JPH0738806B2 - フアスナ材 - Google Patents
フアスナ材Info
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- JPH0738806B2 JPH0738806B2 JP61290639A JP29063986A JPH0738806B2 JP H0738806 B2 JPH0738806 B2 JP H0738806B2 JP 61290639 A JP61290639 A JP 61290639A JP 29063986 A JP29063986 A JP 29063986A JP H0738806 B2 JPH0738806 B2 JP H0738806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- fastener
- backing
- strips
- groove
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリウレタンフォーム等のその他物体に取付
けできるように構成されたフック・ループ型等のワンタ
ッチ式ファスナ材に関し、特に、成形時に、ウレタンフ
ォーム等の表面に埋め込まれるとともに、成形時に、フ
ォーム材と相対する外面を有する裏打ち条片と、半部を
フック・ループ型締結材等による締結部とした外面を有
するファスナ条片とから成り、前記裏打ち条片とファス
ナ条片とを、内面を向かい合せに外面を外向きにして張
り合せるとともに、前記裏打ち条片を型(Mold)縦溝に
重ねて、前記ファスナ条片が、前記型溝に嵌入するよう
に構成されると同時に、 (a)前記裏打ち条片の幅をファスナ条片より広くし、 (b)前記裏打ち条片内側が、同寸法だけ、ファスナ条
片外面の両側からはみ出す(露出する)ように、前記フ
ァスナ条片を前記裏打ち条片上に配設し、 (c)前記ファスナ条片両縁隣接線に沿って前記露出部
分に付着されて、前記ファスナ材−半部分の外縁と、前
記裏打ち条片外縁との間に延びるように、1対のポリエ
チレン膜条片を前記露出部分に沿って配設することによ
り、前記ファスナ材両側に2本の離膜ガスケット条片を
形成し、かつ (d)フォーム形成液を型内に流し込む前に、前記ガス
ケット条片が、前記裏打ち材と縦溝との隣接線に沿っ
て、第1ガスケット対を形成するとともに、前記ファス
ナ条片を、溝側壁との当接線に沿って、第2ガスケット
対を形成するように型入れすることにより、フオーム形
成液が型溝に侵入して、ファスナ条片外面を汚染するの
を防止するようにしたファスナ材に関する。
けできるように構成されたフック・ループ型等のワンタ
ッチ式ファスナ材に関し、特に、成形時に、ウレタンフ
ォーム等の表面に埋め込まれるとともに、成形時に、フ
ォーム材と相対する外面を有する裏打ち条片と、半部を
フック・ループ型締結材等による締結部とした外面を有
するファスナ条片とから成り、前記裏打ち条片とファス
ナ条片とを、内面を向かい合せに外面を外向きにして張
り合せるとともに、前記裏打ち条片を型(Mold)縦溝に
重ねて、前記ファスナ条片が、前記型溝に嵌入するよう
に構成されると同時に、 (a)前記裏打ち条片の幅をファスナ条片より広くし、 (b)前記裏打ち条片内側が、同寸法だけ、ファスナ条
片外面の両側からはみ出す(露出する)ように、前記フ
ァスナ条片を前記裏打ち条片上に配設し、 (c)前記ファスナ条片両縁隣接線に沿って前記露出部
分に付着されて、前記ファスナ材−半部分の外縁と、前
記裏打ち条片外縁との間に延びるように、1対のポリエ
チレン膜条片を前記露出部分に沿って配設することによ
り、前記ファスナ材両側に2本の離膜ガスケット条片を
形成し、かつ (d)フォーム形成液を型内に流し込む前に、前記ガス
ケット条片が、前記裏打ち材と縦溝との隣接線に沿っ
て、第1ガスケット対を形成するとともに、前記ファス
ナ条片を、溝側壁との当接線に沿って、第2ガスケット
対を形成するように型入れすることにより、フオーム形
成液が型溝に侵入して、ファスナ条片外面を汚染するの
を防止するようにしたファスナ材に関する。
(従来技術およびその問題点) 例えば、ベルクロ(Velcro)の商標名で市販されている
フック・ループ型締結材は、種々の分野で広く使用され
ているが、これは、可とう性の裏打ち材、およびその裏
面に形成された締結部から成り、その一面は弾性フック
で構成され、他面はショートパイルループ生地になって
いる。
フック・ループ型締結材は、種々の分野で広く使用され
ているが、これは、可とう性の裏打ち材、およびその裏
面に形成された締結部から成り、その一面は弾性フック
で構成され、他面はショートパイルループ生地になって
いる。
2つの締結面を押圧すると、フックは、可脱的にループ
と係合して、両締結材を可脱的に相互保持する。また、
フックを真直ぐにして、ループとの係合を解くに充分な
力で両部材を引張れば、分離させることができる。
と係合して、両締結材を可脱的に相互保持する。また、
フックを真直ぐにして、ループとの係合を解くに充分な
力で両部材を引張れば、分離させることができる。
通常、可とう性裏打ち材は、粘着超音波溶接またはステ
ッチ溶接によって接合される表面に取付けられる。
ッチ溶接によって接合される表面に取付けられる。
フック・ループ締結材は、特に、カバー材を、車および
航空機等の、プラスチックフォームクッションに可脱的
に取付けるのに適している。
航空機等の、プラスチックフォームクッションに可脱的
に取付けるのに適している。
カバー生地に条片を取付けるについては、ステッチ溶接
等の上記従来要領で容易に行なえる。他方、相手方条片
をプラスチックフォームに取付けるには、モールド成形
時に、プラスチックフォームの表面に埋込み成形する。
等の上記従来要領で容易に行なえる。他方、相手方条片
をプラスチックフォームに取付けるには、モールド成形
時に、プラスチックフォームの表面に埋込み成形する。
第1図は、その完成状態を示す。生地(10)の一部に
は、フック・ループ締結材(12)が取付けられている。
一般にループ部は、生地(10)を取外して洗濯機で洗っ
ても、他の洗濯物にひっかからないようになっている。
フォームクッション(14)は、図示のように表面に埋め
込まれたフック・ループ材(16)(フック部)を有して
いる。その一例については、米国特許第4,470,857号明
細書を参照されたい。
は、フック・ループ締結材(12)が取付けられている。
一般にループ部は、生地(10)を取外して洗濯機で洗っ
ても、他の洗濯物にひっかからないようになっている。
フォームクッション(14)は、図示のように表面に埋め
込まれたフック・ループ材(16)(フック部)を有して
いる。その一例については、米国特許第4,470,857号明
細書を参照されたい。
従来技術による成形方法およびその問題点を、第2図乃
至第5図に示す。
至第5図に示す。
第2図に示すように、型(18)にフック・ループ材条片
(22)を嵌入させる溝(20)を設けた後、フォーム形成
液(24)を空洞(26)に入れて、溝(20)および条片
(22)を含む型の底部を被覆する。次に、公知の要領
で、フォーム形成液(24)を発泡させて空洞(26)を満
たし、第3図に示すような所望クッション(28)を形成
する。
(22)を嵌入させる溝(20)を設けた後、フォーム形成
液(24)を空洞(26)に入れて、溝(20)および条片
(22)を含む型の底部を被覆する。次に、公知の要領
で、フォーム形成液(24)を発泡させて空洞(26)を満
たし、第3図に示すような所望クッション(28)を形成
する。
クッション(28)を型(18)から外すと、第4図のよう
な形状になり、条片(22)は、外面(30)とほぼ同一平
面になり、フック(32)は突出するが、第5図に詳細を
示すような結果になり易い。すなわち、フォーム形成液
が発泡前または発泡中に溝(20)に流入して、フック
(32)を包囲する結果として、フック(32)領域にも、
クッション(28)の発泡プラスチック材が充満してしま
う。
な形状になり、条片(22)は、外面(30)とほぼ同一平
面になり、フック(32)は突出するが、第5図に詳細を
示すような結果になり易い。すなわち、フォーム形成液
が発泡前または発泡中に溝(20)に流入して、フック
(32)を包囲する結果として、フック(32)領域にも、
クッション(28)の発泡プラスチック材が充満してしま
う。
米国特許第4,563,380号明細書には、ファスナ条片を定
置成形するとともに、上記問題点を解決する方法が開示
されている。
置成形するとともに、上記問題点を解決する方法が開示
されている。
第6図乃至第8図は、その簡略図である。第6図に示す
ように、クッション(28)表面には、合成ファスナ条片
(34)が埋め込まれている。この合成条片(34)は、成
形時にフォーム材と相対する外面(38)を有する裏打ち
条片(36)を備えており、外面(38)には、布ループ
(40)、またはフック等を設けて、フォーム形成液で包
囲するとともに、最終的に、前記クッション(28)外面
(30)に埋め込まれるような表面形状にする。また合成
条片(34)は、半部に、フック(32)等のフック・ルー
プ材を設けた外面(44)を有するファスナ条片(42)を
備えている。
ように、クッション(28)表面には、合成ファスナ条片
(34)が埋め込まれている。この合成条片(34)は、成
形時にフォーム材と相対する外面(38)を有する裏打ち
条片(36)を備えており、外面(38)には、布ループ
(40)、またはフック等を設けて、フォーム形成液で包
囲するとともに、最終的に、前記クッション(28)外面
(30)に埋め込まれるような表面形状にする。また合成
条片(34)は、半部に、フック(32)等のフック・ルー
プ材を設けた外面(44)を有するファスナ条片(42)を
備えている。
以上、フック・ループ締結材形状のタッチファスナを説
明したが、下記要領で使用可能なその他タッチ締結方式
でも、同様の効果を得られる。
明したが、下記要領で使用可能なその他タッチ締結方式
でも、同様の効果を得られる。
裏打ち条片(36)とファスナ条片(42)とは、第6図に
示すように、内面(46)(48)を向かい合せにし、外面
(38)(44)を外向きにして張り合せられるが、間に薄
い鉄片(52)をはさみ、熱間融化接着、または超音波溶
接等の公知手段により、結合部(50)で結着できる。
示すように、内面(46)(48)を向かい合せにし、外面
(38)(44)を外向きにして張り合せられるが、間に薄
い鉄片(52)をはさみ、熱間融化接着、または超音波溶
接等の公知手段により、結合部(50)で結着できる。
上記のとうり、裏打ち条片(36)の幅は、ファスナ条片
(42)より広いため、外面(44)から見ると、裏打ち条
片(36)内面(46)の一部(54)が、ファスナ(42)両
側から同寸法はみ出す。
(42)より広いため、外面(44)から見ると、裏打ち条
片(36)内面(46)の一部(54)が、ファスナ(42)両
側から同寸法はみ出す。
成形時にフック(32)を保護するとともに、第5図に示
す汚染を排除するため、第6図に示すように、公知要領
でフック(32)をシート状のポリエチレン薄膜(56)で
覆い、これを同寸法露出部(54)に止め付ける。
す汚染を排除するため、第6図に示すように、公知要領
でフック(32)をシート状のポリエチレン薄膜(56)で
覆い、これを同寸法露出部(54)に止め付ける。
使用時、型(18)にフォーム形成液(24)を入れる前
に、第7図に示す要領で、溝(20)に合成条片(34)を
配設し、ファスナ条片(42)を溝(20)に嵌入させる
が、間にポリエチレンシート(56)をはさみ、裏打ち条
片(36)の同寸法露出部(54)が、型(18)の底部の上
外縁(58)にのるようにする。
に、第7図に示す要領で、溝(20)に合成条片(34)を
配設し、ファスナ条片(42)を溝(20)に嵌入させる
が、間にポリエチレンシート(56)をはさみ、裏打ち条
片(36)の同寸法露出部(54)が、型(18)の底部の上
外縁(58)にのるようにする。
また、溝(20)の下方に磁石(60)を設けて金属片(5
2)を引きつけ、合成条片(34)を溝(20)内に保持す
るとともに、露出部(54)を上外縁(58)に当接させ
て、フォーム形成液(24)の流入を防止する。
2)を引きつけ、合成条片(34)を溝(20)内に保持す
るとともに、露出部(54)を上外縁(58)に当接させ
て、フォーム形成液(24)の流入を防止する。
第6図および第7図に示す従来技術は、理論的には可能
であるが、実用面では、第8図のような問題が伴う。
であるが、実用面では、第8図のような問題が伴う。
すなわち、磁石(60)は、合成条片(34)の中心を溝
(20)底部に引きつけることにより、その所望の機能を
果たすが、裏打ち条片(36)は、成形時に加熱されるた
め、中心がアーチ状にせり上り、露出部(54)のポリエ
チレンシート(56)と、溝(20)に隣接した上外縁(5
8)との間に、フォーム形成液(24)を通すすき間(6
2)が出来易い。また、ポリエチレンシート(56)の所
望融化温度以上の温度で後硬化させて、フック(32)を
露出させる製造過程にしか有効ではなく、後硬化させな
いと、ポリエチレンシート(56)が、成形後、仕上クッ
ション(28)から剥れてしまう。
(20)底部に引きつけることにより、その所望の機能を
果たすが、裏打ち条片(36)は、成形時に加熱されるた
め、中心がアーチ状にせり上り、露出部(54)のポリエ
チレンシート(56)と、溝(20)に隣接した上外縁(5
8)との間に、フォーム形成液(24)を通すすき間(6
2)が出来易い。また、ポリエチレンシート(56)の所
望融化温度以上の温度で後硬化させて、フック(32)を
露出させる製造過程にしか有効ではなく、後硬化させな
いと、ポリエチレンシート(56)が、成形後、仕上クッ
ション(28)から剥れてしまう。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1の目的は、成形時に、締結材の活性面を含
む溝縁部に沿って、有効シールを形成するファスナ条片
をフォームクッションに埋め込んでなるファスナ材を提
供することである。
む溝縁部に沿って、有効シールを形成するファスナ条片
をフォームクッションに埋め込んでなるファスナ材を提
供することである。
本発明の第2の目的は、保護ポリエチレンシートをファ
スナ条片活性面から剥離させる高温後成形処理を必要と
しない成形方法により製造しうるファスナ材を提供する
ことにある。
スナ条片活性面から剥離させる高温後成形処理を必要と
しない成形方法により製造しうるファスナ材を提供する
ことにある。
上記目的は、成形時に、型内のウレタンフォーム等の表
面に、ファスナ条片を埋め込み形成することにより達成
される。
面に、ファスナ条片を埋め込み形成することにより達成
される。
該条片は、成形時に、フォーム材と相対する外面を有す
る裏打ち条片、および半部に、フック・ループ締結材等
のタッチ締結方式を備える外面を有するファスナ条片か
ら成っており、前記両条片は、内面に向かい合せにし、
外面を外向きにして張り合せられている。また、裏打ち
材を型の縦溝に重ねて、ファスナ材を該溝に嵌入させる
ことにより、フォーム形成液が溝に流入して、ファスナ
条片の外面に汚さないようにしている。
る裏打ち条片、および半部に、フック・ループ締結材等
のタッチ締結方式を備える外面を有するファスナ条片か
ら成っており、前記両条片は、内面に向かい合せにし、
外面を外向きにして張り合せられている。また、裏打ち
材を型の縦溝に重ねて、ファスナ材を該溝に嵌入させる
ことにより、フォーム形成液が溝に流入して、ファスナ
条片の外面に汚さないようにしている。
裏打ち条片は、ファスナ条片より幅広になっており、そ
の内面は、ファスナ条片外面の両側から同寸法だけはみ
出しており、そのはみ出し部分に、ファスナ条片両縁の
隣接線に沿ってファスナ材−半部外縁と、裏打ち条片外
縁との間に延びる1対のポリエチレン膜条片を設け、フ
ァスナ材両側に沿って型と接触する2本のガスケット条
片を形成することにより、ファスナ材条片の型入れ時
に、裏打ち条片が型と接触する溝隣接線に沿って、第1
ガスケット対を形成するとともに、ファスナ条片と溝側
壁との当接線に沿って、第2ガスケット対を形成して、
フオーム形成液の流入を防止する。
の内面は、ファスナ条片外面の両側から同寸法だけはみ
出しており、そのはみ出し部分に、ファスナ条片両縁の
隣接線に沿ってファスナ材−半部外縁と、裏打ち条片外
縁との間に延びる1対のポリエチレン膜条片を設け、フ
ァスナ材両側に沿って型と接触する2本のガスケット条
片を形成することにより、ファスナ材条片の型入れ時
に、裏打ち条片が型と接触する溝隣接線に沿って、第1
ガスケット対を形成するとともに、ファスナ条片と溝側
壁との当接線に沿って、第2ガスケット対を形成して、
フオーム形成液の流入を防止する。
好適実施例では、1対のガスケット条片は、裏打ち条片
外縁全体にわたって延びている。
外縁全体にわたって延びている。
(実施例) 本発明の第1実施例(好適ではないが)を、第9図およ
び第10図に示す。
び第10図に示す。
この実施例は、後成形工程でポリエチレンシートを剥離
するのに充分な温を加えるため、ポリエチレンシート
(56)でフック(32)を被覆したい場合に使用できる。
するのに充分な温を加えるため、ポリエチレンシート
(56)でフック(32)を被覆したい場合に使用できる。
第6図および第7図の従来技術では、ポリエチレンシー
ト(56)を裏打ち条片(36)縁部(64)から取付け、金
属片(52)を合成条片(34)中央に位置決めしたが、こ
の実施例では、ファスナ条片(42)密接点から外側に、
裏打ち条片(36)縁部(64)中間(すなわち、縁部手
前)点に向かう露出部(54)領域に塗布した熱間融化接
着剤(66)により、ポリエチレンシート(56)を合成体
(34′)の裏打ち条片(36)に取付けている。
ト(56)を裏打ち条片(36)縁部(64)から取付け、金
属片(52)を合成条片(34)中央に位置決めしたが、こ
の実施例では、ファスナ条片(42)密接点から外側に、
裏打ち条片(36)縁部(64)中間(すなわち、縁部手
前)点に向かう露出部(54)領域に塗布した熱間融化接
着剤(66)により、ポリエチレンシート(56)を合成体
(34′)の裏打ち条片(36)に取付けている。
裏打ち条片は、型内に形成されたフォームと係合する複
数個のループ(フック・ループファスナの連続フック)
を備えている。
数個のループ(フック・ループファスナの連続フック)
を備えている。
ポリエチレンシート(56)を外縁(64)の外側まで延ば
し、余剰のガスケット形成材を確保するのがよい。
し、余剰のガスケット形成材を確保するのがよい。
この実施例の構成は、第6図および第7図に示すよう
に、中央に金属片(52)を設ける場合には、ガスケット
形成の点で有益であるが、ファスナ条片(42)の外縁に
当接する露出部(54)の内縁に、磁石(60)(または所
望に応じて、1対の磁石)を密接配置させることもでき
る。
に、中央に金属片(52)を設ける場合には、ガスケット
形成の点で有益であるが、ファスナ条片(42)の外縁に
当接する露出部(54)の内縁に、磁石(60)(または所
望に応じて、1対の磁石)を密接配置させることもでき
る。
ただし、この場合は、金属片(52)の代わりに、接着剤
(66)に鉄粉を埋め込んで、ポリエチレンシート(56)
を裏打ち条片(36)に引きつける。
(66)に鉄粉を埋め込んで、ポリエチレンシート(56)
を裏打ち条片(36)に引きつける。
ちなみに、この種の粒状物質を接着剤に混ぜることは公
知であるが、ポリエチレンシート(56)を裏打ち条片
(36)に締結する点に関する接着剤の配備要領は新規な
ものであり、また、これと組合せて、同一点に磁力を発
生させることにも新規性がある。
知であるが、ポリエチレンシート(56)を裏打ち条片
(36)に締結する点に関する接着剤の配備要領は新規な
ものであり、また、これと組合せて、同一点に磁力を発
生させることにも新規性がある。
また、第10図に示すように、裏打ち条片(36)がせり上
っても、成形時の熱およびフォーム形成液(24)の圧力
で、離脱した外縁(68)が変形して、溝(20)に隣接し
た裏打ち条片(36)と型(18)上外縁(58)との間に、
ガスケットを形成する。
っても、成形時の熱およびフォーム形成液(24)の圧力
で、離脱した外縁(68)が変形して、溝(20)に隣接し
た裏打ち条片(36)と型(18)上外縁(58)との間に、
ガスケットを形成する。
第11図および第12図に、好適実施例を示すが、これは、
ポリエチレンを剥がす後成形加熱工程を必要としない点
で好適である。
ポリエチレンを剥がす後成形加熱工程を必要としない点
で好適である。
第11図に示すように、合成条片(34″)の構造は、実質
的に第9図のものと同様である。ただし、この実施例で
は、条片(52)等と磁石(66)による中央磁気取付、お
よび1枚のポリエチレンシート(56)の代わりとして、
1対のポリエチレン条片(70)を用いている。その外部
形状、および裏打ち条片(36)露出部(54)への取付要
領は同様であるが、その内縁(72)は、ファスナ条片
(42)縁部を覆つてフック(32)開始点まで延びている
ため、フック(32)は、常時、露出している。そのた
め、従来技術および前記実施例のように、ポリエチレン
シート(56)を剥す必要がない。
的に第9図のものと同様である。ただし、この実施例で
は、条片(52)等と磁石(66)による中央磁気取付、お
よび1枚のポリエチレンシート(56)の代わりとして、
1対のポリエチレン条片(70)を用いている。その外部
形状、および裏打ち条片(36)露出部(54)への取付要
領は同様であるが、その内縁(72)は、ファスナ条片
(42)縁部を覆つてフック(32)開始点まで延びている
ため、フック(32)は、常時、露出している。そのた
め、従来技術および前記実施例のように、ポリエチレン
シート(56)を剥す必要がない。
また、成形時には、溝(20)両側に2個のガスケットが
形成される。そのうち、外側の第1ガスケットは、第9
図および第10図に示すものと同様であり、条片(70)の
離脱外縁(68)によって形成され、内側の第2ガスケッ
トは、内縁(72)が、第12図に示すように、カール状に
変形して形成される。この結果、第11図および第12図に
示す二重ガスケットシステムは、フォーム形成液の流入
を阻止するため、フック(32)全体を覆う必要がない。
形成される。そのうち、外側の第1ガスケットは、第9
図および第10図に示すものと同様であり、条片(70)の
離脱外縁(68)によって形成され、内側の第2ガスケッ
トは、内縁(72)が、第12図に示すように、カール状に
変形して形成される。この結果、第11図および第12図に
示す二重ガスケットシステムは、フォーム形成液の流入
を阻止するため、フック(32)全体を覆う必要がない。
本発明で使用されるタッチファスナは、複数個のフッ
ク、きのこ形部材、または球形部材を、ステムまたは尾
部等に担持する表面を有する第1プレナ形裏打ち材、お
よび前記第1裏打ち材のフック等と係合して構成素子を
締結するループ・フック、きのこ形部材、または球形部
材を有する第2プレナ形裏打ち材から成っている。
ク、きのこ形部材、または球形部材を、ステムまたは尾
部等に担持する表面を有する第1プレナ形裏打ち材、お
よび前記第1裏打ち材のフック等と係合して構成素子を
締結するループ・フック、きのこ形部材、または球形部
材を有する第2プレナ形裏打ち材から成っている。
(効 果) 上記のとおり、本発明によるファスナ材では、1対の、
または単一のポリエチレン膜条片を設けて、適切箇所に
ガスケットを形成することにより、フォーム形成液が型
溝に侵入してファスナ部分を汚染するのを容易に防止す
ることができるとともに、余計な処理工程を省くことが
できる。
または単一のポリエチレン膜条片を設けて、適切箇所に
ガスケットを形成することにより、フォーム形成液が型
溝に侵入してファスナ部分を汚染するのを容易に防止す
ることができるとともに、余計な処理工程を省くことが
できる。
第1図は、本発明に係るファスナ材の概略的側面図であ
る。 第2図は、本発明によるファスナ材の製造に際し、フォ
ーム形成液導入時の状態を示す型の概略的断面図であ
る。第3図は、発泡後の状態を示す、第2図と同様の断
面図である。 第4図は、第2図および第3図の要領で形成された生成
物の形抜き形状を示す詳細図である。 第5図は、本発明が解決しようとする問題点を示す、第
4図の取付条片部分の拡大図である。 第6図は、型入れ前にファスナ条片に保護カバーを被せ
た状態を示す従来技術の断面図である。 第7図は、型入れ後の状確を示す、第6図と同様の断面
図である。 第8図は、フォーム形成液が浸入して、締結面を汚染す
るギャップが残ったままになっている従来技術における
条片側部を溝縁部に重ねる要領を示す拡大図である。 第9図は、本発明の第1実施例としてのファスナ材の断
面図である。 第10図は、第9図のファスナ材を型溝に入れた状態を示
す一側部の詳細図である。 第11図は、本発明第2実施例としてのファスナ材の断面
図である。 第12図は、第11図のファスナ材が、型溝の両側に1対の
ガスケットを形成する要領を示す一側部の詳細図であ
る。 10……生地、12……フック・ループ締結材、 14……フォームクッション、16……フック・ループ材、 18……型、20……溝、 22……フック・ループ材条片、24……フォーム形成液、 26……型の空洞、28……クッション、 30……クッション外面、32……フック、 34……合成条片、36……裏打ち条片、 38……裏打ち条片外面、40……ループ、 42……ファスナ条片、44……ファスナ条片外面、 46……裏打ち条片内面、48……ファスナ条片内面、 50……結合部、52……鉄片、 54……同寸法露出条片部、56……ポリエチレンシート、 58……型底部の上外縁、60……磁石、 62……空間、64……裏打ち条片縁部、 66……接着剤、68……遊離外縁部、 70……ポリエチレン条片、72……条片内縁部。
る。 第2図は、本発明によるファスナ材の製造に際し、フォ
ーム形成液導入時の状態を示す型の概略的断面図であ
る。第3図は、発泡後の状態を示す、第2図と同様の断
面図である。 第4図は、第2図および第3図の要領で形成された生成
物の形抜き形状を示す詳細図である。 第5図は、本発明が解決しようとする問題点を示す、第
4図の取付条片部分の拡大図である。 第6図は、型入れ前にファスナ条片に保護カバーを被せ
た状態を示す従来技術の断面図である。 第7図は、型入れ後の状確を示す、第6図と同様の断面
図である。 第8図は、フォーム形成液が浸入して、締結面を汚染す
るギャップが残ったままになっている従来技術における
条片側部を溝縁部に重ねる要領を示す拡大図である。 第9図は、本発明の第1実施例としてのファスナ材の断
面図である。 第10図は、第9図のファスナ材を型溝に入れた状態を示
す一側部の詳細図である。 第11図は、本発明第2実施例としてのファスナ材の断面
図である。 第12図は、第11図のファスナ材が、型溝の両側に1対の
ガスケットを形成する要領を示す一側部の詳細図であ
る。 10……生地、12……フック・ループ締結材、 14……フォームクッション、16……フック・ループ材、 18……型、20……溝、 22……フック・ループ材条片、24……フォーム形成液、 26……型の空洞、28……クッション、 30……クッション外面、32……フック、 34……合成条片、36……裏打ち条片、 38……裏打ち条片外面、40……ループ、 42……ファスナ条片、44……ファスナ条片外面、 46……裏打ち条片内面、48……ファスナ条片内面、 50……結合部、52……鉄片、 54……同寸法露出条片部、56……ポリエチレンシート、 58……型底部の上外縁、60……磁石、 62……空間、64……裏打ち条片縁部、 66……接着剤、68……遊離外縁部、 70……ポリエチレン条片、72……条片内縁部。
Claims (9)
- 【請求項1】成形時に、型内のウレタンフォーム等の表
面に埋め込まれ、かつ成形時に、フォーム材と相対する
外面を有する裏打ち条片と、半部をタッチ締結方式とし
た外面を有するファスナ条片とから成り、前記裏打ち条
片とファスナ条片とを、内面を向かい合せに外面を外向
きにして張り合せるとともに、前記裏打ち条片を型溝に
重ねて、前記ファスナ条片が、前記型溝に嵌入するよう
に構成されたファスナ材であって、フォーム形成液が溝
に侵入して前記ファスナ条片外面を汚染するのを防止す
るため、 (a)前記裏打ち条片が、前記ファスナ条片より幅広で
あるとともに、内面に前記ファスナ条片外面両側から露
出した条片部を形成するように配設され、また (b)1対のポリエチレン膜条片が、前記露出部分に沿
って配設され、前記ファスナ条片縁部の隣接線に沿っ
て、前記露出部分に取付けられるとともに、前記ファス
ナ条片外縁と、前記裏打ち条片外縁との間に延びて、前
記型と接触する前記ファスナ材両側に沿って、2個の離
脱ガスケット条片を形成して、前記溝へのフォーム形成
液の侵入を防止することにより、前記ファスナ材条片の
型入れ時に、前記ガスケット条片が、溝に隣接した前記
裏打ち条片と型との接触線に沿って、第1ガスケット対
を形成するようにしたことを特徴とするファスナ材。 - 【請求項2】ガスケット条片が、さらに、ファスナ条片
と溝側壁との当接線に沿って、第2ガスケット対を形成
することを特徴とする特許請求の範囲第(1)記に記載
のファスナ材。 - 【請求項3】条片対が、それぞれ、裏打ち条片外縁全体
にわたって延びていることを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項に記載のファスナ材。 - 【請求項4】膜条片が、前記ファスナ条片縁部の密接点
から、前記ファスナ条片縁と、前記裏打ち条片外縁との
中間点にかけて、前記裏打ち条片に締結されていること
を特徴とする特許請求の範囲第(2)項に記載のファス
ナ材。 - 【請求項5】膜条片が、磁気材粒子を含み、裏打ち材と
ガスケットとを溝の上外縁部に引きつけるようにした接
着材で、前記裏打ち条片に締結されていることを特徴と
する特許請求の範囲第(4)項に記載のファスナ材。 - 【請求項6】成形時に、型内のウレタンフォーム等の表
面に埋め込まれ、かつ成形時に、フォーム材と相対する
外面を有する裏打ち条片と、半部をタッチ締結方式とし
た外面を有するファスナ条片とから成り、前記裏打ち条
片とファスナ条片とを、内面を向かい合せに外面を外向
きにして張り合せるとともに、前記裏打ち条片を型溝に
重ねて、前記ファスナ条片が、前記型溝に嵌入するよう
に構成されたファスナ材であって、 フォーム形成液が、前記型溝に侵入して前記ファスナ条
片外面を汚染するのを防止するため、 (a)前記裏打ち条片が、前記ファスナ条片より幅広で
あるとともに、内面に、前記ファスナ条片外面両側から
露出した条片部を形成するように配設され、また (b)ポリエチレン膜条片が、前記露出条片部分に沿つ
て、前記ファスナ条片全体にわたって配設され、前記フ
ァスナ条片両縁部隣接線に沿って、前記露出条片部分に
取付けられるとともに、前記裏打ち条片の外縁間に延び
て、前記型と接触する前記ファスナ材両側に沿つて、離
脱ガスケット条片を形成して、前記溝へのフォーム形成
液の侵入を防止することにより、前記ファスナ材条片の
型入れ時に、前記ガスケット条片が、前記裏打ち材と前
記型溝との隣接線に沿って、1対のガスケットを形成す
るようにしたことを特徴とするファスナ材。 - 【請求項7】裏打ち条片外縁全体にわたって延びている
ことを特徴とする特許請求の範囲第(6)項に記載のフ
ァスナ材。 - 【請求項8】ファスナ条片両縁部密接点から、前記ファ
スナ条片縁部と前記裏打ち条片外縁との中間点にかけ
て、前記裏打ち条片に締結されていることを特徴とする
特許請求の範囲第(6)項に記載のファスナ材。 - 【請求項9】膜条片が、磁気材粒子を含み、裏打ち材と
ガスケットとを、型溝の上外縁に引きつけるようにした
接着材で、前記裏打ち条片に締結されていることを特徴
とする特許請求の範囲第(8)項に記載のファスナ材。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/910,494 US4726975A (en) | 1985-07-17 | 1986-09-23 | Method and apparatus for adapting separable fasteners for attachment to other objects |
US910494 | 1986-09-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6382601A JPS6382601A (ja) | 1988-04-13 |
JPH0738806B2 true JPH0738806B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=25428870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61290639A Expired - Fee Related JPH0738806B2 (ja) | 1986-09-23 | 1986-12-08 | フアスナ材 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738806B2 (ja) |
KR (1) | KR880003591A (ja) |
-
1986
- 1986-12-08 JP JP61290639A patent/JPH0738806B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1987
- 1987-07-02 KR KR1019870007021A patent/KR880003591A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6382601A (ja) | 1988-04-13 |
KR880003591A (ko) | 1988-05-28 |
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