JPH0738619Y2 - プラグドアの制御装置 - Google Patents

プラグドアの制御装置

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JPH0738619Y2
JPH0738619Y2 JP1990010946U JP1094690U JPH0738619Y2 JP H0738619 Y2 JPH0738619 Y2 JP H0738619Y2 JP 1990010946 U JP1990010946 U JP 1990010946U JP 1094690 U JP1094690 U JP 1094690U JP H0738619 Y2 JPH0738619 Y2 JP H0738619Y2
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opening
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一玉 高橋
健司 川戸
修 赤松
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプラグドアの制御装置に係り、詳しくは、扉の
持ち出し引き込み方向への移動と開閉方向への移動とを
制御するための流体給排回路の構成に改良を加えたもの
である。
〔従来の技術〕
従来より、車両の開口部に対する扉の持ち出し引き込み
方向(車両内外方向)への移動と、これに交差する扉の
開閉方向(車両側壁に沿う方向)への移動との両動作に
より、当該扉を駆動するように構成したプラグドアは公
知のものであり、その実用化の試みとして、本出願人
は、先の実用新案登録出願(実願昭63−151564号)にお
いて、以下に示すようなプラグドアの構造及びその制御
装置を提案した。
即ち、このプラグドアの概略構造は、第4図に示すよう
に、当該車両の車両側壁1に形成された開口部2の上方
に備えられて扉3の持ち出し引き込み方向(同図a−b
方向)の移動を案内する第1ガイド機構4,4と、該第1
ガイド機構4,4に吊設されて扉3の開閉方向(同図c−
d方向)の移動を案内する第2ガイド機構5,5とを有す
る。前記第1ガイド機構4は夫々、車両上壁部の取付基
盤(不図示)に固定されて車両側壁1に対して45度の傾
斜角で配設されたガイド体4aと、該ガイド体4aにスライ
ド可能に保持された摺動体4bとからなり、また前記第2
ガイド機構5は、扉3と平行に且つ水平方向に延びるガ
イドレール5aと、該ガイドレール5aに沿って摺動可能に
保持された一対の摺動片5b,5bとからなる。そして、前
記第1ガイド機構4,4の摺動体4b,4bには、ブラケット6,
6を介して前記第2ガイド機構5のガイドレール5aが取
り付けられており、前記第2ガイド機構5の摺動片5b,5
bには、扉3の戸先部の上部に固設されたドアブラケッ
ト7が連結金具8を介して取り付けられている。更に、
前記第1ガイド機構4,4の直下方には、扉3と平行に且
つ水平方向に延びる開閉シリンダ9が保持ブラケット1
0,10を介して車両上壁部の取付基盤に固定支持され、こ
の開閉シリンダ9のピストンロッド9aの先端に取り付け
られた先端金具11には補助ガイドローラ12が支承されて
いると共に、この補助ガイドローラ12は、前記連結金具
8の一端部(右端部)に取り付けられた補助ガイドレー
ル13に前後方向(車両内外方向)に移動可能に挟持され
ている。また、前記一対の第1ガイド機構4,4間には、
車両側壁1に対して45度の傾斜角で配設された出入シリ
ンダ14が保持ブラケット15を介して車両上壁部の取付基
盤に固定支持されており、この出入シリンダ14のピスト
ンロッド14aの先端は、前記第2ガイド機構5のガイド
レール5aに連結されている。尚、同図において、斜線を
付した箇所は、車両上壁部の取付基盤への固定箇所を示
すものである。
一方、前記開閉シリンダ9及び出入シリンダ14を制御す
る制御装置つまり流体給排回路は、第5図乃至第7図に
示すように、開閉シリンダ3の開側ポート20に通じる第
1管路21及び閉側ポート22に通じる第2管路23と、流体
圧力源24に通じるメイン管路25と、前記第1,第2管路2
2,23を前記メイン管路25と大気開放部Exとに選択的に切
換接続する電磁弁26とを有し、前記第1管路21から分岐
した第1分岐管路27は出入シリンダ14の持ち出し側ポー
ト28に接続され、前記第2管路23から分岐した第2分岐
管路29は出入シリンダ14の引き込み側ポート30に接続さ
れ、更に前記第1分岐管路27の途中にはリミットバルブ
31が配置されている。このリミットバルブ31は、後述す
るように、扉3が持ち出し引き込み方向に移動している
間は連通位置をとり且つ扉3が開閉方向に移動している
間は遮断位置をとるものであり、第4図に実線で示す状
態においては、このリミットバルブ31の先端のローラプ
ランジャ31aが、前記連結金具8の他端部(左端部)に
取り付けられたリミット板32により押し縮められてい
る。
以上のような構成によれば、扉3の全閉時には、電磁弁
26が第5図に示す位置に切り換えられて第2管路23がメ
イン管路25に接続された状態となり、これに伴って開閉
シリンダ9及び出入シリンダ14の双方のピストンロッド
9a,14aは後退端位置で停止状態となり、従ってプラグド
アは第4図に実線で示す状態に維持される。一方、扉3
の開動時には、前記電磁弁26が第6図に示す位置に切り
換えられて第1管路21がメイン管路25に接続され、これ
に伴って開閉シリンダ9及び出入シリンダ14の双方のピ
ストンロッド9a,14aが図外の流量調整弁により各々の速
度を調整されながら突出動することにより、扉3及び第
2ガイド機構5が第1ガイド機構4,4により案内されて
第4図a方向に持ち出される。そして、出入シリンダ14
のピストンロッド14aが所定位置に達した時点つまり持
ち出し方向の移動端に達した時点で、扉3は第4図に符
号(イ)で示す状態となり且つ第2ガイド機構5は同図
に符号(ロ)で示す状態となる。この扉3の持ち出し移
動時においては、ガイドレール5aと連結金具8とが相対
移動しないことから、リミットバルブ31のローラプラン
ジャ31aはリミット板32により押し縮められた状態を維
持する。このように、扉3が持ち出し方向に所定寸法だ
け移動して当該方向の移動端に達した後は、開閉シリン
ダ9のピストンロッド9aのみが継続して突出動すること
により、第2ガイド機構5の摺動片5b,5b及び連結金具
8はガイドレール5aに沿って開方向に移動し、これに伴
って扉3も開方向(第4図c方向)に移動するが、この
時リミット板32はリミットバルブ13のローラプランジャ
31aから離反することになるので、このローラプランジ
ャ31aがバネ力により突出動し、リミットバルブ31は第
7図に示す状態に切り換えられて第1分岐管路27は閉鎖
状態となる。これにより、メイン管路25の圧力流体は第
1管路21から開閉シリンダ9の開側ポート20のみに供給
されることになり、従って出入シリンダ14のピストンロ
ッド14aは停止状態となって開閉シリンダ9のピストン
ロッド9aのみが突出動していき、その突出端に達した時
点つまり全開状態となった時点で、扉3は第4図に符号
(イ′)で示す状態となり且つ第2ガイド機構5は同図
に符号(ロ′)で示す状態となる。
一方、扉3の閉動時には、上記の全開状態から、先ず電
磁弁26が第7図に示す位置から他方の位置に切り換えら
れてメイン管路25の圧力流体は開閉シリンダ9の閉側ポ
ート22に供給されると同時に出入シリンダ14の引き込み
側ポート30にも供給されようとするが、この時点におい
ては第1分岐管路27のリミットバルブ31と出入シリンダ
14との間が閉鎖状態にあり而も出入シリンダ14のピスト
ン14bの受圧面積は持ち出し側ポート28側の方が引き込
み側ポート30側よりもピストンロッド14aの軸直角断面
積に相当する分だけ大きいことから、この出入シリンダ
14のピストンロッド14aは一応持ち出し位置に保持さ
れ、開閉シリンダ9のピストンロッド9aのみが後退動し
て扉3は閉方向(第4図d方向)に移動する。そして、
扉3が第4図に符号(イ)で示す位置に達した時点でリ
ミットバルブ31のローラプランジャ31aがリミット板32
により押し縮められて、このリミットバルブ31は第5図
に示す位置に切り換わり、これにより開閉シリンダ9及
び出入シリンダ14の双方のピストンロッド9a,14aが後退
動して、前記持ち出し時とは逆の動作によって扉3及び
第2ガイド機構5は引き込み方向(第4図b方向)に移
動し、その移動端に達した時点で扉3は再び全閉状態と
なる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記本出願人が提案したプラグドアの制
御装置によれば、扉3の第4図c−d方向に対する移動
時には、リミットバルブ31が第1分岐管路27を単に遮断
状態にするという手法により出入シリンダ14のピストン
ロッド14aを持ち出し位置に保持させる構成であり、特
に扉3の第4図d方向に対する閉動時には、上述のよう
に出入シリンダ14のピストン14bの持ち出し側ポート28
側と引き込み側30側との受圧面積の差によりピストンロ
ッド14aを持ち出し位置に保持させる構成であるため、
この持ち出し位置に扉3を保持させておくための保持力
が極めて弱く、何らかの外力が扉3に対して引き込み方
向に作用した場合には、扉3が車両側壁1に接触すると
いった不具合を招く。このような不具合は、扉3が持ち
出し位置に保持されている間における出入シリンダ14の
ピストンロッド14aとシリンダチューブとの間の摺動部
に生じる空気漏れや、ピストン14bとシリンダチューブ
との間の摺動部に生じる空気漏れ等によって一層助長さ
れる。尚、このような不具合を回避するには、出入シリ
ンダ14のピストンロッド14aの径を大きくして上述のピ
ストン14bの受圧面積の差を大きくすればよいのである
が、このような単純な手段によれば、出入シリンダ14の
大型化やコスト高等の新たな問題を生ずるばかりでな
く、扉3を持ち出し位置に確実に保持させるに充分な保
持力を得ることは極めて困難なことである。
更に、停電時等の不測事態発生持に手動で扉3を開閉動
させる場合には、流体圧力源24と電磁弁26との間に設け
られた三方コック(不図示)を操作することにより第1
管路21及び第2管路23の双方を大気開放状態として手動
操作により出入シリンダ14及び開閉シリンダ9のピスト
ンロッド14a,9aを出退動させねばならないことになる
が、この場合には、扉3の第4図c−d方向への移動時
に出入シリンダ14のピストン14bの持ち出し側ポート28
側と引き込み側ポート30側とが双方共に大気圧状態とな
るため、扉3を持ち出し位置に付勢するための流体圧力
が存在せず、扉3に引き込み方向への極めて小さな外力
が作用するだけでも扉3が不安定な状態となってガタツ
キ等が生じ、上記と同様に車両側壁1に接触するといっ
た不具合を招く。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧力
流体の給排動作により扉を自動的に開閉駆動させる場合
のみならず手動により扉を開閉動させる場合において
も、扉と車両側壁との接触をより確実に防止し得るプラ
グドアの制御装置を提供することを技術的課題としてな
されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を達成するための具体的手段とするとこ
ろは、車両の開口部に対して扉を持ち出し引き込み方向
に移動させる出入シリンダと、扉を持ち出し引き込み方
向に対して交差する開閉方向に移動させる開閉シリンダ
と、この開閉シリンダの開側ポートに通じる第1管路及
び閉側ポートに通じる第2管路と、これら第1,第2管路
を流体圧力源に選択的に切換接続する電磁弁と、前記出
入シリンダの持ち出し側ポートに前記第1管路から分岐
して接続される第1分岐管路及び引き込み側ポートに前
記第2管路から分岐して接続される第2分岐管路とを備
えたプラグドアの制御装置において、前記第1分岐管路
及び第2分岐管路の途中に、扉が前記持ち出し引き込み
方向の移動経路に位置している間は第1分岐管路及び第
2分岐管路を連通状態とし、扉が前記開閉方向の移動経
路に位置している間は第1分岐管路を前記第1管路方向
に対してのみ遮断状態とし且つ第2分岐管路を前記出入
シリンダの引き込み側ポート方向に対してのみ遮断状態
とする弁装置を設けたところにある。
〔作用〕
上記手段によると、扉が持ち出し引き込み方向の移動経
路に位置している間は、弁装置の動作により第1,第2分
岐管路が双方共に連通状態となるので、この第1,第2分
岐管路が夫々通じている第1,第2管路を電磁弁の動作に
より適宜流体圧力源に選択的に切換接続させることによ
り圧力流体が前記双方の分岐管路に適宜給排されて、扉
の持ち出し方向移動と引き込み方向移動とが従来と同様
に良好に行われる。
一方、扉が開閉方向の移動経路に位置している間は、前
記弁装置の動作により、第1分岐管路が第1管路方向に
対してのみ遮断状態となり、且つ第2分岐管路が出入シ
リンダの引き込み側ポート方向に対してのみ遮断状態と
なる。従って、扉の開方向への移動時には、電磁弁が第
1管路を流体圧力源に接続させ且つ第2管路を大気開放
状態とすることにより(従来と同様)、流体圧力源から
の圧力流体は、第1管路方向とは逆方向である出入シリ
ンダ14の持ち出し側ポート方向に対して連通状態となっ
ている第1分岐管路を通過して前記持ち出し側ポートに
供給されると同時に、出入シリンダの引き込み側ポート
は第2分岐管路を介して電磁弁の大気開放部方向に対し
てのみ連通状態となり、これにより、出入シリンダのピ
ストンロッド(扉)は持ち出し位置に確実に付勢保持さ
れる。これに対して、扉の閉方向への移動時には、電磁
弁が第1管路を大気開放状態とし且つ第2管路を流体圧
力源に接続させることになるが(従来と同様)、第1分
岐管路は第1管路方向に対して遮断状態であるから出入
シリンダの持ち出し側ポートから第1分岐管路を介して
第1管路方向に圧力流体が排出するといった事態が阻止
され、而も、第2分岐管路が出入シリンダの引き込み側
ポート方向に対して遮断状態であるから流体圧力源から
第2管路及び第2分岐管路を介して出入シリンダの引き
込み側ポートに圧力流体が流入するといった事態が阻止
される。加えて、この第2分岐管路が出入シリンダの引
き込み側ポート方向に対して遮断状態であることから、
出入シリンダのピストンロッド(扉)に引き込み方向へ
の外力が作用してこのピストンロッドが引き込み方向に
移動しようとしても、出入シリンダの持ち出し側ポート
付近は圧縮により増圧し、かつ、引き込み側ポート付近
にはピストンロッドの移動に伴う容積拡大に起因して負
圧が発生することになるので、前記外力が比較的大きな
ものであってもこの負圧に抗してまでもピストンロッド
(扉)を引き込み方向に移動させることはできず、これ
により、扉と車両側壁との接触は効果的に回避されるこ
ととなる。そして、上記のように電磁弁の切換作動に伴
う圧力流体の給排動作によって扉が自動的に開閉駆動さ
れる場合のみならず、第1,第2管路が双方共に大気開放
状態とされて扉が手動により開閉動される場合において
も同様にして、上述の増圧及び負圧発生に伴う扉の引き
込み方向への移動阻止が行われることは自明の理であ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づいて説
明する。
尚、前述の第5図乃至第7図に示す従来例と共通の構成
要件については同一符号を付してその説明を省略すると
共に、本実施例に係るプラグドアの構造は前述の第4図
に示す従来例と同一であるので、以下の説明において
は、この第4図を必要に応じて参酌することとする。
第1図乃至第3図に示すように、本考案に係るプラグド
アの制御装置が前述の従来例と異なる点は、第1分岐管
路27及び第2分岐管路29の途中に、二位置四ポート型の
リミットバルブ31を設置し、このリミットバルブ31の動
作により、扉3が持ち出し引き込み方向の移動経路に位
置している間は第1,2図に示すように第1分岐管路27及
び第2分岐管路29を双方共に連通状態とし、扉3が開閉
方向の移動経路に位置している間は第3図に示すように
第1分岐管路27を第1管路21方向に対してのみ遮断状態
とし且つ第2分岐管路92を出入シリンダ14の引き込み側
ポート30方向に対してのみ遮断するように構成したとこ
ろにある。そして、前記リミットバルブ31は、一方の位
置に相互流通可能な二本の内部通路40,41を備えると共
に他方の位置に方向性が相異なる二個の逆止弁42,43を
備えたものであり、その位置が切り換わることにより第
1,第2分岐管路27,29の通路状態を上述のように変化さ
せるものである。尚、本実施例は、弁装置とし、プラグ
ドアの機械的動作によってその位置が切り換わる二位置
四ポート型のリミットバルブ31を用いているが、これと
同様の作用を行い得る弁装置であれば他の公知技術をも
って代用してもよい。
このような構成によれば、扉3の全閉時にはリミットバ
ルブ31が第1図に示す位置をとることにより第1,第2分
岐管路27,29が当該リミットバルブ31の二本の内部通路4
0,41を介して連通状態となり且つ電磁弁26も第1図に示
す位置をとることにより、前述の第5図に示す通路状態
と実質的に同一となる。また、扉3の持ち出し方向への
移動時には電磁弁26のみの位置が切り換えられて第2図
に示す状態となり、この場合にも前述の第6図に示す通
路状態と実質的に同一となる。
しかして、扉3が第4図に符号(イ)で示す状態から符
号(イ′)で示す状態となるまで開方向に移動する間に
おいては、リミットバルブ31の位置が切り換えられて第
3図に示す状態となるが、この状態の下においては、流
体圧力源24から第1管路21を経て第1分岐管路27に至っ
た圧力空気はリミットバルブ31の一方の逆止弁42を通過
して出入シリンダ14の持ち出し側ポート28に供給される
と同時に、出入シリンダ14の引き込み側ポート30はリミ
ットバルブ31の他方の逆止弁43を介して電磁弁26の大気
開放部Ex方向に対して連通状態となり、これにより、出
入シリンダ14のピストンロッド14aは持ち出し位置に確
実に付勢保持された状態となる。これに対して、扉3が
第4図に符号(イ′)で示す状態から符号(イ)で示す
状態となるまで閉方向に移動する間においては、電磁弁
26のみが第3図に示す状態から他方の位置に切り換わ
り、出入シリンダ14の持ち出し側ポート28から電磁弁26
の大気開放部Exに向かう圧力流体の逆流がリミットバル
ブ31の一方の逆止弁42により阻止され、且つ、流体圧力
源24から出入シリンダ14の引き込み側ポート30に向かう
圧力流体の流出はリミットバルブ31の他方の逆止弁43に
より阻止される。これに加えて、この状態の下では、第
1分岐管路29が前記他方の逆止弁43により出入シリンダ
14の引き込み側ポート30方向に対して遮断状態とされて
いることから、出入シリンダ14のピストンロッド14aを
引き込み方向に移動させようとしても、持ち出し側ポー
ト28付近が圧縮により増圧となり、かつ、引き込み側ポ
ート30付近が負圧状態となることにより、この引き込み
方向への移動が阻止されることとなる。
尚、扉3が開閉方向の移動経路における閉方向端に達し
た後は、電磁弁26及びリミットバルブ31が第1図に示す
状態となり、従来と同様にして扉3が引き込み方向に移
動する。
更に、停電時等において手動で扉3を開閉動する場合に
は、電磁弁26が第1図に示す位置をとり且つ流体圧力源
24と電磁弁26との間に設けられた三方コック(不図示)
が操作されることにより第1管路21及び第2管路23が双
方共に大気開放状態となるが、この場合にも、扉3が持
ち出し引き込み方向の移動経路に位置している間は第1,
第2分岐管路27,29がリミットバルブ31の二本の内部通
路40,41を介して挿通状態となり、扉3が開閉方向の移
動経路に位置している間は第1,第2分岐管路27,29がリ
ミットバルブ31の二個の逆止弁42,43により上記と同様
に相反する方向に対してのみ遮断状態となる。そして、
この場合には、扉3が開閉方向の移動経路に位置してい
る間は、持ち出された状態にある出入シリンダ14内のピ
ストン14bの持ち出し側ポート28側の空間が体気圧状態
となっているが、この場合にも、出入シリンダ14のピス
トンロッド14aが引き込み方向に移動しようとすれば、
出入シリンダ14の持ち出し側ポート28付近が圧縮により
増圧となり、かつ、引き込み側ポート30付近が負圧状態
になるので、このピストンロッド14aひいては扉3の引
き込み方向への移動が好適に阻止されることとなる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係るプラグドアの制御装置によれ
ば、弁装置の動作により、扉が持ち出し引き込み方向の
移動経路に位置している間は第1分岐管路及び第2分岐
管路が双方共に連通状態とされて、当該方向に対する扉
の移動が従来と同様に良好に行われると共に、扉が開閉
方向の移動経路に位置している間は、前記弁装置の動作
により、第1分岐管路が第1管路方向に対してのみ遮断
状態となり且つ第2分岐管路が出入シリンダの引き込み
側ポート方向に対してのみ遮断状態となるので、この扉
の開閉方向に対する移動時に何らかの引き込み方向への
外力が当該扉に作用しても、出入シリンダの持ち出し側
ポート付近か増圧状態となり、かつ、引き込み側ポート
付近が負圧状態となることにより、扉の引き込み方向へ
の移動が阻止され、扉と車両側壁との接触が防止される
という利点が得られる。更に、本考案によれば、圧力流
体の給排動作に伴う扉の自動開閉のみならず、停電時等
に手動により扉を開閉動させる場合においても、扉と車
両側壁との接触が回避され、円滑且つ迅速な扉開閉動作
を行えるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は夫々本考案の実施例を示すプラグド
アの制御装置の概略構成図である。 また、第4図は従来のプラグドアの構造を示す概略平面
図、第5図乃至第7図は夫々従来のプラグドアの制御装
置を示す概略構成図である。 1……車両(車両側壁) 2……開口部 3……扉 9……開閉シリンダ 14……出入シリンダ 20……開側ポート 21……第1管路 22……閉側ポート 23……第2管路 24……流体圧力源 26……電磁弁 27……第1分岐管路 28……持ち出し側ポート 29……第2分岐管路 30……引き込み側ポート 31……弁装置(リミットバルブ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の開口部に対して扉を持ち出し引き込
    み方向に移動させる出入シリンダと、扉を持ち出し引き
    込み方向に対して交差する開閉方向に移動させる開閉シ
    リンダと、この開閉シリンダの開側ポートに通じる第1
    管路及び閉側ポートに通じる第2管路と、これら第1,第
    2管路を流体圧力源に選択的に切換接続する電磁弁と、
    前記出入シリンダの持ち出し側ポートに前記第1管路か
    ら分岐して接続される第1分岐管路及び引き込み側ポー
    トに前記第2管路から分岐して接続される第2分岐管路
    とを備えたプラグドアの制御装置において、 前記第1分岐管路及び第2分岐管路の途中に、扉が前記
    持ち出し引き込み方向の移動経路に位置している間は第
    1分岐管路及び第2分岐管路を連通状態とし、扉が前記
    開閉方向の移動経路に位置している間は第1分岐管路を
    前記第1管路方向に対してのみ遮断状態とし且つ第2分
    岐管路を前記出入シリンダの引き込み側ポート方向に対
    してのみ遮断状態とする弁装置を設けたことを特徴とす
    るプラグドアの制御装置。
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