定領域に放射される。
【0019】 この消火液の放射によって、燃焼物の温度は発火点以下に下がり、消火液の気 化により酸素供給を遮断し、消火液付着部ではコーティングによって燃焼しにく くすることにより、火災を直ちに鎮火に至らせることになる。
【0020】 なお、上記実施例では蛍光灯8としてリング状のものを用いたものを示したが 、全体形状やデザインに合わせて直管型の蛍光灯を用いても同様の効果を期待で きる。
【0021】
以上のように、この考案によれば火災による室内温度が設定温度に達したこと を検知して、消火液を室内に放射する消火器を有し、該消火器に、常時は、点灯 ,消灯が任意になされる照明器具を一体に設けるように構成したので、照明器具 付近に消火不完全領域が生じるのを防止でき、しかも天井面における占有面積を 抑えられるので、天井面の美観が損われるのを防止できるという実用上の効果が 得られる。
【図1】この考案の一実施例による自動消火装置を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】図1における消火器の要部を一部破断して示す
斜視図である。
斜視図である。
A 消火器 8 蛍光灯(照明器具)
Claims (1)
- 【請求項1】 火災による室内温度が設定温度に達した
ことを検知して、消火液を室内に放射する消火器と、該
消火器に一体に設けられて、常時は、点灯,消灯が任意
になされる照明器具とを備えた自動消火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3069993U JPH07390U (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 自動消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3069993U JPH07390U (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 自動消火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07390U true JPH07390U (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=12310909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3069993U Pending JPH07390U (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 自動消火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07390U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170109172A (ko) * | 2016-03-18 | 2017-09-28 | 김범수 | 소화기 겸용 램프 |
WO2019160290A1 (ko) * | 2018-02-13 | 2019-08-22 | 주식회사 뱅가드텍 | 자동 소화 장치 |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP3069993U patent/JPH07390U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170109172A (ko) * | 2016-03-18 | 2017-09-28 | 김범수 | 소화기 겸용 램프 |
WO2019160290A1 (ko) * | 2018-02-13 | 2019-08-22 | 주식회사 뱅가드텍 | 자동 소화 장치 |
JP2021512695A (ja) * | 2018-02-13 | 2021-05-20 | マンソク クァク | 自動消火装置 |
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