JPH0738961B2 - 水玉を含む噴水流発生装置 - Google Patents

水玉を含む噴水流発生装置

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JPH0738961B2
JPH0738961B2 JP29515291A JP29515291A JPH0738961B2 JP H0738961 B2 JPH0738961 B2 JP H0738961B2 JP 29515291 A JP29515291 A JP 29515291A JP 29515291 A JP29515291 A JP 29515291A JP H0738961 B2 JPH0738961 B2 JP H0738961B2
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正之 平岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、観賞または観察の目
的で人工の噴水や滝を水玉の輝きによって美しく見せる
場合の、水玉を大きくしてより美しく輝かせるととも
に、水玉含有噴水流の飛散を減少させて噴水流をより高
く・遠く飛ばすことを可能にする、水玉を含む噴水流発
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水流に周期的な振動を与えて水中音を発
生させると、この水中音は水流の速さの数百倍以上の速
さで水流中を伝播し、狭められた噴出口に達すると水中
音の密なる部分が水流に強く作用して水の分子運動を盛
んにし、この分子運動の盛んな部分が噴出口より噴出す
ると、噴水流中でその部分が水玉を形成し、この水玉を
含む噴水流にマルチストロボ光を照射して水玉を輝かせ
ることにより水流を表現する方法が、本出願人の発明に
係わる特公昭61−26068号公報(特許第1371
156号)「水中音により水玉を含む水流をつくる方
法」に開示されている。
【0003】また、水流中に周期的な水中音を発生させ
る手段として、片面を水流に接した弾性定数の小さい伸
び縮みの容易なゴム膜の反対面に軽い可動コイルを接着
し、この可動コイルに交流電流を流して別に設けた固定
磁石のつくる磁界の作用を受けさせることにより可動コ
イルを振動させると、この振動につれてゴム膜が振動
し、このゴム膜に接している水流中にその振動数に等し
い水中音を発生させる装置が、本出願人の発明に係わる
特願平2−324116号「水中音を含む多分岐水流発
生装置」として出願されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の水玉を
含む噴水流発生装置の振動膜に弾性定数の小さいゴム膜
を使用した場合、水玉を大きくするために可動コイルに
大電流を流して振動を強めると、振幅がある程度より大
きくなれば急激に噴水流が飛散して美しい線状の噴水流
が得られなくなるとともに、不必要な水玉が多数発生す
ることとなるため、水玉の大きさも数ミリメートルが限
度であった。
【0005】また、水玉含有噴水流を飛散させないで高
くまたは遠くに飛ばすためにポンプによる水圧を増大さ
せると、噴水流の飛散が激しくなって垂直高さで30セ
ンチメートル程度の上昇にまでしか水圧を高めることが
できなかった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来の水玉を含
む噴水流発生装置では、水玉を大きくしたり噴水流を高
く遠く飛ばすことが困難であるといった問題点があり、
この従来の問題点を解消して観賞・観察価値を高めるた
めに、大きな水玉を含み高く・遠く飛ぶ噴水流を形成さ
せることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
のこの発明は、有底円筒からなる下部本体と、截頭円錐
筒の上端中央から逆円錐体を垂下した上部本体とを振動
体を介して連結して上下2室に区画し、上記下部本体内
に上記振動体を振動させる電磁装置を設けた、観賞また
は観察のための水玉を含む噴水流発生装置において、
記上部本体の下 端付近の外周に給水口を、上端周縁部に
複数の水流分岐口を設けるとともに、上記振動体を例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック板
した、水玉を含む噴水流発生装置である。
【0008】
【作用】流水に一定周期の振動を発生させるための、従
来の弾性定数が小さくて伸縮しやすいゴム膜の場合、振
動源たる可動コイルの周辺のみが可動コイルと同一位
相、同一振動数の振動をなし、可動コイルより遠い周辺
部分は、あたかも水中に投じた石による波紋の拡がりの
如く位相の遅れた振動となるため、水玉を大きくしかつ
噴水流を高く・遠く飛ばそうとしてゴム膜の振動を強め
たり、ポンプによる水圧を高めても、噴水流が飛散した
り不要な水玉が発生して目的を達することができなかっ
た。
【0009】このゴム膜に変えて本発明の比較的弾性定
数の大きい、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等
プラスチック板からなる振動板を使用すると、振動板
全体が同一位相で同一振動数に近い振動をすることによ
り、水玉は大きくなり不必要な水玉の発生も無くなると
ともに、水玉含有噴水流は飛散しにくくなり、従ってポ
ンプによる水圧を増大させてより高くより遠くに飛ばす
ことができ、美しく雄大で観賞・観察価値の高い水玉含
有噴水流が得られる。
【0010】上記した従来のゴム膜の振動状態及び本発
明の振動板の振動状態は、装置の外殻を透明アクリルで
製作してこれにストロボ光を照射することにより確認し
たものである。
【0011】
【実施例】以下この発明を、図面を参照として説明す
る。図1は本発明の1実施例を示す中央縦断側面図、図
2は同じく平面図であって、(1)は底付円筒からなる
下部本体、(2)は切頭円錐筒からなる上部本体で、上
部本体(2)の下端が下部本体(1)の上端にポリエチ
レン薄板からなる振動板(3)を挟んで接続されてい
る。
【0012】上部本体(2)は、上端を蓋(4)で塞ぐ
とともに下端近くの周壁に給水口(5)を設けてあり、
さらに蓋(4)には、裏面中央に逆円錐体(6)を垂下
して設けるとともに、上面に上部本体(2)の上端内周
部に通じる4本の水流分岐口(7)が上向きに設けてあ
り、この水流分岐口(7)には狭められた噴出口(図示
省略)が連結されている。
【0013】振動板(3)の下面中央に円筒状の可動コ
イル(8)を取り付け、下部本体(1)の外部からリー
ド線(9)により交流電流を供給できるようにしてあ
る。
【0014】(10)は固定永久磁石で、下部本体
(1)の内部で、振動板(3)との間に間隙(11)を
隔てて底部中央に固定され、上面中央にリング状溝(1
2)を形成し、これに可動コイル(8)の下部が下端と
内・外周に隙間を保って嵌め込まれており、可動コイル
(8)が駆動できるように磁界を形成している。
【0015】以上の構成により、給水口(5)から水を
上部本体(2)内に供給し、リード線(9)から可動コ
イル(8)に交流電流を流すと、この可動コイル(8)
は固定永久磁石(10)のつくる磁界の力を受けて交流
周波数に等しい振動数で上下方向に振動し、これにつれ
て可動コイル(8)と一体になっている振動板(3)が
振動し、その振動により上部本体(2)内の水中に、交
流周波数に等しい振動数の水中音が生じる。
【0016】この場合、振動板(3)は従来のゴム膜に
比し弾性定数の大きい弾性体であるポリエチレン薄板を
使用しているので、全体が殆ど同一位相、同一振動数で
振動するため、従来のゴム膜を使用した場合の如く中央
部と周辺部とが異なった位相で振動することによる弊害
は除かれて、噴水流中の水玉は直径1センチメートル程
度の大きいものとなり、噴水流の飛散は大幅に減少する
こととなって水圧を高めることが可能となり、垂直高さ
で1メートルを越える噴出高さが得られた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、振動板を従来のゴ
ム膜よりも弾性定数の大きいプラスチック板を使用した
ことにより、強く振動させても全体が殆ど同一位相・同
一振動数で振動するため、規則正しい水中音を発生させ
て噴水流中に大きい水玉を形成し、噴水流の飛散を大幅
に減少させるとともに、水圧を高めて噴水流をより高
く、より遠く飛ばすことができ、これに明るい連続スト
ロボ光を照射して、水玉をダイヤモンドのように美しく
輝かせるとともに、大型にして雄大な観賞・観察価値の
高い噴水流が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す中央縦断側面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【符号の説明】
1 下部本体 2 上部本体 3 振動板4 蓋 5 給水口 6 逆円錐体 7 水流分岐口 8 可動コイル 10 固定永久磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒からなる下部本体と、截頭円錐
    筒の上端中央から逆円錐体を垂下した上部本体とを振動
    体を介して連結して上下2室に区画し、上記下部本体内
    に上記振動体を振動させる電磁装置を設けた、観賞また
    は観察のための水玉を含む噴水流発生装置において、
    記上部本体の下端付近の外周に給水口を、上端周縁部に
    複数の水流分岐口を設けるとともに、上記振動体をプラ
    スチック板としたことを特徴とする、水玉を含む噴水流
    発生装置。
JP29515291A 1991-10-14 1991-10-14 水玉を含む噴水流発生装置 Expired - Fee Related JPH0738961B2 (ja)

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JPH05104048A JPH05104048A (ja) 1993-04-27
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