JPH0738784Y2 - 共鳴防止流体制御弁 - Google Patents

共鳴防止流体制御弁

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JPH0738784Y2
JPH0738784Y2 JP12927489U JP12927489U JPH0738784Y2 JP H0738784 Y2 JPH0738784 Y2 JP H0738784Y2 JP 12927489 U JP12927489 U JP 12927489U JP 12927489 U JP12927489 U JP 12927489U JP H0738784 Y2 JPH0738784 Y2 JP H0738784Y2
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JP
Japan
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supply
valve
control valve
discharge
chamber
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JP12927489U
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史夫 長井
昇三 森田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両用ブレーキ等の共鳴を防止するよう
にした流体制御弁に関する。
〔従来の技術〕 従来の鉄道車両ブレーキ用の制御弁を第3図及び第4図
によって説明する。
1は制御弁で、その上部にバネ15によって下方へ付勢さ
れる供給弁6が設けられている。7は同供給弁6が着座
する制御弁1の供給弁座である。中央部に貫通する排気
通路10をもち、前記供給弁6に対向する上端部に供給弁
6に近づくにつれて拡大する漏斗状の形状を有し前記供
給弁6の下面に接離する環状部14をもつ給排弁8が制御
弁1内に上下方向に移動できるように配置されている。
同給排弁8の中間部は膜板9を介して制御弁1に取付け
られる。制御弁1内の供給弁6の周囲には供給空気溜圧
2が供給される第1室16、同制御弁1内の給排弁8の上
部の周囲にはブレーキシリンダに接続された第2室17、
制御弁1の第2室17の下方の制御弁1内には同第2室と
連通し膜板9の上側に形成された第3室18、膜板9の下
側の制御弁1内には指令圧力3が供給される第4室19、
及び制御弁1内の第3室19の下方には排気通路へ接続さ
れた第5室20がそれぞれ設けられ、給排気弁8の下端は
前記第5室へ位置している。なお21は、給排弁8を下方
へ付勢するバネである。
制御弁1には、前記のように、入力として供給空気溜圧
力2と指令圧力3とが、それぞれ第1室16と第4室19へ
接続されている。制御弁1の出力側には、ブレーキシリ
ンダ圧力4と排気5とが接続されている。指令圧力3が
制御弁1の膜板9の下方の第4室19へ入ると、この圧力
により膜板9と一体化された給排気弁8が上昇し、給排
弁8の先端の環状部14と供給弁6の下面が当たることに
より、第2室17のブレーキシリンダへの圧力4と第5室
20の排気5の通路を閉じる。更に給排弁8が第4室19へ
の指令圧力3によって上昇すると、供給弁6がバネ15に
抗して上昇し供給空気溜圧力2が供給される第1室16と
第2室17とが連通する。これによって供給空気溜圧力2
は制御弁1を経由してブレーキシリンダ圧力4へ出力さ
れる。一方制御弁1の中のブレーキシリンダ圧力4は第
2室17から膜板9の上側の第3室18へ入る。これによっ
て、ブレーキシリンダ圧力4が上昇すると、膜板9は押
し下げられ供給弁6が供給弁座7に着座する。すなわち
指令圧力3の圧力による上向きの力とブレーキシリンダ
圧力4の圧力による下向きの力が同一となるまで前記の
作動が行われ、所定のブレーキシリンダ圧力4が得られ
る。
また、指令圧力3が大気に排出されると、膜板9の上側
第3室18内のブレーキシリンダ圧力4によって給排弁8
は下降し、供給空気溜圧力2とブレーキシリンダ圧力4
間の通路は供給弁6の供給弁座7への着座によって閉じ
たのち、ブレーキシリンダ圧力4は第2室17、給排弁8
の排気通路10を経て第5室20へ連絡され、ブレーキシリ
ンダ圧力は排気通路10及び第5室20を経て排気5となっ
て大気に排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の制御弁において、第4図で制御弁の排気の流れを
示すと、ブレーキシリンダ圧力4は、給排弁8先端部の
側方の通路11から供給弁座7と給排弁8の間、及び供給
弁6と給排台8との間の通路12を経由して給排弁8の排
気通路10へ流れる。通路12は、ブレーキシリンダ圧力4
の減圧にともない給排弁8が上昇するため小さくなる。
この状態は笛の状態と似ており、給排弁8の先端部の環
状部14が振動して、その周波数と給排弁8の排気通路10
の長さによる周波数と一致するため共鳴音が発生する。
本考案は、前記の制御弁の給排気弁の共鳴音の発生を防
止しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の問題点を解決するため、バネにより弁
座に向かって付勢され、弁座への着座、離座によって流
体の供給と遮断を行なう供給弁、前記供給弁に対向する
先端部に供給弁に近づくにつれて拡大する漏斗状の環状
部を備え、前記供給弁に接離して前記供給弁の弁座への
着座、離座を制御する給排弁、及び前記給排弁を貫通す
る流体の排出通路を備えた流体制御弁において、前記給
排弁先端部の環状部の内面に周方向に突起を設けた。
〔作用〕
本考案の制御弁は、供給弁に対向する給排弁の先端部に
設けられ供給弁に近づくにつれて拡大する漏斗状の環状
部の内に面周方向に突起を設けているため、この突起が
セキを形成することとなり、給排弁と供給弁の弁座との
間を流れる流体に乱れが生ずる。このために給排弁を貫
通する排出通路を流れる流体によって前記環状部に生ず
る振動の周波数が従来の振動周波数と相違するようにな
り、給排弁の排出通路の長さによる周波数と共振しなく
なって共鳴音の発生が防止される。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図と第2図によって説明する。
本実施例は、第3図及び第4図に示す従来の鉄道車両ブ
レーキ用の制御弁の給排弁を以下説明するように改良し
たものであり、第1図及び第2図において、第3図及び
第4図におけると同一の部分は同一の符号を付し、その
説明を省略する。
本実施例においては、給排弁8の供給弁8の供給弁6の
下面に対向する先端部の漏斗状の環状部14の内側に周方
向に連続して突起13を設けた。
本実施例でシリンダ圧力4の排気時の流れは、前記した
ように、給排弁8先端部側方の通路11から供給弁座7と
給排弁8の間及び供給弁6と給排弁8の間の通路12を経
由して給排弁8の排気通路10へ流れる。通路12は、ブレ
ーキシリンダ圧力4の減圧に伴ない給排弁8が上昇する
ため小さくなる。制御弁1の給排弁8には、環状部14の
内面に突起13が設けられてセキを形成しているため、給
排弁8と供給弁座7間及び通路12を流れる規則的な流れ
が乱れるためこれによる環状部14の振動の周波数と供給
弁8の排気通路10の長さによる周波数とが一致しなくな
り共鳴音の発生を防止することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によると、供給弁に接離す
る給排弁先端部に設けられ供給弁に近づくにつれて拡大
する漏斗状の環状部の内面に周方向に突起を設けたこと
によって、制御弁の排気作用時の共鳴音の発生を防止
し、消音効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は考案の一実施例の給排弁先端部の環状部の縦断
面図、第2図は同実施例の供給弁下部と給排弁上部の部
分の縦断面図、第3図は従来の制御弁の縦断面図、第4
図は従来の供給弁下部と給排弁上部の部分の縦断面図で
ある。 1…制御弁,2…供給空気溜圧力,3…指令圧力,4…ブレー
キシリンダ圧力,5…排気,6…供給弁,7…供給弁座,8…給
排弁,9…膜板,10…排気通路,11,12…通路,13…突起,14
…環状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バネにより弁座に向かって付勢され、弁座
    への着座、離座によって流体の供給と遮断を行なう供給
    弁、前記供給弁に対向する先端部に供給弁に近づくにつ
    れて拡大する漏斗状の環状部を備え、前記供給弁に接離
    して前記供給弁の弁座への着座、離座を制御する給排
    弁、及び前記給排弁を貫通する流体の排出通路を備えた
    流体制御弁において、前記給排弁先端部の環状部の内面
    に周方向に突起を設けたことを特徴とする共鳴防止流体
    制御弁。
JP12927489U 1989-11-07 1989-11-07 共鳴防止流体制御弁 Expired - Lifetime JPH0738784Y2 (ja)

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JP12927489U JPH0738784Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 共鳴防止流体制御弁

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JP12927489U JPH0738784Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 共鳴防止流体制御弁

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Publication Number Publication Date
JPH0368688U JPH0368688U (ja) 1991-07-05
JPH0738784Y2 true JPH0738784Y2 (ja) 1995-09-06

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JP12927489U Expired - Lifetime JPH0738784Y2 (ja) 1989-11-07 1989-11-07 共鳴防止流体制御弁

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JP5029248B2 (ja) * 2007-09-21 2012-09-19 オイレス工業株式会社 回転式摩擦ダンパ

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JPH0368688U (ja) 1991-07-05

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