JPH0739018U - レーザポインタ - Google Patents
レーザポインタInfo
- Publication number
- JPH0739018U JPH0739018U JP7400593U JP7400593U JPH0739018U JP H0739018 U JPH0739018 U JP H0739018U JP 7400593 U JP7400593 U JP 7400593U JP 7400593 U JP7400593 U JP 7400593U JP H0739018 U JPH0739018 U JP H0739018U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light beam
- vibration
- laser pointer
- reflection mirror
- piezoelectric bimorph
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で、消費電力が少なく、投影面に長い直
線、大きな円等の表示が可能なレーザポインタを得る。 【構成】 反射ミラーを屈曲する圧電バイモルフのシム
と一体でそれから突出する金属片の先端に支持し、圧電
バイモルフの振動によって反射ミラーを振動させ、光ビ
ームの反射方向を繰り返して変化させる。圧電バイモル
フの振動と金属片の振動の共振点を一致させることによ
って反射ミラーの振動を大きくすることができる。反射
ミラーを二個とし、90°異なる方向に振動させれば、円
を照射することができる。
線、大きな円等の表示が可能なレーザポインタを得る。 【構成】 反射ミラーを屈曲する圧電バイモルフのシム
と一体でそれから突出する金属片の先端に支持し、圧電
バイモルフの振動によって反射ミラーを振動させ、光ビ
ームの反射方向を繰り返して変化させる。圧電バイモル
フの振動と金属片の振動の共振点を一致させることによ
って反射ミラーの振動を大きくすることができる。反射
ミラーを二個とし、90°異なる方向に振動させれば、円
を照射することができる。
Description
【0001】
本発明は、レーザポインタの構造に係るもので、とくに、圧電バイモルフをア クチュエータとして用いた、直線や円等の曲線投射の可能なレーザポインタに関 するものである。
【0002】
半導体レーザによるレーザ光を光学系(レンズ)によって集光して光ビームと し、これを投影面に投射して所定の位置を表示するために、レーザポインタの利 用が考えられている。スクリーン等の投影面に、連続的な光ビームを投射して一 点をスポット表示するものが一般的である。
【0003】 このレーザポインタを用いて線、円等の簡単な図形を表示することが考えられ ている。そのためには、光ビームを所定の方向、距離に向きを変え、これを短時 間で繰り返す必要がある。
【0004】 このように、光ビームを短時間に繰り返して向きを変えるために、反射ミラー を移動させる方法が一般的である。反射ミラーを可動として光ビームの方向を変 える手段として、小型モータ等を用いることも考えられているが、小型で消費電 力の少ないレーザポインタを得ることは困難であった。また、円等の曲線を投射 させるためには反射ミラーを二軸方向に可動の構造にする必要がある。そのため に、小型化も難しくなる。
【0005】
反射ミラーを可動とする手段として考案者は圧電バイモルフを用いることを提 案した。図3に示したように、リン青銅のような弾性を有する金属片の両側に電 極を形成した圧電セラミック板を接着固定し固定台30に一端を固定した圧電バイ モルフ31の先端にミラー固定台32を介して反射ミラー33を取り付け、圧電バイモ ルフ31の圧電セラミック板に印加される電圧によって振動を生じさせ、これによ って反射ミラー固定台32とともに反射ミラー33を振動させるものである。また、 図2に示したように、光ビーム発生器24で発生したレーザビームを、複数のの圧 電バイモルフ21a、21bに取り付けられた反射ミラー23a、23bによって90°異 なる方向に振動させて円を描くことも考えられている。
【0006】 しかし、上記のような振動構造では、反射ミラーの振動は圧電バイモルフの振 動の大きさに制約されるので、十分な振幅が得られない。したがって、直線を照 射する際には長い直線が得られず、円を描く場合には直径の大きな円が得られな かった。
【0007】 本考案は、このような問題を解決して、反射ミラーの振動を大きく得られるよ うにして、長い直線や大きな円を実現できるレーザポインタを提供するものであ る。
【0008】
本考案は、反射ミラーの取り付け構造を改良することによって上記の課題を解 決するものである。
【0009】 すなわち、レーザ光を光学系によって集光して光ビームとし、この光ビームを 投影面に照射することによってスポット表示を行うレーザポインタにおいて、金 属片から成るシムとその両側に配置された圧電セラミック板から成り、一端が固 定された圧電バイモルフの、シムと一体で圧電バイモルフの自由端から突出する 金属片の先端に光ビームの方向を変える反射ミラーが支持台を介して固定され、 圧電バイモルフの振動によって振動を発生させ、反射ミラーの光ビームに対する 角度を変え、光ビームの反射角を可変としたことに特徴を有するものである。
【0010】 また、レーザ光を光学系によって集光して光ビームとし、この光ビームを投影 面に照射することによってスポット表示を行うレーザポインタにおいて、金属片 から成るシムとその両側に配置された圧電セラミック板から成り、一端が固定さ れた二つの圧電バイモルフの、シムと一体で圧電バイモルフの自由端から突出す る金属片のそれぞれの先端に光ビームの方向を変える反射ミラーが支持台を介し て固定され、異なる方向に振動するようにした二つの圧電バイモルフの振動によ って反射ミラーに振動を発生させ、反射ミラーの光ビームに対する角度を変え、 光ビームの反射角を可変としたことに特徴を有するものである。
【0011】
圧電バイモルフの先端に突出する金属片を介して取り付けられた反射ミラーは 、圧電バイモルフの振動とともに、金属片の固有の共振点で振動する。圧電バイ モルフの駆動周波数を金属片の固有の共振点での振動が生じる周波数に調整すれ ば、金属片の先端に取り付けられた反射ミラーの振動を大きく得ることができる 。
【0012】
以下、図面を参照して、本考案の実施例について説明する。
【0013】 図1は、本考案によるレーザポインタに用いる圧電バイモルフと反射ミラーの 正面図である。支持台10に取り付けられた圧電バイモルフ11はシムとなる金属片 の両面に圧電セラミック板を貼り付けたものである。圧電セラミック板の表面に は電極が形成され、図示しない配線が施されている。
【0014】 圧電バイモルフ11の先端には金属片14が延長されている。この金属板14はリン 青銅等の弾力を有する金属材料の薄い板で圧電バイモルフのシムと一体に形成さ れ、圧電バイモルフから突出した構造となっている。この金属板14の先端に支持 台12を介して一体に反射ミラー13が固定されている。
【0015】 圧電バイモルフ11に印加される駆動電圧によって圧電セラミックに屈曲が生じ て上下方向の振動を生じる。この振動は金属片14を介して反射ミラー13に伝えら れて反射ミラー13を振動させる。このとき、反射ミラー13の取り付けられた金属 片14にも固有の振動が生じる。この固有の振動の共振点と圧電バイモルフの共振 周波数を合わせれば振幅を大きくすることができる。
【0016】 図1では、一枚の圧電バイモルフで説明したが、振動方向の異なるように配置 された二つの圧電バイモルフとそれに取り付けた反射ミラーによって、光ビーム を二回反射させることができる。一枚だけの圧電バイモルフでは一方向のみの振 動しか得られないので直線しか表示できないが、二枚を組み合わせて相互の振動 方向を変えれば円等の二次元的な図形の表示が可能となる。
【0017】
本考案によれば、反射ミラーの振動を大きくすることができるので、長く大き な図形の照射が可能となる。また、圧電バイモルフを用いるので、消費電力も小 さなレーザポインタが得られる。
【0018】 また、振幅を大きくとれるので、圧電バイモルフの小型化も可能となる。
【図1】 本考案の実施例の要部を示す正面図
【図2】 圧電バイモルフを用いたレーザポインタの要
部の斜視図
部の斜視図
【図3】 従来のレーザポインタの主要部の正面図
11、21、31:圧電バイモルフ 14: 金属片 13、23、33:反射ミラー
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザ光を光学系によって集光して光ビ
ームとし、この光ビームを投影面に照射することによっ
てスポット表示を行うレーザポインタにおいて、金属片
から成るシムとその両側に配置された圧電セラミック板
から成り、一端が固定された圧電バイモルフの、シムと
一体で圧電バイモルフの自由端から突出する金属片の先
端に光ビームの方向を変える反射ミラーが支持台を介し
て固定され、圧電バイモルフの振動によって振動を発生
させ、反射ミラーの光ビームに対する角度を変え、光ビ
ームの反射角を可変としたことを特徴とするレーザポイ
ンタ。 - 【請求項2】 圧電バイモルフの駆動周波数を金属片が
固有共振点で振動する周波数とする請求項1記載のレー
ザポインタ。 - 【請求項3】 レーザ光を光学系によって集光して光ビ
ームとし、この光ビームを投影面に照射することによっ
てスポット表示を行うレーザポインタにおいて、金属片
から成るシムとその両側に配置された圧電セラミック板
から成り、一端が固定された二つの圧電バイモルフの、
シムと一体で圧電バイモルフの自由端から突出する金属
片のそれぞれの先端に光ビームの方向を変える反射ミラ
ーが支持台を介して固定され、異なる方向に振動するよ
うにした二つの圧電バイモルフの振動によって反射ミラ
ーに振動を発生させ、反射ミラーの光ビームに対する角
度を変え、光ビームの反射角を可変としたことを特徴と
するレーザポインタ。 - 【請求項4】 それぞれの圧電バイモルフの駆動周波数
をそれぞれの金属片が固有共振点で振動する周波数とす
る請求項3記載のレーザポインタ。 - 【請求項5】 二つの圧電バイモルフの振動方向が90
°異なる請求項3記載のレーザポインタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7400593U JPH0739018U (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | レーザポインタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7400593U JPH0739018U (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | レーザポインタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739018U true JPH0739018U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13534534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7400593U Pending JPH0739018U (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | レーザポインタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739018U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006141081A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電アクチュエータおよびこれを用いた光線掃引装置 |
-
1993
- 1993-12-25 JP JP7400593U patent/JPH0739018U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006141081A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電アクチュエータおよびこれを用いた光線掃引装置 |
JP4682589B2 (ja) * | 2004-11-10 | 2011-05-11 | パナソニック株式会社 | 圧電アクチュエータおよびこれを用いた光線掃引装置 |
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