JPH0739097U - カバーの合わせ辺の防音構造 - Google Patents

カバーの合わせ辺の防音構造

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JPH0739097U
JPH0739097U JP7352893U JP7352893U JPH0739097U JP H0739097 U JPH0739097 U JP H0739097U JP 7352893 U JP7352893 U JP 7352893U JP 7352893 U JP7352893 U JP 7352893U JP H0739097 U JPH0739097 U JP H0739097U
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健二 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子計算機のプリンタその他の事務機器の筐
体に設けた開口部を覆うカバーの合わせ辺から漏出する
騒音を防止する構造に関し、カバーの構造や開閉操作を
複雑にすることなく、かつ成形誤差や組立誤差等により
合わせ辺に隙間が生じたときでも、当該隙間から漏出す
る騒音を低減させる。 【構成】 カバー4の合わせ辺が相手側の合わせ辺と重
なり合った状態で閉鎖される構造とし、その対向する帯
状の合わせ面12、13にその辺と平行な方向の互いに
相手側の凹溝8、9に挿入される複数本の突条6、7を
設ける。この突条6、7及び凹溝8、9は、カバー4や
筐体2の成形時に同時成形される。カバー4の合わせ面
12、13の間に隙間11が生じたときも、装置内から
装置外へ至る隙間11の経路長が長くかつその経路が屈
曲しているため、隙間11から漏出する騒音を大幅に低
減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子計算機の出力装置として用いられるプリンタその他の事務機 器の防音構造に関するもので、特に筐体に設けた開口部を覆うカバーの合わせ辺 から漏出する騒音を防止する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
事務機器の筐体には操作のための開口が設けられる。たとえば電子計算機の出 力装置として用いられるプリンタでは、インクリボンやインクカートリッジの交 換のための開口が設けられ、通常の使用状態においては、これらの開口はカバー で閉鎖される。これらの装置の筐体及びカバーは、装置内の騒音が装置外へ漏出 しないようにする役割も持っているが、カバーの合わせ目から騒音が漏れること が多い。そこで従来このカバーの合わせ目からの騒音の漏出を防止するために、 クランプ具などで合わせ目を密着させる構造や、合わせ目の当たり面にフェルト などの吸音材を貼着する構造などが採用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしクランプ具でカバーの合わせ辺を密着させる構造は、カバーの開閉作業 が面倒になるうえ、カバーの構造が複雑になって装置コストを上昇させる。また フェルトなどの吸音材を貼着する構造は、筐体やカバーの製作に手数がかかるう え、永年使用したときの吸音材の耐久性にも問題がある。しかしカバーの合わせ 辺を単に突き合わせるように重ね合わせるだけの図3(a)に示すような構造で は、成形誤差等によって合わせ部に隙間が生じたとき、その隙間からの騒音の漏 出が大きく、カバーの遮音機能が大幅に低下するという問題が生ずる。
【0004】 この考案は、上記問題を解決するためになされたもので、カバーの構造や開閉 操作を複雑にすることなく、かつ成形や組立誤差等により合わせ辺に隙間が生じ たときでも、当該隙間から漏出する騒音を可及的に低減させることができる防音 構造を得ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の構造では、カバー4の合わせ辺が相手側の合わせ辺と重なり合った 状態で閉鎖される構造とし、その対向する帯状の合わせ面12、13にその辺と 平行な方向の互いに相手側の凹溝8、9に挿入される複数本の突条6、7を設け ることにより、上記課題を解決している。この突条6、7及び凹溝8、9は、カ バー4や筐体2の成形時に同時成形されるものである。
【0006】
【作用】
上記の構造によれば、成形誤差や組立誤差等により、カバー4の合わせ面12 、13の間に隙間11が生じたときも、装置内から装置外へ至る隙間11の経路 長が長く、かつその経路が屈曲しているため、隙間11から漏出する騒音を大幅 に低減できる。またこの屈曲した長い経路を形成するための突条6、7及び凹溝 8、9は、カバー4や筐体2の成形時に同時に成形できるので、カバー4や筐体 2のコストの上昇も極めて僅かである。さらに突条6、7はカバー4の開閉方向 に突出するように設ければよいから、この突条6、7や凹溝8、9を設けたこと により、カバー4の開閉操作が煩雑になることもない。
【0007】
【実施例】
図1及び図2はこの考案の一実施例を示した図である。図の実施例の装置1は 卓上型のプリンタで、装置の筐体2の上部にインクリボンカセットの交換を行う ための開口3が設けられ、通常使用時にこの開口を覆うカバー4が設けられてい る。カバー4は、図の奥辺5側の両側端における突起と孔との係合により、当該 奥辺5まわりに回動して開閉されるようになっている。カバー4の両側辺及び手 前辺の下面(合わせ面12)並びに開口3の周縁の両側辺及び手前辺の上面(合 わせ面13)には、これらの辺と平行な方向の複数の突条6、7と凹溝8、9と が形成されている。
【0008】 図1は突条6、7及び凹溝8、9を形成した部分の拡大断面図で、図の実施例 のものでは、カバー4の筐体側に4本の突条6と3本の凹溝8とが形成され、筐 体2のカバー側にも4本の突条7と3本の凹溝9とが形成されている。そして突 条6、7の3本が互いに相手側の凹溝8、9に挿入された状態で、カバー4が閉 鎖されるようになっている。開閉時におけるカバー4の移動方向は、突条6、7 の突出方向であり、カバー4の開閉時にカバー側の突条6と筐体側の突条7とが 干渉することはない。
【0009】 図1では、カバーの突条6及び凹溝8と筐体の突条7及び凹溝9との間に隙間 11を残した状態で閉鎖状態を示しているが、実際にはこれらができるだけ隙間 なく嵌合するように、突条6、7及び溝8、9の寸法を決定する。また図の実施 例では、突条6、7及び凹溝8、9の断面を矩形としているが、突条6、7及び 凹溝8、9をその先端側及び底部側が幅狭となった台形断面とすることができる 。
【0010】 表1はこの考案の構造と従来構造とにおける騒音の漏出量を測定した試験結果 で、アクリル樹脂で製造した箱の中にスピーカを入れ、図3(a)、(b)に示 す形状の隙間を作って、標準コンデンサマイクロホンで箱の外のスピーカの音圧 を測定した。
【0011】
【表1】
【0012】 ここで図3の(a)はカバーの合わせ辺をZ形の突き合わせ構造で閉鎖する従 来構造のもので、その突き合わせ端に0.5mmの隙間が形成されるようにした 。また同図(b)の構造は、前記実施例に示したこの考案の構造で、互いに嵌合 する突起6、7と溝8、9との間に0.5mmの隙間が形成されるようにした。 図3(a)のカバー4の板厚は4mm、同図(b)の嵌合部の幅は25mmであ る。騒音の測定結果は、表1に示すように、従来構造(a)のものが46.0デ シベルであったのに対し、本考案の構造(b)のものが42.5デシベルであり 、本考案の構造はカバーの合わせ辺に隙間が生じたときの遮音性能が優れている ことが確認された。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したこの考案の構造によれば、カバーや筐体の成形誤差や組立誤差等 により、カバーを閉鎖したときの合わせ辺に隙間が生じたときに、その隙間から 漏出する騒音を可及的に低減させることができる。そしてこの考案の構造は、筐 体やカバーの製造工数や組立工数を増大させることがなく、またカバー開閉時の オペレータの操作を面倒にすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の要部を示す拡大断面図
【図2】この考案の防音構造を備えた装置の一例を示す
模式的な斜視図
【図3】遮音性能の試験に用いた隙間を示す断面図
【符号の説明】
2 筐体 4 カバー 6 突条 7 突条 8 凹溝 9 凹溝 11 隙間 12 合わせ面 13 合わせ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー(4) の合わせ辺が当該カバーで閉
    鎖される開口(3) の周縁の合わせ辺と重なり合った状態
    で閉鎖され、その対向する帯状の合わせ面(12,13) に上
    記合わせ辺と平行な方向の互いに相手側の凹溝(8,9) に
    挿入される複数本の突条(6,7) を設けたことを特徴とす
    る、カバーの合わせ辺の防音構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176896A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Toshiba Tec Corp 電子機器
JP2015108812A (ja) * 2013-10-23 2015-06-11 株式会社リコー 吸音器、および画像形成装置
JP2017173844A (ja) * 2014-03-03 2017-09-28 株式会社リコー 筐体構造、電子機器及び画像形成装置

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JP2019008331A (ja) * 2014-03-03 2019-01-17 株式会社リコー 筐体構造、電子機器及び画像形成装置
JP2021012388A (ja) * 2014-03-03 2021-02-04 株式会社リコー 筐体、電子機器及び画像形成装置

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